【象印・タイガー】保温機能付き電気ポットおすすめ5選｜保温時間・魔法瓶との違いも

忙しない生活を送る方だけでなく、短時間で安全にお湯を沸かせる商品として人気があるのが電気ポットです。最近は、どの家庭にも電気ポットが一台はあるほど一般的になってきました。しかし、長く使ってくるとだんだん古くなってきて、買い替えを考える方も多いのではないのでしょうか。

一人暮らしや高齢者はもちろん、赤ちゃんのミルクやコーヒーなど電気ポットは何かと使う機会がありますよね。電気ポットを新しく購入するなら、保温性や節電機能に優れている商品が欲しいと考えている方も多いはずです。

ここでは、保温性が高く、消費電力や電気代を抑えられる高コスパな電気ポットを解説します。また、タイガーや象印などの人気有名メーカーのおすすめ電気ポットも紹介しています。新しく電気ポットの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

電気ポットと電気ケトルの違いは、沸かせる水の量と使用するタイミングです。

電気ポットは一定の量お湯を沸かして保温できるため、大量のお湯を一度に沸かして保温しておけば、使いたいときにすぐ使えます。一方で、電気ケトルは少量のお湯から沸かせるため、使いたいときに必要な分だけ沸かしてお湯を使えます。

赤ちゃんのミルクは、70℃が最適温度とされています。その理由は、ミルクの栄養分が失われず、かつ殺菌が可能な温度が70℃だからです。温度が高すぎると調乳の中でビタミンの一部が失われてしまうため、赤ちゃんが吸収する際に栄養が半減します。

また、70℃～80℃に保温しておくと、赤ちゃんにミルクを飲ませたい時に適温ですぐに作れて便利です。以下の記事では、ミルク作りに最適な電気ポットを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

コーヒーやお茶なら90℃前後で淹れるのがおすすめです。コーヒーは深煎りなら85℃前後、浅煎りなら90℃と豆に適した温度で淹れるといいです。また、温度によっては苦みや酸味などが変化しますよ。

一方、お茶であれば煎茶が80℃くらい、玄米茶やほうじ茶は90℃～95℃で淹れるのがおすすめです。お気に入りのコーヒーやお茶に合わせて保温温度を調整しましょう。

紅茶やインスタントラーメンなどは98℃～100℃と沸騰しているくらいがおすすめです。紅茶の場合は温度が低いといい香りがでないので、高温で入れましょう。

また、カップ麺を低い温度で作ってしまうと、商品によっては指定時間では完成しない可能性があります。おいしく作りたい場合は高温で作るようにしましょう。

温度調節できる電気ポットについては以下の記事で詳しく紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

魔法瓶とは、内ビンと外ビンの間を真空状態にすることで熱の伝導や対流を防ぎ、長時間の保温・保冷を実現してくれる容器を指します。

電気ポットの中にはこの魔法瓶の構造を採用したものがあり、保温性に優れています。こまめに電源を抜いても一定の時間保温を確保してくれるため、電気代を節約できるのが魅力です。

ただ、魔法瓶構造はエアー式にはほとんど搭載されていません。

• 保温が2時間を超える場合は、電源をオフにして再沸騰することで節電に！

電気ポットは「再沸騰させると電気代が多くかかりそうだし、保温しておいた方が安く済むのでは…」と考えがちです。しかし、保温機能も長時間使いすぎるとかえって消費電力を多く使ってしまいます。

保温機能の使用を2時間以内にすれば問題はないですが、それ以上使用すると再沸騰させるときよりも電気代がかかる可能性があります。

電気ポットは2時間以上保温すると消費電力が増えると前述しましたが、実際にはどれくらいの電気代がかかるのかピンとこないですよね。ここでは、再沸騰する場合と保温では電気代がどれくらい違うのか表で比較します。

【保温】

【再沸騰】

1時間の経過であれば、保温の方が5円安いです。ですが2時間経過すると保温の消費電力が増加して電気代の差がほぼありません。そして5時間後には保温の電気代はなんと20円も増えています。

表の結果から電気ポットを購入して節電したい場合は保温を2時間以内にするよう心がけましょう。電気代については以下の記事でも詳しく解説しているので気になる方はチェックしてください。

ここからは電気ポットを選ぶ上での、前提知識を解説します。編集部では実際に電気ポットを購入した500名を対象に、アンケートを行いました。

そこで本記事は、単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入後の後悔を抑える内容になっています。

• 電気ポットの購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心して電気ポットを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

実は、たった3つのポイントを意識するだけで電気ポット選びを失敗する確率がグッと下がります。

その3つのポイントとは、

①使うシーンに合った給湯方式を選ぶこと

②必要な容量を確認して選ぶこと

③魔法瓶搭載のものを選ぶこと （エアー式は除く）

これだけです。「給湯方式って何？」「必要・不必要をどう決めるの？」っと思う方も多いと思いますが、じっくり解説しますのでご安心ください。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• 使用するのが主に屋外か室内かその両方かを決める
• 飲む人数に合わせて容量を決定
• 電気代・保温の観点から魔法瓶はマスト

