PS4用の外付けSSDおすすめ14選｜注意点やデメリットは？【容量を増やす】

ソニーの大人気ゲームハードPS4(playstation4)といえば、「モンスターハンター」「フォートナイト」「APEX」「FF14」などのゲームが有名です。しかし、クオリティの高いゲームは多くの容量を使用するため、ロード時間が長くなり動作にストレスを感じる場合もあります。

そんな問題を解決できるアイテムがSSDです。PS4に外部のSSDを取り付けると、容量が増えて速度がアップするためロード時間を短縮可能です。しかも、外付けのSSDはUSB接続でPS4と繋ぐだけで簡単に使用できるため、購入後すぐに活躍します。

しかしいざ購入するとなると、さまざまな商品があって難しいものです。そのためこの記事では、SSDの種類・選び方・取り付け方法をメリット・デメリット・ポイントとあわせて解説します。さらに、記事後半ではおすすめ外付けSSDや、PS4 proの場合の提案も紹介しますので、SSDの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

PS4のストレージには標準でHDDが搭載されています。HDDは大容量でも低価格で購入できるのが強みですが、データの読み書きが遅いため最近では読み込み速度の速いSSDが人気です。

SSDはHDD同様にPS4内部に搭載する内蔵SSDと、外部接続できる外付けSSDの2種類にわかれています。HDDとSSDでは速度に倍以上の差があるため、データだけでなく体感でもはっきりとした違いを感じられるのがポイントです。

PS4でSSDを使用する最大のメリットが、「ロード時間が短縮」される点です。PS4を起動してゲームを始めるとき、読み込みの時間が長くストレスを感じた経験はありませんか？SSDにすると、この読み込み時間のストレスを軽減できます。

PS4の人気ゲーム「FF14」のロード時間改善にも外付けSSDが使用可能です。SSDを使用した場合、PS4に元々内蔵されているHDDよりもロード時間が半分～1/4に軽減される場合もあります。映像のカクつきが少なくなり、より滑らかな画質でゲームを楽しめるのもメリットです。

PS4でSSDを使う場合、外付けのSSDを取り付ければ面倒な交換作業や設定が必要ありません。そのため機械や配線の接続が苦手な方でも、簡単にPS4を高速化できます。

PS4に内蔵されているHDDをSSDに交換する方法もありますが、この方法はPS4を分解して取り替える必要があるため、苦手な方には若干ハードルが高いです。

内蔵SSDの方がスピードは上がりますが、内蔵SSDと外付けSSDでは体感での違いは感じられません。外付けはUSB接続で繋げるだけで使用できるので、手間をかけたくない方におすすめです。

SSDは、駆動音が静かで節電もできるのが嬉しいポイントです。HDDは駆動時にモーターを使用して「プラッタ」といった記憶部品を回転させます。そのため、起動するとモーター音・回転音が気になり、一定の電力を消費してしまうのが難点です。

一方で、SSDはフラッシュメモリーを使用した大容量のストレージでモーターやプラッタがないため、駆動音がしないだけでなく電力も消費しません。電力消費が少ない分、HDDと比べて発熱が抑えられて衝撃に強く、重量も軽い特徴もあるので持ち運びに適しています。

メリットだらけに見えるSSDですが、デメリットもいくつかあります。まず、1つ目はHDDに比べて価格が高い点です。最近ではSSDも進化して低価格化が進んでいますが、2TB以上のものとなるとPS4本体よりも高くなります。

2つ目は、不良品を引くとデータが消失する可能性がある点です。これはSSDに限りませんが、データが消失するのはかなりの痛手となります。購入の前に必ず製造メーカーや口コミを調べて比較検討しましょう。

現在PS4を楽しんでいる方は、PS5の購入を視野に入れいている方も多くいます。そうすると、PS4用に購入したSSDがPS5でも使えるのか気になりますよね。結論からいうと、PS4で使用していたSSDはそのまま使用できますので、ご安心ください。

また、PS5も内蔵されているSSDの容量はあまり大きくないため、PS4と同じように外付けのSSDを使用すると快適さが増します。まだまだPS4を楽しみたい方も、近いうちにPS5を購入する方でも、SSDはおすすめのアイテムです。

PS4には種類があり、PS4・PS4スリム・PS4 Proの3種類です。それぞれに内蔵されている内部インターフェースと外部USBの限界速度が異なり、それぞれの種類に合わせて適切なSSDを選ぶ必要があります。

