7キロ・8キロの洗濯機おすすめ12選｜どのくらい違う？後悔しない選び方も

洗濯機を購入する際に決め手になるのが容量です。洗濯機には1人暮らし向けのコンパクトサイズのものから、ファミリー向けの大容量のものまであります。いざ購入する際に、何人家族が何キロの洗濯機を使用すればいいのかわからないと悩んでしまいます。

その中で、2人暮らしや4～5人家族まで幅広く人気なのが7キロと8キロです。わずか1キロの違いですが、水道代はどのくらい変わるのか、1回でどのぐらい洗濯が洗えるものなのかなど、気になる箇所はたくさんありどっちにするか悩みます。

そこで今回は、洗濯機の7キロと8キロの違いについて、何人分の容量かを中心に詳しく説明していきます。記事後半では7キロと8キロそれぞれのおすすめ洗濯機を紹介するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

7キロ洗濯機と8キロ洗濯機はどちらも、一度に4～5人程度の洗濯が可能です。違いとしては、7キロの場合は1回でシングル毛布1枚、8キロの場合は1回でダブル毛布を1枚洗濯が可能です。

衣類で比べると、8キロ洗濯機は大人のTシャツでは4～5枚分余計に、シングルシーツでは2枚分多く洗濯できます。タオル何枚かで換算すると一般的なタオルは約70gなので、7キロなら6枚・8キロなら7枚程度になります。

どちらもファミリー向けの容量になりますが、4人分程度を一度に洗濯する方は7キロ洗濯機、5人分以上を1度に洗濯する方は8キロ洗濯機が断然おすすめです。

選ぶ際に気になるポイントは光熱費です。電気代だけで見ると、7キロ洗濯機と8キロ洗濯機にそこまで大きな差はありません。ドラム式洗濯機だと1回の洗濯で約1.8円、乾燥までだと1回約49円の電気代がかかります。縦型洗濯機の場合は、1回の洗濯で約2.3円、乾燥までだと約50円になります。

水道代は地域によって変わってきますが、1Ⅼあたり0.24円程度です。そのため、洗濯物1キロに対して水1Ⅼの使用と想定すると、7キロ洗濯機の場合1回あたり約17円、8キロ洗濯機の場合は約19円かかり、1ヵ月で見ると約60円の差になります。

7キロ洗濯機と8キロ洗濯機の値段は、メーカーや洗濯機のタイプによって変わってきます。7キロ洗濯機の縦型の場合は3万円～6万円、ドラム式の場合だと安いものは7万円代から最新機種だと18万円前後と差があるのが特徴です。

8キロ洗濯機の場合は縦型では3万円代～6万円、ドラム式の場合だと7万円代から最新機種だと20万円前後まで上がります。

7キロ洗濯機の場合「夫婦と子供2人などの4人家族」におすすめです。子供がまだ小さく洗濯物があまり出ない場合や日を開けずに洗濯機を回す場合は、7キロで十分に洗濯できます。

また、7キロ洗濯機は家族向けだけでなく、一人暮らしや二人暮らしの場合でも何日かに1回まとめて洗濯をしたい方におすすめです。2日に1回程度まとめて洗濯をする場合は、2人分までなら7キロで余裕をもってしっかり洗濯ができますよ。

8キロ洗濯機の場合、5人家族などの「ある程度の人数分をまとめて洗濯する」家庭におすすめです。7キロ洗濯機に比べプラス1キロ多く洗濯ができるので、毎日洗濯物が出る方でも5人分なら十分に洗濯ができます。

また、日常的に布団カバーやシーツ、毛布など大きいものを洗濯する方も8キロ洗濯機がおすすめです。光熱費や本体価格も7キロ洗濯機と差がないので、これから家族が増える予定の方や、設置スペースに余裕のある方は8キロ洗濯機を選んでおくと安心です。

洗濯容量によって使う水量が変わり、縦型洗濯機の場合1キロあたり10Ⅼの水量が目安になります。ドラム式洗濯機の場合は縦型洗濯機よりも水量は少なく7～9Ⅼが目安です。そのため、7キロ洗濯機の場合は満水で約70～80Ⅼ、8キロ洗濯機の場合は満水で約80～90Ⅼの水が必要になります。

