笑's (ショウズ) バーベキューコンロ・焚火台 B-6君

B-6君とは、埼玉県にある日本の焚き火台メーカー笑'sが発売する焚き火台です。最近ではキャンプアニメ「ゆるキャン△」のエピソード内で、人気キャラクターの志摩リンが愛用するアイテムとしても紹介されたことで話題になりました。アニメでは「メタル賽銭箱」の愛称で呼ばれています。

ソロキャンプにもぴったりのコンパクトで軽量な焚き火台としてキャンパー達に人気のB-6君ですが、購入を迷っている方もいるかと思います。特に初心者の方は、お手入れ方法の心配やカスタムについての疑問などがあるのではないでしょうか？

こちらの記事では、そんなB-6君の特徴や口コミ・評判を紹介していきます。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

名前の通り収納時にB6サイズになるB-6君は、とにかくコンパクトな設計が魅力です。折りたたみ時にはたった1.8cmの厚さに収まります。重量も500gとかなり軽量で、専用のビニールケースも付属するので携帯性は抜群です。

バイク・自転車でのキャンプツーリングや徒歩でのハイキング、公共交通機関の移動がある場合でも気兼ねなく持っていくことができます。直火禁止のキャンプサイトでは自分で焚き火台を用意する必要があるため、B-6君があれば急に焚き火台が必要になった場合も大活躍します。

ゴトクとロストル（炭を置く網）は付属しています。組立方法は簡単で、本体の左右前後板をすべてセットしてからロストルをの乗せるだけ。なお、前後板をセットする前にロストルを乗せてしまうと空気の流れが塞がってしまうので注意しましょう。

ゴトクは2本付属していて、前後板の溝に装着できる仕様になっています。小さめのフライパンやシェラカップなどを置いて、すぐに焚き火を活用した調理をすることができます。

火床が平らなので、炭や固形燃料を置きやすいことも特徴の1つです。薪を使用する場合は市販のものを半分ほどの大きさにカットする必要がありますが、ロゴスで販売している炭(エコココロゴス　ミニラウンドストーブ)なら2つ並べてちょうどぴったり置くことができます。

本体には足がついており地面への影響は少ないですが、遠赤外線によって熱が伝わってしまうので、トレーや焚き火用シートなどを敷いて焚き火を楽しんでください。

B-6君は専用のオプションアイテムが充実しています。自分の用途に合ったアイテムを追加することで、使い心地が更にアップしてより愛着も湧いてきます。単品だとにゴトクのみが付属品となるので、BBQのようにグリルとしてつかいたい方はオプションで一緒に購入すると便利です。

主なラインナップは以下の通りです。

• ハードロストル（3点セットに付属）
• グリルプレート（3点セットに付属）
• グリルパン
• ステンレスメッシュ カン（燗）グリル
• ステンレスメッシュグリル

また、オプションだけでなくロストルなどの付属アイテムも単品で追加購入することができるので、一部パーツが劣化してしまった場合も新しいものに交換することができます。

残念ながら在庫切れです。発売当初は「300個製作決定！」として売り出されましたが、一時受注生産を経て現在この商品の再入荷予定は立っておりません。

転売対策としてメーカーパッケージにも大きく再譲渡・転売禁止の文字があるので、フリマサイトなどでの購入も難しいでしょう。

こちらも多機能型のコンパクトグリル兼焚き火台として人気の商品ですが、コストパフォーマンスの良さに注目するのならば「カマドスマートグリルB6型」がおすすめです。

ただ、小型グリルのロングセラーモデルとして長年キャンパーに愛されてきたB-6君には、サイドの笑’sロゴが穴になっていて暗くなってからの焚き火の雰囲気をより盛り上げるデザインであったり、本体正面の窓に開閉可能な蓋があり火が安定するさりげない構造などの魅力があります。

アルコールストーブとの併用も可能です。B6君の中にアルコールストーブを入れて火をつけると簡単なグリルコンロとして使用することができます。

四方を囲むパーツが風よけの役割も果たしてくれます。炭や薪とは違い燃えカスなども残らないので、あと片付けが簡単です。

本体に加えて、焼き料理に最適な2.3mm厚の黒皮鉄板プレート・軽量で錆びにくいステンレスグリル・頑丈なロストルがセットになっています。

定番人気の専用プレート2種類を使い分けて、すぐに鉄板調理も網焼き調理も楽しむことができます。

シンプルな構造で感覚的に組み立てができるというレビューがある一方で、組み立てが難しく感じる方もいるようです。

恐らく本体とパーツが蝶番で繋がっている類似商品と比べて、すべてのパーツがバラバラになっているB-6君ははじめての方に素早く組み立てるのが難しいかもしれません。ただ、使い慣れてくると1分ほどで組み立てることができるので、何度か使用することで準備もスムーズになります。

コンパクトさを追求した商品なので、やや火床が浅く市販の薪だと大きすぎて本体から飛び出してしまいます。

焚き火として火をつける場合、薪が多少飛び出しても安定して倒れなければ問題ありませんが、グリルとして使う場合は火床に収まるように小さく加工した薪を用意する必要があります。これはコンパクトサイズの焚き火台には共通していることです。

焚き火台として使った場合は水洗いでも十分ですが、特にグリルとして使った場合は油などがついてしまうので、使用後はしっかり洗うようにしましょう。

本体が小さいため、どうしても角や隙間に残った灰が捨てにくくスポンジやブラシが届きにくいです。ギアを常にきれいな状態にしておきたい方にはストレスになってしまうかも知れませんが、ギアの汚れやキズにも愛着が湧く方はそこまで気にならないようです。

B-6君にはこれまで紹介していたスタンダードモデルのステンレス製とは別に、もう一種類チタン製の商品が発売されています。価格は上がりますが重量が50％も軽量化され、TITANIUMと型抜きされた特別感のあるデザインになっています。

チタンは錆に強異素材なので、海辺でのBBQや食べ物から出る水分による錆が気になる方にはおすすめです。また、付属品にはゴトクではなくチタンメッシュの網がついてくるのですぐに網焼き調理が可能です。

B-6君は市販の商品との組み合わせによってもカスタマイズが可能です。ここからはおすすめのダイソーのアイテムをご紹介します。

バーベキューには「バーベキューネット 大・横長」が便利です。30×50cmのシンプルな網ですが、4等分にするとB-6君にぴったり。ラジオペンチとニッパーで簡単にカットできるので、縦横に線を引くようにカットすれば1つで4回分の用意ができてでコスパも良好です。

下準備にはすっきりスタッキングできる「ステンレストレー 深型約 26×19cm」がおすすめ。焚き火をする際にも、本体の足をステンレストレーの内側に設置すれば地面へ熱の影響を与えずにキャンプを楽しむことができます。

調理には「スキレット M」がおすすめ。ダイソーの中でも高額である300円商品ですが、B6君にぴったりと収まるサイズです。なお、鉄製なので使用前にシーズニングが必要です。

いかがでしたか？B-6君は最近キャンプに興味を持ち始めた人にも、入門編のアイテムとしておすすめです。ソロキャンプからグループキャンプまで幅広いシーンで活躍し、1つ持っているととても便利ですよ。ぜひ、購入を迷っている方の参考になれば幸いです。