加湿器と空気清浄機の違いは？どっちがいい？加湿空気清浄機おすすめ5選も

空気清浄機と加湿器の違いについて知っていますか？おそらくほとんどの人がその違いについて深く理解してないと思います。それは、おそらく加湿器にも空気清浄機にもさまざまな種類があり、違いについて分かりづらいからと考えられます。

加湿器と空気清浄機は、そのデザインが非常に酷似している場合も多く、何が違うのかわかりづらいです。また、加湿器と空気清浄機を組み合わせた「加湿空気清浄機」などもあるため、さらに混乱してしまいます。

今回の記事では、加湿器と空気清浄機の違いや、どっちがいいのかについて解説するほか、赤ちゃんの寝ている寝室でも使えるような製品をご紹介します。またその他にも、おすすめの加湿空気清浄機についても解説するため、ぜひ実際の購入の際には参考にしてください。

家電量販店などで売られている空気清浄機と加湿器の違いについてしっかり理解していますか？空気清浄機と加湿器は見た目がほとんど同じなので、機能面で何が異なるのかあまりよくわかってない方もいるでしょう。まずは空気清浄機と加湿器の違いについて見ていきます。

空気清浄機は、空気中のホコリや汚れ、カビやフケはもちろんのこと、病気の元となるウイルス菌や悪臭の原因となるニオイ菌も除去してくれます。

空気清浄機はあくまで空気をきれいにするための機械であるため、湿度調整機能は搭載されていません。そのため、湿度低下に敏感な方(乾燥に弱い方)だと、空気はきれいだけど乾燥していて喉が痛くなるといった症状に悩まされる事もあるかもしれません。

また、近年では、スマートフォンやスマートスピーカーとの連携機能を搭載したモデルが増えてきています。空気の状態を知らせてくれ、離れた場所からの操作も可能です。さらにAIを利用しユーザーに合わせた運転をしてくれる、とても賢いモデルも発売されています。

加湿器はただ単純に加湿器を置いた空間の湿度を上げるための機械です。これにより部屋が乾燥しにくくなるため、部屋が乾燥しやすい冬に効果的です。

加湿器にはウイルスなどを吸収して除去する機能はありませんが、湿度を上げることで埃や花粉が湿気を吸って重くなって床に落ちやすくなるため、埃や花粉が体内に入りにくくなるというメリットがあります。

ウイルスは空気中に舞ったままですが、風邪やインフルエンザの元となるウイルスのほとんどは湿度上昇で活性が抑えられるため、病気予防にもつながるという嬉しい効果もあります。さらに、湿度が高い方が化粧ノリもよくなるなどお肌に嬉しい効果もあります。

加湿器と空気清浄機は効果が異なりますが一緒に使うのは効率が悪いと言えるでしょう。それぞれ買うと購入費用がかかるだけでなく置く場所を圧迫します。

加湿と空気清浄の両方の効果が欲しいなら一台で同時にできる加湿空気清浄機を検討しましょう。加湿機能を使わないシーズンは、タンクの水をすべて抜いて空気清浄機能として別々に使用可能です。

最新の空気清浄機を見ると、空気清浄機なのに加湿機能がついていることがよくあります。これは加湿空気清浄機と言って、空気清浄機の機能と加湿器の機能の両方を持ち合わせる最新機種です。

機能面に優れているので価格は少し高くなりますが、別々で購入するよりもお得で必要な設置スペースも小さくなるので、おすすめです。加湿空気清浄機を使えば、加湿機能でウイルスの活性を落として空気清浄機能で吸収することも可能になるため、より快適で清潔な空間を維持できます。

また、加湿しすぎると発生しやすいカビのもととなるカビ菌を空気清浄機で吸収してしまうことで、加湿機能で湿度を上げてもカビが繁殖しにくくなります。

加湿空気清浄機を選ぶ際は、床面積は最も重要です。適用床面積とは空気清浄機1つで清浄・加湿できる空間の広さであり、適用床面積以上の空間では空気清浄機としては機能をフルに発揮できません。

