スポーツ用氷嚢おすすめ9選！選び方のポイントは？湿布で代用はできる？

スポーツで怪我をした時の応急処置やスポーツ後のクールダウンの為の道具として知られるスポーツ用氷嚢。アイスバッグ（アイシングバッグ）とも呼ばれており、患部にフィットし深部まで冷やすことで二次的悪化を防止してくれるスポーツマンの必須アイテムです。

さらにゴルフやテニスなどの屋外スポーツ時や真夏日の熱中症対策アイテムとしてなど、幅広く活用できる点も氷嚢の魅力です。最近ではミズノやアディダスといったスポーツメーカーだけでなく、ディズニーキャラクターなどを起用した普段使いしやすい商品も多いです。

そこで今回は、氷嚢のおすすめ商品10選をランキング形式でご紹介していきます。他にも、購入時に役立つ選び方のポイントや代用は効くのかどうかについて深堀していきますので、氷嚢に興味がある方はぜひご覧になってみてください。

スポーツ用氷嚢は、捻挫などの負傷時の応急処置である「アイシング」に最適なグッズで、氷と水を入れて局所的に身体を冷やすためのものです。アイシングによって炎症を抑え、痛みを軽減させたり、深部まで冷やすことで二次的悪化を防止する働きがあります。

スポーツ用氷嚢（アイスバッグ）は、形状が自在に変わるため、患部にフィットし、効率よくアイシングができます。また温度も氷と水の量で自由に調整できるため、目的に合わせてさまざまな使い方ができます。

受傷時だけでなく、スポーツやランニング後のクールダウンに、筋肉などの疲労回復に、また歯痛や頭痛の緩和や、夏の熱中症対策にも、氷嚢はとても役に立ちます。あまり馴染みがなかったものかも知れませんが、この機会に一家にひとつ完備しておくのも良いでしょう。

アイシングしたい時に、スポーツ用氷嚢（アイスバッグ）がない場合、多くの人は保冷剤や湿布で代用しているのではないでしょうか。

保冷剤でも確かに冷やすことはできますが、冷凍庫から出したばかりの保冷剤は温度が低すぎる（0℃）ため、直接肌に当てると凍傷を起こしてしまいます。必ずハンカチなどを当て、食品用ではなく人体用の保冷剤で代用しましょう。ただし、ゴツゴツしていて固いため、患部にフィットせず使いにくいです。

冷却湿布を使用する方もいると思いますが、実は冷却湿布は冷たく感じるだけで実際に患部を冷やしているわけではありません。冷却湿布の効果は、塗布されている抗炎症剤の働きです。ですので、早急に冷やしたい時は、湿布は氷嚢の代用にはなりません。

では、氷嚢がない時はどうすればいいのでしょうか。おすすめの方法は、バケツなどに氷水を作り、その中に直接患部を10～15分ほど浸けることです。また痛みが出てきたら再度冷やす、ということを繰り返すのがおすすめです。

では、具体的にスポーツ用氷嚢（アイスバッグ）をどのように活用すれば良いのか、その使い方やポイントを詳しくご紹介しましょう。

使い方は簡単です。氷嚢に氷と少量の水を入れ、患部に当てるだけです。冷えすぎる時はタオルを当てたり、氷嚢を動かしながら当てます。

発熱などで寝ながら頭を冷やしたい場合は、氷嚢を吊るして額に当てます。吊るして使えるグッズも販売されています。また、脚や肘、肩などを冷やしたい場合は、固定ベルトやラップを使って固定します。専用の固定ベルトがセットになっている商品もあるので、必要に応じてチェックしてみてください。

なお、スポーツ後は汗をかいていますし、肌に直接当てて使うものなので、清潔を保つため、使用後は水洗いしておきましょう。

氷嚢によるアイシングは、捻挫や肉離れなどの急性外傷でも、スポーツ障害による痛み軽減のクールダウンでも、15分から20分程度おこなうのが良いとされています。

アイシングをすると、まず痛いほど冷たく感じ、一瞬とても熱く感じます。さらにジンジンしてきた後、感覚がなくなっていきます。この「感覚がなくなるまで」冷やしたらアイシング終了です。これを1～2時間おきに繰り返すのが良いとされています。

氷嚢の冷却時間は、氷が溶けるまでなので、夏場だと30分程度になります。氷が溶けたら、こまめに新しい氷と交換しましょう。長時間、屋外で使いたい場合は、氷を持ち歩けると良いですね。

また、できるだけ長く冷やすには、氷嚢の中の空気を抜くことです。もちろん氷がたくさんある方が冷却時間も長くなるので、容量の大きな氷嚢の方が長持ちしますね。さらに氷嚢に少し塩を加えると、急速に冷え、冷却時間も長くなります。持ち歩く時も、保冷バッグやクーラーボックスに入れたり、タオルでくるんだりすると、長持ちさせることができます。

