PS4用サウンドカードおすすめ7選｜【USB接続も】使い方も解説

PS4・Xbox OneなどのハードでFPSのゲームを遊んでいる方は少なくありません。FPSとはファーストパーソンシューティングの略で、1人称視点でプレイする射撃ゲームです。最近では多くのタイトルが発売され、大きな人気となっていますね。

しかし、PS4でFPSを遊んでいたら「敵の足音や銃声がどこから聞こえてくるのか分からない」といった経験はありませんか。実はその悩み、サウンドカードを使えば解消できます。

この記事では、サウンドカードを使うメリット・機種の選び方・おすすめ商品を紹介します。サウンドカードを購入しようか考えている方は、ぜひ参考にしてください。

サウンドカードとは、音質強化の効果を拡張する回路基板です。導入すると迫力のあるサウンドを実現してくれるほか、専用ソフトを使うと自分の好みに合わせたサウンド環境を構築できます。アンプと間違われる場合もありますが、似ているようで違います。

サウンドカードは、PCに音声を入出力する機能を追加し音質などを向上する機器で、アンプはその音声を増幅して音質を調節する機器です。どちらも音質に影響を与える機器ですが、その役割は違うものですので、購入の際は間違えないよう注意しましょう。

PS4にサウンドカードは必要なのか、そんな疑問がある方もいますよね。結論からいえば音質にこだわりがなければ特に必要はなく、普通にゲームを楽しむ分には弊害も特にありません。しかし、サウンドカードを使用すると得られるメリットは多くあります。次の記事で詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてくだい。

1つ目のメリットは、ノイズが除去されてクリアな音質になる点です。サウンドチップが搭載されている部分は心臓部ともいえる場所で多くの電気信号が飛び交っています。そのため、内蔵されているサウンドチップの場合、その電気信号の影響を受けるとノイズが発生してしまいます。

しかし、サウンドカードはこの点を考慮した設計がされているのが特徴です。ノイズが入る心配は少なく、よりクリアなサウンドを楽しめます。

2つ目のメリットは、音質が向上して効果音がよく聴こえるようになる点です。FPSなどのゲームでプレイをしていると、「乗り物の音や足音が聞こえず敵にやられてしまった」といった経験がある方も多いですよね。

サウンドカードを導入すると、同時に発生する音の数や種類を増やせ、音の生じる位置・方向が分かりやすくなります。臨場感・没入感もアップするため、ゲームをより楽しみたい方におすすめです。

音質にこだわる方は、サンプリングレートに注目するのも大切です。サンプリングレートとは音声のデータを1秒間に何回サンプリングするかを意味し、Hz（ヘルツ）の単位が使われます。

サンプリングレートの数値が高いほど、高品質の音が出せるようになるのが特徴です。音質を追求する場合は、サンプリングレートの数値に注目するのがおすすめ。ただし、数値が大きくなるほどデータ量も増え、音質だけでなく価格も上がるので注意が必要です。

3つの入出力端子の特徴をまとめたので、ぜひ参考にしてくだい。

• アナログ出力端子

デジタル信号の音声データを、アナログ変換する端子です。スピーカー・イヤホンなどから直接音を出すために使われます。

• デジタル出力端子

音声データをデジタル信号に変換する端子です。光デジタル出力・同軸デジタル出力などが挙げられます。

• 入力端子

入力端子はマイクを使ったSkypeの利用や、音響機器から音声信号を受け取る時に必要な端子です。

1つ目は、サラウンド機能です。サラウンド機能とはバーチャル技術を使い、360度の全方向から立体的に音が聞こえてくるようにする機能で、5.1chや7.1chといった種類があります。立体的に聞こえるため、FPSのゲームなどで敵の位置が把握しやすくなるので、ゲームに臨場感がでるのが魅力です。

2つ目は、イコライザの設定です。イコライザ設定に対応していれば、設定すると聞きたい音だけを強調できるようになります。

敵の足音などがはっきりと聞き取れるようになり、FPSのゲームなどで重宝するので、ゲームを有利に進められます。ゲームの技術を上げたい方におすすめです。

3つ目は、ハイレゾ音源に対応しているかです。ハイレゾ音源とは、CDよりも高品位の音源を意味します。自然に近いリアルな音を体感できるので、ゲームへの没入感をより深めてくれるのが特徴です。しかし、ハイレゾ音源を再生するにはスピーカーの再生周波数範囲が40kHz以上でなければいけないので、注意しましょう。

4つ目はプリセット機能です。プリセット機能が搭載されていれば、ゲームごとに設定した音の強弱などを保存できます。データを呼び出すだけで手軽に自動反映され、毎回設定を行う手間がないためとても便利です。また、設定は複数保存できるため、いくつかゲームをプレイしていて設定を使い分けたい方にもおすすめの機能です。

PS4でサウンドカードを使用したい方の中で、パソコンを持っていない方もいますよね。そんな方は、PC設定不要なサウンドカードがおすすめです。

また、PC設定不要なサウンドカードの中でも、スマホアプリで設定できるもの、元から搭載されているサウンド設定しか使えないものなど種類があります。購入する際は、商品の仕様をよく確認しましょう。

PS4に取り付けられるサウンドカードは外付けタイプが多いので、取り付けるのは難しくありません。外付けタイプはほとんどの製品がUSB接続なので、挿入するだけで取り付けられます。

内蔵タイプのサウンドカードは、主にデスクトップパソコンなどに取り付けるものなので、基本的にPS4には使用しません。PS4用にサウンドカードを購入する場合は、事前に外付けタイプである点を確認するようにしましょう。

ドイツの音響機器メーカー、ゼンハイザーは質実剛健な品質で定評のあるメーカーです。ゼンハイザーのサウンドカードはPC専用にチューニングされているため、残念ながらPS4では使えません。

仮に接続できたとしてもメーカーが想定していない使い方であるため、動作保証がない上に故障のリスクも生じます。固執せず、別のサウンドカードを探しましょう。

「ブラックシャークV2」は、Razerから発売されたeスポーツ向けに開発されたゲーミングヘッドセットです。クリアサウンド・方向感覚がわかりやすい音・快適なフィット感など高く評価されていて、とても人気があります。

「ブラックシャークV2」は基本的にはPS4でも使用できまが、付属のUSBサウンドカードはPCのみで、PS4では使用できない点は考慮してください。しかし、イコライザー調整やマイク設定はできないものの、PS4で使用する分には支障がないため、特にこだわりのない方は気にせず購入して問題ありません。

おすすめ商品の中でも紹介したアストロ(Astro)は、プロゲーマー向けに特化した本格志向の商品設計が魅力です。eスポーツのプロフェッショナルと共同開発した機種も多く、ゲーム内の音声再現性・長時間の対戦に適した装着感などを徹底的に追及しています。

eスポーツやFPSに欠かせない、アストロのヘッドセットについてまとめた記事はこちらです。

PS4はただプレイするだけでも大いに楽しめます。しかし、サウンドカードがあればゲームの技術を上げられ、もっとゲームを楽しめます。必須ではありませんが、ゲームの技術や楽しさをもっと追及したい方は、サウンドカードの購入を検討してみてください。