キヤノン バーベキューコンロ・焚火台 IRORI201 ※ASOBU

キャンプに欠かせない道具の1つである焚き火台。コンパクトに持ち運びしたい・薪をしっかり燃やせるものがいい・おしゃれな見た目など、こだわりたいポイントはいろいろありますよね。しかし、これらをすべて叶えるのは難しいと思っていませんか？

そんな悩みに応えてくれるのがアウトドアブランドasobuの焚き火台です。asobuは町工場として70年以上の歴史を持ち、積み重ねてきた技術と経験を基に、機能性と使い勝手にこだわった製品を作っています。

この記事ではそんなasobuの焚き火台「IRORI201」の特徴についてレビューとともにお伝えします。性能はもちろん、有名な焚き火台「ピコグリル」との違いについてもお教えしますので、参考にしてください。

炎と遊ぶ焚き火台「IRORI201」のセット内容は次の通りです。

• 本体：1台
• SHIKIRI02（風防）：2枚
• HIBASHI01（火箸）：1膳
• 収納カバー

まず目を引くのがデザイン。王冠のような形の脚と風防の美しい曲線がかっこいいと評判で、インスタなどのSNSでも話題となるほどです。

ステンレスの薄板を組み合わせた本体は、展開時で高さ165mm×幅265mm×長さ343mmになり、市販サイズ（約35cm前後）の薪をそのまま使えます。本体の重さは560g、風防や火箸を合わせた総重量は982gです。

焚き火をしているときに風が強いと火が安定せず、調理をするときにも不便です。そればかりか、火の粉が飛ぶ・煙が広がるなど危険でもあります。また、焚き火の熱が開放されてしまうと暖かさも感じにくいです。

IRORI201にはそんな風の影響を防ぐ風防が付いています。取り付け・取り外しが簡単でお手入れがしやすく、風が強くなければ外して炎がよく見えるようにするなど、使い分けも可能です。

焚き火をするなら料理も楽しみたいところ。IRORI201には火箸が付属し、風防上部の溝に乗せることで五徳代わりになります。さらに風防には穴が開いているので、これで火箸の高さを3段階に調整できます。

火箸を設置したときの耐荷重量は上段5kg・中段10kg・下段15kgです。火箸はオプションで追加できて、上段にやかんを置いてお湯を沸かしながら下段で缶詰を温めるなど、使い方次第で焚き火料理の幅が広がります。

他にはなかなかないIRORI201の特徴として、ドラフト効果（煙突効果）を利用した燃焼効率の高さがあります。ドラフト効果とは、炎で温められた空気が上昇気流を生み、新しい空気が常に送り込まれる状態になることです。

IRORI201は火皿の下に送風室となる空間があり、ここから燃焼している部分に空気が送られ続け、薪がよく燃える設計となっています。少量の燃料でも高火力を出せるので、キャンプだけでなく非常時にも役立ちます。

ソロでもファミリーでも、キャンプの荷物をいかにコンパクトにするかは常に悩むところでしょう。とはいえ、焚き火台を持っていきたい方は多いので、なるべく収納しやすいものが人気です。

IRORI201はステンレスの薄板を組み合わせた構造で、コンパクトに折り畳んで収納できます。収納時のサイズは幅207mm×長さ290mmと、A4サイズとほぼ同じです。厚さは9mmと薄く、荷物の隙間に挟んで持ち運べます。

近年のキャンプ人気には、キャンプ系Youtuberの影響が大きいでしょう。そんなチャンネルの1つであるチキューギさんは「地球遊戯」＝「地球で遊ぶ」をテーマに、キャンプに関するリアルな情報を紹介しています。

このチャンネルの中でIRORI201は、ロースタイルの焚き火台なのに地面に輻射熱がほとんど行かず、雪中キャンプでも使えるすごい焚き火台として紹介されました。

人気の焚き火台との1つして有名なのがスイスSTC社の「ピコグリル」です。ステンレス製の折り畳み式で、A4サイズに収納できるという特徴がIRORI201に近いため、この2つの違いが気になるところです。

このように、収納時サイズと重量に大きな違いはないものの、燃焼効率と地面への影響という点ではIRORI201に軍配が上がります。シンプルな構造のピコグリルに対し、IRORI201は火皿の下に送風室のある設計がドラフト効果を生むとともに、地面への輻射熱を抑えているためです。

IRORI101はソロキャンプ向けに開発された焚き火台です。A5サイズに折り畳めて、重さは片手で持つのも楽々な250g。火床の角度がIRORI201よりも鋭角で、それ自体が風防の役割を果たします。コンパクトながら燃焼効率の高さはそのままです。

IRORI301はグループキャンプ向けに開発された焚き火台です。展開時のサイズが長さ60cm×幅40cmと広く、大きな調理器具を複数置けます。重量は1560gあるものの、折り畳めばA3サイズで厚みが10mm以下となるため、収納に便利です。

asobuのある静岡県沼津市は、富士山をはじめとした景観や新鮮な魚が自慢のまちです。IRORI201は沼津市のふるさと納税返礼品に選ばれていますので、応援も兼ねて入手してみてはいかがでしょうか。ふるさと納税サイトで簡単に申し込めます。

asobuの焚き火台「IRORI201」は、コンパクトに折り畳めるのに高い燃焼効率など抜群の機能性も兼ね備えています。おしゃれな見た目も魅力的。キャンプの達人にも選ばれる焚き火台で、1ランク上の焚き火を楽しみましょう！