【2024最新】玄関用空気清浄機おすすめ15選｜花粉のため玄関に置く空気清浄機

普段、誰もが当たり前のように出入りしている玄関ですが、実際には出入りしているのは人間だけではありません。目には見えませんが、花粉・排気ガス・ウイルスなども、人間の出入りとともに玄関から室内へと入り込んでいます。

花粉症に悩まされている方の多くは、意外と玄関での花粉対策を見落としがちです。また玄関はイヤな臭いが溜まりやすい場所でもあります。自分の家のイヤな臭いは気付きにくいものですが、家を訪れた他人からは気付かれやすい厄介な性質を持っています。

そんな玄関で強い味方になるのが、除菌・消臭を行う空気清浄機です。今回は、玄関用空気清浄機の置き方・選び方・玄関に置きやすい小型やコードレスなどの空気清浄機おすすめ商品を紹介します。室内の花粉対策についても解説するので、現在は花粉症でない方もぜひ参考にしてください。

家の中に花粉が侵入しやすい場所として、玄関と窓が挙げられます。換気のために窓を開けている場合は、窓から花粉が入り込む場合もあります。しかし、室内に花粉が入りやすい原因となるのは窓よりも玄関です。

玄関は窓のように1日中閉め切れないため、ドアを開けるたびに室内へ花粉が侵入します。さらに外出すると洋服や体に花粉が付着し、そのまま帰宅すると花粉を室内にまき散らします。そのため、花粉が最も入り込みやすい玄関にこそ、空気清浄機を置いて花粉を除去しましょう。

玄関は特有の臭いを発しやすい場所でもあります。特に気になる臭いを発するのが靴で、思春期の子供の靴などは想像しやすいですね。他にもタバコやペット、さらには調理中に生じた油・カビなどの臭いも、玄関や部屋に溜まりやすいです。

また、玄関に芳香剤を置いている方もいると思いますが、他の臭いと混ざるとより不快な臭いになる可能性が高いです。さらに自分が住んでいる家の臭いは気付きにくいため、知らないうちに来客した方へ不快感を与えている場合もあります。空気清浄機を玄関に置いておけば、慢性的に漂っている臭いを取り除けます。

空気清浄機を玄関に設置する時のポイントは次の通りです。

• 壁から一定の距離を確保する
• 空気を循環させやすい位置に設置する

まず壁から一定の距離を確保した場所に空気清浄機を設置しましょう。これは他の電化製品にも言えますが、壁に密着させると稼働時に発する熱を逃がしにくくなります。

また玄関の隅や、家具と壁の間にあるすき間などに設置するのもおすすめできません。なぜなら空気の循環を拒んでしまうと、きれいな空気をスムーズに排出できないからです。

空気清浄機には「ファン式」と「電気式」の2種類の集塵方式があります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、目的に合ったものはどちらなのか参考にしてください。

家庭用の空気清浄機として最も一般的なタイプがファン式です。ファンで空気を集めフィルターで花粉・ホコリ・ゴミなどを除去し、浄化させます。中には運転音が大きいものもあるので、気になる方は静音モード搭載の機種を選びましょう。

ファン式は多くのメーカーが手掛けており、製品の種類が非常に豊富です。さらに比較的リーズナブルな価格で販売されているので、自分に最適な空気清浄機を見つけやすいメリットがあります。

静電気で汚れを除去する電気式はフィルターが詰まりにくいため、集塵効果を長時間持続できるのが特徴です。また、臭いの成分を電気分解する性質も持っており、臭い対策としても優れた性能があります。

さらにファン式と比べ稼働音が小さく、騒音が気になりません。一方で価格面はファン式よりも高めですが、その分高性能で長く使い続けられます。空気清浄機を複数設置したい時は、部屋の環境を考慮してファン式と電気式を使い分けるのがおすすめです。

空気清浄機を選ぶ時には、室内の面積に適した洗浄能力かが最も重要です。そのため、購入時には「適用床面積」の項目を確認しましょう。適用床面積の数値が大きいタイプほど、空気の清浄時間が短くなります。

空気を早く洗浄したいのなら、適用床面積がより大きい機種を選びましょう。

空気清浄機は毎日稼働させるのが基本なので、フィルターに汚れが溜まりがちです。汚れが多いと詰まりやすくなり、さらに雑菌が発生する原因にもなります。そのため、フィルターは定期的なメンテナンスが欠かせません。

手入れに手間がかかると面倒に感じるので、フィルターに付いた汚れを掃除機で吸えるものといった、手入れしやすい空気清浄機がおすすめです。またフィルターの交換時期の目安も確認しましょう。

空気清浄機に加湿機能が付いたものであれば、部屋を加湿して空気中に舞っている花粉を落とし、さらに落ちる花粉を集塵フィルターでしっかり捕集します。

加湿機能付きであれば、空気清浄機と加湿器を別々に購入する必要がないので、コストを抑えられる点も魅力です。また冬などの乾燥する時期は、部屋の湿度を適度に保ちながら空気をきれいにできます。

空気清浄機はサイズが大きいものほど効果も大きくなりますが、玄関はそれほど広いスペースではないため、大型だと邪魔になります。そのため、コンパクトな空気清浄機を選びましょう。コンパクトでもハイパワーで、清浄能力・集塵力に優れたタイプが多いです。

