高画質なVRゴーグルおすすめ5選｜画質が悪いときの対処法・解像度についても

仮想世界を映し出すVR(ヴァーチャルリアリティ)ゴーグルを購入するなら、没入感のある高画質な製品が欲しいですよね。フルHD以上の解像度を持つ、高画質なVRゴーグルであれば、スクリーンドアが目立たず滑らかな映像を見られます。

360°のVRゴーグルの場合は、視野の外にある映像データはすべてカットされるため、4Kでも画質が悪い場合があります。家庭用の高画質なVRゴーグルには、さまざまな製品があり機能も充実しているので、商品選びで迷う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、VRゴーグルの選び方について詳しく解説した上で、高画質なおすすめ製品を紹介します。選ぶ際に気をつけたいことや、iPhoneやAndroidなどスマホをセットしてVRを楽しむタイプなども取り上げるので、ぜひ最後までお付き合いください。

パソコンやゲーム機に接続して使用する機種で、「据え置き型」ともいいます。プレイステーションなどからはVRゴーグルを使用することを想定した専用機が販売されており、本格的にVRを利用したい人には、おすすめのハイスペックな機種が多いタイプです。

機器に接続するため安定した電源が取れ、長時間映像に集中することができるのがメリットです。やや高額なタイプですが性能がよく、専用コンテンツが各メーカーから次々に発表されています。配線での接続に手間がかかること、装着者の動きがやや制限されることがデメリットです。

スタンドアローン型は機器へ接続することなく、VRゴーグル単体で使用することができるタイプです。機種によってコンテンツを提供しているプラットフォームが異なるため、購入前に自分が体験したいコンテンツを利用できる機種なのかを確認する必要があります。

配線による接続の必要がないため自由度がより高く、据え置き型より安価な機種も多いため、パソコンなどを用意する必要がないことなどがメリットです。一方、電源はバッテリー仕様のため長時間使用するのには向いていません。

iPhoneやAndroidなどスマホをセットしてVRを楽しむタイプで、「モバイル型」ともいいます。他の2タイプと比べると手軽な分、全体の性能はやや劣ります。最大のメリットは操作が簡単なことと安価なこと。本格的な機種を使う前に1度試してみたい、といった方はまずモバイル型を試してみるのもいいでしょう。

モバイル型VRゴーグルの画質は、使用しているスマートフォンの性能に左右されます。詳しく紹介している記事がありますので、モバイル型に興味がある方はそちらもぜひ読んでみてください。

据え置き型やスタンドアローン型のゴーグルで画質を左右するのは、ヘッドマウントディスプレイのパネルの質。目安として、片目の解像度が1080×1200ほどの性能の機種を選べば、十分な画質を得られる(解像度が小さくなるほど画像が粗くなる)でしょう。

また、パネルが有機ELか液晶かも見ておきたいところ。有機ELパネルは液晶よりも動きが滑らかに見えますが高価です。また、明るいところではバックライト式の液晶パネルの方がよく見え、寿命も有機ELより長くなります。

リフレッシュレートとは、1秒間に画面が何度書き換わるかを示す値(単位：Hz)です。液晶画面の場合、静止画でも一定時間ごとに画面が更新されています。ゲームなどでは60Hz前後のものが多いため、VRゴーグルも最低60Hzは欲しいところ。90Hz程度の性能があれば、ゲーム内でも違和感なく楽しめるでしょう。

画面の書き換えは通常目に見えないほど高速で行われますが、リフレッシュレートが低い(書き換えが少ない)と画面がチラついて見え、頭痛や眼精疲労の原因となります。快適さと楽しさを両立するためにも、リフレッシュレートの値は重要な項目です。

人間の視野角は水平に150°・上下に130°程度と言われています。つまり、VRゴーグルの視野角がこの値に近ければ近いほど、現実の視野と近い映像が楽しめるということ。高機能なものになればなるほど、広い視野角が設定されています。

一方、視野角の代わりにアイトラッキング機能を備えた機種もあります。アイトラッキング機能は視線の動きを予測して映像を調整してくれる優れた技術で、ゴーグル自体に設定された視野角が狭くても没入感の高い映像を楽しむことができます。

人間の目の距離には個人差があるため、同じゴーグルを使っていても見え方が異なり、人によっては没入感を阻害されてしまうことも。ここで注目したいのが、ディスプレイに使用されているパネルの数です。2枚のパネルが使用されている機種なら、使用者が自分で好きなパネル位置に調節することができます。

VRゴーグルのパネルは高価なため、現時点でパネルを2枚使用している機種は限りがあります。しかし、1つのパネルを分割している場合と比べて没入感が高くなるので、こだわりたい方は選んでみてください。

トラッキングとは、カメラやセンサーを使って位置情報を得ることを指します。目線の動きに合わせて映像を調整するアイトラッキング・外部カメラで自身の動きを反映させるポジショントラッキングのほかにも、専用のトラッキングデバイス(コントローラー)が付属する高級な機種もあります。

ポジショントラッキングを使用すると、ゲームの中を歩くなど現実の動作と同じことを映像の中でもできるようになります。しかし、ゴーグル使用中は周囲が見えないので、事前の準備を怠ると重大な事故につながる危険もあります。ハイスペックな機種に搭載されていますが、あまり家庭向けの機能ではないでしょう。

意外と見落としがちなのが、VRを楽しめるコンテンツ側の充実度。機種によって使用できるコンテンツの提供プラットフォームや利用アプリが違ったり、英語版コンテンツしか展開されていなかったりと、需要に対して供給が追い付いていないのが現状です。

せっかく高機能な機種を買ったのに、やりたいゲームには対応していなかった…そんな事態は避けたいもの。今後の拡大が十分に見込まれる市場ではありますが、現段階では本体の購入前に対応コンテンツもしっかりチェックしておきましょう。

低画質な映像を見たり、リフレッシュレートの低い機種を使用したりすると起きやすいのが、「VR酔い」です。VRで見える視覚情報と体が覚えている感覚の不一致によって三半規管が混乱し、乗り物酔いに似た症状が現れます。男性よりも女性、また15歳までの若い方に起こりやすいと言われています。

安価なゴーグルを使用したことで酔ってしまい、その後VRそのものを敬遠するようになってしまったという人もいます。安いものなら数1000円から購入できるVRゴーグルですが、快適に使用するためにもある程度の性能を備えた機種を選ぶことをおすすめします。

YouTubeでは、動作が重くなると解像度が落ちてしまうため、画質を変更する方法を理解する必要があります。YouTubeの映像が粗くなったら、VR動画は表示させたまま、右下にある「設定」ボタンをクリックします。

いくつか項目が表示されますが、一番下にある「画質」の項目を選択すると、解像度の変更を行えます。通信状態が悪いと画質が頻繁に落ちてしまうので、処理落ちが続いている場合は、Wi-Fiの接続もチェックしましょう。

没入感を楽しめる高画質なVRゴーグル特集、いかがでしたか？自宅にいながらさまざまな映像の中へ入ったような体験ができるVRは、おうち時間の最強の味方！自宅で過ごす時間が増えている今だからこそ、ハイスペックなゴーグルを選んでVRデビューしてみませんか？