【2023】蒸気レス電気ポットの人気おすすめランキング｜デメリットも紹介

電気ポットがあれば、いつでも好きなタイミングで簡単にお湯が沸かせます。特に寒い冬は、朝起きてボタン1つで温かい飲み物が飲めたら嬉しいですよね。電気ポットをプラスすると、生活の質を上げてくれるメリットもあります。

大家族やお湯を大量に使う人は電気ポット、必要な量だけ使うときに沸かしたい人は電気ケトルなど用途も豊富です。蒸気が出るから電気ポット・電気ケトルは使えない人には、蒸気レスポットなどがおすすめです。

この記事では蒸気レスの電気ポットのメリット・デメリット、選び方やおすすめ商品を紹介します。おしゃれなデザインのものも紹介しているので、電気ポットで毎日をより快適に過ごしたい方はぜひ参考にしてください。

蒸気レス電気ポットのポイント

• 小さなお子さんがいるご家庭でも火傷を防げて安心
• 天板のある棚やワゴンに収納しても水滴が付かないので防カビ効果が期待できる

日々の暮らしを便利にしてくれる電気ポット。各メーカーのパンフレットを読み込んだり、さまざまな口コミサイトを見たりしながら決めた電気ポットでも、実際に使い始めると、ポットから排出される蒸気に悩まされた経験がありませんか。

最近では、おしゃれなキッチンボードにも家電の湯気をあらかじめ想定した素材でできているものがあります。しかし、毎日使うものなので、金属製や木製の家具への影響や、湿度の上昇によるカビの発生も心配ですよね。

赤ちゃんがいるご家庭では、せっかくミルク作り用に購入してもお子さまが成長すると湯気に興味を持ってしまいます。つい触れようとしてしまう行為に、お湯を沸かす度にヒヤヒヤした経験をお持ちの方も多いです。

何かと悩ましい電気ポットの蒸気問題。しかし、水を沸騰させるためには必ず水蒸気が発生します。では、蒸気レスの電気ポットは一体どのような仕組みかご存じですか。

ポットの蓋の内部には「蒸気キャッチャー」と呼ばれるものが搭載されており、沸騰時に発生した蒸気を集め蒸気の発生を最小限に抑えます。そして、集められた蒸気は蒸気キャッチャー内を通り冷却され水滴となり、再びポットの内部へ戻します。

蒸気を発生させずにお湯を沸かすのではなく、発生した蒸気をポット外に出さずに内部に留め、その蒸気を水滴に変え、蒸気レスが実現しています。

• 蒸気レス：蒸気をポットの外に出さない設計になっている
• 蒸気カット・蒸気セーブ：蒸気を少量に抑えている

蒸気レスの電気ポットを探していると、「蒸気カット」や「蒸気セーブ」などの言葉を見かけます。実は、蒸気カット機能や蒸気セーブ機能が搭載された電気ポットは、通常の沸騰温度よりも低い温度で沸騰させ、蒸気が大量に発生を抑える設計になっています。

しかし、湯気による家具の傷みや、やけどなどのリスクを考える場合には、蒸気を一切外に出さない蒸気レス電気ポットがおすすめです。

電気ポットでは容量が多すぎるのであれば、電気ケトルの選択肢もあります。電気ポットは保温に意外と電気代がかかるため、必要なときにその都度若沸かせばいい方には電気ケトルがおすすめです。電気ケトルが気になる方はこちらの記事をチェックしてください。

蒸気レスポットの特徴について、メリット・デメリットに分けてご紹介しています。購入前に分かっていると、後から思ってたのと違う、なんて事態に陥りにくくなります。ぜひ参考にしてください。

蒸気レスポットはその名の通り蒸気が出ないので、思わぬケガや火傷といった事故につながりにくくなります。小さなお子さんやペットのいるご家庭でも気兼ねなく使いやすいのが大きなメリットです。安全性について重視したい人におすすめです。また、機械の多い場所や蒸気による湿気が苦手と感じる人にも向いています。

安全性の高い蒸気レスポットは、以前は重い・音がうるさいといった声も上がっていましたが、現在ではいいものが増えているので一概にそういったデメリットはありません。

ただ、蒸気レスポットはカルキ臭が気になる場合があります。カルキ抜き沸騰機能はあるものの、「省エネコース」などは完全に沸騰させず98℃で温度上昇を止めるため、お湯が美味しくないと感じる場合もあるのがデメリットと言えます。

