【旅行にも】小型電気ケトルおすすめ20選｜コンパクトなポータブルタイプも紹介

電気ケトルは、電気ポットのように大量のお湯を一度に沸かせませんが、電気ポットと比べて軽く小さいのが特徴です。同居の家族が少ない家庭など、容量が足りるのであれば、コンパクトで扱いやすい分、電気ケトルを選んだ方がいい場合もあります。

一人暮らしの部屋に電気ケトルがあると便利ですが、あまり生活家電を増やしたくないですよね。購入するとしても、なるべくコンパクトなもので統一したいものです。小型の電気ポットもありますが、電気ケトルに比べればサイズが大きいです。

容量の少ない電気ケトルなら場所を取らず、お湯を素早く沸かせます。電気ケトルのメリットを最大限に活かせるのは小型電気ケトルの強みです。この記事では、電気ケトルの特徴や選び方などを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

電気ケトルの容量は0.8～1.2Lが主流ですが、200mlの最小サイズや1.5Lのたっぷりサイズもあります。日常的に使うお湯の目安として、たとえばコーヒー・スープなどは1杯200ml程度、カップラーメンは300mlから500ml以下あれば作れます。家族構成に応じたおすすめの容量は次のとおりです。

• 一人暮らし：0.8L程度
• 2人世帯：1.0～1.2L程度
• ファミリー世帯：1.2L以上

家族の人数が多いほど大容量の機種がおすすめですが、容量が大きいモデルは大型です。その分、設置スペースを広く確保する必要があるので、必要な容量を把握してから購入しましょう。以下の記事では、容量別におすすめの電子ケトルを紹介しているので、ぜひチェックしてください。

電気ケトルの魅力は、なんと言ってもお湯を沸かす早さです。コーヒーやお茶などを飲みたい時に、やかんやポットを使うとお湯が沸くまでに時間がかかりますよね。電気ケトルなら1～3分ほどでお湯が沸きます。

水の量が少ないほど早く沸かせるので、手軽に飲みものを味わえます。

電気ケトルはポットに比べて小さいため、あまり収納や設置のための場所を取りません。台座がある分少し高さはありますが、それでもかなり小さいのが魅力です。ただし、容量が大きくなるにつれてサイズも大きくなるので考慮しましょう。

電子ケトルの収納場所については、以下の記事で詳しく紹介しています。

電気ケトルと電気ポッドはどちらも同じく電気によって熱を発生させ、お湯を沸かす器具になります。消費電力の面からふたつを比べてみます。

最も一般的な0.8～1.2Lの容量を持つ電気ケトルでは、電力は800W～1250Wです。1Lの水を沸かせるための時間は5分30秒ほどと考えると、1回分の消費電力量は0.113kWhとなります。消費電力は2.2L～3Lが一般的な容量の電気ポッドの電力は沸騰時1000Wのものが多いですが、1Lの水を沸かせるための時間は約10分ですので消費電力量は0.167kWhです。電気単価（kWh/円）を27円とすると、電気ケトルでは3円、電気ポッドは4.5円です。

消費電力から考えると、電気ポッドよりも電気ケトルのほうが消費電力が低いかつ電気代が安くなるのがわかります。ただ、毎日繰り返しお湯を使用する方は、お湯を沸かせるよりも消費電力を抑えられる保温機能が備わっている電気ポッドを使用するといいです。

電気ケトルは容量が小さめのものが多いので、お湯を一度にたくさん使う場合は複数回沸かさなければならないのがデメリットです。「急な来客があった」「複数人でカップラーメンを食べる」時にはやや使いづらく感じる可能性があります。そういった方は電気ポットを使うのがおすすめです。電気ポットであれば、大量のお湯を長時間保温できます。

しかし、水を入れてからすぐに沸くので、あまり待つ必要なく使えます。容量が小さいながらも再沸騰が早いため、大きなデメリットにはなりません。

プラスチック製の機種は、世に出回る電気ケトルの大半を占めています。プラスチック製の電気ケトルは軽量で扱いやすく、3種類の中では最も安価なので手が出しやすい製品です。

