ヘアアイロンの汚れの落とし方｜茶色い汚れや茶色いカスの原因は？プレートの焦げ？

ヘアアイロンがあれば、ヘアスタイリングを自在にアレンジできます。おしゃれな方はプロさながらのスタイリングをされている方もいらっしゃいますよね。しかし、頻繁に使用していると茶色いカスなどの汚れがこびりつき、変色などが気になる人も。

ヘアアイロンのお手入れを怠ると、焦げがついたり劣化が早まって故障の原因になるため、定期的なお手入れが必要です。またヘアアイロンは掃除の仕方にもコツがあります。初心者が扱う場合、正しいお手入れ方法が分からない方が多いです。

そこで本記事では、ヘアアイロンに汚れがこびりつく原因、通常のお手入れ方法から頑固な汚れの掃除方法、デリケートなプレートの扱いまでご紹介していきます。その他にも、ヘアアイロンと髪の毛の両方によくない使い方なども紹介するので必見です。

ヘアアイロンが汚れる原因はいくつか存在します。

• 溜まったホコリ
• ヘアスタイリング剤
• ヘアカラーの色素

ヘアアイロンにスタイリング剤やホコリなどの汚れがついたまま放置していると、強度がもろくなったりヒビが入ってしまったりする可能性があります。

そのまま加熱してしまうと、髪のキューティクルを傷めるだけだなく火災を引き起こす恐れもあり危険です。また髪のヘアカラーの色素もヘアアイロンに色素沈着してします。ヘアアイロンが壊れてしまう原因の多くは、お手入れ不足からきているのです。

濡れた状態の髪の毛にヘアアイロンを使用してはいけません。濡れた状態だと髪の毛を傷めてしまいます。使用前には必ずドライヤーで髪を乾かし、しっかりブラッシングしてヘアアイロンを使ってください。

ヘアアイロンを使用する時は温度の調整にも気をつけましょう。低い温度だと効果は期待できませんが、逆に高すぎる温度は髪の毛を傷めます。ヘアアイロン本体の寿命を下げる原因にもなるため、丁度いい温度でヘアアイロンと髪の毛を守るのが大事です。

まずは、ヘアアイロンの掃除をする際にこちらの3つを用意しておきましょう。

• やわらかい布
• 綿棒
• ウェットティッシュ

お手入れの手順はとても簡単です。順に沿って紹介していきます。

1. ヘアアイロン全体をやわらかい布で乾拭き
2. 綿棒で細部の汚れも取り除く
3. 全体をウエットティッシュで拭く
4. 仕上げに再度やわらかい布で拭く

定期的なお手入れに取り入れやすく、掃除の方法はとてもシンプルです。まずは、やわらかい布でスタイリング剤などの汚れを拭き取ります。

細かい汚れには綿棒を使いましょう。ウエットティッシュで全体を拭いてきれいに仕上げていきます。最後に再度やわらかい布で拭いて水気を取れば完了です。

スタイリング剤やヘアカラーなどの汚れが気になるときには、中性洗剤とハブラシを用いて掃除を行ってください。ヘアアイロンメーカー「クレイツ」でも歯ブラシと中性洗剤を使った掃除の仕方を紹介しています。

【手順】

1. 乾いたハブラシで段差などの細かい部分を掃除
2. 洗面器に数滴中性洗剤を入れた水を用意
3. やわらかい布を浸して絞る
4. 気になる部分から拭き上げる

通常のお手入れと手順はほぼ変わりはなく、簡単にお手入れができます。洗面器の水は泡立たない程度の洗剤の量に留めておきましょう。スイッチ部分は汚れが溜まりやすいので念入りに拭いてください。

クレイツで紹介している掃除の仕方を知りたい方は、下記からアクセスしてチェックしましょう。

高温になるヘアアイロンはスタイリング剤やホコリなどを放置したまま使用すると、汚れが焦げて張り付いてしまいます。そうなると汚れが頑固にこびりつき、簡単には取れません。そんなときにはお掃除でよく使用される重曹が最適です。

【手順】

1. 重曹を染み込ませたティッシュで汚れをふやかす
2. 爪楊枝でふやかした汚れを取る
3. 水拭きして仕上げる

頑固な汚れに効果的な重曹を用いて、こびりついた汚れをしっかり落としましょう。ですが、普段からしっかりお手入れするのも重要です。定期的にお手入れすれば、頑固な汚れを防止できます。

ヘアアイロンの使用後しばらくは高温の状態が持続します。お手入れを行う前には、電源を必ず切っておきましょう。電源を切った後、コンセントから電源プラグを抜きます。

プレート部分の熱が完全に冷めたのを確認してからお手入れを行ってください。完全に冷め切るまえに急いでお手入れすると、火傷の恐れや劣化の原因となる可能性があります。お手入れを行うときは熱が冷める時間を考え、早めに準備しておきましょう。

いくつかお手入れの仕方をご紹介させていただきましたが、じつは、お手入れに使用するとヘアアイロンが劣化してしまうものもあります。お手入れをしてきれいにしようと思っていたのに、使ったために劣化を招くものもあるので注意が必要です。

その劣化を招くものの1つとして、除光液があります。使用すると持ち手部分が劣化するので気をつけましょう。他にも、ベンジンやシンナーなども故障・ひび割れ・変色などの原因になるので使用しないでください。

ヘアアイロンをきれいに保とうと考え、毎日丁寧にしっかりお手入れされてる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、お手入れの頻度もとても重要です。

じつは、ヘアアイロンのお手入れを毎日すると加工が剥げる可能性があります。特にコーティング加工を施しているヘアアイロンは要注意です。頻度としては週1回目安、もしくは汚れたと思ったときにお手入れする程度でも問題ありません。

ヘアアイロンが汚れてしまったり、念入りにお手入れしようと考えた際に、アルコールを含んだウェットティッシュの使用を考える方もいらっしゃるでしょう。しかしアルコールを含むウェットティッシュは、ヘアアイロンには不向きです。

なぜならば、プレートの素材によってはアルコールによってコーティングが劣化してしまうからです。また摩擦によってもコーティングが劣化しやすくなるため、アルコールを含んだウェットティッシュの使用はおすすめできません。

プレートのコーティングを維持させるためにも、アルコールや除光液などで拭くのは避けましょう。

部屋のお掃除などとは違い、毎日のヘアアイロンのお手入れは劣化を招いてしまいます。掃除の仕方にも注意が必要です。とくに、ヘアスタイリングを左右するプレートの部分はとてもデリケートなので、より気をつける必要があります。

ヘアアイロンの効果をしっかり得るためにも、なるべく摩擦力の少ないやわらかい布でやさしく汚れを拭き取りましょう。また、ヘアアイロンのメーカーによってお手入れ方法が多少違う場合もあります。きれいに保つためにも取扱説明書を確認し、正しいお手入れを心掛けるのが大切です。

ヘアアイロンをよく利用する場合、頑固な汚れに頭を悩ませた経験がある方もいるでしょう。定期的なお手入れは必要ですが、お手入れをし過ぎるのも劣化の原因となります。正しいお手入れの仕方を知り、髪だけではなくヘアアイロンもきれいに保ちましょう。