【操作できない】東芝炊飯器のボタンが反応しないときの対処法｜リセット方法はある？

お米を洗ってセットするだけで、簡単にご飯が炊ける便利な炊飯器。当たり前のように使っていますが、だからこそ突然ボタンの反応がなくなると焦ってしまう人は少なくありません。真空や圧力など、さまざまな機能が搭載されているので、どうすればいいかわからず困ってしまいますよね。

ですが、原因がわかっていれば、対処の方法を探せます。修理を依頼しなければならないものから、ちょっとしたことで問題なく動くようになるものまで、不具合の原因はさまざまです。

今回の記事では、そんな炊飯器が反応しないときの対処法をご紹介します。まず確認すべきチェック項目や、炊飯器を処分するときの方法、炊飯器の最新人気おすすめ商品をあわせてご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

液晶画面に表示がなければ、電気が通っていないのかもしれません。コンセントにプラグを再度抜き差ししてみると改善する場合があります。

抜き差ししても何も表示されない場合は、電圧の異常がないか確認しましょう。家庭用炊飯器なら、定格100Vのコンセントを単独で使うのが正解です。他の電化製品との併用や200Vのコンセントへの接続は不具合の原因になります。

各パーツがきちんとセットされているかチェックしましょう。内釜がズレていたり底にご飯粒がくっついていたりすると、誤作動防止のためにボタンが反応しなくなります。

汚れはきちんと拭き取ってからセットしましょう。内釜はセットするときに少し回してみると上手くはまる場合があります。

また、内蓋や蒸気口はセットされているか、汚れや緩みはないかを確かめましょう。外蓋がきちんと閉まりきっていないのもエラーの原因です。再度開け閉めをして、カチッと音がするか確認しましょう。

液晶部分に「アルファベット+数字」が点滅していませんか？これはエラー表示なので、取扱説明書やネットでエラーの原因を確認しましょう。

たとえば東芝RC-10VSNの場合、エラー表示が出るのは以下が原因となるケースが多いようです。

• C10：吸気・排気口がホコリなどで詰まっている
• C11：内釜の底や温度センサーの汚れ付着、水量過多、他家電製品との併用
• C14：125V以上のコンセントにつないでいる
• C15：専用の内釜以外のものを使っている
• F01～14：制御基板の異常

エラーを防止するためにも、パーツや炊飯器まわりはこまめに掃除しましょう。

最終手段として、炊飯器を購入時の状態に戻すために初期化・リセットするのも1つの方法です。購入後に行った設定などは消えてしまいますが、治る可能性もあります。ただし、リセット方法は一般向けに公開されていません。どうしてもリセットしたい場合は、東芝に直接問い合わせをしてみるのがおすすめです。

東芝の炊飯器にはタッチパネル式もあります。タッチパネルが反応しない原因は以下が考えられます。

• タッチパネルの汚れや水濡れ
• 濡れた指で操作している
• 気温や湿度が高い場所で使用している
• 指以外のものや爪でタッチしている
• 2か所を同時にタッチしている

汚れや水分をきちんとふき取り、乾いた指の腹の部分でゆっくりタッチしましょう。また、熱や蒸気を発する電化製品の近くや直射日光の当たる場所は避けましょう。

いろいろ試してみても反応しない場合は、基盤の故障やコードの断線が考えられます。保証期間を確認して、メーカーに問い合わせてみましょう。

持ち込みの場合の修理代の目安は見積もりで1000円程度、修繕はコードリールが5000～7000円、基盤が9000～16000円前後かかります。

炊飯器の寿命は内側が3～5年、外側が7～10年といわれます。長年にわたってご使用の場合は、この機会に買い替えを検討してみましょう。

お使いの炊飯器を処分する場合、自治体によって「不燃ごみでOK」と「粗大ごみ指定」に分かれるようです。お住まいの地域の処分ルールを確認してみましょう。

粗大ごみ指定の自治体だと処分費用がかかってしまいますが、家電量販店によっては下取りサービスを行っているところもあるのでぜひチェックしてみましょう。

タイガー魔法瓶の炊飯器は、WEBサイトの修理受付フォームか購入した販売店に相談すれば、修理依頼が可能です。 また、WEBサイト上に修理診断が用意されています。ここで自分の状況をチェックすれば、修理を依頼する段階にあるのかを確認する目安になるのでぜひ活用しましょう。

象印の炊飯器は、販売店の延長保証に加入している場合は購入した販売店に相談するか、直接象印に依頼すれば、修理依頼が可能です。 また、炊飯器本体の画面右下に表示される修理ナビ（故障診断）が用意されています。ここでまず故障状況が確認でき、故障と診断された場合は、象印の窓口に問い合わせが可能です。

パナソニックの炊飯器は、WEBサイトの申し込みフォームから連絡して修理依頼が可能です。現物をチェック後に診断結果・見積もりが連絡され、それから修理を正式に依頼する形式です。電話による問い合わせも受け付けています。WEBサイトに掲載されている修理診断ナビで、修理料金の目安が確認できるので、依頼する前に修理か買い替えを選ぶ目安にできます。

三菱電機の炊飯器は、電話で三菱電機お客さま相談センターに連絡するか、三菱電機システムサービス株式会社に直接連絡すれば修理依頼が可能です。購入した販売店に相談ももちろん可能です。修理依頼の前にWEBサイトの『故障かな？診断』や『修理料金の目安』をチェックしておけば、具体的な見通しが立つのでぜひ活用してください。

アイリスオーヤマはWEBで修理料金を調べることができます。製品型番と故障状況を入力すると見積もりを出してもらえます。納得いく金額ならそのまま修理の申し込みまでできるので、故障したときには一度チェックしてみてください。

シャープの炊飯器は、音声ガイダンスで対応する修理相談窓口で修理を受け付けています。販売店が独自に定める「延長保証サービス」などを利用している場合は、販売店に直接問い合わせてください。

修理依頼をする前に、WEBサイト上に掲載されている故障診断ナビや修理概算料金をチェックしておけば、具体的な見通しが立つのでぜひ活用してください。

日立の炊飯器は、購入した販売店で受け付けています。転居や贈答品の場合は、WEBサイトに掲載されているフォームから出張修理を申し込めます。WEBサイトには故障診断・修理料金の目安なども掲載されています。これらを確認しておけば、具体的な見通しが立つので、修理依頼の前にぜひチェックしてください。

東芝の炊飯器は壊れやすいといった声を目にした経験のある人は、気になるところですよね。これは、真空と圧力を加える構造上、内フタにつくプラスチックの部分に負荷がかかるのが原因とされています。

ですが、これは東芝に限った現象ではなく、特別壊れやすいといったものではありません。また、壊れてしまった場合は他メーカー同様にそのパーツのみ単品で購入すれば引き続き使えるようになります。

炊飯器のボタンが反応しない理由は、お使いの環境によって多岐にわたります。内釜がきちんとはまっていないなど、本当にちょっとしたことが原因となっているケースもあります。焦らず1つ1つチェックしてみましょう。