しかし、扱いやすい反面、「温度が上がりにくい」「断熱性能が高くない」「汚れやすい」といったデメリットもあります。耐久性が低く傷もつきやすいですが、床に落とした程度ではほとんど壊れないため、強度面の心配をする必要はありません。

ただし、素材の性質上、水に臭いが移りやすい特性があります。プラスチックのメリットにこだわりがなければ、臭いを気にする方は別の素材も検討しましょう。

ステンレスは熱伝導率が高く、強度面での安心感が高い素材です。さびにくく汚れにくい性質なので、衛生面でも安心して使用できます。また、耐熱性に優れているため、沸かしたお湯の保温性能が高い点もメリットです。

ステンレス製の電気ケトルにはおしゃれなデザインのモデルが多く、インテリアとしても活躍します。ただし、「重量が大きい」「本体表面が熱くなりやすい」のようなデメリットもあるため、扱う際には気を付けましょう。

3種類の中で最もインテリア映えするのがガラス製です。ガラスは安定性の高い素材なので水に臭いが移りにくく、臭いが気になる方でも安心して使えます。

また、本体が透明なので沸騰する様子が一目瞭然なのもメリットです。容器の汚れが見えやすいため、汚れが見えたらお手入れをしましょう。

使い勝手が良さそうに見えるガラス製ですが、「倒してしまった場合に割れる可能性がある」「使用後は本体がかなり熱くなる」のようなデメリットもあります。小さな子供がいる家庭では、火傷の危険性があるため子供の手の届かないところに設置するなど気を付けましょう。

1回で使い切るのではなく複数回に分けてお湯を使いたい場合は、保温機能が付いたモデルを選びましょう。魔法瓶やステンレス製の電気ケトルはある程度の時間、高い温度を保ってくれるため使い勝手が良くなります。

ただし、電気ケトルの保温性能は概ね15分～1時間くらいが限界のため、過信はしないようにしましょう。時間が経てば経つほど温度は下がるので、その都度沸かし直す必要があります。以下の記事では保温機能付きモデルを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

コーヒー・お茶・ミルクなどあらゆる用途で使う方は、温度設定機能のあるものをおすすめします。温度設定機能は、お湯の温度を自由に決められる機能です。味にこだわる方やミルクを飲む小さなお子様がいる家庭で活躍します。

設定を変更しなければ一定の温度で沸かせるため、普段はお子様のミルクを作らない方でも適温で作れるので便利です。温度設定機能付きモデルが気になる方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

お湯を沸かす時はどうしても蒸気が出てしまいますが、その蒸気を抑えるのが「蒸気レス」です。蒸気はお湯と同じで高温のため、触れるとやけどする危険性があります。

また、蒸気が出るタイプの場合、上部のスペースを広く確保して設置しないとカビの発生につながります。カビが発生すると衛生的にも良くないので、設置スペースが取れない、カビの発生を防止したい方は蒸気レスの電気ケトルを選びましょう。

電気ケトルを使用する上で1番怖いのは、沸かした後にケトル本体を倒したり落としたりするケースです。水の状態なら拭くだけで済みますが、高温のお湯ではそうもいきません。そんな時に注目したいのが「ロック機能」や「転倒ロック機能」です。

中の液体が漏れにくくすると、一気にお湯がかかるのを防げます。「狭いスペースで使わなければいけない」「小さな子供がいる」などの事情がある場合に便利な機能です。また、お湯が入った状態で傾けた際のような、誤操作をしてしまった時にも役立ちます。

基本的に水が入っていない時に電源を入れませんが、朝の忙しい時間やバタバタしている際は確認を怠りがちです。そんな時には「空焚き防止機能」が役立ちます。これは電気ケトル内に水が入っていない時、自動で電源をオフにする機能です。

