洗濯機の排水トラップの役割や掃除法を解説|おすすめ商品もご紹介

洗濯機を清潔に保つために大切な役割を果たしている排水トラップ。排水トラップは定期的に掃除をしないと、においや水漏れの原因になります。今回は排水トラップの構造と仕組みや正しい取付方・外し方を解説しました。また種類や価格も紹介していますので購入の際の参考にしてください。

2021/10/21 更新

「洗濯したのに衣服が臭い…」「最近部屋に害虫が出るようになった…」などのお悩みはありませんか。もしもそのようなことでお困りであれば、洗濯機の排水トラップに原因があるかもしれません。

 

排水トラップとは、洗濯機の排水ホースと自宅の排水管を繋ぐ部品です。一見とても地味な部品なので、名前を知らない方やこれまで意識したことのない方も多いかもしれません。 排水トラップは洗濯機を清潔に保つ上で非常に重要な役割を果たしており、この排水トラップが正常に機能しなくなるとさまざまな問題の原因となります。

 

この記事では排水トラップの役割、取り付けや取り外しの手順や掃除方法、さらにはおすすめの排水トラップなどをご紹介します。洗濯機に関するお悩みをお持ちの方や、排水トラップの購入を検討中の方はぜひ参考にしてください。

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重要な役割を果たしている排水トラップですが、どのようなものかご存じですか?まずは排水トラップについて詳しく解説します。

排水トラップの役割

排水トラップには大きく分けて2つの役割があります。

排水の臭いが部屋に侵入するのを防ぐ

排水トラップが果たす役割の1つ目は臭いの防止です。排水管と排水ホースの間にトラップを設けることで、トラップに溜まった水が壁の役割を果たし、排水の不快な臭気がホースを経由して洗濯機の中に入ってくることを防ぎます。つまり、「洗濯機や洗濯物が臭い」と感じる場合は洗濯トラップが正常に機能していない状態です。

排水口から害虫が入ってくるのを防ぐ

排水トラップが果たす役割の2つ目は、害虫の侵入防止です。下水道はネズミやゴキブリの住みかであるため、トラップを設置せずに排水管と洗濯機を直接つないでしまうと、害虫の室内への侵入を許してしまうことになります。排水トラップに溜まった水は、排水の臭いだけでなくこういった害虫が部屋に入ってくることも防ぐ役目を果たしています。

排水トラップの構造と仕組み

排水管から臭いや害虫が室内に侵入するのを防ぐための重要な部品である洗濯トラップは、非常にシンプルな構造です。洗濯機の排水ホースとトラップをつなげる部分をエルボ、排水管側に設置する部分はワンと呼ばれます。

 

このワンが折り返したような構造となっているため、常に一定量の洗濯排水がワンの中に溜まり、一定量以上溜まった排水は排水管へと溢れ出す仕組みになっています。シンプルな仕組みが洗濯機を清潔に保っているのです。

排水トラップがない場合もある?

洗濯機や室内を清潔に保つために欠かせない洗濯トラップですが、賃貸住宅によっては洗濯機の排水ホースを直接排水管につなげている物件もあるようです。このような状態は悪臭や害虫発生の原因となるため、住宅選びの際は必ず洗濯機にトラップが設置されているか確認しましょう。

排水トラップは適切に設置する必要があります。排水トラップを取り付ける手順や取り外し方法を解説するので参考にしてください。

排水トラップを取り付ける手順

洗濯トラップがあらかじめ設置されていない場合は、簡単なDIYでトラップを設置できます。まずは通販ショップなどで販売されている洗濯トラップ一式を用意します。この際、自宅の排水溝のサイズに合ったトラップを選ぶことが重要です。
 
排水管の内側とトラップ本体の枠に専用の接着剤を塗ってはめ込み、付属のネジで床に固定します。しっかりと固定した枠にエルボをはめてロックナットを締め、洗濯機の排水ホースをつなげれば取り付け完了です。

