渓流竿おすすめ6選！選ぶ際のポイントも徹底解説！

アウトドアで候補として挙がることもある渓流釣りは、大自然の中に身を置きながら美しいマス類の魚を釣り上げます。川のせせらぎや鳥の鳴き声、森のざわめきなどが聞こえる中、素晴らしい景色を堪能しながら魚釣りができるので、とても人気のある釣りの1つです。

渓流釣りをするためには渓流竿が必要ですが、種類が多く初心者にはどれを選んでいいのかわかりません。渓流釣りをするスポットによっても適切な竿が変わるため、使用する用途や場所を前もって想定しておくことが必要です。

さまざまの種類のある渓流竿の選び方について、初心者にもわかりやすく解説します。加えておすすめの渓流竿も紹介。最適な渓流竿を選んで、大自然の中で渓流釣りを思う存分楽しんでくださいね。

渓流竿とは、別名「延べ竿」と呼ばれる竿です。釣り糸を巻くリールなどがなく、先端に釣り糸を結んで扱う非常にシンプルな仕様です。イメージ通りにコントロールしやすいので、中流や源流域などにいるマス類を釣るのに最適となります。

渓流では移動も多くなり、手軽に持ち運べる渓流竿を選ぶとさらに釣りの効率も良くなります。人気の全長は6m～7mとなっており、もっと短い渓流竿でないと使いにくい釣り場もあるので、状況に合わせて使い分けることがおすすめされます。

渓流竿を選ぶ際には、複数の要素があります。特に下記の4つの要素は、そのまま使いやすさにもつながるので、必ず確認しましょう。

• ラインナップ
• 長さ
• 調子
• 硬さ

ラインナップや、調子は細かく分かれているので特に良くチェックしておく必要があります。

渓流竿には3つのラインナップがあります。

• 源流竿
• 渓流竿
• 本流竿

どの竿も特徴が異なり、またマッチするフィールドなども異なってきます。なので、購入する前にきちんと確認しておきましょう。

山奥に入り込み釣りを楽しみたい方には、源流竿がおすすめです。源流部は流木、立木、大きな岩があり、ハードな状況下となります。そんな源流部では携帯性と、耐久性が高い源流竿が非常に役立ちます。

さらに、源流竿は竿自体の安定感も高く、ブレも少ないので岩の間を狙うピンポイントな釣りも可能です。獲物がヒットしたら一気に引き抜くことも可能なので、非常に使い勝手がいい釣り竿なのが特徴的です。

源流部と異なり、足場が安定していて開けた場所である渓流域では渓流竿がおすすめです。というのも、渓流竿は長い仕掛けを操ることが出来るからです。広く開けている渓流域でも安心して使えます。

渓流竿は、6～7m前後と初心者にも使いやすい長さのものが多いので、開けた渓流域でも飛距離を出せます。対象の魚は基本的にイワナや、ヤマメがメインとなり、仕掛けを豪快に飛ばすことが出来るので快適に釣りが楽しめるのも魅力的です。

本流釣りとは、渓流よりも下流域で川幅が広く町の中に近い場所で釣りをすることです。そんな本流釣りで、大物と渡り合える竿は本流竿だけです。竿自体の長さが8～9mと長く、本格的な仕様になります。

初心者には少し持ちづらいですが、広いエリアで大物を狙うのであればパワーもあるのでおすすめのタイプの竿となります。大物の魚としては70㎝クラスの魚まで釣れるので、非常に便利な1本です。

渓流竿の長さの基準としては、5m前後を見込んでおけば大丈夫です。渓流にいる魚を釣る際には、警戒されないためにできるだけ遠いポイントから釣るのが大切です。とはいえ、あまりにも長すぎる竿は使いづらくなってくるので、5m前後が一番おすすめになります。

まずは5m前後の渓流竿で釣って、そこからまたご自身に適した長さの渓流竿を探していくのも良いでしょう。渓流竿は様々な長さのものがあるので、いろいろ試していって決めていくのも手段の一つです。

渓流竿は調子という、竿の曲がり方を示す基準があります。種類は「先調子」「胴調子」の2種類で、それぞれの特徴を理解することが必要です。まず、先調子は、竿の穂先から短い範囲で曲がるのが特徴です。仕掛けを振り込みやすく、初心者でも扱いやすくなります。