PS4とPS4スリムは外付けSSを、PS4 Proは内蔵SSDを使うとロード時間の短縮が可能です。PS4 Proと外付けSSDでもロード時間短縮は見込めますが、内蔵SSDの方が速いためあまり意味がありません。自分がどのタイプのPS4を所持しているかでSSDの種類を選択しましょう。

自分がよくプレイするゲームジャンルによって選び方が変わります。比較的軽めのゲームだけならHDDでもそれほどストレスなくプレイできますが、データ容量が多くロード時間の長いゲームをプレイするならSSDがおすすめです。

特に、モンスターハンターは重くロード時間が長いため、SSDを導入するとロード時間が半分以下になる場合もあります。また、フォートナイトやAPEXなどのFPS・TPSといった対人ゲームをプレイする時はSSDの方が有利です。

オンラインゲームでは、ロード時間の長短によって他のプレイヤーとの差が生まれやすいです。SSDを導入するとロードの速度を上げることができるので、オンラインゲームを頻繁にプレイする方はSSDを導入するのがおすすめです。

各メーカーからさまざまな価格・容量の外付けSSDが販売されていますが、PS4で使えるSSDにはUSB3.0以上対応で、容量250GB以上8TB以下の最低条件があります。この項目を満たしていないと認識されないので気を付けましょう。

最低ラインの250GBでは認識されない場合もあるため、価格がやや高くなりますが500GB以上のものを購入するのをおすすめします。また、サイズ2.5インチ以下・厚さ9.5mm以下の条件もあるため、購入の際は忘れずにチェックしてください。

MLCはマルチレベルセルと呼び、1つのセルに2bitの情報を保存できるタイプです。SSDの初期型であるSLCに比べて大容量化が可能になりました。このMLCが開発されたため、SSDが一般的になったといわれています。

SSDにはデータの書き換え寿命があり、MLCの書き換え回数は8,000～10,000回です。書き込みのスピードは早くありませんが、書き換え回数の上限が高いため頻繁にデータの書き換えをする方におすすめします。

TLCはトリプルレベルセルと呼び、1つのセルに3bitの情報が保存できるタイプです。TLCの登場により、安い大容量タイプのSSDが市場に流通し始めました。耐久性能はMLCよりも少なく、書き込み寿命は3,000～5,000回ほどです。

耐久性能が落ちたとはいえ、一般的な使い方をする分には問題なく使えます。現在流通している格安SSDはTLCが主流です。手軽に買える価格でコスパのいいタイプなので、初めてSSDを購入する方におすすめします。

QLCはクアドラプルレベルセルと呼び、1つのセルに4bitの情報が保存できるようになりました。TLCよりも更に容量がアップし、超安価になったタイプですが、書き換え回数が非常に少ないのがデメリットです。

1GB当たりの容量単価は非常に安く魅力的ですが、ヘビーユーザーの方では短い期間で寿命になり、結果的にコスパが悪くなる可能性もあるので気を付けましょう。

これまで平面的に増やしていたセルを垂直に積み上げる様に改良したものを3D NANDと呼びます。3D MLCや3D TLCは3D NANDを採用したMLC、TLCのSSDです。平面では限界に来ていたSSDも3D技術により、更に大容量化が進むようになりました。

耐久性能は平面のものよりも電気的な負荷が少なくなるため、高耐久と言われています。価格も手頃なものが多いので、SSDを購入する際は3D NAND技術が使われているかどうかも検討材料の1つにしましょう。

SSDは容量が大きくなるほど価格が高くなるのが一般的で、コストを抑えたい方は最低限必要な容量である256GBを選ぶのがおすすめです。それほど多くのソフトを遊ぶ予定がない方にも向いている容量といえます。

PS4をプレイするうえで使用する容量は、本体のシステムデータで約100GB、ソフト1本で20～60GBほどです。多くのソフトを遊びたい方にとっては容量が不足してしまう可能性があるため、そういった方は後述する容量の大きいSSDを選びましょう。

SSDは容量に空きがあるほどデータ転送速度も向上するため、スピードにこだわる方は500GBのSSDの使用がおすすめです。500GBの容量があれば複数のソフトをプレイしたとしても容量に余裕を持たせられます。

