ヘアアイロンの黄ばみの取り方を解説！茶色い汚れの原因は？掃除方法も

朝のヘアセットに便利なヘアアイロン。一台あるとストレートヘアや巻き髪が簡単に作れるので、毎日活用する方も多いかと思います。しかし、毎日使用する中で気になるのがヘアアイロンの黄ばみ。

気付いたらプレート部分が黄ばんでいたり、持ち手がベタベタしてしまっていることも。特に持ち手やプレートが白いヘアアイロンは、黄ばみや変色、汚れが目立って気になりますよね。

そこで今回は、ヘアアイロンの黄ばみの原因やお手入れ方法をご紹介します。ウエットティッシュを使った掃除方法、べたつきの取り方、汚れのこびりつきを防ぐ方法なども詳しく解説します。記事後半では、黄ばみや汚れが付きにくいおすすめのヘアアイロン8選もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ヘアアイロンのプレートの黄ばみや汚れの原因として、スタイリング剤の使用や日頃しているヘアカラーが考えられます。毎日使用するものなので、汚れの原因を理解するとお手入れもしやすくなります。スタイリング剤やヘアカラーがどのようにして黄ばみや変色につながるのか、詳しく解説します。

ヘアアイロンのプレート部分の変色やベタつきは、スタイリング剤やオイル汚れが原因の場合もあります。基本的にはヘアアイロンのあとにスタイリング剤を付けますが、ヘアアイロンの前にアイロン用ウォーターやオイルなどのスタイリング材をつけると、その後にアイロンを使用することで熱によって汚れが付くことも。

プレートだけでなく、持ち手部分もスタイリング剤などによる汚れやベタつきが付着しやすくなります。アイロン用ウォーターを使用するときにはしっかり乾いてからアイロンを使用し、スタイリング剤を付けた上からアイロンを当てるのは控えましょう。

ヘアカラーの色素の剥がれ落ちによってヘアアイロンが変色することもあります。ヘアカラーを繰り返している場合、カラーの色素が落ちてプレートに付着し、それが黄ばみや変色につながることも。

付着した色素をそのまま放置しておくと沈着してしまう可能性もあるので、早めに汚れを落とすことが大切です。また、ヘアカラーをしている方は、カラー落ちを防ぐアイロン用ウォーターなどを活用するのもおすすめです。

ヘアアイロンの黄ばみや汚れは自宅にあるもので簡単に落とせます。日ごろからきちんとお手入れしておくと、プレートの汚れを防ぎ、持ちも変わってきます。ヘアアイロンのプレートの黄ばみの取り方とお手入れ方法をご紹介します。

ヘアアイロンのプレートの黄ばみや汚れは、食器を洗うときに使用する中性洗剤で落とせます。ぬるま湯を張ったバケツに中性洗剤を入れて、よく溶かします。そこに雑巾やタオルを浸してしっかり絞ったら、アイロンのプレートやパイプの表面を丁寧に拭きます。

汚れがこびりついてしまったり、長時間放置したりした黄ばみは一度の拭き上げでは落ちない場合もあります。そのような場合は2～3度拭いてみて、それでも落ちない場合はプレートのコーティングが剥がれている可能性もあるので、買い替えがおすすめです。

ヘアアイロンのプレートの汚れや黄ばみは、日ごろのお手入れで防げます。アイロン使用後に毎回、ウェットティッシュでプレート表面を軽く拭くだけです。毎日5分のお手入れで、アイロンのプレートの持ちも変わります。

スタイリング剤や髪表面に付着した汚れは、アイロンの熱によってプレートに付着しやすくなります。長時間放置していると汚れが落としにくくなるだけでなく、プレートのコーティングの劣化にもつながるので、日ごろのお手入れが大切です。

ヘアアイロンの持ち手がゴム製の場合、使っているうちにベタベタしてきた経験を持つ方も多いと思います。これは経年劣化によるもので、冬場は問題がなくても夏になると気温の影響で中の油分が溶け出して、ゴム部分がベタベタしてしまいます。

持ち手のべたつきは、消毒用エタノールがあれば簡単に落とすことができます。ティッシュやガーゼなど毛羽立ちのない布にエタノールを染み込ませて、ゴム部分を拭き取るだけです。ただし、エタノールの使用はメーカーで推奨していないこともあるので、事前に取扱説明書を確認してください。また、除光液は変色や劣化の原因になるため使用できません。ヘアアイロンの汚れの落とし方は、以下の記事も参考にしてみてください。

ヘアアイロンは電化製品なので、お手入れの際には注意が必要です。無理なお手入れは漏電といった事故の原因につながるので、取扱説明書を確認しながら以下のポイントに気を付けてお手入れをしましょう。

ヘアアイロンをお手入れするときには、電源を切ってプラグをコンセントから外し、プレートの熱が完全に冷めたのを確認してから行いましょう。プレートが熱いままお手入れをするとヤケドの原因にもなり危険です。

また、熱がある状態でアルコールや水分で拭くと、劣化や故障の原因にもつながります。プレートがコーティング加工されている製品の場合、無理なお手入れをするとコーティングが剥がれる場合もあります。お手入れをする際にはヘアアイロンを完全に冷ました状態で、水分に気を付けながら行いましょう。

ヘアアイロンの汚れを拭く際に、石鹸や中性洗剤以外のものを使う場合は注意が必要です。持ち手のゴム部分だけであれば、消毒用エタノールなどのアルコールを使用できるものもありますが、プレートやパイプ部分にはアルコールは使用しないでください。

パイプの金属部分にアルコールを使用するとコーティングが剥がれたり、本体自体が故障したりする可能性もあります。黄ばみや汚れのお手入れのときには石鹸か中性洗剤のみを使用しましょう。

ヘアアイロンにはセラミックやテフロンなどさまざまな素材が使われていますが、素材によって耐久性や熱の伝わり方に違いがあります。黄ばみや汚れが付きにくいプレートを選ぶ場合は、「チタン」がおすすめです。

チタンは耐久性が高く、髪へのダメージが少ないのが特徴です。熱伝導率が高くプレートに均一に熱が伝わりやすいので、髪とプレートの摩擦を最小限に抑えて汚れや黄ばみも抑えられます。お手入れもしやすいので、初心者の方にもおすすめです。

ヘアアイロンは髪を綺麗にセットするのに欠かせないアイテムですが、使い方を間違えると髪に負担をかけてしまいます。ヘアアイロンの劣化にもつながりますので、ヘアアイロンの正しい使い方と注意点をチェックしておきましょう。

• 髪の毛がしっかり乾いた状態で使用する
• 髪の毛はきちんとブラッシングする
• ヘアアイロンの温度はできるだけ低めにする
• 高温で使用する場合は短時間でさっとセットする

ヘアアイロンの温度は150～160℃が基準です。同じ場所に長く当てないように気を付けましょう。

ヘアアイロンは毎朝のお手入れにとても便利ですが、長く使っているとどうしても汚れがこびりつきます。ヘアアイロンのお手入れは、自宅にあるもので手軽に短時間でできます。毎日のちょっとしたお手入れで汚れや黄ばみを防いで、ヘアアイロンを長持ちさせましょう。