胴調子は名前の通り、竿の真ん中あたりから曲がるタイプです。小さい魚から大物の魚を釣るのに向いています。ただ、真ん中から曲がる分、先調子よりも振りこみはしづらいのであらかじめ理解しておくと良いでしょう。

渓流竿には硬さを示すタイプが3つあり、下記のように別れます。

• 超硬
• 硬調
• 軟調

硬さによっても使い勝手が変わり、特徴も大きく変わってきます。渓流竿を購入しようと考えている方は、あらかじめ理解しておきましょう。

渓流竿の中でも、超硬は最も竿が硬いタイプとなります。なので、源流釣りなどの足場が悪いとこでも一気に竿を引き抜けます。渓流竿にパワーを求めている方には、一番おすすめできる硬さのタイプです。

ただし、硬すぎるがゆえに竿のしなりが効かず、初心者には仕掛けが投げ辛いという点もあります。また、アタリが来たとしても竿先の硬さを魚が感じるので、餌を食い込ませにくいというデメリットもあるので注意が必要です。

硬調は、超硬よりも少し柔らかいタイプの渓流竿となります。少し柔らかくなった分、振り込みがしやすい仕様です。扱いやすいという点もあり、超硬よりも初心者の方におすすめのタイプの渓流竿となります。

魚がかかったとしても竿が硬すぎないので、魚の食い込みにも優れています。超硬のように、食い込みがしづらいということはないでしょう。さらに、細い糸も使えるので使い勝手が非常に高いのもポイントです。

軟調は、渓流竿の中でも最も柔らかい部類となります。軟らかいタイプなので、さらに細い糸を使用できるのが最大の特徴です。その分、魚がかかる可能性が高まります。なので、初心者の方などが、より釣りの楽しみを実感しやすくなります。

また、竿自身も柔らかいので魚の食いつきも良く使い勝手が非常に高いです。ただ、パワーはそこまでなく、食いつきが良いので大物がかかった時は中々釣りあげるのが難しくなります。なので、軟調の渓流竿は小物の魚を狙う際に使うと良いでしょう。

渓流竿は、多くのメーカーから販売されています。その中でも特に下記の3つのメーカーはおすすめです。

• シマノ
• ダイワ
• がまかつ

3つのメーカーで、渓流竿の仕様や特徴なども変わってきます。しっかりとチェックしておきましょう。

シマノは、釣りアイテムから自転車まで非常に多様な製品を作っているメーカーです。多くの人気作を作り出し、ユーザーからの信頼も高まっています。また、価格も抑えられていて、初心者の方もお求めやすい形です。

そんなシマノの渓流竿は、ロッドのねじれやブレが少なく、非常に安定性や精度が高い作りなのが特徴的です。リールも高性能なものが多く、安全に使えます。初心者でもすぐに使いこなせるような使いやすさがあり、最初の1本としても非常におすすめです。

ダイワはロッド、ルアー、ラインなど釣り具全般を扱うメーカーです。さらに、創業から50年以上の歴史もあるので、ヒット商品も多く存在します。どの製品も非常に精度や質が高いことから、多くのユーザーに愛されています。

ダイワの渓流竿は、パワーとレスポンスにすぐれたモデルが多く頼もしい性能をしています。狙った所にもキャストがしやすく、コントロールも抜群です。値段も抑えられたものが多いのでコストパフォーマンスの良い渓流竿をお求めの方に特におすすめです。

がまかつはシンガポールに本店を置き、釣り針や釣り竿を中心としたアイテムを専門に展開しているメーカーです。どのアイテムも非常に質が高く、多くの釣り師たちから高い評判を受けているほどです。

中でも渓流竿は、振り調子も良く張りもあるので安定した性能があります。また、パワーなどもあるので使い勝手が非常に高いのが強みとなります。デザインもかっこいいものが多いので、一度チェックしてみるといいでしょう。

渓流竿はタイプによって様々な場面で使えます。小型の魚を狙っていく際や、大物を狙っていく際も竿を使い分けていくことで対応できます。初心者の方にも使いやすい渓流竿が多く販売されているので、まずはチェックしてみましょう。