コマセミキサーのおすすめ4選！選び方のポイントや自作方法まで解説！

コマセという撒き餌を使って、おびき寄せるのがフカセ釣りです。そして、フカセ釣りの時にコマセを混ぜ合わせていくのに必要なのが、コマセミキサーになります。別名として、マゼラーと呼ばれることも多いです。

そんなコマセミキサーですが、冷凍されたオキアミを混ぜたりします。作業としてハードに使用することが多いので、きちんとしたものを購入する必要があります。しかし、種類も多かったりするので、選ぶ時には迷ってしまいますよね？

そこで、今回はコマセミキサーの選び方や、注意点を交えて丁寧に解説していきます。細かいところまで解説していくので、実際にコマセミキサーを選ぶ際に参考になります。是非、この記事を読んで、ご自身に最適なコマセミキサーを見つけてください。

まずフカセ釣りとは、仕掛けにウキを使用せずに、エサ、ハリ、糸の重さだけで仕掛けを海中に浮かせて魚を誘う釣り方です。魚を狙える範囲が広くなることや、ウキからエサまでの深さを操ることができることからも、人気の高い釣り方になります。

そこで、フカセ釣りには魚を引き寄せやすいコマセが必要になります。コマセを作る際には、コマセを練るためのコマセミキサーが必要不可欠です。コマセ作りはハードな作業になりますが、きちんとしたコマセミキサーであれば問題ありません。

コマセミキサーには多くの選び方があります。特に大切になってくるのは、下記の5つの選び方です。

• 素材
• 刃角調整
• 穴あき
• 柄の長さ
• グリップの形状

どれも直接、コマセミキサーの使いやすさに影響してくる要素ばかりなので、しっかり確認しましょう。

コマセミキサーは素材によっても性能差が出ます。コマセミキサーに使われる素材は、大まかに下記の2つに分けられます。

• 樹脂製
• ステンレス製

素材が異なるだけで、耐久性が大きく変わるので注意が必要です。コマセ作りはハードな作業なので、できる限り耐久性の高いコマセミキサーを選ぶと良いでしょう。長持ちするか不安な人は、なおさら耐久性の高いものを選ぶと良いです。

また、混ぜやすさが変わってくるのもポイントです。混ぜやすいコマセミキサーだと早く粘りも出るようになってくるので、質の高いコマセをより効率的に作れます。コマセを作るスピードも変わってくるので、きちんとチェックしておきましょう。

樹脂製のコマセミキサーは、硬化プラスチックが使われていることが多いです。混ぜやすいのが最大の特徴で、より効率よく質のいいコマセを練っていくことが可能になります。素材としても軽いので、おすすめです。

ただ、ステンレス製と比べると少し耐久性が弱く、脆い一面もあります。あまり力を入れ過ぎたりして、コマセを混ぜていると壊れやすくなるので注意が必要です。長く使えないこともあるので、定期的に買い替える必要があるのは覚えておきましょう。

ステンレス製のコマセミキサーの最大のメリットは、屈強な耐久力を持っていることです。なので、壊れにくく安心して使うことが出来ます。冷凍のオキアミも余裕で砕くことが出来るので便利です。おまけに錆びにくいので、長く使えます。

ただ、硬い素材なので、容器を傷付ける可能性があります。あまりに力をいれすぎてガツガツと混ぜていると、容器が傷だらけになるということもあり得ます。購入する前にしっかりと把握しておきましょう。

オキアミなどの材料を砕いてつぶしていく際には、コマセミキサーのヘラを使うと効率よく潰せます。その際には、潰しやすいように刃角を細かく調整できるタイプのコマセミキサーだと便利です。

また、刃角調整は最低でも90°曲がるモノを選びましょう。90°は曲がらないと使いづらいので注意が必要です。180°曲がるタイプだと、さらに使いやすくなるのでおすすめです。収納性も上がるので、コンパクトになり持ち運びやすくなるので重宝します。

また、コマセミキサーは穴あきタイプだとさらに使い勝手が良くなります。穴あきタイプであれば、抵抗が少なくなって、さらにスピーディに混ぜることが可能です。刃とヘラの部分に穴が開いているものだと、混ぜる際の負荷も軽減されるので非常におすすめです。

また、刃の形状もきちんと確認しましょう。穴が開いていないタイプでも、X字形状になっていたり、スペースが広いタイプは使いやすいです。穴あきタイプと同様に混ぜやすく、粘りが出やすくなるので便利です。

コマセミキサーは細かい作業になるので、柄の長さもきちんと確認する必要があります。最低でも、全長が40㎝以上のものがおすすめです。コマセが手に付かない長さのタイプであれば、コマセが手に触れることも少なく臭いが付きにくくなります。

