シャープ 空気清浄機 KI-GX75

KI-GX75のフィルターは3種類あり、加湿フィルター・集じんフィルター・脱臭フィルターです。3種類とも交換時期は約10年に1回ですが、使用環境によってはその限りではありません。

お部屋の中にはピンポイントで消臭・除菌をしたい場所があります。例えば、ソファやカーテンなどの布製品、たばこの臭いやペット臭が付着した衣類。臭いが気になったときに「パワフルショット運転」を試しましょう。プラズマクラスターイオンを集中的に当てることで、ピンポイントで消臭・除菌することが可能になります。

KI-GX75には高い集じん力を保つために「自動掃除パワーユニット」が付いています。定期的に起動し、プレフィルターにたまったホコリを強力なブラシでかき取ります。このホコリは集じん力を低下させる一番の原因ですので、取り除くことで約99％の集じん力の持続が可能です。

たまったホコリはダストボックスにたまります。約半年に1回捨てるだけでいいので、お手入れラクラク。水洗いも可能で、清潔に保つことができます。

KI-GX75の加湿フィルターは抗菌・防カビ効果付きで、約10年間交換が不要です。さらに、加湿に必要な水が入るタンクのキャップに「Ag⁺イオンカートリッジ」を付けることにより、ぬめりやにおいの原因となる水中の菌の繁殖を抑制。これにより、常に清潔な水でお部屋を加湿することができます。

最初は「しっかり循環おまかせ運転」。5つのセンサーをフル活用し、お部屋に適した風量や温度でコントロールしてくれます。また、仮に空気がきれいであっても、定期的に空気を循環してくれる、安心機能です。常に空気が循環していれば、お部屋の隅にホコリが溜まりにくくなりますね。

二つ目は「パワフル吸じん運転」で、お部屋の空気をスピード浄化したい時に活躍します。例えば、帰宅後の花粉・ウイルス対策や、料理後の臭いが家具に吸着する前におすすめ。最大風量で放出したプラズマクラスターイオンが、静電気をおさえながら集じんしてくれます。

最後は「掃除アシスト運転」。掃除機をかけるとき、掃除機の後ろから生暖かい風が吹き出しています。掃除する順番を考えないと、ホコリをまき散らし意味のないことに…。主婦の悩みどころです。そんな時にこの機能が大活躍。舞い上げてしまったホコリを落下する前に集じんしてくれます。

フルパワーの強力性がウリの1つであるKI-GX75。しかしその分、音も強力です。普段から自動運転で清潔さをキープして、たまにフルパワーになる程度が良いでしょう。また、加湿時もやや音が出ますし、おやすみモードでも「ジー」と音がします。音に敏感な方は購入前に店員さんに確認しましょう。

自動掃除ユニットで常にフィルターを清潔にできると紹介されていますが、改良の余地があるようです。何故かというと、ホコリが玉になってダストボックス以外の場所でたまっていたり、ダストボックス自体もワンクッションでは取り外せない仕組みになっています。面倒くさがりな方は、わずらわしく感じるでしょう。

3つの運転で遠くのホコリも吸じんできる設計ですが、空気のうまく流れない場所ができてしまうようです。例えば、机の上や下などでホコリが残ってしまいます。お部屋の中のホコリのたまるポイントを確認しましょう。

いろいろな機能が付いているので、必然的にサイズが大きめになります。お部屋の中でかなりの存在感。また、空気の吹き出し口が正面にあるので、置く場所によっては風を直接受けてしまいかねません。買う前に配置する場所をよく考えておきましょう。

使い方はとにかくシンプル。ほとんどの人が自動運転をメインで使いますが、ワンプッシュで起動できます。また、加湿に必要な給水タンクは大きく、取り出しやすく、運びやすく、セットしやすい…使いやすさのオンパレードです。プレフィルターの自動掃除をしてくれるのもうれしいポイントですね。

白基調でスタイリッシュなデザインなので、どんな部屋にも違和感なし。またキャスター付きで動かしやすく、温度表示などがとても見やすいです。お部屋の中で存在感を発揮するなら、ルックスがいいものが良いですよね。

5つのセンサーが大活躍。自動で感知して、自動で起動、気が付いた時にはきれいな空気で生活しています。また、照度センサーには驚きです。照明をOFFにすると、自動でおやすみモードに切り替えて「おやすみなさい」と言ってくれます。フルパワー消し忘れもなく、安心の機能です。

KI-GX75はおしゃべりしてくれます。案内表示を見なくても、音声で分かりやすく伝えてくれる「ココロエンジン」。「空気がキレイになりました」…ありがとう。「給水、ありがとう」…どういたしまして。ついつい返事をしたくなります。癒されますね。

シャープの品番は、基本的にアルファベットが大きい方が新しい製品です。つまり旧型がKI-GX75、新型がKI-HX75ということです。また75という数字は、適用畳数を表しています。

性能の違いはほとんどありませんが、一番の違いはKI-HX75の方がスマート家電化され、「COCORO AIR」が付きました。つまり、KI-HX75からインターネットに接続されています。何ができるようになったかというと…センサーのデータとインターネット上の環境情報（PM2.5の飛散状況）、さらに今までの運転データも考慮して、最適な運転モードを選んでくれます。

また、スマートフォンと連動させることができるようになったので、外出中も運転状況を確認することができるようになりました。

KI-GX75とKI-GS70はどちらとも2016年に販売されています。新型・旧型という違いではなく、根本的に別の機種です。品番から分かる違いは適用畳数で、KI-GX75が約21畳の適用床面積に対し、KI-GS70は約16畳と少し小ぶりです。

KI-GS70の方が、基本的にすべての機能が小ぶり対応になっており、本体の大きさもKI-GX75に比べスタイリッシュです。また、KI-GS70がホワイト系のモデルのみなのに比べて、KI-GS70はホワイト系の他にグレー系もあります。選ぶ楽しさがふえますね。

KI-FX75はKI-GX75の旧型で、2015年に発売されたモデルです。最も大きな違いは、プレフィルター。KI-GX75では自動掃除ユニットが付いているおかげで、約10年間プレフィルターの交換は不要です。しかし、KI-FX75にはそんな便利な機能が付いていません。したがって、プレフィルターは使い捨てで約1か月に1回交換しなければいけません。

その他の機能はほとんど変わりませんが、自動掃除ユニットがないので本体サイズがちょっとだけ薄いです。また、カラーはホワイト系の他にブラウン系もあります。

KI-JX75とは2018年モデルです。KI-HX75と同様にスマート家電となっています。では、KI-HX75から変わったこととは、COCORO AIRのメニューが2個増えました。「みまもり」と「ペット専用運転」が増えたので、ペットを飼っている人にはうれしい機能です。

シャープ　プラズマクラスター加湿空気清浄機　KI-GX75について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

KI-GX75の特徴は何といっても、フィルター類の交換時期が約10年に1回で済むこと。自動掃除ユニットはとっても活躍します。面倒くさがりだけどきれい好き、仕事や子育てが忙しくてそんなに気を配っていられない…そんな人に最適です。

スマホや音声での操作、AIが判断する最適運動モードなんて邪魔だからいらないよ、そんな人には「KI-GX75」。

ただし、注意点があります。現在「KI-HX75」と「KI-JX75」という2種類の後継機が発売され、在庫が切れ気味であるため新品は価格が高くなりがちです。旧型なのに意外に高い、それなら新型でいいや…そう思う人もいるでしょう。

どの機種を選ぶにしてもまず大切なのは、あなたの部屋に合うかどうかです。お部屋の中で置く場所と、機種のデザインをよく考えて後悔しないお買い物をしましょう。