PCケースの身近な代用品！自作は？代用品のメリットや注意点を解説

パソコンを自作する際には、原則としてPCケースが必要になります。さまざまなメーカーが趣向を凝らしたケースを販売していますが、意外に高価な物が目立つと感じた方も多いのではないでしょうか。

また、パソコンの中身ではなくケースにそれほどお金を使う必要があるのかという疑問もあります。そこで、「せっかくパソコンを自作するならコストパフォーマンスにもこだわりたい！」という方に、PCケースの代用品がおすすめです。

この記事では、PCケースとして代用できるさまざまなアイテムを紹介します。さらに、自作PCケースを代用するメリットも解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

パソコンを自作する際に重要な要素であるPCケースですが、他の物で代用する場合さまざまなメリットが考えられます。ここでは、代用品のメリットと選ぶ上での注意点を解説します。

PCのケースを他のもので代用するメリットとして、純正品に比べ価格が安いことが挙げられます。「パソコンを自作する際はスペックに関わる部分にしっかりお金を使いたい」という方にとって、ケースにかかる出費を抑えられるのは大きな魅力です。また、既製品のPCケースを利用する場合とは異なり、代用品は好みでカスタマイズしやすいというメリットもあります。

PCケースの代用品を検討する際、先述のメリットに加えて以下のような注意点も理解しておく必要があります。

• 質のいいアイテムを代用品として選ばなければパソコンの耐久性が落ちる
• パソコンをどこに設置するかを踏まえ、放熱性や耐久性等を検討する必要がある

プラスチックや木材などケースの代用品として検討できる素材には、それぞれメリットと注意点があります。上記を踏まえ、目的に合わせたPCケースの代用品を選ぶためにしっかり確認しておきましょう。

PCケースの代用品として、100均ショップでも販売されているプラスチック製のかごが挙げられます。価格がリーズナブルで、サイズや形状・カラーバリエーションも豊富です。格子状に穴が空いている物が多く、通気口の役目を果たすため、放熱性の部分でもプラスになります。

かごの形状を自在に変えることは難しいですが、本体のスペックアップに合わせて買い足す際にも手軽に活用できます。強い衝撃にはやや弱いため、取扱いには注意が必要です。

量販店などで販売されているプラスチックケースも、PCケースの代用品として役立ちます。透明・半透明・カラーリングされているものなどがあり、後者の2つはパソコンの中身を隠したい場合に最適です。形状やカラーによっては、よりスタイリッシュなパソコンを作りたい方に向いています。

ただし、先述のプラスチックかごのように格子状の穴が空いていないため、ケースの内部に熱がこもりやすいというデメリットがあります。

加工の仕方や使い方によっては、段ボールもPCケースの代用品になります。素材が紙でできているため、加工に特殊な工具を必要としない点も魅力です。変形や拡張も比較的容易で、すでに他のPCケースを使っている場合の拡張品としても役立ちます。

素材が紙でできているため、水分や湿気に弱く、全体的に耐久性が低いという点は留意しておきましょう。本格的なPCケースを導入するまでの仮置きなどにも適しています。

100均ショップなどで販売されているプラスチックかごや、プラスチック製のケースではサイズが小さく、自作PCの中身が収まりきらないという場合、大きめの水槽を代用する方法があります。大きめなサイズの水槽を選べば、後にパソコンを拡張する際も対応に困りません。

本体の内部に熱がこもりやすいという欠点はプラスチック製のケースと共通していますが、大型の水槽の場合は、冷却ファンなどを搭載しやすいというメリットがあります。

ここまで紹介してきたアイテムをPCケースとして代用するほかに、木材やアクリル板などの素材を自由に加工して、PCケースの代用品として使用する方法もあります。DIYが好きな方にとっては、1から組み立てる楽しさを味わえるためおすすめです。

アクリル板や木材などを加工するための工具が必要で、加工のための知識や技術も求められます。しかし、既製品で代用する場合に比べて自分が思い描くパソコンの完成予想にマッチする形状に加工できるため、「PCケースもこだわりたい」という方はぜひ挑戦してみてください。

ノートパソコン用の持運びケースやその代用品には、どういったタイプがあるのでしょうか。据え置きタイプとは少し違った注目すべき点などもあわせてご紹介します。ぜひ参考にしてください。

ノートパソコンは持ち運んで使うケースも多く、衝撃にさらされる機会も多くなりがちです。そんな衝撃から精密機械であるノートパソコンを守るのが大きな役割です。また、ビジネスバッグなどに他の荷物と一緒に詰め込んだ際に、かばんの中で他の荷物から加えられる圧迫からも守れます。

さらに、異物が隙間に入り込むのを防げます。ゴミ・ホコリといった細かな異物はもちろん、水や液体といった電子機器の弱点からも守れます。持ち運びの際に雨が降っていても、ケースに入れておけば濡れる心配がありません。

ノートパソコン用のケースがない場合は、以下のようなアイテムで代用が可能です。それぞれの特徴をまとめているので、ぜひ参考にしてください。

• インナーケース：スリムなので他のものと一緒にカバンに入れやすい。ポケット付きなら周辺機器も収納可能。
• トートバッグ：A4サイズなら周辺機器も持ち運びしやすい。そのまま出かけるにも、自宅での保管にも適している。
• クッションケース：緩衝材になる素材で衝撃に強い。精密機器を大切に扱える。
• タオル：急な持ち運びの際に。厚手のものがおすすめ。
• 緩衝材：コンビニなどでも購入可能。ウレタンタイプ・バブルタイプいずれも使える。
• ファスナー付きファイルケース：周辺機器もまとめて収納できてカバンの中がすっきりする。ホコリよけにも。
• クラッチバッグ：デザイン性が高い。厚手のものが多くちょっとのした外出時におすすめ。
• ビジネスバッグ：もともとパソコンが収納可能なものも多く、外からの衝撃にも強い。

コストパフォーマンスに着目してパソコンの自作を考えている場合は、純正のPCケースではなく代用品を用いるというのも1つの選択肢になります。この記事を参考に、ぜひ用途に合ったPCケースの代用アイテムを検討してください。