もちろん、8キロ洗濯機の方が容量が多い分水量も増えますが、節水の観点だけでなく家族の人数や毎日の洗濯量などを考えての容量選びが1番大事です。

7キロ洗濯機と8キロ洗濯機を選ぶ際に大切なのが、本体サイズです。本体が部屋の洗濯機置き場に設置できなければ意味がありません。まずは洗濯機の足が入る「防水パン」の大きさと洗濯機周りのスペースのサイズを事前にしっかり測っておきましょう。

7キロ洗濯機と比べても8キロ洗濯機の方が本体が大きくなるので、まずは自宅の「幅×奥行×高さ」を把握して、どの洗濯機が家に置けるかを確認しましょう。

洗濯機は毎日使用するものなので、節電・節水ができるかをチェックするのが大事です。メーカーによっては独自のエコモードが搭載され、省エネのコースを選択できるものもあります。

また、洗濯機には「インバーター機能」が搭載されているものがあり、自動でモーターと水量の調整をしてくれます。洗い・脱水・乾燥ではモーター量も変わるので、必要に応じて自動で調整してくれる機能は節電・節水効果につながりおすすめです。

洗濯機には縦型とドラム式どちらも乾燥機能が搭載されているものが多くあります。仕事で家を空けがちな方や、家事で忙しい主婦には乾燥機能付きがおすすめです。乾燥機能が付いている洗濯機では本体価格だけでなく、電気代も変わってきます。

また、一般的に洗濯容量よりも乾燥容量の方が少ないので、購入の際には乾燥容量を目安に7キロか8キロを選ぶようにしましょう。最近では洗剤投入から乾燥まですべておまかせできるモデルも人気があります。

最近の洗濯機についているのが洗剤と柔軟剤を洗濯時に自動で投入する機能です。あらかじめ洗剤を入れておくだけで、毎回洗濯の際に重量に合わせて洗剤を調整して入れるので、忙しいときにとても重宝します。

また、洗濯の際に必要量に合わせて洗剤が調整されるので、洗剤の無駄がなくなり節約につながります。

洗濯機を選ぶ際には自動槽洗浄機能が付いているものがおすすめです。毎日洗濯を繰り返す洗濯槽には、思ってる以上にカビや雑菌が溜まりやすくなっています。

定期的に洗浄剤を使ってお掃除をしても菌が溜まってしまうので、普段の洗濯で槽洗浄も一緒に洗浄できるとカビや菌の繁殖を抑え清潔を保てます。普段のお手入れも楽になるので、購入の際にはぜひチェックしておきましょう。

日中仕事で家を空けることが多い方や、主婦で家事が忙しい方には予約タイマー機能が付いた洗濯機がおすすめです。洗濯を完了したい時間に合わせて事前にタイマーを設定できます。モデルによっては洗剤投入から乾燥まで時間に合わせてすべておまかせが可能です。

1時間単位で設定できるものもあるので、空いた時間に他のことができたりなど、時間を有効活用できます。

ハイアール（Haier）は中国に本社を置く世界的に有名な家電製品メーカーです。さまざまな家電製品で世界シェアのトップに立っている、世界的なメーカーのひとつです。顧客のニーズに沿った家電製品を多く生み出しているのがハイアールの強み。そんなハイアールの洗濯機は、洗濯物がシワになりにくいのが特徴です。

また、静音性に優れたモデルなども展開しているので、マンションなど集合住宅で暮らす方にもおすすめのメーカーです。

シャープの洗濯機の特徴は、洗浄力と清潔さです。シャープ独自の技術で、特許も取得した「穴なし槽」と「プラズマクラスター」が他メーカにない仕上がりを実現します。

「プラズマクラスター」は言わずと知れたシャープの技術ですが、注目したいのが洗濯槽に穴がない「穴なし槽」です。洗濯槽と外槽との間に水が貯まらないので、カビの発生を防げます。また、その分の節水ができるのも魅力の1つです。

パナソニックの洗濯機の最大の特徴は「温水泡洗浄」です。温水専用ヒーターにより、洗浄液を温め泡にして洗浄力を高めています。それにより、皮脂汚れや、気になる生乾き臭の原因となる雑菌を抑えられるうえ、ただ温めるのだけでなく泡にするので、洗浄力の高さも実感できます。