排水トラップの取り外し方

排水トラップを取り外す際は事前の準備や手順が大切です。以下の2つのポイントを押さえておきましょう。

取り外す手順

排水トラップを取り外す場合は、まず洗濯機の電源がOFFになっていることを確認してコンセントとアースを外しましょう。排水ホースを外す前に、ホース内の水がこぼれ出ないように洗濯機の蛇口をしっかりと閉めることも忘れないようにしてください。それでもトラップを外す際は排水が出てくるため、バケツや雑巾を用意しておくといいです。

うまく取り外せない場合は

排水トラップが上手に取り外せない場合は、無理に取り外そうとしないことが大切です。そもそも取り外しができないタイプのトラップもあるので、ご自身のトラップは取り外しが可能であることを確認しましょう。その上で、排水ホースと排水管それぞれとの接合部分の汚れをよく落とし、無理のない範囲で工具を使いながら外してください。

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排水トラップに関するよくあるトラブルと対処法を紹介します。トラブルが起きてもあわてずに適切に対応しましょう。

虫や臭いが湧く

洗濯トラップを設置しているにもかかわらず害虫や臭気が発生するという場合は、排水トラップ内に水が溜まっていないことが原因かもしれません。
 
 
何度か水を流しても臭気が止まない場合は、トラップ本体の破損が原因で水が溜まらなくなってしまっている可能性が高いです。こうなると自力で修復することは非常に困難で、無理に修理しようとするとさらに故障させてしまう恐れがあります。無理をせずに水漏れ修理業者に修復を依頼しましょう。

汚れがたまる

洗濯物の悪臭の原因には、他にも排水口に汚れが溜まっていることも挙げられます。洗濯する衣服に付着したホコリや髪の毛などのゴミは、排水時に排水ホース内や洗濯トラップ内に溜まります。
 
 
このゴミが溜まり過ぎると正常な排水の妨げとなって悪臭の原因になり、さらに酷い場合は水詰まりの原因にもなります。排水トラップのこまめな掃除はもちろん、衣服の表面についたホコリや髪の毛を洗濯前に取り除いておくことが大切です。

水漏れ・あふれる・逆流する

排水ホースや排水トラップに汚れが溜まると水詰まりが起き、それが悪化すると奥の排水管まで水が詰まり、洗濯機が水漏れを起こす恐れがあります。
 
 
排水が逆流して汚水で部屋が水浸し、という悲惨な状況になる可能性があります。また最悪の場合は排水トラップの掃除や取り替えでは対処できずに排水管の取り替えが必要になることもあります。排水管の取り替え工事には高額な費用がかかるため、自分でできる範囲のメンテナンスを日頃から心がけましょう。

排水トラップの正しい掃除方法と汚れ防止対策を知って、常に清潔な状態にしておきましょう。

掃除方法

排水トラップを清潔に保つためには、日頃のお手入れが欠かせません。掃除の手順を紹介しますので参考にしてください。

準備しておくべきもの

日頃から排水トラップを清潔に保つことの重要性が分かったところで、次は排水トラップの掃除の仕方を押さえましょう。まずは掃除に必要な道具として、雑巾(使用後に捨てても構わないもの)・バケツ・中性洗剤・スポンジを用意します。手を汚したくない場合は、ゴム手袋やドライバーも準備しましょう。

掃除の手順

排水口周りを掃除する際は、まず上記で説明した手順に従って排水トラップを取り外してください。トラップを外したら、その下の格子状のフタとその奥の封水筒を取り出します。取り出した全てのパーツを、スポンジと中性洗剤を使って丁寧に洗います。
 
スポンジで取れない汚れは、使わなくなった歯ブラシを使うときれいに落とすことができます。全てのパーツを洗い終わったら、カビが生えないようによく乾かした上で元通りに取り付けます。

