洗濯機を安く処分するには？方法と買い替えにおすすめの洗濯機を紹介！

生活していく上でどうしても発生する「生活ごみ」は、自分でゴミ出しをして処分が可能です。しかし、家電製品となると話は別です。家電製品は、簡単に毎週のゴミ出しの日に出すことはできません。

もし、洗濯機を勝手に廃棄してしまうと、不法投棄として罰則の対象となることもあり得ます。そのため、処分の方法は新しい洗濯機を購入をする前にあらかじめ検討しておく必要があります。

洗濯機を処分するにはある程度の費用がかかるため、古い洗濯機はできるだけ安い費用で処分したいと考える人も多いでしょう。そこで、本記事では洗濯機の処分費用を安くするための方法やポイントなどをまとめました。処分する際の参考にしてください。

洗濯機の処分は、ほとんどの場合費用がかかるものです。その大きな理由は「家電リサイクル法」にあります。洗濯機を処分する前に、家電リサイクル法の基本を確認しておきましょう。

家電リサイクル法とは、正式名称を「特定家庭用機器再商品化法」といいます。不要となった家電を処分するのではなく、廃棄物を減らしつつ家電製品に含まれる資源のリサイクルを促進するためにできた法律です。家電リサイクル法の対象となる家電製品には、以下の4種類があります。

• テレビ
• エアコン
• 冷蔵庫、冷凍庫
• 洗濯機と衣料乾燥機

家電リサイクル法では、消費者がこれら4種類の家電製品の処分費用を支払うことが義務付けられています。回収はメーカーが行います。また、処分費用もメーカーごとに異なるので、家電製品を処分したい場合はメーカーの情報を確認しておいた方がいいでしょう。

家電リサイクル法対象の家電製品の処分時にかかる費用は、リサイクル料に加えて運搬料の支払いが必要です。

上に挙げたように、洗濯機も家電リサイクル法の対象製品となっています。そのため、洗濯機は勝手に廃棄することはできず、処分する場合には基本的に費用がかかると考えていいでしょう。

ただし後に述べるように、洗濯機の処分方法はメーカーによる回収ばかりではありません。方法によっては処分コストを安くできることもあります。正しい処分方法を知り、どのような方法を選ぶかどうかで、洗濯機の処分にかかる費用が変わってきます。

まだ使える状態の洗濯機は、廃棄するにはもったいないと感じませんか？使用に問題がない洗濯機なら、廃棄してもらうだけではなく業者にリサイクルしてもらうのも1つの方法です。

リサイクルショップでは、洗濯機の買取を行っています。他のアイテムの買取と同様に、出張買取や宅配買取に対応しているショップもあるので、自宅から運搬する必要がなく買い取ってもらえるのがメリットです。

洗濯機を売却することになるので、費用がかからないばかりか収入となる点も大きなメリットでしょう。ただし、リサイクルショップでは故障していたり状態が悪かったりする洗濯機は、買い取ってもらえない可能性があります。

そんなときに利用したいのが、リサイクル業者です。リサイクル業者では、故障していたり状態が悪かったりする洗濯機でも、不用品として回収してもらえます。しかし、回収時に費用がかかることは認識しておきましょう。

全国展開する家電販売チェーン店「ヤマダ電機」では、洗濯機をはじめとした家電製品の購入時に使用中の家電の買取を行っています。ヤマダ電機の店頭で対象家電の購入時、または配送時に、身分証明書の提出のみで買取サービスが利用可能です。

買取対象の洗濯機は製造年式が限られていますが、対象の洗濯機を使用中、かつヤマダ電機で買い替える場合は前の洗濯機を買取ってもらえるので、ぜひ活用したいサービスです。

新しい洗濯機を購入する際、その販売店で前の洗濯機を処分できることがあります。この場合、家電リサイクル法に基づいた回収となるため、リサイクル回収料金と収集運搬料の支払いが必要です。

例として、ヤマダ電機で洗濯機を購入した際のリサイクル料金は、洗濯機のメーカーにより以下となります。

A・Bグループ：パナソニック、東芝、シャープ、三菱電機など

指定法人：コロナ、ツインバード工業、日本ゼネラルなど

ヤマダデンキ製品：ヤマダデンキ、HERB Relax、YAMADA SELECT

金額はすべて税込

個人的に洗濯機を売却したいときに便利なのが、フリマアプリやネットオークションの利用です。個人的な売買なので、リサイクルのための処分費用がかからないのがメリットで、場合によっては高値で売れるチャンスもあります。

しかし、あまりにも状態が悪い、または故障している洗濯機は売却できないこともあり、取引成立まで一定の時間がかかる点がデメリットでしょう。また、発送手続きを自分で行わなければならず、回収してもらうよりも手間がかかってしまいます。

洗濯機の処分は、フリマアプリやネットオークションで売却する以外の方法の場合は費用がかかります。処分費用は決して少額ではないため、できるだけ安く処分したいという人もいるでしょう。洗濯機の処分にかかる費用を安く済ませる方法として、以下の2種類があります。

重量もサイズも大きい洗濯機ですが、自宅から運搬できる手段があるなら処分費用を安くすることも可能です。自分で運搬する場合は、まず郵便局で「家電リサイクル券」に購入して処分したい洗濯機のメーカー名などの必要事項を記入します。

購入した家電リサイクル券と洗濯機を、指定引取場所へ持ち込みます。最寄りの指定引取場所は一般財団法人家電製品協会のホームページに掲載されているので、営業日時をあらかじめ確認しておきましょう。

スピーディーに処分したいという場合は、不用品回収業者へ依頼できます。自宅まで訪問して回収・処分してくれるので、運搬などの手間はかかりません。他にも不用品がある場合に、同時に回収してもらえる点もメリットです。

不用品回収業者の利用にも、費用がかかります。また、業者によって回収費用が異なるため、事前に相見積もりをしておきましょう。

ここでは洗濯機を処分するときに、特に注意したいポイントについてまとめました。急いで処分する方も、以下の2点は最低限、把握するようにしてください。

洗濯機の引っ越し時は、事前に洗濯機の内部やホースに残った水を抜く「水抜き」という作業を行います。水抜きをしないと運搬時に水漏れを起こし、一緒に運搬している家具や家電製品が濡れてしまう恐れがあるからです。

引っ越し時と同様に、洗濯機の処分前にも必ず水抜きをしておきましょう。自分で洗濯機を運搬する場合、水が残っていると重量が増して運搬の手間が増える上、車で運搬している途中に水漏れを起こし、車内が水浸しになる可能性があるからです。

水抜きは方法を抑えていれば自分でもできる作業なので、洗濯機を処分する前に実施しておきましょう。

家電製品などの不用品を回収できるのは、市町村の「一般廃棄物処理業」の許可を受けた業者のみです。無料で不用品を回収することを謳っている業者の中には、この許可を受けていない無許可の業者も潜んでいます。

もし無許可の業者に洗濯機などの不用品回収を依頼してしまうと、高額な料金を請求される場合があります。また無許可の業者は引き取った不用品を適切に処分せず、不法投棄されることもあるため、不用品回収は必ず許可を受けた業者に依頼しましょう。

洗濯機は多数のバリエーションがあり、買い替え時に悩んでしまうことも多いでしょう。

そこで、これから洗濯機を買い替えたいときに最適な、洗濯機を最新の斜めドラム洗濯機からベーシックな機能洗濯機まで、5種類紹介します。

家電リサイクル法の対象である洗濯機は勝手に廃棄することができないため、適切な方法で処分しなければなりません。これから洗濯機を買い替え、または処分する場合は、今回紹介した情報をぜひ参考にしてみてください。