CHUMS（チャムス） バーベキューコンロ・焚火台 ブービーフェイスフォールディングファイヤーピット M CH62-1660-0000-00

日本のアウトドアブランド「モンベル」から2020年に初の焚き火台「フォールディングファイヤーピット」が発売。口コミやレビューの評判もよく、実際に購入を検討している方も多いでしょう。特に話題になっている「二次燃焼」は焚き火好きなら一度は見たいですよね。

そんなフォールディングファイヤーピットですが、実はロストルが曲がるなどのよくない噂もあります。そこで今回の記事では、フォールディングファイヤーピットの特徴や口コミ、気になるロストルの問題も徹底リサーチしていきます。

メリットだけでなくデメリット部分も紹介しているので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

フォールディングファイヤーピットの最大の特徴は「燃焼効率の高さ」です。「ドラフト効果」を発生させるため、底に燃焼室をつくり側面下部に空気孔を設置。これにより安定した燃焼を実現可能にしています。

さらに二重構造になった壁内部では、下部の空気孔から取り入れられた空気が温度を上げながら上昇します。その熱風が内側上部の排出孔から噴き出すことにより、二次燃焼が起こるのです。この構造により薪の燃焼効率が上がり、安定した火力と煙や燃え残りの少なさを実現しています。

フォールディングファイヤーピットには専用のロストルと網がセットになっているため、購入後すぐに調理も可能です。網は全面を覆うサイズなので多人数でのBBQにも使用することができます。火力調整時には網を一度外さなければいけないのが難点ではあります。

しかし、燃焼効率の高さと構造によってすぐにお肉が焼けるというメリットがあります。焼き網を使用する際には「焼き網ハンドル」などを準備しておくといいでしょう。

フォールディングファイヤーピットには別売りの五徳「クッカースタンド」があります。これを合わせればダッチオーブンを使用した焚き火台調理も可能。本体の溝に固定できるのでずれる心配がなく、使用時の安定感もあります。

クッカースタンドがあれば、焚き火を楽しみながらキャンプ飯を楽しむこともできます。ただ真ん中のすき間が広いため、ケトルなど小さめの調理器具を使用する際は置く位置の調整が必要です。火加減の調整も難しいので、調理時は小さな薪でこまめに火力調整しましょう。

フォールディングファイヤーピットは収納時サイズ30×42×5㎝とかなりコンパクト。収納方法も折りたたむだけで簡単なのが魅力です。付属の収納ケースも優秀で、少し大きめに作られており焚き火に使う小物もまとめて収納できます。

重量は4.1㎏と軽量とまではいきませんが、薄さがあるので持ち運びにも適したサイズ感。コンパクトに収納できるので、車のちょっとしたすき間にも置くことができます。

四角いシンプルな形状で軽いため、本体をひっくり返すだけで簡単には灰を捨てられます。燃焼効率がいいため、燃えカスの量も少なく燃え残りもほぼありません。燃焼室に高さがあるので持ち運び時に灰が飛ばされにくいのも嬉しいポイントです。

本体もロストルを取り外し折りたたむだけなので数秒で片づけが可能。またステンレス鋼素材なのでお手入れも楽にできます。

確かに付属のロストルは使用後に曲がることもあります。しかし少しねじれる程度で、使用感や燃焼効率に問題は感じられません。また使用回数を重ねるうちに真っすぐに戻ることもあります。使用感や性能には問題ないので、あまり気にする必要はないでしょう。

どうしても気になる方は別売りのロストルを使用するのもおすすめです。フォールディングファイヤーピット用に販売されているモンベルの「ステンレス HDロストル」もあります。一度使用してみて気になるようであれば追加購入もアリですね。

専用の強化ロストル「フォールディング ファイヤーピット ステンレス HDロストル」があります。∅5mmステンレス鋼で出来ており、丈夫でお手入れも簡単です。サイズは長さ39×幅18.5cm。重量が1,045gとなっています。

