簡単に髪が傷まないドライヤーおすすめ8選｜パサつかない・ダメージケアができる

髪を乾かすために生活に欠かせないものがドライヤーです。しかし、ドライヤーの熱風は髪に少なからずダメージを与えてしまいます。カラーやパーマで、これ以上髪の毛を傷めたくないと思っている方には特に気になる点です。

ドライヤーを使わずに自然乾燥するのも1つの手段ですが、できれば髪に優しいドライヤーを使いたいですよね。いまは乾かすだけでなく、髪に潤いを与えてケアする多機能ドライヤーが増えています。

本記事では、髪を乾かしながらダメージケアができる髪が傷まない（傷みにくい）ドライヤーの選び方を徹底解説し、おすすめのパサつかない・髪を傷めない（傷みにくい）ドライヤーの世の中ランキングもご紹介します。また、ドライヤーを使用した傷まない（傷みにくい）髪の乾かし方も必見です。ぜひ参考にしてください。

ヘアカラーやブリーチを行う際、アルカリ性の薬品を髪に塗布して髪の表面にあるキューティクルを開かせます。キューティクルが開けば髪の組織は壊れてしまい、ツヤが失われて髪が傷みやすくなってしまいます。

またパーマや縮毛矯正の施術では、髪をつくるアミノ酸の結合を切断してから髪の形状を整え、ヘアスタイルの記憶をさせています。パーマや縮毛矯正もカラーと同様にキューティクルをはがすため、ダメージを受けてしまいます。

髪の毛はほとんどがタンパク質でできています。タンパク質は熱に対して非常に弱いため、熱を与える行為は髪にダメージを与えてしまいます。ドライヤーで髪を乾かす際に、時間をかけて乾かしていたり、ヘアアイロンで何度も同じ箇所を巻いたりするのもよくありません。

間違ったドライヤーやヘアアイロンの使い方をしていると、知らない間に髪に多くのダメージを与えてしまいます。また髪が濡れている状態でヘアアイロンやコテを使用するのもダメージの原因となるので、絶対にやめましょう。

ドライヤーを使わずに髪の毛を乾かす方法としてあげられるのが自然乾燥です。しかし髪の毛が濡れているとキューティクルが開いた状態になります。また髪の毛だけでなく頭皮にもダメージを与えてしまいます。

ツヤのないパサついた髪の毛になってしまうのは、水分を保護できずにどんどん蒸発してしまうからです。また、生乾きの状態でいると頭皮の雑菌が増殖し、頭皮が臭くなったり炎症を引き起こしたりします。

頭皮の状態がよくないと、健康な髪を育成できません。そのため、髪はしっかりと乾かす必要があります。

熱は髪のダメージの元となってしまいますが、正しい使い方をすればドライヤーで乾かすメリットがあります。しっかりと正しい使い方を知り、髪はドライヤーで乾かしましょう。

後頭部の髪の毛だけ、やけに絡みやすい方も多いと思います。ドライヤーで乾かす際、後ろ側はどうしても乾かしにくいので生乾きになりがちです。これでは完全に乾ききらずにヘアダメージを受けてしまいます。

しっかりとドライヤーで乾かせば、キューティクルは整えられます。その結果ツヤが出て手触りもよくなり、さらにカラーパーマの持ちもよくなります。乾燥や髪の毛同士の摩擦・静電気を抑える効果もあり、ドライヤーで髪を乾かせばダメージを最低限に抑えられます。

美しく健やかな髪を維持するためは、ドライヤーを正しく上手に使用して乾かしましょう。ここからは、ドライヤーを使った正しい髪の乾かし方について解説していきます。

ドライヤーでの正しい髪の乾かし方を紹介します。傷まない（傷みにくい）ように髪を乾かすには、下準備やちょっとしたコツが必要なので、しっかりチェックしましょう。

【傷まない（傷みにくい）乾かし方の手順】

1. しっかりとタオルドライをする
2. アウトバストリートメントやオイルをつける
3. 根元からドライヤーを振りながら乾かす
4. 上から下に毛先を乾かす
5. 8〜9割乾いてきたら、冷風で乾かす

しっかりとタオルドライをすると、ドライヤーを使用する時間が最小限に抑えられます。なお、トリートメントやオイルは、熱によるダメージや髪の毛同士の摩擦から保護してくれます。ドライヤー使用時は、ドライヤーの熱が同じところばかりに当たらないように、ドライヤーを振り続けながら乾かすのがポイントです。

さらにドライヤーを髪に近づけすぎないように注意してください。毛先を乾かす時は、キューティクルの流れに逆らわないように上から乾かします。最後に冷風で乾かすとツヤ出しの効果が得られます。

