船竿のおすすめ10選！選ぶ際のポイントを徹底解説！

船釣りは海上ならではの景色と開放感があり、釣りの醍醐味を存分に味わえます。釣った魚をその場で調理することもできるなど、さまざまな楽しみ方があるのが船釣りです。船釣りは狙う魚の種類によって餌やポイント、そして必要になる竿も変わります。

使用する船竿はどのようなポイントに注目して選べばいいのでしょう。最適な船竿を選ぶとなると上級者でさえ難しいものも。初心者ならより迷ってしまいますよね。そういった初心者の人向けに船竿の選び方や、押さえておきたいポイントをわかりやすく解説します。

理想はスタイルやターゲットによって最適な船竿を選ぶことですが、初心者ならば万能タイプを選ぶのもあり。おすすめの船竿やメーカーについても詳しく紹介します。ぜひ船竿を選ぶときの参考にしてくださいね。

船竿とは、いわゆる海や湖などで船を使って釣りをするときの釣り竿のことで沖釣りをするときに使う竿のことをいいます。船釣りではほとんどの場合が遠くにキャストせずその場に仕掛けを落として魚を誘います。

船竿はアジやサバなどを狙う小物用の船竿からマダイなどの大物用の船竿、魚種専用の船竿など様々なモデルがあります。それぞれのモデルで軽量性や耐久性などが異なるので、自身のする釣りに合わせた船竿選びが重要になります。

船竿を選ぶときには竿の調子、竿の長さ、オモリの負荷、竿の素材や構造の4つのポイントが重要になってきます。4つのポイントについてそれぞれ見ていきましょう。

最初に注目するポイントは、竿の調子です。竿の調子とは、その竿の柔らかさや硬さを表したもので、一般的には「2:8-175」というように品番で表記されます。「2:8-175」は2:8調子で全長が175cmという意味になります。

調子の考え方としては、竿の全長を10としたときに、9:1調子であれば手元から9分目の部分が曲がりの頂点になると考えます。竿の曲がり方によって8:2調子や5:5調子と表現され、先調子・胴調子・7:3調子の3つに分けることができます。

また、調子=竿の曲がりなので、同じ調子の竿でも竿自体の硬さが変われば使い方が変わってくるということも頭に入れておきましょう。

先調子とは、9:1調子や8:2調子のことで、竿の先の方が頂点となり穂先部分から曲がるように設計されています。穂先部分が柔らかくなっているので、小さなアタリも感じやすく軽いオモリでも底取りしやすいので操作性に優れています。

ですが、先調子の竿は重たいオモリを利用するには難があり、大物を狙うにはあまり向いていません。無理をすると竿が破損する可能性があるので注意するようにしましょう。

胴調子とは、5:5調子や6:4調子のことで、竿の中央付近が頂点となり曲がるように設計されています。竿全体がしなるため大物も狙うことができ、ヒラメやマダイ、青物などにも適した竿です。

5:5の胴調子は先調子と比べて感度が劣るので、小さなアタリを感じるのは難しいという欠点がありますが、竿全体がしなり粘り強いので大物を狙う時に利用するのがおすすめです。

7:3調子とは、先調子と胴調子のちょうど中間くらいに位置する調子のことで、先調子の感度の高さと、胴調子のパワーの両方を併せ持っています。7:3の先調子の竿を利用することでアグレッシブな釣りを楽しむことができ、船竿としては最も主流の竿です。

次に注目するポイントは、竿の長さです。船釣りで使う船竿は操作性の良い2~3mほどの船竿が扱いやすくおすすめです。2~3mの竿は最も標準的なモデルといえます。

竿は短いほど操作性に優れていると言われているので、初心者の方や子供が利用する場合にはさらに短い1.8mほどの長さの竿を選ぶのがおすすめです。釣り船によって竿の長さの制限を設けている場合もあるので事前にチェックするようにしましょう。

続いて注目するポイントは、オモリの負荷です。船竿には錘負荷と表記される対応可能なオモリの重さが決められているので事前に確認するようにしましょう。錘負荷は◯〜◯号というように最小値と最大値が表記されているので、その間くらいが使いやすいと考えましょう。

次に注目するポイントは竿の素材や構造です。竿の素材はカーボンとグラスが使われており、カーボンの方が主流となっています。

カーボンは竿の中が空洞になっており軽量で感度に優れているので手持ちの釣りにおすすめです。グラスは粘りがあり耐久性にも優れていて、ヒットすると竿が大きくしなるので置き竿におすすめです。

竿の中には、インターラインという道糸が竿の内側を通った構造のものもあり、ガイドに鈎や仕掛けが絡まないというメリットがあります。ですが最初の1本にはおすすめできないので、サブロッドとして利用しましょう。

船竿を選ぶ時のポイントについて理解していただいたかと思いますが、それでも種類が多くて悩んでしまうという方もいるのではないでしょうか。そこで、続いては船竿を選ぶ時におすすめの船竿メーカーについてご紹介していきます。

ダイワは日本最大手の釣具メーカーで、竿や釣り用クーラーボックスなどあらゆる釣具を手掛けています。船竿のラインナップが豊富で、対象魚種専用モデルから汎用タイプまで幅広い船竿を展開しています。それぞれに合わせた調子や長さが設定されており扱いやすい船竿といえます。

ダイワが独自に開発した最新テクノロジーも魅力のひとつで、ねじれを抑える強化構造で大物にも対応できるパワーがあります。

シマノもダイワと並ぶ大手釣具メーカーで汎用モデルから魚種専用モデルまで様々な種類を販売しています。独自設計の強化カーボン構造を採用しているのであらゆる方向からの力に強く、耐久性の高い竿が高評価です。

プロマリンは、釣具や海上レジャー用品を扱うメーカーのオリジナルブランドで海用や川用など様々な種類の竿を販売しています。前述の大手メーカーと比べコスパに優れた低価格で機能的な商品が多いのが特徴。初心者の方やコストを抑えたい方におすすめのメーカーです。

ここまで、船竿の選び方やおすすめの船竿10選についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。自分にあった最適な船竿を見つけられたことかと思います。

ぜひ参考にして、最適な船竿を選んで船釣りを楽しんでください。