焚き火台の底に入れることで燃焼効率を高めます。「錆びにくい」「曲がりにくい」「耐久性が高い」というメリットがあります。長く使用したい方はぜひチェックしておきましょう。

フォールディングファイヤーピットには、ダイソーで販売されている浅型ステンレストレーがまさにシンデレラフィットします。44×34㎝のステンレストレーでお手入れも楽です。フォールディングファイヤーピットの質感ともマッチするので高級感さえ感じられます。

フォールディングファイヤーピットは長方形の為、ちょうどいいサイズのトレーが探しやすいというメリットがあります。本体のサイズが44×22㎝なので、それより少し大きいサイズのトレーがおすすめです。

フォールディングファイヤーピットは形状が箱型＆深型のため、暖をとるには適していません。ドラフト効果もあり熱は上に向かって放たれます。そのため周囲は結構近くまで寄らないと暖まりません。暖を取りたい方は、リフレクター(反射板)を活用するといいでしょう。

しかしこのデメリットも夏場や焚き火の近くでくつろぎたい場合にはメリットになります。近くでも熱くなりにくいので、焚き火を囲んでカードゲームをすることも可能。自分の望むスタイルによってメリットかデメリットに分かれます。

フォールディングファイヤーピットにペレット燃料を使用することは可能です。ですが純正のロストルでは、穴が大きくペレットが落ちてしまいます。そのため網目の細かいロストルを準備する必要があります。

網目の細かいロストルは純正では販売されていないので、類似品などを自分で探して購入しましょう。また、ペレットを使用する場合は薪より煙が出やすいことや燃焼スピードが速いなど、メリットもあるので把握しておきましょう。

フォールディングファイヤーピットは公式サイトで19,800円で販売されています。Amazonなどの通販サイトでも18,000円程度です。焚き火台は5,000円～1万円で購入できるものも多く価格は高めです。最初の焚き火台として購入する場合には躊躇してしまう方も少なくありません。

ですが、購入された方の多くが後悔がないといいます。フォールディングファイヤーピットの耐久性や機能性を考えれば、価格に見合った値段なのでしょう。

メリットでもある燃焼効率の高さは、自分で火をいじりたい方にはデメリットに感じられます。いい意味で手が本当にかからないので、火吹き棒や細かい調整が不要です。着火さえできれば適当に薪を追加するだけで燃えます。そのため火いじりを楽しみたい方は物足りなさを感じるでしょう。

ですが簡単に焚き火を楽しむことができるので、初心者や家族連れには大変おすすめです。小学生でも薪を入れるだけなので、一緒に楽しみながら焚き火体験ができるでしょう。

フォールディングファイヤーピットの底は、二次燃焼を起こすために深くなっています。そのため炭火での使用は網との距離が遠く、BBQなどには向きません。長方形で底上げも難しい為、大量の炭が必要となりコスパが悪くなってしまいます。

フォールディングファイヤーピットで調理も楽しむには薪を燃やした後、熾火になってから調理を楽しむと火力調整もしやすくなります。

2022年2月、待望のコンパクトサイズ「フォールディングファイヤーピットS」が発売されました。機能やフォルムはそのまま、サイズだけがコンパクトになっています。重量もバック込みで約3㎏と軽くなり、サイズは高24.5×幅34.5×奥行き17cmとコンパクトになりました。

ソロで使用したいけどサイズが大きくあきらめていた方にもおすすめです。フォールディングファイヤーピット同様、Sサイズも人気が高まることが予想されます。購入を検討している方は在庫があるうちに購入しておきましょう。

発売前から注目を集め、人気がたえないモンベルのフォールディングファイヤーピット。数少ない折りたたみ型の、二次燃焼ギミックが搭載された焚き火台は一度は使用してみたいモデルですよね。ソロキャンから大人数でのアウトドアまで幅広く活躍してくれる焚き火台でしょう。