一方で、長さの短いコマセミキサーは携帯性が高くなり荷物になりにくいというメリットがあります。しかし、コマセが手についてしまうこともあるので注意が必要です。どちらにせよ、ご自身が持ちやすい長さのコマセミキサーを選ぶのが大切です。

コマセミキサーを選ぶ際には、グリップの形状も見ていきましょう。使っていて疲れにくいものを選ぶのが大事です。コマセを作る場合は、ある程度の強い力が必要になります。その際に、なるべく負担にならないものを選ぶのがおすすめです。

特に、グリップにくびれがあると自然な形で握れるので疲れにくくなります。また手が滑りにくい素材だと、コマセを混ぜている最中でもストレスなく使えるようになるので重宝します。より使いやすいコマセミキサーを選ぶ際には、グリップも必ず確認しましょう。

コマセミキサーを販売しているメーカーは、数多く存在します。特に下記の3つのメーカーは、質の高いものを販売しているので、おすすめです。

• ダイワ
• がまかつ
• シマノ

使いやすいような特徴が多くあるコマセミキサーを販売しているので、それぞれ見ていきましょう。

ダイワはロッド、非常に幅広くアイテムを取り扱う釣具メーカーです。さらに、創業から50年以上経っており、多くの人気製品を抱えています。どの製品もきちんとしたクオリティで、使い勝手が良いので国内で高い人気があります。

そんなダイワのコマセミキサーは、刃角の調整が出来るモデルのものが多いです。穴あきモデルのものもあり、非常に使い勝手がいい商品が出揃っています。また、持ち運びしやすいコンパクトなものもあるのでおすすめです。

がまかつは、ロッド、鈎、仕掛を中心に、初心者から熟練者まで使える釣り具の製造をしているメーカーです。幅広いユーザーが使える高いクオリティがあるので、国内の釣り師に非常に人気があります。

がまかつのマゼラーは、耐久性に優れているステンレスを用いているので長く使えるのが特徴的です。また、グリップにコーティングを加えているものもあるので、腐食しづらいのも大きなメリットになります。

シマノは、釣り具だけではなく、自転車などの車両も製造しているメーカーです。様々な製品を作っていることもあり、製品の品質は国内でも非常に高い水準にあります。また、価格も抑えられているのでコスパも高いのが特徴的です。

シマノのコマセミキサーは、X字のタイプのものが多く軽い力でコマセを混ぜられるので便利です。子供や女性にも使いやすいのがポイントでしょう。グリップも握りやすい加工が施されており、使い勝手が高いのが魅力になります。

コマセは臭いも強いので、きちんと使い終わった後のコマセミキサーはお手入れする必要があります。お手入れする場合は、下記の手順だとスムーズでおすすめです。

1. 自宅で水洗いする場合は、海水などが付着している場合などもあるので、釣り用汚れ落としブラシで汚れを落としていきます。コマセミキサー本体が痛まないように、あまり力強くこすらないようにしましょう。
2. 脂汚れなども落とせて来たら、水で再度洗い流していきましょう。綺麗になったらコマセミキサーの水気を拭き取り、自然乾燥させて保管しましょう。

コマセミキサーを長く使っていきたいのであれば、きちんと使った後はお手入れして綺麗な状態を保ちましょう。

多くのメーカーから、様々なコマセミキサーが販売されています。ただ、実は、他のアイテムで代用も可能です。ヘラなどの調理器具であれば、問題なく代用できます。しかし、衛生面の問題があるので、一度使ったらコマセ作り専用にするのがおすすめです。

コマセミキサーは自作することも可能です。用意する材料は下記のものになります。

• チタンカップ
• シャフト（いらなくなった古いインターライン竿の2番部分）
• 杓の柄（太めの木の枝）

自作する場合は下記の手順を踏みましょう。

1. 使わない竿の2号部分を30㎝くらいにカットします。その次に、チタンカップと切った竿を、セメダインなどで接着しましょう。さらに柄に使う木を10㎝くらいにします。
2. 次は、柄の中心にドリルで8㎜くらいの穴をあける。柄を、前述のカップと竿にセメダインなどで接着します。最後は、油性ニスを塗って仕上げましょう。

コマセを混ぜる道具として、コマセスコップの用意も必須です。コマセミキサーよりも大きく、小回りは利きませんが、よりパワフルにコマセをかき混ぜられます。大型なので、コマセミキサーよりも冷凍のオキアミを砕くのが早いです。

さらに、マキエを遠くに投げる際にも重宝します。フカセ釣りをする場合にはさらに便利になるので重宝します。コマセミキサーと合わせて持っておくことで、状況によって使い分けられるので両方持っておくこともおすすめです。

コマセミキサーを持っておくと、フカセ釣りに必要なコマセを効率よく作ることが可能です。コマセの原料であるオキアミなどを素早く砕けるので、おすすめです。多くの種類のコマセミキサーが存在するので、ご自身に合ったタイプを選びましょう。