パナソニックの空気清浄機フィルターの交換時期の解説｜交換しないとどうなる？

パナソニックの空気清浄機には「ナノイー」が搭載されています。ナノイーは、水から生まれたイオンで、それに含まれたOHラジカルが、カビや花粉、ニオイ、アレル物質や、タバコやペットなどの臭いを除去する働きがあります。また新機種に搭載されている「ナノイーX」は、「ナノイー」の約10倍のOHラジカルを発生させることができます。

そんなパナソニックの空気清浄機ですが、フィルターの交換不要なものもあれば交換が必要なものもあり、使っている機種によってさまざまです。空気清浄機をベストな状態で使うためには、フィルターのお手入れば必須です。集じんフィルターや脱臭フィルターなど種類によって用途が変わります。

今回は、パナソニックの空気清浄機のフィルターを解説していきます。フィルターの種類やお手入れ方法などをご紹介するので、空気清浄機選びの参考にしてください。

パナソニックの製品に使われている中で高機能なエアフィルターです。約0.3μmまでの粒子を99%捕えることができます。スギ・ヒノキのような花粉・ダニのフンや死骸・カビ菌・PM2.5などを除去します。

パナソニックのHEPA集じんフィルターの交換時期は約10年後です。畳一畳分のろ紙がぎっしりと詰まっているので、一度とらえた粒子を逃しません。ペットの毛や繊維など大きな汚れを取り除く「プレフィルター」と組み合わせて使用します。

HEPA集じんフィルターの1つ前のタイプです。スギ・ヒノキなどの花粉・ダニのフンや死骸・カビ菌・PM2.5などを除去します。

ハイブリッド集じんフィルターの交換時期は約10年後です。ペットの毛や繊維などの大きな汚れを取り除く「プレフィルター」と組み合わせて使用します。

より細かな粒子を取り除きたい場合は、HEPA集じんフィルターを搭載した空気清浄機を選ぶのがおすすめです。

脱臭フィルターとして使われているのは、スーパーナノテク脱臭フィルターと呼ばれるものです。詳しい役割を次の項目でご紹介します。

部屋の臭いを除去するためのフィルターです。タバコ臭・生ごみ臭・ペット臭・枕の頭皮臭などを除去します。

スーパーナノテク脱臭フィルターの交換時期は約10年後です。パナソニックの空気清浄機の多くの機種で使用されています。タバコをよく吸う方や、犬や猫などのペットを室内で飼っている方におすすめです。

集じん脱臭兼用フィルターは、集じんと脱臭の両方を行えるものです。HEPA集じん・脱臭一体型フィルターについて次の項目でご紹介します。

「HEPA集じんフィルター」と「スーパーナノテク脱臭フィルター」を一体化したフィルターです。主にパナソニックのスリムな空気清浄機で使用されています。スギ・ヒノキなどの花粉・ダニのフンや死骸、カビ菌、PM2.5を除去し、たばこ臭、生ごみ臭・ペット臭などの除去にも有効です。

HEPA集じんフィルター・脱臭一体型フィルターの交換時期は約5年後です。単体で使用するフィルターよりも寿命が短いので、注意が必要です。

加湿機能がついた「加湿空気洗浄機」には、加湿フィルターセットが内蔵されています。この加湿フィルターを湿らせることにより、部屋を加湿します。

加湿フィルターの交換時期は約10年後です。加湿フィルターを外したり、破損したりすると、加湿機能が働かなくなるので、注意が必要です。

ここまでご紹介したフィルターの交換時期をまとめました。

それぞれの交換時期を過ぎる前に、必ずフィルターの交換を行いましょう。交換を行わないと、フィルターの働きが悪くなり空気清浄機が本来の力を出せません。HEPA集じん・脱臭一体型フィルター以外は10年に1回の交換でいいので、忘れないようにしてください。HEPA集じん・脱臭一体型フィルターだけは5年で交換が必要です。

フィルターの交換時期には2つの注意点があります。それは、使用状況によって交換時期が異なることと、お手入れ方法を守ることです。それぞれを詳しくご紹介します。

集じん・脱臭・加湿フィルターは、一体型フィルターを除くと、約10年間使用可能です。しかし使用頻度が高かったり、除去する粒子が多かったりする場合は、フィルターの寿命が短くなります。

集じんフィルターと脱臭フィルターは、1日にタバコ6本相当以上の汚れや匂いを吸い続けた時は、交換時期が早まります。また加湿フィルターは、1日8時間以上運転し続けた場合に、交換時期が早まります。そのほかにも、使用する状況によって交換のタイミングが変わってるので、効果が感じられなくなった場合、早めに交換することが大切です。

パナソニックの空気清浄機のフィルターは、お手入れの方法と頻度が決められています。たとえば、脱臭フィルターは、汚れが気になるタイミングで、掃除機でホコリを取る必要があります。また集じんフィルターは、約2週間に一回、表面だけに掃除機をかけます。

購入した製品の取り扱い説明書をよく読んで、正しいお手入れ方法を守るのが空気清浄機を長持ちさせる秘訣です。丁寧に使用するとフィルターの交換時期をできるだけ長くすることが可能です。

空気清浄機のフィルターを交換しないとどのような弊害があるか見ていきます。空気清浄機を運転させると、花粉・カビ・ハウスダストなどフィルターがキャッチします。しかし、フィルターが汚れで目詰まりしていると、フィルターに吸着せずそのまま排出され空気がクリーンになりません。

脱臭フィルターも同じで、汚れているとニオイは取れません。また、汚れが内部に入り込み、故障の原因にもなります。さらに、空気清浄機に余計なパワーがかかり、電気代も高くなってしまいます。必ずフィルターは定期的にメンテナンスするのがおすすめです。

脱臭フィルター・集じんフィルター・空気清浄フィルターは水洗いできません。ホコリは掃除機などで吸い取ってください。加湿フィルターのみ水洗い可能です。加湿フィルターの洗い方は、ぬるま湯につけて、手で押し洗いをします。ブラシで擦ったりすると破損の原因になります。加湿フィルターは濡れたままでも使用可能です。

空気清浄機は正しく使えばお部屋をクリーンに保てますが、間違った使い方をしてしまうと健康を損なってしまう可能性があります。よくある注意点をまとめましたのでご覧ください。

空気清浄機は、正しい設置場所とお手入れをすることで、説明書通りの性能を発揮できます。正しい使い方を心がけてお部屋をきれいにしましょう。

パナソニックの空気清浄機のフィルターの交換時期は、およそ約10年後です。フィルターの機能をフル活用するためには、交換時期を過ぎたフィルターを使用しないことが重要です。定期的にフィルターを手入れしながら、大事に使用しましょう。