シャープの空気清浄機フィルターのお手入れ＆掃除方法｜黄ばみ・水洗いはできる？

シャープの空気清浄機はアレル物質やウイルスの作用を抑え、空気を正常に保つプラズマクラスターが搭載されているため人気の商品です。最近では、加湿空気清浄機も注目を集めています。空気清浄機や加湿空気清浄機で最も重要なのはフィルター部分。性能を発揮し続けるには、定期的なお手入れや適切なフィルターの交換時期を守るのが大切です。

しかし、フィルターの掃除方法がよくわからなくてつい先延ばしにしたり、交換時期や新しいフィルターの交換方法がわからなかったりする人も多いのではないですか。フィルターを清潔にしていないと空気清浄機が臭いと感じるようになります。

そこで本記事では、シャープの空気清浄機のフィルターの種類や交換時期・掃除方法の解説をします。その他にもプラズマクラスター搭載の空気清浄機・お手入れ簡単な自動掃除機能付き空気清浄機も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

シャープの空気清浄機フィルターは3種類あります。それぞれ取り込める有害物質が異なるので、特徴をつかんでおきましょう。

• プレフィルター：花粉・ホコリ・大気汚染物質PM2.5などを入り口でブロックする

• 脱臭フィルター：ペットやタバコなどの5大生活臭を脱臭する

• 静電HEPAフィルター（集じんフィルター）：細菌やインフルエンザウィルスなどの抑制効果　0.3μmの粒子に対して99.97%以上の確率でキャッチする高性能フィルター

プレフィルターの場合は、パネルの外側から掃除機で髪の毛や大きいホコリを吸います。部屋の掃除機をかけるついでにササッとやれば常にきれいな状態を保てます。稼働時間が長かったり、ペットを飼っていたりするとホコリや毛が多く付着するので毎日チェックしましょう。

脱臭フィルターにはプレフィルターを通過したニオイ成分が付着しています。お手入れ方法は掃除機で両面を吸います。頻度は1か月に1度くらい、またはニオイが気になったらお手入れ時期です。

脱臭フィルターは丸洗い・天日干しすると機能を失う可能性があるので行わないでください。また、フィルターに力を加えすぎると、割れる場合があるので取り扱いには十分に注意しましょう。

静電HEPAフィルターは、新聞紙の上に置いて掃除機をかけましょう。タグのついている面だけをよく吸い取ります。フィルターにはウイルスや雑菌やカビなどの有害物質が取り込まれていますから、マスクをして吸い込まないように注意してください。

頻度としては1か月に1度ぐらいが最適です。また、ニオイが気になるようになったら早めにお手入れしましょう。

プラズマクラスター機能を発揮するために、6ヶ月に1回程度のお手入れが必要です。お手入れ方法としては、まずユニットカバーとユニットホルダーを外します。そして、ユニットの電極（針先）や周囲についたホコリなどを歯ブラシや市販の綿棒を使って掃除しましょう。

繊細なので強く触ると変形する場合があります。お手入れの際、ユニットの接続端子には触れないように気をつけてください。この部分のお手入れは少し複雑なので、シャープが公式サイトで紹介しているお手入れ方法を確認してから行うと安心ですよ。

フィルターの付け方が分からないまま自己流で試行錯誤すれば、フィルターの破損につながる恐れもあります。お手入れ後のフィルターの付け方に不安がある方は、必ず取扱説明書を確認しましょう。

空気清浄機を購入してから取扱説明書を読まずに捨ててしまう方もいますが、破損や不具合のリスクを避けるためにも、いつでも見返せる場所に保管しておくのがおすすめです。

加湿空気清浄機のフィルターは、空気清浄機よりもひとつ多くなっています。部屋を適度な湿度に保つために、加湿用のフィルターは欠かせません。加湿フィルターは、使い続けるとヌメリが出てきます。それを掃除するためには洗剤、もしくは水垢取りに効果があるクエン酸をよく溶かした水でつけ置きするのがおすすめです。

加湿空気清浄機でのお手入れはフィルターだけでなく、加湿タンクもチェックしましょう。お手入れ方法は、加湿フィルターと同様にクエン酸を使ってヌメリを取るようにしてください。加湿用のフォルターやタンクのお手入れは、最低でも1ヶ月に1度は必ず行うようにしましょう。

空気清浄機の掃除方法を詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

最後にフィルターをセットしたら試運転をします。シャープの「キレイモニター」で、何分で部屋がキレイになったか時間を測って確認できます。

お手入れのたびに記録すれば機能が戻っているかを把握できます。フィルターだけでなく、センサーの掃除、プラズマクラスターユニットの掃除などもお手入れするのを忘れずに。

空気清浄機や加湿空気清浄機のフィルターのお手入れをしっかり行なっておけば、いつも家の中が快適な空間になります。しかし「どうしてもお手入れが面倒だ」と感じる方は、とても多いです。そんな方におすすめなのが、使い捨てプレフィルターです。

使い捨てプレフィルターを利用すれば、取ってはがすだけでお手入れが完了するので、いちいちフィルターを取って洗浄する手間がなくなります。ただし、使い捨てプレフィルターをつけたとしても定期的なお手入れは必要です。

あくまでも、使い捨てプレフィルターはお手入れの頻度を減らせるツールであると忘れないようにします。手軽に始められるので、フィルターのお手入れが負担になっている方は、ぜひ使い捨てプレフィルターの利用を検討してください。