中にはイオンパワーでカビを抑制するものや、肌のフェイスケア効果が期待できるタイプなどもあります。たとえ小型でも、空気清浄機を設置しない場合とは比べものにならないほど、快適な空間を作ってくれます。

空気清浄機はさまざまなメーカーから発売されています。機能に大きな差がない場合は、どれがいいのか迷ってしまいますよね。その場合は、家にある他の家電と揃えたり、好きなメーカーを検討してみましょう。ここでは2つのおすすめメーカーを紹介します。

生活用品や家電製品を扱っているアイリスオーヤマには、豊富な種類の空気清浄機がラインナップされています。空気清浄に特化したスタンダードモデルと、空気清浄機能に加湿機能が付いたモデルの2種類展開で選びやすいですね。

スタンダードモデルには、持ち運びしやすい小型サイズのモデルや、PM2.5対応モデル、さらに液晶パネル付きでPM2.5濃度やハウスダスト濃度が表示できる多機能の商品もあります。玄関に置くには、小型モデルがおすすめです。空気の状態をランプの色で表したり、フィルター交換時期を知らせてくれるモデルもありますよ。

大手電機メーカーのシャープの空気清浄機は、シャープ独自技術のプラズマクラスターが搭載されているのが特徴です。基本機能の空気清浄だけでなく、プラズマクラスターによって、浮遊菌・浮遊ウイルス・浮遊花粉のアレル物質の作用を抑える効果があります。

プラズマクラスター濃度が高く加湿機能や除加湿機能などが付いたハイクラス製品から、コンパクトなサイズでいろいろな場所で活躍する製品まで種類は豊富です。玄関はスペースがあれば大きな置き型、目立たせたくなければコンパクトサイズを選ぶのがおすすめです。

空気清浄機には電球のように天井に埋め込むタイプもあり、もちろん玄関の天井に取り付けも可能です。手が届かない場所に設置できるため、赤ちゃんやペットが誤ってぶつかる心配などがありません。

また人感センサーを搭載しており、人がいる時は標準運転を行い、人がいない時には強運転で除菌・消臭を行います。これにより玄関特有の気になる臭いがしっかり取れ、さらに臭いの元となる「臭い原因菌」を除去できます。

空気清浄機にとって、フィルターは非常に重要な役割を持っています。フィルターにはプレフィルター・集塵フィルター・脱臭フィルターなど種類があります。空気清浄機のタイプにより組み合わせもさまざまです。

さらに、フィルターによって洗浄方法や手入れをする頻度の目安も異なります。手入れの仕方を誤ると空気の汚れを除去できなかったりイヤな臭いを発したり、また故障の原因にも繋がります。中には水洗いや強い洗剤での手入れが不可のタイプがあるので、取扱説明書をよく読んで適切な洗い方を守りましょう。

メーカーによっては「フィルター10年交換不要」と謳っているものがありますが、これは洗浄不要の意味ではありません。定期的にメンテナンスを行わなければ、フィルターは長持ちしません。

またフィルター10年交換不要となっていても、使用状況や環境次第では2～3年で交換が必要になるケースも少なくありません。たとえばホコリや汚れが多い場所で長期間使い続けると、フィルターの交換時期の目安よりも早い段階で劣化します。

玄関に空気清浄機を置くのは、風水的にもいいと考えられています。空気清浄機と風水の関係を簡単にまとめると、下表のとおりです。

なお、鬼門に空気清浄機を置くと負のパワーを溜め込む可能性があるため、避けるようにしましょう。

衣服に付着して家の中に持ち込まれる花粉は「1時間換気して窓から入る花粉の6倍以上」とも言われています。そのため帰宅したら、玄関に入る前に衣服・カバンなどに付着した花粉を手ではらう必要があります。

それでも花粉を完全にははらい落とせませんが、室内に入り込む量をある程度は抑えられるはずです。また帰宅したらすぐに着替えたり、お風呂に入ったりといった対策も有効ですので、花粉でお悩みの方はお試しください。

花粉が多い季節に洗濯物を干していると、花粉は容赦なく衣類に付着します。その状態で洗濯物を取り込むと、室内に花粉が侵入します。洗濯物の花粉を払ってから取り込む方法も有効ですが、これだけでは不十分になりがちです。そのため、花粉の季節はできるだけ部屋干しをしましょう。

換気は玄関以外に花粉が侵入しやすいルートですが、どうしても換気が必要な場面は出てきます。そのような場合は、花粉の飛散量が少ない朝晩の時間帯を選び、カーテンを閉め花粉をブロックして換気しましょう。

また、花粉が少ない雨の日・湿度が高い日・風が吹かない日であれば、昼間に換気しても花粉の侵入を最小限に抑えられます。

花粉対策として玄関に設置すると重宝する空気清浄機ですが、衣服にはウイルスやホコリも付着しやすいです。そこで玄関に空気清浄機を置けば、外部からの花粉やウイルス、玄関内の気になる臭いも除去してくれます。よって、玄関にこそ強力な空気清浄機を置きましょう。