容量が大きいため、パッケージ版ではなくダウンロード版ソフトを頻繁に購入する方にもぴったりです。また、500GBのSSDは販売されているライナップが豊富なのもポイントになります。自分好みの機種を見つけやすいのがメリットです。

1TBの容量があれば、空き容量を気にする必要はほとんどありません。容量にストレスを感じずPS4をプレイしたい方には特におすすめです。また、多くのソフトを遊びたい場合や、プレイ動画を保存したい方は1TBのSSDが適しています。

ただし、容量が大きくなるほどSSDの価格は高価になるのがデメリットです。そのため、予算に余裕のない方は500GBなどで妥協する必要があります。SSDの容量はプレイスタイルと予算に合わせて選ぶようにしましょう。

SSDの読み込み・書き込みの速度は、秒速メガバイト（MB/s）で表されます。たとえば、スペックが500MB/sのSSDの場合、1秒間に500MBの情報の読み込み・書き込み可能です。そのため、この数値が高いほどロード時間を短縮できます。

PS4のゲームをプレイするなら、一般的に500MB/s以上の読み込み・書き込み速度があれば快適にプレイ可能です。SSDの読み込み・書き込み速度は500MB/sを目安に選びましょう。

外付けSSDを設置した際、デメリットとなるのが配線です。周辺のコンセントも埋まってしまい見た目もイマイチです。それらの問題点を解決してくれるのがUSBバスパワー駆動タイプのSSDです。

USBバスパワー駆動タイプのSSDならPlayStation 4からUSB 3.0のケーブルを通しSSDに電気を供給するため、配線が1本だけで済みコンセントも埋まりません。

SSDを選ぶ際には、耐久性も大切な指標です。SSDに限らず一般的な機械には平均故障時間が各メーカーから公表されています。スペック表にはMTBF（Mean Time Between Failures）といった用語で表記されている場合が多いです。

最近の有名メーカーのSSDは頑丈で故障しにくくなっており、寿命も長いものが多いのであまり気にする必要はありません。しかし、安くなったとはいってもまだまだSSDは高価なパーツの部類に入るため、なるべく平均故障時間が長いものを選ぶと安心です。

SSDは元々パソコンのパーツでしたが、PS4に使う方が増加したためパッケージに「PS4動作確認済み」の記載をするメーカーも増えました。有名メーカーのものであればほとんど対応していますが、あまりに安価なものだと認識されない場合もあります。どれを購入したらいいか分からない時は、メーカーが動作確認をしているものを選ぶのがおすすめです。

Sandisk（サンディスク）はUSBフラッシュメモリーやマイクロSDなどの記憶媒体をメインに取り扱う企業です。2016年に買収され、現在はアメリカの「ウエスタンデジタル」の傘下になりました。

サンディスクのSSDはIP55規格のモデルなど、防水・防塵に優れた耐久性の高い機種が多いのが特徴です。大手メーカーとして信頼性も高く、初めてのSSD選びならサンディスクが安心といえます。

Samsung（サムスン）はスマートフォンで馴染みのある韓国の電子メーカーです。スマートフォンとNAND型フラッシュメモリのシェアは世界一を誇っています。

サムスンが販売するSSDはPS4と相性がよく、接続できないなどのトラブルが少ないのが特徴です。大手メーカーで技術力・信頼度も高いため、SSDも安心して選べます。

BUFFALO（バッファロー）は愛知県に本社を置く、日本のパソコン周辺機器メーカーとして知られています。外付けHDDや内蔵HDDの販売シェアはトップクラスです。

そんなバッファローのSSDは、衝撃吸収性に優れたタイプが多くあります。比較的安価な製品が多いため、コストを抑えたい方におすすめのメーカーです。

I-O DATA（アイ・オー・データ）はPC周辺機器の販売を主に行う日本のメーカーです。インターフェイスやメモリの開発・販売に力を入れており、SSDの種類も豊富にあります。

PS4用の外付けSSDを販売しており、接続ガイドが付属した製品が多いため、接続操作が苦手な方に特に人気です。国産メーカーなのでサポートを受けやすいのも魅力といえます。

クルーシャル（Crucial）は、アメリカのフラッシュストレージメーカーです。40年以上の歴史があり、これまでにさまざまなPCにクルーシャルの部品が組み込まれています。