最近はスポーツメーカーだけでなく、いろいろなメーカーが様々なスポーツ用氷嚢（アイスバッグ）を出しています。では、どんなポイントに注意して選べばいいのでしょうか。そんなスポーツ用氷嚢の選び方をご紹介します。

氷嚢にもいろいろなサイズがありますが、小さいサイズのものであっても、口の部分は大きいものを選びましょう。口が大きいほど、氷や水を入れる時に入れやすいです。家庭の製氷機の氷はもちろん、市販の大きめのブロックアイスもそのまま放り込めると便利ですよね。その都度、割って小さくしなければならないのはとても手間がかかります。

また大きな氷を入れられることで、冷却効果も長持ちします。熱中症対策用などで長時間冷却したい場合は、口が大きくサイズも大きめを選ぶ方が良いでしょう。

氷嚢は、ほとんどが結露がしにくい布製でしたが、最近シリコン製の氷嚢も出てきました。それぞれにメリットがあるので適したものを選んでくださいね。

また、結露や水漏れしないものを選ぶことも大切です。氷嚢は内部と外気の気温差が大きくなるので、とても結露しやすいのです。結露すると周りがビチャビチャになってしまうため、結露しない工夫が施されています。しかし製品によっては、結露しやすかったり、水漏れしたりする場合があるので、その点も注意しましょう。

シリコン製の氷嚢は、とても柔らかいので肌触りがなめらかで触り心地が良く、最近人気が高まっています。また中も外も洗いやすく、ニオイがつきにくいので、お手入れがしやすいのも人気の秘訣です。

ただ、まだ出始めなこともあり、布製に比べてお値段が高めで、結露もしやすいのが難点です。少しくらい高くても、触り心地やお手入れのしやすさを優先したいという場合はシリコン製がおすすめです。

一般的な氷嚢は布製です。布製は自由に変形するため、患部にしっかり密着しやすく冷やしやすいのが特徴です。また、結露が起きにくく、比較的安価なものもたくさん販売されています。

スポーツ時のアイシング用など、しっかりと患部を冷やしたい場合は使い勝手の良い布製がおすすめです。また結露がイヤだという方は、安価すぎない布製のものを選ぶと良いでしょう。

氷嚢にもいろいろなサイズがあります。使うシーンや目的、頻度によって適したサイズ選びをすることが大切です。

小さいサイズは、額や足首など、小さな範囲を少し冷やしたい時におすすめです。しかし小さいと氷がすぐに溶けてしまうので、短時間だけ冷やしたい時や、こまめに氷を入れ替えられる時に適しています。

一方、大きいサイズは、ゴルフやサッカーなど、屋外でのスポーツ時のクールダウン用または熱中症対策用におすすめです。氷をたくさん入れられるので長時間の冷却が可能です。中身を入れてない状態だとコンパクトになるので、持ち運びにもそう邪魔にはなりません。

この頃は、氷嚢にも各社からいろいろなデザインが登場しています。手に持って使うものなので、やはり見た目にも気に入ったデザインやカラーのものを選ぶことも大切です。お気に入りのデザインだと、長く、頻繁に使い続けることができますよね。

また、屋外で使う場合は、汚れが目立ちにくい暗めのカラーがおすすめです。お子さまの部活用なら特に、ダークカラーで人とかぶらないデザインのものがいいですね。

氷嚢は、最近はスポーツメーカーだけでなく、いろいろなメーカーの商品があります。スポーツ用品店やホームセンターで購入することができます。

100均各社でも小さいサイズの氷嚢を取り扱っています。「ダイソー」の氷嚢は100円でもそれなりに性能が良く、いろいろなデザインのものもあって人気です。また、「しまむら」では、お子さまに人気のディズニーキャラクターデザインのものがあり、部活や運動会用に活躍してくれそうです。

冷却スプレー（コールドスプレー）は、怪我をした際などに、衣服の上からでもスプレーすることで、皮膚の表面を冷やし、痛みを麻痺させたり炎症を緩和させることができます。すぐに氷などで冷やせない場面での応急処置には、手軽で便利なものです。

ただし、あまりに急速冷却ができるため、凍傷を起こす危険性もあるため、数秒しか使用できません。怪我の応急処置としては活躍しますが、スポーツ後のクールダウンには不向きなため、うまく使い分ける必要があります。

コンパクトで収納や持ち運びにも便利で、結露や水漏れがしないなど、使い勝手も非常によくなっている氷嚢（アイスバッグ）。お子さまがいるご家庭では特に、役立つシーンがきっとあることと思います。ぜひ、一家にひとつ用意しておいてくださいね。