美髪になるためのドライヤーで乾かすコツを紹介します。ちょっとしたコツで仕上がりが違います。ぜひ意識して乾かしてください。

• ドライヤーは髪から10～15cm程度離して使用すると、ダメージを抑えられます。　
• まんべんなく乾かすために、右側を乾かすときはドライヤーを右手で持ち、左側を乾かすときは左手に持ち替えましょう。後ろ・上・横と全体に風を行き渡らせます。
• 同じ場所に風を当て続けないようにしましょう。髪が傷む原因になります。揺らしたり髪の毛を動かしながら温風を当てます。指で温風の通り道を作ると、早く乾くうえに熱を逃がしやすくなります。

市販のドライヤーは、1,000円～1万円以上のものまで価格帯はピンキリです。しかし、髪が傷まないドライヤーを選ぶのであれば、3万円以上のものがおすすめです。3万円以上のものは、サロンでも取り扱っているため、お店のような髪を乾かしたときの質感になります。

なお、より機能性や質感を求めるならプロユースのドライヤーもチェックしてください。プロユースのドライヤーは、ネットやサロンでも購入が可能です。とはいえ、高いものは7万円ほどなので、自分のお金と相談しながらドライヤーを選びましょう。

風量は髪を乾かす際にダメージを抑える大切なポイント。ドライヤーの熱の温度だけが関係あると思われがちですが、風量にも気を付けましょう。

ドライヤーの風量が大きいと、その分早く髪を乾かせます。その結果、熱風によるダメージを最低限に抑えられます。速乾性を重視する際には、最低でも風量が毎分1.3㎥以上のドライヤーがおすすめです。

数あるドライヤーの中には、毎分2.4㎥の風量を誇るダイソンのスーパーソニックや、毎分2.3㎥のサロニアのドライヤーなどもあります。少しでも早く乾かしてダメージを抑えるためにも、風量の大きいドライヤーを使いましょう。

くせ毛はダメージを受けやすく、切れてしまうのが特徴です。特にカーブが目立つとキューティクルが剥がれやすくなり、余計に傷みやすいと言われています。そのため、熱風をあてる時間を短縮してダメージを軽減する、風量のある速乾性のあるドライヤーをおすすめします。

ドライヤーの熱風の温度は高温で140℃、低温だと60℃程度の製品があります。温度が高温すぎると、頭皮や髪のダメージの原因となります。肌の弱い方には、肌に負担をかけずに乾かせる低温設定のできるドライヤーをおすすめします。

風量が大きければ、風温が低くても速乾性があります。自分の肌質・髪質に合ったものを選びましょう。また、季節によって最適な風温が違うため、温度調節ができるドライヤーを使用すれば一年中快適に使えます。

マイナスイオンは、キューティクルが傷みやすくなるプラスイオンを中和し、キューティクルの傷みを抑制してくれると言われています。また、髪にうるおいとツヤを与えられるとも言われています。

パナソニックのイオニティシリーズや、シャープのプラズマクラスターイオン機能付きのドライヤーなどがおすすめです。

その他にも髪が傷まないドライヤーの選び方はたくさんあります。基本的に片手で乾かすはずなので、ドライヤーの重さもチェックしておきましょう。一般的な重さは500g～800gと言われており、軽量モデルも販売されています。

しかし、軽量モデルは風量が弱い場合があるので、数値を確認しましょう。そして、重さだけでなく形状にも注目です。特にノズル部分は、長さによって性能が異なります。なかにはノズルがないモデルもあるので、あわせてチェックしましょう。

またアタッチメントによって、さまざまな使い方ができるモデルがあります。頭皮マッサージできるものもあるので、使いたい機能にあわせて選びましょう。最後によく海外旅行に行く方は、海外対応モデルがおすすめです。理由は、日本と海外では電圧やプラグ形状が異なる場合があるからです。

ダメージケアに重点を置いたドライヤーを販売しているメーカーは多くあります。その中でも人気の「SHARP（シャープ）」「TESCOM（テスコム）」「Panasonic（パナソニック）」の3社それぞれの特徴を表にまとめましたので、参考にしてみてください。

ドライヤーの寿命は約3～4年ほどです。少しでも長持ちさせるためには、寿命を延ばす正しい使い方を把握しておきましょう。ドライヤーの内部にはホコリなどの汚れが溜まりやすいため、電源プラグを抜いてある状態でブラシや掃除機でお手入れしてください。

また、ドライヤーのコードを雑に扱っていると断線する恐れがあります。断線すると使えなくなるため、コードに負担をかけないよう丁寧に扱いましょう。その他にも、湿度の高い場所に保管しておくと漏電する場合があるため注意が必要です。

髪が傷まない（傷みにくい）ドライヤーを紹介してきましたが、いかがでしたか。本記事で紹介してきた正しい乾かし方を参考に、髪を乾かしながらケアができるドライヤーを使用すれば、髪の傷みを抑えられます。ぜひ仕上がりの違いを感じてください。