蒸気レス電気ポットでも、カルキ抜き沸騰が搭載されている電気ポットはあります。沸騰直後にはおよそ75％のカルキが除去され、8分後にはすべてのカルキが除去されます。

水道水に含まれるカルキは揮発性があるため、沸騰すると蒸発していきます。しかし、蒸気がそのまま本体内に戻っていく蒸気レス電気ポットだときちんとカルキが抜けるのか不安ですよね。

カルキ抜き機能が搭載されていれば、ポットの水が沸騰した後も継続して加熱を行いカルキを取り除いてくれるので、以下のような方におすすめです。

• 小さなお子様がいて、ミルク作りに使用したい方
• カルキ独特のにおいが気になる方

おしゃれだけど高性能な電気ポットが欲しい方にはタイガーがおすすめです。タイガー魔法瓶は象印と並ぶ魔法瓶の老舗メーカーで、真空断熱技術を駆使した保温性の高い電気ポットを展開しています。代表的な商品に「とく子さん」シリーズがあります。

蒸気レスやチャイルドロックなど安全機能が充実しているほか、スクエアタイプのおしゃれなデザインのポットも人気があります。

利便性や省エネ性能の高い電気ポットが欲しい方は象印がおすすめです。調理家電を幅広く展開している象印は、「まほうびん構造」を応用し保温力の高い商品をラインナップしています。

代表的な電気ポットに、省エネ・スピード沸騰が特徴的な「湯等生」シリーズや、スタイリッシュデザインが魅力の「STAN（スタン）」シリーズがあります。

他にも、その都度必要な量だけ沸かしたい場合は蒸気レス構造の電気ケトルもおすすめです。

総合電機メーカーとしてお馴染みのパナソニックの電気ポットは、高性能で省エネに優れている点がおすすめです。機種のラインナップは多くないですが、弱アルカリ沸騰や学習省エネなど、機能面は安定しています。大手メーカーの安心感で選んでいる方も多いです。

シンプルで使いやすい電気ポットが欲しい方にはピーコックがおすすめです。ピーコックも魔法瓶を製造するメーカーで、電気ポットやタンブラーをはじめとした電気調理器を展開しています。

ピーコックの電気ポットは無駄な機能のないシンプルなつくりが特徴で、誰にでも扱いやすく価格もお手頃な点が魅力です。容量は2～3Lのものが中心ですが、1.2Lや4Lの商品も販売しています。

おしゃれなデザインの電気ポットが欲しい方にはアイリスオーヤマがおすすめです。アイリスオーヤマは安いうえに使いやすい家電を多数販売している人気ブランドで、電気ポットも低価格と高性能を両立しています。

インテリアにも馴染むおしゃれなデザインも多いので、一人暮らしの方にもおすすめなブランドです。

ここからは電気ポットを選ぶ上での、前提知識を解説します。編集部では実際に電気ポットを購入した500名を対象に、アンケートを行いました。

そこで本記事は、単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入後の後悔を抑える内容になっています。

• 電気ポットの購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心して電気ポットを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

実は、たった3つのポイントを意識するだけで電気ポット選びを失敗する確率がグッと下がります。

その3つのポイントとは、

①使うシーンに合った給湯方式を選ぶこと

②必要な容量を確認して選ぶこと

③魔法瓶搭載のものを選ぶこと （エアー式は除く）

これだけです。「給湯方式って何？」「必要・不必要をどう決めるの？」っと思う方も多いと思いますが、じっくり解説しますのでご安心ください。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• 使用するのが主に屋外か室内かその両方かを決める
• 飲む人数に合わせて容量を決定
• 電気代・保温の観点から魔法瓶はマスト

これが失敗しない電気ポット選びの最初のステップです。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

給湯方式が違うと何が変わるの？

と疑問を抱える方もいるのではないでしょうか。

電気ポットの給湯方式はご自身のニーズにあったものを選ぶのが大切です。

ニーズによって以下の3タイプにおすすめが分かれますが、蒸気レスポットとして発売中の機種のほとんとが電気式or電気式/エア式のハイブリッド式です。

【3つの種類】

容量ってどれくらいが丁度いいんだろう

と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

家庭用の電気ポットは容量2～3Lのものが主流で商品数も多いです。2Lはコーヒーが約16杯、カップラーメンなら約6杯分作れるので、おおよその目安として必要な容量を考えましょう。

