【10分でわかる！】ノートパソコンの使い方｜初心者にもわかりやすく基本操作を解説！

ノートパソコンの電源を入れ、デスクトップ画面が表示されるまでの手順は以下の通りです。

1. 電源ボタンを1回軽く押す(押し続ける必要はない)
2. パソコンが起動するまで待つ
3. 画面をクリックしてパスワードを入力し「→」をクリック
4. デスクトップ画面が表示される

パソコンは、さまざまなソフトを使用可能にする処理を行うため、起動まで時間がかかります。そのため、画面が立ち上がるまではあちこち触らずそのままの状態で待ちましょう。

一般的な電源の切り方は、画面左下にある「スタート」から「電源」をクリックし、「シャットダウン」を選択する手順で行います。
また、パソコン本体の電源ボタンにシャットダウン操作を設定し、電源ボタンを押してシャットダウンできます。

ただし、パソコンの電源を突然切ると作業中のデータが失われてしまうため、正しい手順を守って行いましょう。

パソコンの電源が入らなくなった時は、まず電源ケーブルの接続を確かめ、再度接続して電源を入れ直しましょう。それでもパソコンが起動しない場合は、以下のような放電作業を行います。

1. パソコンに接続されている機器を取り外す
2. 5分ほど放置したら電源を入れる(放電状態になる)
3. 機器を再度接続し起動するか確認を行う

一方で、パソコンの画面が固まりシャットダウンできない場合は、電源ボタンを4秒以上押し続け強制終了を行います。ただし未保存のデータは失われてしまうため、注意が必要です。

スリープは、パソコンの画面が消えた省電力状態です。パソコンは起動しているので、スリープを解除するとすぐに作業を再開できます。電源のオン・オフは電力を消費しパソコンの負担にもなるので、短時間の休憩などの際はスリープにした方が電力消費を抑えられます。

最近のパソコンは一定時間操作しないと、自動でスリープになる設定のものが多いです。スリープにする場合は、以下のように操作します。

• Windows：スタート画面から電源ボタンを押してスリープを選択
• Mac：アップルメニューからスリープを選択

ロックは、パソコンの電源が入ったままログアウトして操作できなくする状態です。スリープに近いですが、パスワードを入れてログインしないと操作できる状態に戻せません。席を外した際にパソコンを操作されたり、画面を見られたりするのを防ぐのに便利です。

ロックするための手順は以下の通りです。

• Windows：「Windowsキー+L」を同時押し
• Mac：「control+command+Q」を同時押し

ノートパソコンのバッテリーには「過充電されない」「過放電すると劣化する」という2つの性質があります。たとえば、もしノートパソコンをコンセントにつなぎっぱなしにしても、充電が100%になれば電圧が一定の水準を下回るまでは充電を開始しません。

また、バッテリーの充電がゼロのまま長時間放置すると、過度に放電されるのでバッテリーを傷め、故障する恐れがあります。よって、つなぎっぱなしにした方が好都合にも思えますが、一概にそうとは言い切れません。

バッテリーは、長く使い続けると劣化していく性質を持っていますが、使い方次第ではさらに劣化を早めてしまいます。たとえば、バッテリーは充電・放電できる回数が製品ごとに定められているため、常に100%になるまで充電していると寿命が短くなります。

また、30℃以上の高温の環境にノートパソコンを放置すると、バッテリーの寿命を縮めます。よって、これらの状況に置かれていたノートパソコンをつなぎっぱなしにしておくと、バッテリーの劣化をさらに早めてしまうので注意しましょう。

ノートパソコンを電源アダプターに接続した方がいいのか、バッテリーの電源を使用した方がいいのかは、メーカーによって以下のようになっています。

• Dell：つなぎっぱなしで問題ない
• Acer：使用時以外はバッテリーを外した方がいい
• Asus：2週間ごとにバッテリーを50%程度まで放電した方がいい

Appleでは「通勤電車内などはバッテリー使用、会社内などは電源アダプターに接続し充電」と、状況に応じて使い分けるのを推奨しています。

ノートパソコンのバッテリーは、主に「リチウムイオン電池」「ニッケル水素電池」の2種類があります。それぞれ違った特徴を持っているため、長持ちさせるための扱い方も以下のように異なります。

また両方の共通点として、長期間使用しない時は取り外し冷暗所へ保管するように推奨されています。

• マウスの設置スペースが不要
• USBポートが1つ分空く
• 腱鞘炎になりにくい
• タッチパッドの名称はメーカーごとに異なる

タッチパッドは、マウスとほぼ同等の役割を果たしため、マウスの設置スペースを気にせずに済みます。マウスが不要であれば、狭い場所でもノートパソコンを手軽に使用可能で、ノートパソコンを持ち歩きたい時にも便利です。