汚れを防止するには

そもそも汚れをつけないためにできることが2つあります。掃除の手間を減らすためにも心がけておきましょう。

洗濯する際に風呂の残り湯を使わない

定期的に汚れを掃除するのも大切ですが、排水口に汚れが溜まらないように工夫することも重要です。簡単にできる汚れ防止法として、お風呂の残り湯を洗濯水に使わないという方法があります。
 
お風呂の残り湯を洗濯水に活用するのは節水としては効果的ですが、人が浸かった後の残り湯には垢や皮脂が多く含まれるため、汚れとなって排水口に付着して水詰まりや臭気の原因となります。節水も大事ですが、洗濯水には新しい水を使いましょう。

洗濯槽を定期的に掃除する

排水トラップの掃除も大事ですが、それ以上に洗濯槽を定期的に掃除することが効果的です。なぜなら、洗濯槽に付着したゴミが洗濯水と一緒に排水されることが排水トラップの汚れの原因となるためです。
 
洗濯槽の掃除に使用する漂白剤には塩素系と酸素系があり、そこまで強く洗浄しない場合は酸素系漂白剤で十分に汚れを落とせます。長い間洗濯槽を掃除しておらず、一度ごっそりと汚れを落としたい時には洗浄力の強い塩素系漂白剤を使うと効果的です。
洗濯機を清潔に保つために必要な排水トラップは、本来であれば賃貸住宅であっても排水口に設置されている部品です。しかし、前の住人が排水トラップを持って退去したり、引越し業者が誤って排水トラップごと洗濯機を外したりなどの理由から、入居時に排水トラップがついていない物件もあるようです。
 
場合によっては、新しい入居者が自費で排水トラップを購入しなければならない場合もあるので、内覧の際には必ず洗濯機の排水トラップがあることを確認しましょう。

排水トラップを実際に購入するとき、何を基準に選べばいいか紹介します。自分に合った排水トラップを購入するために参考にしてください。

自宅の排水管のサイズに合った種類を選ぶ

もしも自分で排水トラップを購入しなければならなくなった場合は、必ず自宅の排水管のサイズを確認の上、そのサイズに合う排水トラップを選ぶようにしましょう。
 
排水管内部の塩ビ管は50ミリ、65ミリなどのサイズがあり、各サイズに適した排水トラップが販売されています。塩ビ管には、肉厚なVP管と肉薄なVU管の2種類がありますが、排水トラップを購入するとVP管とVU管それぞれにサイズを調節するためのソケットという部品がついてくるため、自宅の塩ビ管の種類に合わせて調整してください。

通販サイトでの排水トラップの価格相場

排水トラップの価格相場は、商品やメーカーによって多少のばらつきはあるものの、おおよそ1,000円〜3,000円の価格帯に集中しています。安いものは、エルボの部分だけの単体であれば1,000円以下で販売されているサイトもあります。
 
3,000円以上の比較的効果な排水トラップは、トラップの外側が透明で内部の状態を一目で確認できるという便利な機能がついているものが多いです。特にこだわりがない場合は、安価な排水トラップでも問題なく機能します。
電材堂

洗濯機用排水トラップ 426-001-50

価格:1,320円 (税込)

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

今すぐに排水トラップが必要な方には、カクダイの洗濯機用排水トラップがおすすめです。平均的な価格帯で十分に機能し、取り付けや取り外しの手順もシンプルなのですぐに使用することができます。

ニトリ

洗濯機の排水ホースと排水口をつなぐトラップエルボ ニトリ

価格:600円 (税込)

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

排水トラップのエルボ部分のみ必要な場合は、エルボのみを購入することもできます。ニトリが提供する洗濯機用排水トラップエルボは600円という低価格での購入が可能です。エルボ部分だけが破損してしまった場合におすすめな商品です。

洗濯機の排水トラップは、排水溝から臭気や害虫が室内に侵入してくることを防ぐための重要な部品です。排水トラップが正常に機能しなくなると、最悪の場合は排水管が詰まったり排水が逆流してしまいます。正しくお手入れして快適に洗濯機を使いましょう。