使用人数ごとのおすすめの容量を以下にまとめたので、自分が欲しい電気ポッドがどこに該当するか把握しておいてください。

以下の記事は、容量ごとにおすすめの電気ポットを紹介しています。探している容量に近いものがあれば、ぜひチェックしてみてください。

魔法瓶構造ってよく聞くけど何？

という方も多いのではないでしょうか。

魔法瓶とは、内ビンと外ビンの間を真空状態にすることで熱の伝導や対流を防ぎ、長時間の保温・保冷を実現してくれる容器を指します。

電気ポットの中にはこの魔法瓶の構造を採用したものがあり、保温性に優れています。こまめに電源を抜いても一定の時間保温を確保してくれるため、電気代を節約できるのが魅力です。

ただ、魔法瓶構造はエアー式にはほとんど搭載されていません。

魔法瓶以外に節約する術はないか

と思っている方は必見です。

電気ポットには省エネ機能が搭載されているものがあります。その内容はメーカーそれぞれで、趣向を凝らしています。

タイマー機能があれば、外出時や就寝中は保温が切れるように設定できます。使わないときも保温していると電気代がかさみますが、この機能があれば余分な電気代を減らせます。

また、長時間使っていない時に自動で保温が切れるオートオフ機能があれば、さらに電気代を節約＆省エネできますよ。

他に気にすべき項目があるのではないか

ここまでで失敗しない電気ポットを選ぶことができるようになりましたが、これだけで本当に大丈夫かなと不安の方もいるのではないでしょうか。

そこで、購入者が「もっと気にして買うべきだった」と後悔した項目について実施したアンケート結果を見てみましょう。

大きすぎるとしまう場所に困りそう

と悩んでいる方もいるでしょう。

ただ、選び方②で容量を決めた時点で大体の大きさは決まっています。容量が大きくなるほど容器部分は大きくなってしまうものです。以下、容量別の大きさのまとめです。

該当容量の機種をランダムで調査したデータなので該当しない機種もあります。大枠な目安としてご活用ください。

大きさで失敗しないためには、使用する場所と収納する場所に置けるかで判断するのがいいでしょう。スペック詳細に必ず記載してあるので、購入前に確認してください。

「容量は2L欲しいけど、大きさは1Lくらいがいい」などズレが起こる方もいるかと思います。迷った場合は、どちらを確保したらストレスがかからないかで決めるのがおすすめです。

できれば重いのは避けたい

と考える方も多いのではないでしょうか。

ただ、重さは容量や機能面を充実させるにつれて増えていきます。しかし一つ言えることとして、高機能電気ポットの重量は3kg前後の機種がほとんど。3kgは許容して選んだ方が選択肢が増えるのでおすすめです。

また、軽量の2kg以下の機種は温度設定の段階が少なかったりと機能面が削られている傾向があります。重さを気にしすぎて必要な機能がないという事態にならないよう注意してください。

電気ポットの機能でおすすめなのは、マイコン制御により保温温度を選べるものです。段階的に選べるものや1℃単位で細かく設定できるタイプもあります。

お湯を必要とする飲料は種類によって適温があります。以下に代表例をまとめました。飲みたい物によって温度を調整できるのはとても便利ですよ。

温度調節できる電気ポットについては以下の記事で詳しく紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

先述の通り、蒸気レス電気ポットでも、カルキ抜き沸騰が搭載されている電気ポットはあります。

カルキ臭やカビ臭を抑えたお湯を使えば、コーヒーやお茶もより美味しく抽出できるのがメリットです。ただし、ポットに付着したカルキ汚れを落とす機能ではないので、お手入れは定期的に行いましょう。

小さな子どもがいるご家庭では、安全機能が充実したタイプの電気ポットがおすすめです。以下に主な安全機能をまとめましたので、チェックしてみてください。

電気ポットってどんな素材で出来てるの？

と思われる方もいるのではないでしょうか。

電気ポットはステンレス製・プラスチック製の2つがあります。それぞれわかりやすくメリットとデメリットをまとめました。

以上になります。何を重視するかは人それぞれなので、「メリットが多い」「このデメリットなら許容できる」と思う方を選択しましょう。

電気ポットのお手入れを楽にするためにおすすめなのは、上蓋が外せるタイプや広口タイプを選ぶことです。内部が洗いやすくなり、お手入れのストレスを減らせますよ。

また、クエン洗浄ボタンがある機種を選ぶのもおすすめです。ボタンで洗浄メニューを選択できると、スムーズにお手入れができます。ただ、このボタンはなくてもクエン酸を使ったお手入れは可能なので、あればくらいの認識でも問題ないでしょう。

何かと悩ましい電気ポットの蒸気。蒸気レス電気ポットを選べば、蒸気による家具の傷みや、湿度上昇によるカビの発生などのお悩みが解決されます。ご自身の生活スタイルに合わせたものを選べば、日々の家事の負担もぐんと減らせ、家事を楽にできます。