小型のノートパソコンの場合、USBポートが1～2つしか搭載されておらず、ポート数が不足しやすいことも。ただ、タッチパッドを使用すれば、マウスをUSBポートに接続する必要がないため、その分ポートを余分に空けられます。

マウスを長時間使用していると、手首や親指の付け根に負担がかかり腱鞘炎になりやすいです。また、マウスを持つ利き腕に負担が集中すると、全身のバランスが崩れ頭痛や腰痛を引き起こす可能性も。タッチパッドならカーソルを操作するのは右手、クリックは左手で行うことが可能で、手首や指への負担を軽減できます。

メーカーによっては、タッチパッドを以下のように異なる名称で扱っています。

• Dell：タッチパッド式ポインティングデバイス
• NEC：NXパッド
• 富士通：フラットポイント
• Lenovo・Apple：トラックパッド
• Panasonic：ホイールパッド
• SONY：インテリジェントタッチパッド
• 日立：ポインティングパッド

基本的には、どのメーカーのタッチパッドも機能は同じです。ただ、一部の便利機能はメーカーによってマニュアルが変わるため、取扱説明書などを確認しましょう。

基本操作でもあるクリックには「左クリック」「右クリック」「ダブルクリック」があります。

選択したものを決定する時には「左クリック」を使います。選択したい位置へカーソルを合わせ、タッチパッド手前の左側のボタンを押しましょう。

選択場所の設定・オプションを表示する時には「右クリック」を使います。希望の位置へカーソルを合わせ、タッチパッド手前の右側のボタンを押しましょう。パソコン初心者であっても必要になる動作なのでぜひ覚えておいてください。

作成したファイルを開く時などには「ダブルクリック」を使います。希望の位置へカーソルを合わせ、左ボタンを2回連続で押すことで操作できます。

スクロールは表示されている画面を上下左右へ動かしたい時に使います。基本的には左クリックをしたままタッチパッドに指をあて、上下左右にスライドさせてスクロールします。

指を2本同時にタッチパッドへあてれば、左クリックを使わずそのまま上下左右にスライド可能です。製品によっては、指1本でそのままスクロールできるものもあります。

ドラッグとドラッグ&ドロップは、タッチパッドの大きさによって操作できる範囲が変わります。「ドラッグ」は、ファイルの移動やウインドウのサイズを変更する操作です。ファイル・ウインドウにカーソルを合わせ、左ボタンを押した状態でタッチパッドに指をあてスライドさせます。

「ドラッグ&ドロップ」は、ファイルをフォルダ・ゴミ箱などへ移動する操作です。ファイルを選択し左ボタンを押したままタッチパッドで指をスライドさせ、目的の場所へ移動させたら左ボタンを離します。

高精度タッチパッドでは、さらに便利な以下のような操作が可能です。

• ポイントを選択：1本指で押す
• スクロール：2本指で画面を上下させる
• 表示画面の拡大または縮小：2本指でつまむように左右に開閉
• その他コマンドを表示：2本指でタッチパッド右下隅を押す
• 開いているウィンドウすべてを一覧表示：3本指で手前から奥にスワイプ
• 開くウィンドウを切り替える：3本指で左右にスワイプ
• アクションセンターを開く：4本指でタップ
• Cortana（コルタナ）を開く：3本指でタップ
• 仮想デスクトップの切り替え：4本指で左右にスワイプ

ノートパソコンを長期間使用していなかった場合は、タッチパッドが故障して動かなくなっている可能性もあります。有効化しているのに動かない場合は、ドライバーが古くなっている可能性が考えられます。

「デバイスマネージャー」からドライバーを更新してもタッチパッドが動かない時は、ドライバーを一度アンインストールして再度入れ直しましょう。アンインストール後に再起動すると、ドライバーが自動的にインストールされます。

ほとんどのノートパソコンではタッチパッドの初期設定は有効ですが、誤って触れるのを防ぎたいなら無効にしましょう。タッチパッドを無効にするには設定を開いてデバイスからタッチパッドを選択し「オン」を「オフ」に切り替えます。

タッチパッド使用時にマウスをつなげると、タッチパッド・マウスの両方が有効になって、カーソルの動きが不安定になります。そのため、マウスを使用したい時はタッチパッドを無効にしておきましょう。

ノートパソコン初心者の方は使い方がわからず戸惑うことも多いかもしれません。ただ、使い方がわかればより快適に使用することが可能です。特にタッチパッドの扱いには慣れが必要ですが、操作方法をマスターすればノートパソコンの用途の幅が広がります。この記事を参考によりノートパソコンを使いこなしスムーズな作業に繋げてください。