テンマクデザイン バーベキューコンロ・焚火台 男前ファイアグリル

コンパクトで機能性に優れた男前ファイアグリルは、アウトドアカフェBASE CAMP店主A-sukeさんのアイデアをテンマクデザインが具現化したソロキャンプ用焚び火台です。オールチタンの「男前」な外観も相まって、ソロキャンパーにとっては気になる存在です。

ただ、その一方で火が消える、熱での変形が心配という声が上がっているのも事実です。どちらも切実な心配のタネですよね。キャンプ中に火が起こせなくなっては大変です。

この記事では男前ファイアグリルの特徴・口コミ・他製品との比較などを通して、その性能を徹底調査します。自分のスタイルに合っている製品か検討してください。

5000円程度で販売されているチタン製の五徳が標準装備されています。シェラカップやソロ用コッヘルであれば保温用と調理用を2つ載せられるのも嬉しいポイントです。また、サポートバーと専用収納ケースもセットになっています。

扱いやすいサイズ感も魅力です。収納時には約幅30cmのコンパクトさで、使用時には20~30cmの薪が使える大きさまで広げられます。底部がV字になっていため、サイズの割には薪を多めに入れられます。

男前ファイアグリルの高さは約15cm、低めに設計されています。そのため、ハイテーブルを使用したい方にはミスマッチです。ローテーブルを利用するか、地べたに座って調理をするのにちょうどいいサイズです。

また、草地などでは草や芝生に引火する可能性があります。焚き⽕台シートなどを敷いておきましょう。

テンマクデザインから出ている同シリーズ商品 男前グリルプレートを併用できます。ステーキや焼き野菜などを食べたいときに重宝します。波型構造になっているため、油を落とせてヘルシーです。料理の選択肢が広がり、食事のひと時をさらに楽しくできます。

同シリーズということもあり、五徳と同時に使用できるのもメリットです。ただし、男前ファイアグリルの耐荷重4kgを超えないように注意してください。

網を載せれば炭火焼を楽しめるのも、男前ファイアグリルの特長です。ダイソーなどの100均で売っている20×20cmの網がおすすめです。

ただし、炉の高さが低めとなっているため、汚れ防止のアルミホイルを薪の上に敷く必要があります。網への熱も遮断されるため、そのまま1人BBQをエンジョイできます。テーブルを用意する必要がなく、荷物を減らせます。

他の人気製品と違って、両サイドの板に空気穴が設けられていません。そのため、燃焼効率が高くないのは事実です。目を離すと火が消えてしまうこともあり、ビギナーの方は苦戦する可能性があります。

ただし、火を少しずつ大きくする楽しみや手間暇かけてコントロールする楽しさを味わえるのも男前ファイアグリルの魅力です。風上を側面にするなど工夫を積み重ねましょう。

本体幅は約25cmとなっており、少し角度をつければ30㎝程度の薪なら燃やせます。ホームセンターやキャンプ場などで手に入る40㎝の薪だと、のこぎりでのカットや片側のサポートバーを外すなどの工夫が必要になります。

長い薪を使うときは炉からはみ出た部分が燃え落ちないように注意してください。ただ、大きな薪を使うには不向きな焚火台であるのは事実です。落ちている小さい薪を使うのをおすすめします。

これだけコンパクトなデザインだと寒い日や風の強い日にはリフレクターを使いたいと思う方も多いはずです。地べたに座りながら高さ24cmのリフレクターを使用すれば、胸くらいの高さまで輻射熱を感じられたという報告があります。

男前ファイアグリルは風に強い形状をしているためリフレクターは必須ではありません。しかし、気温が下がる冬場のキャンプに持っていくと重宝するでしょう。

調理に使う程度の大きさの焚き火では、2時間ほど燃焼しても炉に灰が溜まることはありません。そのため、ロストルなしでも安心して使用できます。ただし、火吹き棒などを使う際には灰が散らないよう注意してください。

どうしてもロストルを使いたいのであれば、100均アイテムを使って自作する手もあります。手間暇はかかりますが、その分愛着も沸きます。DIYが好きな方や慣れている方におすすめです。

人気のピコグリルと比較した場合、調理のしやすさと見た目の高級感では男前ファイアグリルの方に軍配が上がります。

男前ファイアグリルは炉と五徳が適切な距離設計になっているため、炉から五徳までの距離があるピコグリルよりも調理に向いています。熾火ができやすいため、火力が安定させやすいのもメリットです。また、オールチタンの風格があるため、使用していて満足感に浸れる方も多いはずです。

ただし、ピコグリルと違って、男前ファイアグリルは市販の薪をそのまま使用できません。また、男前ファイアグリルは途中で炎が弱まることがあるため、燃焼効率に難があります。

男前ファイアグリルはオールチタン製です。そのため、優れた強度を誇り、サビにも高い耐久性を有しています。もちろん軽量性も十分です。また、熱しやすく冷めやすいので、後片付けもテキパキできます。

また、チタン特有のマットな光沢と色合いも魅力です。熱を加えることで変わる色味や武骨なフォルムも相まって、男心をくすぐる「男前」な雰囲気をかもしだしています。価格が10000円を切っているのも嬉しいポイントです。

男前ファイアグリルの組み立ては、あっという間に終わるほど簡単です。本体を開いてサポートバーをセットすれば完成します。現地に着いたらすぐ使えます。

また、すぐに片づけられるのもメリットです。本体を持ってそのまま灰を捨てられます。軽く叩くと細かな灰も落ちるため、素早く撤収できます。

五徳が付属しているのも嬉しいポイントです。しかも、取り付けが簡単です。板材上部に小さな切れ込みが6カ所空いており、3本フレーム構造の五徳を好きな場所に差し込めば簡単に安定させられます。

男前ファイアグリルはコンパクトで機能性にも優れています。しかし、デメリットも存在します。組み立て時や片付け時のちょっと気になるポイント、長期使用に伴う弊害などを簡潔に紹介します。

耐荷重を上げるために必要なサポートバーを取り付けようとしても、フックが上手く引っかからない場合があります。固定できないときはズレが生じないよう気を付けながら、本体を開いてください。

説明書にも明記されていますが、コンパクトで薄い形状であるがゆえの弊害として、熱の影響で歪み・変形を起こしやすいデメリットを有しています。2回使用しただけで火床の鉄板部分が少し変形したという報告もあります。

折り畳み可能な焚き火台にはありがちですが、折りたたみ部分の汚れを落としにくいです。どうしても気になるのであれば、結合部分のネジを外せば綺麗に洗えます。ただ、多少の汚れには目をつむることをおすすめします。

1. 炉を開いて、まず短い方の脚を広げます。
2. 脚のくぼみ部分を中心軸にしっかりハメ込んでください。
3. 長い方の脚も同様に中心軸に収めます。順序を逆にすると足が閉じなくなるため、注意が必要です。
4. 本体を軽く閉じてから、サポートバーを内側から板材の両側に橋渡ししてください。
5. そのまま本体を広げ直したら完成です。サポートバーを付ければ対荷重は4kgになります。

男前ファイアグリルの特徴・口コミ・他製品との比較を通して性能を徹底調査しました。男前ファイアグリルが自分のキャンプスタイルに合致するか、この記事を参考にしながら検討してください。