【2025年】口コミの高い炊飯器ランキング10選｜味はどれも同じで変わらない？

炊飯器は、日本の食卓に欠かせないアイテムです。ここ数年の美食ブームも伴い、各メーカーからさまざまな機能の炊飯器が発売されています。日本の炊飯器で炊いたご飯はおいしいからと、海外で愛用している方もいるそうです。

そんな炊飯器ですが、値段がお手頃なものから驚くほど高級なものまでさまざまです。どのCMを見てもおいしいご飯が炊けそうに見えますが、どれも同じで味も変わらないと考える方が多いです。しかし、一部では高い方がいいと思っているユーザーがいるのも事実です。

そこで今回は、口コミ満足度の高いおすすめ炊飯器10選をランキング形式で紹介します。本記事で紹介する商品は全てAmazonで購入可能です。また炊飯器の種類やおすすめメーカーなども解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

IH炊飯器とは、電磁誘導加熱方式を利用した炊飯器です。内釜自体が直接発熱できるので、お米全体にムラなく熱を伝えられるのが特徴です。高火力なので短時間でお米を炊くことができ、ふっくらとした炊き上がりになります。そして、たくさん炊いてもムラができないことがメリットです。

値段は安価なものは1万円台から、高価なものは6万円を超えるものもあり、高価なものほどさまざまな機能が搭載されています。最近は、このIH炊飯器が主流なので商品数が最も多い炊飯方式となっています。

圧力IH炊飯器はIH炊飯器の一種です。圧力をかけて100℃以上の高温で炊くことによりお米の本来のうまみや甘みをしっかりと引き出すことができます。炊き上がりがふっくらもちもちしていることに期待できます。お米の食感を楽しみたいという方におすすめしたい加熱方式です。

圧力IH炊飯器のなかでスチーム機能が搭載されたものもあります。この機能は、保温時の乾燥を防ぐだけでなく、お米ひと粒ひと粒の食感を引き出してくれるというメリットがあります。

圧力IH炊飯器は、IH炊飯器より比較的高めの商品が多く1万円から10万円程度の商品が存在します。

マイコン炊飯器とは古くからの加熱方式を採用した炊飯器で、釜の下部にあるヒーターで炊飯します。火力は他の炊飯方式と比較して最も弱く、最近では容量の少ない3合炊きには多く見られます。一方で大きい容量のマイコン式炊飯器の数が減ってきています。

マイコン炊飯器は熱の高い部分が釜の底に集中するため、水分量が少ないと底の方だけお米が硬くなってしまいます。そのため水分量を適切にしなければなりません。気になるお値段ですが、5千円程度から購入できます。毎日お米を炊かないという方や単身者、安さを重視する方に人気です。

前述したとおり、炊飯器の値段は5千円のものから10万円を超えるものまでさまざまです。値段の違いは加熱方式の違いが大きく関係してきますが、それだけではありません。炊飯器において各企業が目指しているのは「かまどで炊いたご飯」です。それを実現するためにたくさんの研究を重ねています。

• どのように圧力をかけるか
• 火加減や火力はどうするか
• 釜の素材や形状はどうするか

以上のことに技術とコストをかけており、それが炊飯器の値段に反映されているのです。したがって「値段が高い炊飯器＝かまどで炊いたご飯に近い＝おいしい」ということになります。

鉄・同タイプの金属釜は、お米を炊く際の時間を短縮できるのが特徴です。炊飯時間が短いのに加え、長時間の保温力を保てます。鉄製のため重量が重いのがデメリットですが、短時間でお米を炊きたい方におすすめです。

土鍋釜は、熱をしっかり浸透させてより美味しいお米に炊き上げるのが特徴です。お米本来の旨味や甘みがより高く引き出され、普段食べているお米を美味しく召し上がれます。しかし、土鍋釜は衝撃に弱いため取り扱いに気をつけましょう。

アルミ・ダイヤモンドタイプの窯は、重量が軽くてお手入れしやすいのが特徴です。他の窯は重すぎて扱いにくい方でも、アルミ・ダイヤモンドであれば問題ありません。保温時間が短くお米の食感が少々硬いのがデメリットなため、購入する際はよく考えましょう。

使用人数に合わせて炊飯器のサイズを選ぶのも重要です。一人暮らしの方であれば、2～3合炊きのサイズでも十分に足ります。家族持ちの方であれば、5～10合炊きのサイズを選べば問題ありません。購入前に使用人数を把握したうえで選んでください。

炊き分け機能は、一人一人の好みに合わせて炊き上がるお米の食感を変えられる機能です。人それぞれ好みの食感が異なるため、変更可能な炊き分け機能は多くの方に好まれています。家族の好みがバラバラな家庭におすすめです。

蒸気レスは、炊きあがった際の蒸気の量を抑えてくれます。室内に湿気がこもりにくいため、狭い部屋でも安心です。周辺機器の故障やカビ防止にもなり、換気しにくい自宅でも心配ありません。蒸気が気になる方はチェックしてみてください。