20畳の部屋で適用床面積が10畳の空気清浄機を使っても全然きれいにならず、電力だけ無駄に消費します。適用床面積が不足しているとフルパワーで動かしても力不足になるので、価格や機能面よりもまず適用床面積をチェックしてください。

加湿空気清浄機はフィルターによって、キャッチできる微粒子が異なり、ほとんどが複数搭載しています。タバコ屋ペットの匂いを取り除きたいなら、匂いフィルターが搭載されているか確認しましょう。

また、花粉やPM2.5の対策をしたいのなら、微粒子もキャッチできる集塵フィルターを搭載している必要があります。こまめな掃除が必要なフィルターもあるので、掃除がしやすい物を選ぶのも賢い選択だと思います。

以下の記事では、花粉やPM2.5対策におすすめの空気清浄機を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

空気清浄機によって、どういった汚れを吸収できるのか異なります。性能の低い加湿空気清浄機だと空気中に舞っているホコリは吸着できても粒度が非常に細かいPM2.5や花粉は吸着できません。

どういった汚れを吸着できるとかについては必ず製品表に表記されているのでチェックするようにしてください。しっかり確認すれば、空気清浄機を購入したものの期待した清浄効果を得られなかったパターンはなくなるでしょう。

加湿空気清浄機は空気の清浄と加湿しかできないと思っているかもしれませんが、年中使えるように除湿機能が搭載されているものもあります。除湿機能があれば湿度が高くてジメジメしやすい梅雨の時期や雨上がりでも役立ちます

加湿空気清浄機本体が安くても、消費電力が大きければ維持費が高くなってしまいます。空気清浄機はモデルによって年間電気代が数万円規模で変わるため、消費電力もしっかりチェックしてください。

特にチェックすべきなのは最大消費電力です。省エネモード・弱運転の場合はほとんど電力を使わないのでどのモデルの空気清浄機でも発生する電気料金は誤差ですが、最大消費電力は大きく異なります。

最大消費電力が少ないもので40W程度のものがありますが、高いもので100W近くにまで上るものもあるので、事前に確認しておかないと毎月の諸費用がかさんでしまいます。空気清浄機の電気代が気になる方は、以下の記事をご覧ください。

置く場所によってきになるのが動作音ですよね。加湿空気清浄機を寝ている時に使用したいという人も少なくないと思います。最近の加湿空気清浄機には音が静かなモードが搭載されているモデルもあります。購入の際には何デシベルなのかを確認すのも賢いと思います。

加湿空気清浄機は部屋の空気をきれいにするために使います。してがって、加湿空気清浄機本体をきれいに保つ必要があります。そこで重要になってくるのが「お手入れのしやすさ」です。自分でお手入れする事を考えた上で購入を検討しましょう。

最近の加湿空気清浄機は10年間フィルターが交換不要であったりと、さまざまな機能が付いているモデルが発売されています。そんな中でも最も手間がかかる作業が、加湿機能用タンクへの水入れです。したがって、タンクの容量が大きいモデルを購入することをおすすめします。

加湿器と空気清浄機の両方の役割をする一体型は1台で済ませられますが、デメリットもあります。デメリットについて見ていきます。

• メンテナンスに手間がかかる
• タンクへの吸水・排水作業が面倒
• 空気の洗浄能力が低くなる
• 本体サイズが大きい
• 単体機能のものより能力が劣る

一体型の加湿ユニットの清掃は、月に1回の水洗いするのが一般的です。フィルター・トレー・タンクなど手間がかかります。メンテナンスを怠るとカビの発生の原因になります。稼働時はタンクへ水を入れたり、使用後は水を抜いたりする作業も必要です。

すべてではありませんが、加湿運転をしていると風量が弱まるため、空気の洗浄力が劣る場合があります。また、加湿専用のものより一体型の加湿力は弱い傾向にあります。さらに、一体型は2つの役割をするためどうしても単体機能のものより、本体サイズが大きいです。

今回は空気清浄機と加湿器の違い、そして空気清浄機と加湿器が一緒になった加湿空気清浄機について紹介しました。自分のライフスタイルに合った機種を選択して快適な生活を送りましょう。