ドラム式洗濯機でつけおき洗いは可能？やり方やつけおきコースについても紹介

ドラム式洗濯機は少ない水で衣類を洗える便利な洗濯機です。使用洗剤の量も減り、洗浄力も高いので利用している家庭も多いですよね。しかし縦型洗濯機のようにつけおき洗いができるのか疑問に思っていませんか？

ドラム式洗濯機でもつけおき洗いは可能です。ドラム式洗濯機でつけおき洗いをするにはいくつかポイントがあり、上手に使うと頑固な汚れもキレイに落とせます。

この記事ではドラム式洗濯機でのつけおき洗いのやり方を解説します。またつけおきに使う洗剤・パナソニック製などつけおきコース付きの人気機種もご紹介するので参考にしてください。

ドラム式洗濯機でも、つけおき洗いは可能です。そもそもドラム式洗濯機は、ドラムを回転させて衣類を持ち上げて落とし、たたき洗いする仕組みになっています。そのため使用する水が少なくて済みます。

ただ、縦型洗濯機のように衣類をたっぷりの水に浸して洗浄するわけではないため、つけおきに関しては、縦型洗濯機に劣る場合が多いです。

しかしながら、ドラム式洗濯機でもつけおきコースがついているものもあります。また、つけおきコースがなくても、既存のコースをうまく活用し、つけおき洗いに近い洗い方ができる方法もあります。

一般的に、つけおき洗いに適している時間は、15分～1時間と言われています。もちろん、これは衣類の生地や使用する洗剤によっても異なります。長くつけすぎると衣類が傷んでしまいます。

そのため、まずは15分程度の短時間からスタートしましょう。こまめに様子を見ながら、適切な時間を見極めるのが大切です。寝ている間につけおき洗いする方もいますが、できる限り避けるのが無難です。

つけおき洗いに使用する洗剤は、普段使っている洗濯用洗剤で大丈夫です。よりデリケートな生地の洋服を洗う場合は、おしゃれ着用の洗剤を使用しましょう。手洗い用の分量を参考しましょう。

さらに汚れがひどい場合には、下記のような洗剤も役立ちます。

• 酸素系漂白剤
• 部分洗い用洗剤
• 重曹

こちらも、洗う洋服の組成表示をよく見て使用しましょう。

つけおき洗いは、こびりついた汚れや頑固なシミに効果的です。たとえば、お子さんの靴下の土汚れや泥汚れ。通常の洗濯をする前につけおき洗いすると、より洗濯効果がアップします。

また、ワイシャツ等につきやすい汗染みも、浮かせて落とせます。ワイシャツは、襟元や袖口に気づくと茶色い染みができていたりするものです。つけおき洗いをして、きれいに保ちましょう。

つけおき洗いをする前に、衣類の組成表示や洗濯表示を確認してください。下記の条件に当てはまる場合は、おうちでの洗濯やつけおき洗いに向いていない衣類の可能性が高いので、注意しましょう。

• 水洗い不可のマークがある
• 色落ち注意と表記がされている
• スタッズやビーズなどで繊細な加工がされている
• アップリケなど、縫われていない装飾品がある

これらの衣類は、クリーニング店にお任せしましょう。

つけおき洗いは洗濯物をたくさん入れすぎると汚れが違う場所にうつってしまう場合があります。また詰め込むと脱水時に生地同士が擦れるので傷みに繋がります。キレイに汚れを落とすには、洗濯物は少なめにするのがポイントです。

洗濯機に洗剤や柔軟剤を「自動投入」する機能がついている場合は、自動投入機能の設定をあらかじめ解除しておきましょう。なぜなら、つけおきしたあと、洗い運転をすると自動的に洗剤が投入され、洗剤が重複するからです。

または、すすぎ運転で洗剤をすすいでから洗い運転をするようにしてください。

つけおきコースのあるドラム式洗濯機を紹介しましたが、実際に販売している数は少なく、シャープや日立からは販売されていません。すでに家にあるドラム式洗濯機に、つけおきコースがない場合の対処法を解説します。

ひとつ目の方法は、たらいや桶を使ったつけおき洗いです。基本の方法は、「つけおき洗いのやり方とポイント」で紹介したとおりです。つけおき洗いが終わったら、そのまま洗濯機で通常通り洗濯をしましょう。

もうひとつの方法は、洗濯機の通常コースで洗濯をして、一時停止するやり方です。給水がされたところで一時的に停止すると、つけおきに近い状態を作れます。ただ、洗濯機が故障する原因にもなりかねないので、自己責任で行うようにしてください。

ドラム式洗濯機でも、つけおき洗いを併用すると、さらなる洗浄効果が期待できます。頑固な汚れもきれいに落とせると気分がいいですよね。衣類や汚れに合わせて洗濯方法を工夫して、ドラム式洗濯機を使いこなしましょう。