空気清浄機や加湿空気清浄機のフィルターを掃除したのに、お手入れランプが消えないのには、大きく分けて2つの原因があります。まず1つ目は、フィルターに付いた汚れやホコリがまだ十分に掃除できていないパターンです。今一度フィルターがきれいになっているかどうかを確認します。

2つ目は、フィルターのお手入れをした後にリセット操作をしていないのが原因に挙げられます。リセット操作は各製品によって異なる場合があるので、取扱説明書やシャープの公式サイトを確認してください。

どちらも漏れなく行ってもお手入れランプが消えないときは、故障している恐れがあります。故障かどうかを確かめたい方は、直接問い合わせてみましょう。

手入れをしても、以前よりニオイを取る機能が落ちてくる場合があります。最初はペットの排泄臭や焼肉などの料理のニオイを感じなかったはずなのに…。常に不快な臭いを感じるようになります。掃除をサボっていたわけでもないのに変だなと感じたら脱臭フィルターの交換時期です。

シャープの空気清浄機には「キレイモニター」があり、お部屋の空気の状態を見張ります。故障でもないのに、キレイになったお知らせに時間がかかるようになったら、フィルターの能力が弱まった可能性があります。

長時間の使用が多い方や有害物質の多い環境によっては早めに機能が落ちる場合もあるようです。空気清浄に通常の2倍ほど時間がかかるようなら、集じんフィルターの交換を考えましょう。

少し掃除をサボると加湿フィルターが変色して黄ばみが出るケースがあります。ミネラル分が詰まったり水の石灰質が固まったりすると加湿機能が正常に稼働しません。クエン酸のつけ置き洗いをしても元に戻らないなら、そろそろ交換時期と考えましょう。

結局のところ、フィルターの寿命が10年間持たないケースもあるようです。4年か、早い場合は2年ぐらいでフィルター交換をする場合もあります。使用環境によって、カビや花粉・ホコリなどの浮遊物の多さも違うためです。

ペットや喫煙者の有無でも随分違います。シャープでも、空気清浄時間が通常の2倍かかるようになった場合や、脱臭能力が半分に低下したら交換時期とアナウンスしています。

以下の記事では、シャープ以外の空気清浄機のフィルタ交換時期やお手入れ方法について解説しているので参考にしてください。またシャープの空気清浄のフィルター交換についての記事もあるので是非チェックしてみてください。

通常850円程度で正規品が購入できます。6枚入りでおよそ半年分になるため、1年間のコストは1700円です。

正規品をアマゾンで少し安く購入すると3300円前後。4年で交換した場合は年間で825円です。3年で交換すると年間コスト1100円になります。

アマゾンで3000円程度で購入できます。4年で交換すると年間コスト750円、3年では年間コスト1,000円です。

最もニオイが出やすいのが加湿フィルターです。10年もつ気がしないと多くの方が感じています。3年が限界、2年で交換とするいった声もあります。アマゾンで2100円なので2年で交換すると年間コスト1,050円です。

フィルター4種で算出すると、年間コストは4,325～4,850円程度です。空気清浄機の台数が増えるとこの倍かかるので、フィルターの持ちを長くするのが大事です。こまめなお手入れがニオイや汚れ・変色を防ぐので、この記事でご紹介した方法をぜひ試してください。

もし空気清浄機の説明書を無くしても、安心してください。型番がわかればSHARPの公式サイトで説明書を検索し、参照できます。誤って捨ててしまっても慌てず、検索してみましょう。

フィルターのなかでも加湿フィルターは基本的に水洗い可能です。月に1回を目安に、水道水で洗い流すだけでOKです。もしフィルターに赤・黄・白等の汚れがついていても、水道水のミネラル・鉄分が原因です。重曹・クエン酸などで汚れに応じてつけ置き洗いをすると簡単に掃除ができます。

シャープが提供する空気清浄機や加湿空気清浄機には、互換品もたくさんあります。互換品は純正品よりも安く手に入るので、購入を検討している方も多いです。

しかし、互換品には注意点もあります。互換品は純正品とは異なり、製品専用として作られていないので「フィルターが合わない」「長持ちしない」などの不具合が発生するケースは珍しくありません。

互換品を使ったうえで故障したとしても保証対象外の恐れもあります。さらに、互換性を使い続けてもカタログ性能が十分に発揮されない場合もあるので、気をつけましょう。

もし互換品を購入したい方がいれば、互換品を使った人の口コミなどをよく調べてから購入を検討するようにしてください。

フィルターのお手入れをはじめる前に、必ず空気清浄機の電源を落としてプラグをコンセントから抜いた状態にしましょう。通電していると感電する恐れがあります。また、より詳細なお手入れ方法は公式サイト・取扱説明書をしっかり確認するのがおすすめです。

フィルターは水洗いしてもいいもの、水洗いをすると機能を失うものがあるのでこちらも事前に確認してください。すべてのフィルターは丁寧に扱わないと破損する恐れがあるので、力の加えすぎに気をつけましょう。下の記事でも空気清浄機の掃除方法を紹介しています。

空気清浄機はウイルスのような細菌対策やカビ・ダニなどのアレルゲン対策に威力を発揮します。空気清浄機1台あると掃除する箇所がたくさんあり、忙しいとついおろそかになりがち。効果的に空気清浄機を稼働させるためにこまめな掃除を習慣化し、メンテナンスをしっかり行いましょう。