信頼と経験を兼ね備えたクルーシャルのSSDは、動作音が静かで高性能なタイプが多いのが特徴です。そのためロード時間をさらに短縮したいなど、スピードを求める方に最適なメーカーといえます。

PS4 Proを持っている方は、外付けSSDよりも内蔵SSDに換装した方がよりロード時間を短縮できます。換装難易度は高くありませんが、手間がかかるのがややネックです。しかし、1度換装すればその後は快適なゲームライフが送れるため、ぜひチャレンジしてください。

内蔵SSDを導入するのが不安な方は、ORICOが販売しているスタンドを検討しましょう。この商品は、内蔵SSDやHDDを差し込むだけで使える優れものです。2.5インチ・3.5インチのどちらにも対応しているため汎用性は抜群といえます。工具不要で簡単に着脱できるので、機械系が苦手な方でも安心です。

まず始めに、PS4とSSDをUSBケーブルでつなぎます。これは、お互いのUSBポートにケーブルを挿すだけなので特に難しくありません。USBケーブルが付属していない場合は、別途ケーブルを用意する必要があります。

次に、SSDのフォーマットを行います。以下の手順でSSDをフォーマットしてください。

1. PS4のホーム画面で設定を選んで○ボタンを押す
2. 周辺機器→USBストレージ機器の順に選び、○ボタンを押す
3. 登録したいSSDを選んで○ボタンを押す
4. 「拡張ストレージとしてフォーマットする」が表示されるので○ボタンを押す
5. 「次へ」→「フォーマット」の順で○ボタンを押す
6. 確認画面で「はい」を選び○ボタンを押す（フォーマット中はUSBケーブルを抜いたりPS4の電源を切ったりしないようにする）
7. 完了画面が出たらフォーマットは終了

これでフォーマット作業は完了です。

フォーマットが完了したらデータ移行をしましょう。アプリケーションの移動方法は以下の通りです。

1. PS4のホーム画面から設定→ストレージ→移動したいアプリケーションが保存されているストレージを選んで○ボタンを押す
2. アプリケーション→移動させたいアプリケーションを選んでOPTIONボタンを押す
3. 移動を選び○ボタンを押す
4. 確認画面で移動を選び○ボタンを押す
5. 確認画面で「OK」を選び○ボタンを押す（移動中はUSBケーブルを抜いたりPS4の電源を切ったりしないようにする）

データ移行はこれで完了です。

SSDがPS4にきちんと登録されたか確認したい場合は、設定→周辺機器→USBストレージ機器の順で選択し、製品名の横にグリーンの○が付いていれば問題なく認識されています。

外付けSSDを取り付けて快適にPS4をプレイしていたのに、ロード時間などが遅くなる場合があります。それを防ぐための主な対処法として、スタンバイモードはなるべく使わず、プレイ後は電源を切ってください。スタンバイモードはゲーム再開が手軽ですが、多用すると遅くなる原因になります。

さらに、PS4本体のシステムウェアが最新バージョンになっていない、HDDの不具合なども遅くなる原因です。しかし、遅くなったと感じたら、まずはデータのバックアップを取ってください。PS4本体の故障の可能性もあるため、バックアップを取っておけば安心です。

どうしてもSSDを外さなければいけない状況の時は、以下の手順で取り外しをしてください。

1. 設定→周辺機器→USBストレージ機器の順で選び、○ボタンを押す
2. 外したいUSBストレージ機器を選び、○ボタンを押す
3. 「この拡張ストレージを停止する」を選び、○ボタンを押す
4. 確認画面が出るので○ボタンを押す
5. 取り外す

正しい手順を踏まずに取り外しを行うと故障の原因になる場合があるため、十分に気を付けて行いましょう。

簡単に容量を増やすやり方として、SSDケースを使用する方法があります。この方法で、内蔵SSDを外付けSSDとして使用可能です。SSDケースの中には使い方がシンプルなものもあり、内蔵SSDをSSDケースにはめ込み、USBケーブルでPS4に接続して完了します。

近年のゲームはクオリティが向上しましたが、容量が大きくなりロード時間も長くなっているのがネックです。しかし、SSDを使って容量を増やすと環境が一変し、快適にゲームをプレイできるようになります。まだPS4のSSD化をしていない方は、本記事を参考に、ぜひ換装にチャレンジしてください。