これが失敗しない電気ポット選びの最初のステップです。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

容量ってどれくらいが丁度いいんだろう

と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

家庭用の電気ポットは容量2～3Lのものが主流で商品数も多いです。2Lはコーヒーが約16杯、カップラーメンなら約6杯分作れるので、おおよその目安として必要な容量を考えましょう。

使用人数ごとのおすすめの容量を以下にまとめたので、自分が欲しい電気ポッドがどこに該当するか把握しておいてください。

以下の記事は、容量ごとにおすすめの電気ポットを紹介しています。探している容量に近いものがあれば、ぜひチェックしてみてください。

魔法瓶以外に節約する術はないか

と思っている方は必見です。

電気ポットには省エネ機能が搭載されているものがあります。その内容はメーカーそれぞれで、趣向を凝らしています。

タイマー機能があれば、外出時や就寝中は保温が切れるように設定できます。使わないときも保温していると電気代がかさみますが、この機能があれば余分な電気代を減らせます。

また、長時間使っていない時に自動で保温が切れるオートオフ機能があれば、さらに電気代を節約＆省エネできますよ。

他に気にすべき項目があるのではないか

ここまでで失敗しない電気ポットを選ぶことができるようになりましたが、これだけで本当に大丈夫かなと不安の方もいるのではないでしょうか。

そこで、購入者が「もっと気にして買うべきだった」と後悔した項目について実施したアンケート結果を見てみましょう。

浄水機能・カルキ抜き機能が搭載されている電気ポットを選べば、ポットの水が沸騰した後も継続して加熱を行いカルキを取り除いてくれます。

カルキ臭やカビ臭を抑えたお湯を使えば、コーヒーやお茶もより美味しく抽出できるのがメリットです。ただし、ポットに付着したカルキ汚れを落とす機能ではないので、お手入れは定期的に行いましょう。

小さな子どもがいるご家庭では、安全機能が充実したタイプの電気ポットがおすすめです。以下に主な安全機能をまとめましたので、チェックしてみてください。

蒸気を抑えた蒸気レスタイプのポットを選べば、火傷を防げるうえに天板のある棚やワゴンに収納しても水滴が付かないので防カビ効果が期待できます。子供がいるご家庭や、置き場所が天板のある場所しかない方におすすめです。

以下の記事では蒸気レスの電気ポットを紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。

電気ポットってどんな素材で出来てるの？

と思われる方もいるのではないでしょうか。

電気ポットはステンレス製・プラスチック製の2つがあります。それぞれわかりやすくメリットとデメリットをまとめました。

以上になります。何を重視するかは人それぞれなので、「メリットが多い」「このデメリットなら許容できる」と思う方を選択しましょう。

電気ポットのお手入れを楽にするためにおすすめなのは、上蓋が外せるタイプや広口タイプを選ぶことです。内部が洗いやすくなり、お手入れのストレスを減らせますよ。

また、クエン洗浄ボタンがある機種を選ぶのもおすすめです。ボタンで洗浄メニューを選択できると、スムーズにお手入れができます。ただ、このボタンはなくてもクエン酸を使ったお手入れは可能なので、あればくらいの認識でも問題ないでしょう。

総合電機メーカーとしてお馴染みのパナソニックの電気ポットは、高性能で省エネに優れている点がおすすめです。機種のラインナップは多くないですが、弱アルカリ沸騰や学習省エネなど、機能面は安定しています。大手メーカーの安心感で選んでいる方も多いです。

シンプルで使いやすい電気ポットが欲しい方にはピーコックがおすすめです。ピーコックも魔法瓶を製造するメーカーで、電気ポットやタンブラーをはじめとした電気調理器を展開しています。

ピーコックの電気ポットは無駄な機能のないシンプルなつくりが特徴で、誰にでも扱いやすく価格もお手頃な点が魅力です。容量は2～3Lのものが中心ですが、1.2Lや4Lの商品も販売しています。

おしゃれなデザインの電気ポットが欲しい方にはアイリスオーヤマがおすすめです。アイリスオーヤマは安いうえに使いやすい家電を多数販売している人気ブランドで、電気ポットも低価格と高性能を両立しています。

インテリアにも馴染むおしゃれなデザインも多いので、一人暮らしの方にもおすすめなブランドです。

電気ポットも魔法瓶も、お湯を温かいまま保温するイメージがありますよね。基本的に電気ポットは、保温機能ももちろんありますが、水を加熱しお湯にする機能が搭載されています。

一方魔法瓶は、温かいものだけでなく、冷たいものもそのものの温度を長時間保つ機能があり、電気ポットのように加熱機能はありません。しかし、電気なしでも温かさ冷たさを溜めてるのが大きな利点です。

家電や家具の商品の取り揃えが多くて有名なニトリでは、 電気ポットは販売していません。ニトリには電気ケトルのみ取り扱いがあります。電気ポットはさまざまなところで販売されていますし、直接店舗に足を運ぶのが大変な方にはネットでも購入が可能なので、一度チェックしてみてください。

電気ポットの保温機能はどれも同じに感じますが、実は機種によって魔法瓶の構造が違います。節電や保温を気にする方は、魔法瓶がどれくらいの性能なのか本記事を参考に選びましょう。好みの電気ポットを見つけて料理や飲み物へ活かしてください。