ミシンの怪我が怖い！怪我の実例や対策、おすすめミシン4選を徹底解説

自宅でバッグや服を手作りするときに大活躍する家電といえば「ミシン」ですよね。ミシンは1分間に800～1500針ものスピードで布を縫い合わせることができます。使いこなせば、手縫いよりはるかに早く、きれいに作品を仕上げることができます。

しかし、便利である一方でミシンには常に怪我の危険がつきまといます。「手を縫いそうになった」「髪を巻き込まれそうになった」「マチ針が折れて刺さった」など、電動のミシンは手縫いとは比べものにならないほどの大きな怪我につながることがあります。

この記事では、実際にあった怪我の実例とともに、少しでも安全にミシンを使うための工夫や安全に配慮された機種をご紹介していきます。快適なソーイングライフの参考にしてくださいね！

ミシンの怪我でもっとも多いのは、布送りのときに自分の手を縫ってしまうこと。中には、針が指や爪を貫通して自力で動かせなくなった例もあります。高速で針が上下するミシンは、センサーで制御しきれないことがあり、使用時には充分注意が必要です。

マチ針をつけたままミシンにかけてしまい、マチ針・ミシン針が折れ怪我をしたという方もいます。布のしつけにマチ針は便利ですが、そのままミシンを使うのは大変危険でミシンの故障にもつながります。慣れているからと油断をせず、正しく使用することが安全への第一歩です。

仕事や趣味でミシンを使う大人の方から、お裁縫に興味を持ち始めたお子さままで、安全にミシンを使うにはどんな工夫が必要なのでしょうか。

事故には必ず原因があります。実例でご紹介したものは、小さな原因が大きな怪我につながってしまった例がほとんどです。慣れていてもゆっくり縫えるモードを使用するのも対策の1つです。

まずは、ミシン針がミシンに合っているかや布が適切かを確認する必要があります。ミシン針にはそれぞれ対応のミシンがあり、扱える布も異なります。ミシンの性能を超えた厚手の布などは縫製を避けましょう。

子供向けのおもちゃミシンに多い仕様で、押さえ部分に針カバーがついている商品もあります。小さな子供が最初に手にするミシンとして検討する価値があります。

ミシンの事故の原因として多いのが、「マチ針を刺したままミシンを使った」というもの。これは、怪我につながるだけでなく針の破損やミシンの故障の原因にもなる危険な行為です。ここでは、マチ針の代わりに使える「仮留めグッズ」をご紹介していきます。

用途が広い文房具として近年人気が高まっているマスキングテープ。セロハンテープほど粘着力が強くない点を活かして、マチ針の代用品として使用することができます。使い方は簡単で、固定したいところをテープで貼り合わせるだけ。

そのままミシンにかけてもマチ針のように折れる心配はありません。ただし、テープの上を針が通過すると、粘着部分がベタつきの原因になることがあるので注意が必要です。文具店・雑貨店などさまざまな場所で販売されています。

布を留めるために先端がやや細い形状をしたクリップです。洗濯ばさみのように挟んで使用します。各メーカーからさまざまな色・大きさのものが多数販売されています。手芸店で売られているのが一般的なため、見たことがあるという方は少ないかもしれません。

商品によっては、挟む部分に縫いしろ幅の目盛りがついているものや、ミシンの台座から浮き上がらないよう工夫されたものがあります。つけたままミシンをかけることはできませんが、より手軽に布を固定することができます。

布に対応したのりです。工作に使うのりと同じようなスティックタイプのほか、細いところにも使えるペンタイプもあります。仮留めを目的とした粘着力の弱いものから、針・糸を使わず布作品が作れる強力なものまで幅広く開発されています。

熱に弱くアイロン接着が使えないデリケートな生地にも使用することができます。ペンタイプには詰め替え用が販売されている場合もあるので、購入前にチェックしましょう。

アイロンで貼り合わせる熱接着のタイプと水溶性のタイプに分かれます。水溶性のタイプは普通の文房具と同じように使うことができ、生地に糊が残ってしまっても洗濯すれば落とすことができます。

マスキングテープと同じく、貼ったところを縫うと針のべたつきの原因になります。縫いしろの内側に収まるようにするなどして、糊が針に付着するのを避けましょう。

スプレータイプの糊です。布用のものを使用しましょう。速乾性があまりなく、くっついてしまう前に何度でも貼りなおすことができます。また、貼り合わせた上からミシンをかけることができます。

細かい部分の仮留めには向いていませんが、パッチワークやキルトなど広範囲を仮留めする際に便利です。類似商品として布用の硬化剤も販売されていますが、こちらは布を固めて作品を作る場合に使用するもので用途が異なります。

ミシンによる怖い怪我の話も紹介しましたが、ミシンは本来アイデアを簡単に形にできるクリエイティブで便利な道具です。怪我が怖いからと「やってみたい」気持ちを止めないで！しっかりした怪我対策で、作品作りを楽しんでくださいね。