また、自動で水温を高くするので、水温が低くなる冬場でも変わらずに洗浄力を保ってくれるのも大きな魅力です。お風呂の残り湯を使う必要はもうありません。

東芝の洗濯機といえば「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」です。独自の技術により、肉眼では捉えられないほどの微細な泡を発生させます。それを含む2種類の泡で洗浄力を高めて、衣類の汚れや付着菌を取り除きます。

また、DD・S-DDモーター搭載モデルは、騒音の原因となるギアやベルトのない低振動・低騒音設計です。マンション・アパート住まいで早朝・深夜に洗濯する機会が多い方には嬉しい機能です。

日立はいえば「ナイアガラ洗浄」「洗濯槽自動洗浄」です。洗浄力・節水・清潔さが高いレベルで実現されています。「ナイアガラ洗浄」はその名の通り、ナイアガラの滝のようにたくさんの水を上からジャンジャンとかけて洗浄します。大量の水を使うのではなく、洗濯槽内の水を循環させて使うので、大幅な節水が可能です。

また、「洗濯槽自動洗浄」では、洗濯物をすすいだ水を使うのではなく新たな水道水を使うので、しっかりと洗濯槽を洗浄できてカビや臭いの発生を防ぎます。

洗濯機に一度にどのくらいの洗濯物を入れていますか？時間の節約や節水のために、ついつい限界まで洗濯物を入れてしまい、8～9割程度になっている方が多いです。

実は、洗濯機を効率よく稼働させようと思うと、洗濯槽容量の6～7割に留めるのがおすすめです。洗濯物を詰め込み過ぎると、衣類が動きにくく、洗濯機のパフォーマンスを下げてしまいます。その結果、洗浄力が落ち衣類がきれいになりにくくなるため、詰め込み過ぎないのが洗濯のコツです。

せっかく質のいい洗濯機を購入しても、日々のお手入れを怠ってしまうと、その効果は存分には発揮されません。洗濯機本体や洗濯槽に汚れが溜まったままの状態が続くと、洗濯機の寿命を縮める原因になってしまう場合も。

ここでは、洗濯機本体と洗濯槽のお手入れ方法について解説します。こちらを参考に、こまめなお手入れを心がけてください。

まずは、洗濯機本体のお手入れについて解説します。洗濯機本体は、糸くずフィルター、洗剤投入口、洗濯パンの3つの部分をきれいにするのがポイントです。

• 糸くずフィルターはできるだけこまめに（洗濯するたびが望ましい）ホコリやゴミを取り除く。定期的に歯ブラシを使ってフィルターの細かいゴミを取り除き、軽くすすいでキッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る
• 洗剤投入口は本体から外し、ぬるま湯ですすいで大まかな汚れを落とす。歯ブラシを使って細かい汚れを落とし、水気が完全になくなるまでしっかり乾かす
• 洗濯パンと本体の隙間に溜まったホコリを掃除機などで定期的に吸っておく。隙間が細かく、掃除機のノズルが入らない場合は、ハンガーにストッキングを被せたもので代用できる

使い込んだ洗濯機の洗濯槽には、汚れだけでなくカビなども潜んでいます。ここでは、洗濯槽にこびりついた汚れやカビをきれいにする方法を紹介します。

1. 洗濯槽全体がお湯に浸かるくらいまでぬるま湯（40〜50℃程度）を張り、そのまま5分程度洗濯機を回す
2. 酸素系の漂白剤を500〜600g程度洗濯槽に入れ、泡立ったのを確認してから15分程度洗濯機を回す
3. そのまま十分な時間つけ置きし、再度洗濯機を10分程度回す
4. 表面に浮いてきた汚れやホコリをすくいとり、新たにきれいな水を入れて再び洗濯機を10分程度回す
5. 汚れやホコリが浮いてこなくなるまで、4を何度か繰り返す

毎日使う洗濯機だからこそ、容量選びはとても慎重になるものです。7キロ洗濯機と8キロ洗濯機は、1人暮らしからファミリー層まで活用しやすいサイズ感なのが魅力です。それぞれのメーカーで現代に合わせた多様な機能が搭載されているので、使いやすさやライフスタイルに合わせて、ぜひこだわりの1台を見つけてみましょう。