中に何も入っていない場合に電源を入れると火事や故障の原因になるため、空焚き防止機能の有無は重要です。うっかり確認を忘れてしまう方は、空焚き防止機能を搭載した機種を選ぶようにしましょう。

電気ケトルはお湯を沸かす家電なので、どうしても本体表面は熱くなりがちです。うっかり触ってしまうとやけどをする恐れがあります。

少しでもリスクを減らしたいなら、本体が「二重構造」のモデルを選びましょう。二重構造の電気ケトルは表面に温度が伝わりにくいため、やけどするほどの熱さは感じません。二重構造の役割はやけど防止がメインですが、保温機能も兼ねているため一石二鳥です。

ドリップ型の小型電気ケトルは、細長い注ぎ口を採用しているのが特徴です。お湯の量や注ぐ位置を細かく調整しながら注げるため、コーヒーのドリップに使いたい方に適しています。

また、おしゃれなデザインでインテリア性の高いモデルが多いのもメリットです。ただし、注ぎ口が細いという特性上、大量のお湯を注ぐ時には時間がかかります。

くちばし型は、注ぎ口が鳥のくちばしのように三角形になったタイプです。注ぎ口が広いので、1度に多くのお湯を注げます。そのため、料理でまとまった量のお湯が必要な時や、インスタント食品を食べる時などにおすすめです。

注ぎ口は掃除しやすい形状ですが、ゴミが入りやすいデメリットがあります。

小型電気ケトルを使っていると汚れが付くので、掃除を怠ってはいけません。フタの取り外しができれば、フタと容器を分けて洗えるためメンテナンスが楽です。

また、着脱式のフタを採用したモデルは、フタを外せば給水しやすいメリットもあります。水を入れる時にフタを手で押さえる必要がなく、使い勝手のいいタイプです。

折りたたみできる小型電気ケトルは、使わない時にコンパクトにまとめられます。持ち運びに便利なので、外出先で電気ケトルを使いたい方におすすめです。

海外旅行中に使うよう想定し、海外用の電圧に切り替えられるモデルや、重さ500g以下の軽量モデルもあります。また、旅行にはコンパクトで持ち運びやすいポータブル電気ケトルもおすすめです。

オフィスで使用したいときはスリムタイプが便利です。特にデスクでは大きなスペースを取れないですよね。邪魔にならないスリムな小型電気ケトルなら、最低限のスペースのみで空間を圧迫しないため、大変おすすめの商品です。

電気ケトルは食器と同じように、使い終わった後はお手入れをする必要があります。電気ケトルは飲食に関わるものなので、定期的に除菌して清潔に使いましょう。フタを取り外しでき給水口が大きいモデルはお手入れしやすいので、着脱の可否や形状をチェックするのがおすすめです。

小型電気ケトルの価格は、機種によって異なります。デザイン性や機能性を求めない場合は、価格の安いモデルで問題ありません。1,000円台の安価なモデルも販売されているので、お湯を沸かす機能のみを必要とする方におすすめです。

機能性の高さを求めるなら、高価格帯の機種を探しましょう。中には1万円を超える小型電気ケトルもあり、便利な機能が充実しています。デザインがおしゃれな機種も多いので、電気ケトルにインテリア性を求める方にもおすすめです。

ティファール・タイガー・象印・デロンギ・アイリスオーヤマ・ニトリについて、最も容量の小さい製品を比較します。各メーカーの最小サイズがどのくらいなのかチェックしましょう。

容量だけでなく沸騰するまでにかかる時間も、メーカーによって異なるのが分かります。容量の小さい電気ケトルを探している方は、ぜひ上の表を参考にしてくださいね。

小型電気ケトルは広い収納スペースを必要とせず、短時間でお湯を沸かせるので便利です。自分向きのモデルを見つけるため、素材や機能などの要素を丁寧にチェックしながら製品を選びましょう。ぜひ小型電気ケトルのメリットを活かし、快適な毎日を過ごしてくださいね。