ノートパソコンスタンドの代用品と注意点を紹介！自作も可能？

ノートパソコンをそのままの状態で、デスクなどに置いて使用していると、身体が疲れやすかったりタイピングがしづらかったりと感じる方も多いはず。なお、ノートパソコンはそのままで使うより、ノートパソコンスタンドを併用した方が使いやすい場合があります。

ノートパソコンスタンドを使えば、正しい姿勢でタイピングがしやすくなるので作業効率のアップし、身体への負担軽減などの効果が期待できます。また、デスクと接触する面を底上げすれば、パソコン本体の放熱効果アップなどの効果があります。

今回は、そんなノートパソコンスタンドを使うメリットの他、ノートパソコンスタンドとして代用できるアイテムと自作する方法を紹介します。この記事を参考にPCスタンドを使って身体への負担を減らし作業効率を上げていきましょう。

ノートパソコンをスタンドに設置すると、キーボードがデスクに対して斜めの状態になります。一般的に、このように傾斜のついた状態の方が、キーボードは打ちやすくなります。

タイピングがしやすい角度に調整できるタイプもあるので、好みに応じて調整すれば、スムーズにタイピングがしやすくなり、作業効率アップも期待できます。

ノートパソコンをデスクに置いて使用している状態は、視線が下にいきがちです。下を向いて作業を続けていると、どうしても背中が丸くなり姿勢が悪くなってしまいます。

そこで、ノートパソコンスタンドを使用して設置場所を上げれば、デスクに向かって座った姿勢でも下を向く必要がなくなり、正面を見ながら正しい姿勢で作業ができます。

ノートパソコンをそのままデスクに置いていると、底面が常にデスクに触れているため、熱がこもりパソコンの温度が上がりやすくなります。パソコンの熱上昇は性能が落ちる原因で、最悪の場合シャットダウンする場合もあります。

ノートパソコンスタンドを使用すれば、デスクから底面を離して設置できるので放熱しやすく、熱がこもりにくくなるのがメリットです。

100均で販売されているシューズラックは、ノートパソコンスタンドの代用品として活用できます。このシューズラックは、靴箱の内部に設置して2段で靴を設置できるようにする台のようなアイテムです。

このようなシューズラックは傾斜が付いており、製品によっては高さの調整ができるので、デスク上で最適な高さで作業できます。簡易的なシューズラックは安価で、分解して持ち運びもできるといったメリットもあります。

スマホスタンドは、スマホに傾斜をつけて見やすい状態にしてくれるアイテムです。スマホスタンドを、ノートパソコンの底面に乗せると角度を付けられます。しかし、スマホスタンドはスマホに合わせたサイズとなっており、ノートパソコンスタンドとしては高さが足りなくなるので、折りたたみ棚を併用してみましょう。

折りたたみ棚でパソコンの高さを上げてから、スマホスタンドで傾斜を付けてみると、作業しやすい角度と高さでノートパソコンを使用できます。

100均では、ボールを半分に割ったような形状の「ボールスタンド」が販売されています。こちらをノートパソコンの底面に貼り付けると、ノートパソコンの奥側だけが持ち上がって傾斜がつき、キーボードが打ちやすくなります。

ボールスタンドを付けると、熱がこもったときに起こるトラブルを防げます。しかし他のアイテムほど傾斜が付けられないので、キーボードに傾斜を付けたい人は別のアイテムを選びましょう。

本の両端に置いて倒れないように設置できる「ブックエンド」も、100均で購入できるアイテムですが、こちらもノートパソコンスタンドとして利用できます。ブックエンドを1組用意し、片方のブックエンドを横に倒し、本の下に差し込む部分を上に向けます。

もう片方のブックエンドの差し込み部分を手前にし、倒した方の穴の部分に差し込み部分を穴の部分に通します。2枚立った状態の差し込み部分を適度に曲げると、角度を付けた状態でノートパソコンの設置が可能です。

100均で販売されているアイテムを、ノートパソコンスタンドとしてアレンジするのも1つの方法です。たとえば「すのこ」を使うと、その上に置くだけで放熱効果が期待できますし、高さを上げたい時は板をプラスしてビスなどで固定すれば、好みの高さのノートパソコンスタンドができます。

また、ワイヤーラティス（ワイヤーラック）を使う方法もあります。ノートパソコンの横幅より長い横長のワイヤーラティスを用意し、左右どちらも2～3つ目の節の部分を折り曲げると、適度な高さを保てるノートパソコンスタンドとして使えます。

梱包などに利用されたダンボールを活用して、ノートパソコンスタンドを作れます。型に沿って切り取って組み立てる手間がありますが、不要となったダンボールを再利用して作れるので、チャレンジしてみましょう。

型紙はネット上に公開されているものもあるので、その型通りに切り取って組み立てれば、ダンボールの強度を活かしたノートパソコンスタンドができます。ただし、ダンボール製のノートパソコンスタンドは長期間の使用には向いていないので、あくまでも一時的な利用に留めましょう。

無印やニトリには、ノートPCスタンドは販売されていませんが、代用として利用できるモニター台やラックなどが揃っています。そのため、ノートパソコン周りの環境や使い方に合わせて代用品を選んでいくのがおすすめです。特に、ニトリにはゲーミングモニター台など種類も豊富なので、気になる方は一度チェックしてみてください。

本来ノートパソコンスタンドとして作られていない代用品や、さまざまなアイテムを組み立てたり、再利用したりして作成した自作ノートパソコンスタンドは、使っている内にだんだんと不安定になったり、すぐに壊れてしまったりする場合があります。

代用品や自作品を使用する際は、耐久性や耐荷重、サイズなどを確認しておきましょう。もし使用し続けるのに不安を感じるのであれば、安いノートパソコンスタンドを選ぶのも1つの選択肢です。

ノートパソコンスタンドは、一般的にパソコンの使用中に使用するものです。その他には、ノートパソコンの収納に使用できるタイプのスタンドもあります。デスクの上をスッキリと片付けたい時に活用できるノートパソコンスタンドは、自作も可能です。

100均で販売しているまな板スタンドと板、3つの名刺ケースを用意します。まな板スタンドに合わせたサイズに板をカットし、2つの名刺ケースの片方に板を差し込んで、まな板スタンドの下部に差し込みましょう。

3つ目の名刺ケースを合間に挟み込むようにセットすると、レザー調のノートパソコンスタンドができあがります。

ノートパソコンスタンドを使うと、ノートパソコンでの作業効率がアップし、正しい姿勢でタイピングができるようになるので、肩や首への負担軽減が期待できます。まずは代用品や自作品を使ってみて、ノートパソコンをより快適に使ってみましょう。