炊飯器を購入する際に最も重要なのが保温機能です。保温機能があれば、多少時間の経過したお米でも炊き上がりの状態で美味しく食べられます。逆に、保温機能がないと炊いたお米が冷めてしまったりして美味しくありません。美味しさを保つためにも保温機能は大重要です。

象印の炊飯器は、種類がとても豊富で多くのモデルがあります。容量も単身者向けからファミリー向けまでさまざまです。好みによって炊き方を変えられる機能や長時間対応の保温機能、クリーニング機能など、優れた機能が組み込まれた商品がさまざまな価格帯で販売されており、広く人気を集めています。

そして、ここ最近では「炎舞炊き」が注目を集めています。炎舞炊きはかまどで炊いた時のような複雑な対流を生み出すことで、炊きムラのないふっくらした炊きあがりを実現しました。それまで売りにしてきた「極め羽釜」を一新するほど自信のある商品のようです。

また、各モデルに合わせた品質の高い鉄製の内釜を採用しており、どの炊飯器もご飯のおいしさを最大下に引き出してくれるのが魅力です。

TIGERの炊飯器の特徴は「土鍋釜」を採用していることです。土鍋釜とは、本物の土から作られた陶器にうわぐすりをかけて焼いた釜をさします。蓄熱性が高く、炊きあがった後も高温を保つことができます。実は、TIGERは土鍋をIHに対応させる技術で特許を取っているため、炊飯器で土鍋釜を使用できるのはTIGERだけなのです。

また、土鍋釜は内部に熱が伝わると「土鍋泡」という細かい気泡が発生します。この気泡がお米ひと粒ひと粒に熱を与え、ふっくらとした炊きあがりを実現しています。

さらに「可変W圧力炊き」を採用したモデルは、圧力鍋のように密閉し2段階の圧力を加えることでお米の芯までじっくりと火を通すことができます。もちもちとした弾力のある炊き上がりがユーザーにはとても人気です。

Panasonicの炊飯器の特徴といえば、独自技術である「おどり炊き」です。おどり炊きには2種類あります。1つ目は、大小の気泡を釜底全体から発生させ強力な熱対流を起こして炊き上げる「大火力おどり炊き」。2つ目は2種類の圧力で激しい対流を起こしてお米の芯までもっちりと炊き上げる「可変圧力おどり炊き」です。

そして、このふたつを合わせたのが「Wおどり炊き」で、それぞれの対流を利用してお米を激しく躍らせることで、熱を均一にいき渡らせることができます。炊きあがりはもちもちとしていながらふっくら、甘みもありとてもおいしいご飯が実現できました。

また、「スチーム炊飯」も独自技術として持っています。スチーム炊飯とは、最高220℃のスチームを噴射して炊き上げる技術で、ハリとツヤのある炊きあがりが特徴です。水分が逃げにくいため時間が経ってもおいしいご飯が食べられます。

三菱の炊飯器の特徴といえば「炭釜」です。炭はIHが発する磁力線で発熱する性質を持っています。この性質により、炭釜すべてが発熱体になるので火力と熱伝導は業界トップです。その分吹きこぼれやすいのですが、三菱は「吹きこぼれるほど加熱した方がおいしい」というコンセプトで開発を続けてきおり、「本炭釜KAMADO」を完成させました。

羽釜形状と二重蓋で吹きこぼれを防ぎ、お米のうまみを逃がさず炊き上げることができます。三菱独自の技術としては「超音波水流」があります。これはお米に効率よく水分を吸収させる技術です。しかし、これを搭載しているのは金属釜を採用しているモデルだけなので注意してください。

日立の炊飯器は、高火力と圧力でふっくら炊きあげるのが特徴です。最近では重い鉄釜が軽量化され、扱いやすくなっていることも話題です。また、日立の炊飯器は蒸気をスチームとして活用する機能がついているのでご飯に甘みがあります。

さらに、日立の炊飯器は少量炊きも得意としています。5.5合炊きの炊飯器で3合以下を炊こうとすると内釜の上部に空間ができてしまうため、高温を維持することができません。しかし、日立の炊飯器なら側面にあるヒーターとスチームの効果で高温を維持してお米を芯まで炊き上げることが出来ます。

東芝の炊飯器の特徴は「真空技術」です。これは東芝独自の技術で、内釜内部を真空状態にすることでお米の空気を抜き、水分をしっかりと吸収させることができます。保温時にもこの技術は活用されており、ご飯の黄ばみや乾燥を防げるため時間が経ってもおいしさを維持できます。保温時間は機種にもよりますが最大で40時間となっています。

炊いたご飯をその日のうちに食べ切らないという方から高評価を得ています。また、東芝の炊飯器で嬉しいのは内釜の種類の多さです。定番の「鉄」はもちろん、「銅」や「備長炭」「ダイヤモンドコート」など種類が豊富なので好みや用途で選ぶことが出来ます。

いかがでしたか？どの企業も「こだわり抜いたおいしいご飯を食べてほしい」そう思って炊飯器づくりに取り組んでいることが窺えます。自分に合った炊飯器を選ぶ際は、各企業のこだわりを意識しながら選んでみてください。