【2024年】これで事故防止！安全に使える電気ポットおすすめ10選

一家に一台あって困らない家電の一つ、電気ポット。すぐにお湯を沸かしてさらにそれをキープできる、便利なものですよね。そんな電気ポットを選ぶとき、皆さんはどこに注目していますか？最も注目すべきポイントの一つに安全性があります。

電気ポットは熱を発し、お湯を扱う家電です。安全性を気にせず、使い方を間違えると大事故につながりかねません。そこで今回は、未然に事故を防ぐための安全機能について説明していきます。

この記事では、電気ポットの安全性の必要性、選び方、その他の便利機能、おすすめメーカーからおすすめ商品まで詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

家庭や職場などで熱いお湯を沸かすために日常的に使う電気ポットは何よりも安全性が大事です。とくに赤ちゃんがいる家庭では、間違ってポットを倒したり誤操作で事故が起こらないようにするため、安全機能付きの電気ポットを選ぶことをおすすめします。

また、便利機能やデザイン性なども電気ポット選びのポイントの1つです。電気ポットを購入する際は、まず安全性の機能の有無のチェックをし、次にデザイン性やその他の機能を確認するとよいでしょう。

ここでは、ユーザーが電気ポットを使ったときに実際に起こった事故例をピックアップして、ご紹介していきます。ポットの転倒や蒸気口から出る蒸気で火傷をした例についてみていきましょう。

ここでは、電気ポットを購入するときにチェックしておきたい基本的な安全機能について解説します。まずは安全機能の「蒸気レス機能」と「ロック機能」の2つについてみていきます。

沸騰時に蒸気が外に出ないタイプの「蒸気レス機能」搭載の電気ポットは、安全面をより考慮された電気ポットです。従来主流だった蒸気が出るポットは、沸騰中にうっかり手で蒸気口に触れるトラブルや、顔を近づけてやけどしてしまうトラブルが多く発生していました。

また、ポットからの蒸気で部屋が湿気が多くなり、カビが生える原因にもなっていました。壁に近い場所や家具などの近くではこのタイプの電気ポットの使用を避けたり、設置場所に気を使い使用する必要がありました。しかし、蒸気レスタイプのポットは、これらのことを心配せずに使用できます。

電気ポットに搭載している安全機能の中で最も一般的なものが「ロック機能」です。誤ってポットの給湯部分に触れてしまっても、お湯漏れがしないように自動ロックがかけられているロック機能は、現在ではかなり多くの電気ポットに搭載されています。

赤ちゃんがポットにいたずらしたりポットが落下した場合でも、このロック機能があれば安心です。ロック機能では、お湯が必要なときにポットから給湯した後に一定時間が経過すると、自動的にロックがかかるようになっています。うっかり手動でロックをかけ忘れた場合でもこの安全機能があれば安全です。

電気ポットに搭載されている安全機能には、基本的なもの以外にもチェックしておきたい機能がいくつかあります。ここでは「空焚き防止機能」や「カルキ抜き機能」「熱くならない素材・構造」「コードレス設計」などについて説明していきます。

空焚き防止機能は電気ポットに水が入っていない状態、またはかなり少ない状態になっているときに沸騰を自動的にストップする機能です。

電気ポットのお湯の残量をうっかりチェックすることを忘れてしまい、中身が空の状態で沸騰させると火事の原因にもなり得ますので大変危険です。このため、空焚きを防止する機能は欠かせないと言えるでしょう。

空焚き防止機能は、お茶やカップ麺など、毎日大量にお湯を使う生活には必須の安全機能と言えます。

カルキは水道水に含まれている「次亜塩素酸カルシウム」という物質を表します。水道局で水道水を作る際に消毒のために加えていますが、独特の臭いが気になるという人もいるようです。

現在販売されている多くの電気ポットには、沸騰させるときにこのカルキ成分を取り除く機能「カルキ抜き機能」が搭載されています。カルキの臭いや味が嫌で気になるという人は、カルキ抜き沸騰機能を搭載した製品をおすすめします。

一方でカルキは抜けますが水の中のミネラル成分は抜けてしまいますのでメリット・デメリットを比較して選びましょう。

電気ポットを電源のない場所で使いたいならば、エアー式給湯機能を搭載したモデルが大変便利です。現在販売されている電気ポットの多くは電力で給湯する仕組みです。一方でエアー式は、手で圧力をかけてポンプで組み上げますので電源がなくても給湯可能です。コードに足を絡ませてしまい転倒したりポットを落下させる心配がなく安心です。

電気ポットでお湯を沸かすときには熱が発生しますので、当然外側部分も熱くなることが想定されます。電気ポット本体をうっかりさわってしまいやけどをしてしまう事例もあります。

そこで注目したいのが採用している熱に強いポットの素材や構造です。電気ポットにはプラスチック製・ガラス製などがあり、内側の構造も二重構造であったりステンレス製などの工夫が多くされています。

また、魔法瓶のように真空断熱材を用いている場合は熱が外側に伝わりにくく保温性にも優れています。

ここでは上記でご紹介した基本的で欠かせない機能や安全機能以外で、搭載していると便利な機能をご紹介します。あるとないとでは大きな差が出てくる機能と言えますので、是非チェックしてみましょう。

日常的に使うお湯は、用途や飲むお茶の種類によって適正温度が違ってきます。たとえば、コーヒーやカップ麺を飲食する場合の適正温度は80度です。また、煎茶は85度、烏龍茶は100度と茶葉の種類によっても適切な温度に違いがあります。

そしてミルクを飲む乳児がいる家庭では、ミルクを作るときに最適な60度に保温できる機能があると大変便利です。このように、用途ごとに温度設定を細かくできることも電気ポット選びで欠かせないチェックポイントと言えます。

電気ポットのもう一つの役割は水からお湯を沸かすだけでなく、保温して長時間一定の温度を保つことです。やかんや多くの電気ケトルとは違い、電気ポットには保温機能が搭載されていますので、もう一杯お茶を飲みたいときにお湯を沸かし直す必要がありません。

また、沸騰してから時間を空けてお湯を使うときにも、ポットの保温機能があればお湯が使えて便利です。ただし保温には一定の電気代がかかりますので、毎回沸騰させて使う電気ケトルや、やかんと電気代を比較してみることをおすすめします。

ここでは、電気ポットで定評がある3つのメーカーごとの特徴をご紹介し、おすすめポイントについても見ていきます。購入するときの参考にしてみて下さい。

タイガー魔法瓶 (TIGER)は電気ポットの代名詞とも言える人気国内メーカーで、安心・安全機能が充実しています。本体設計では、蒸気レス機能を搭載し商品名にもなっている「とく子さん」が有名です。

沸騰時に蒸気が出ないのでやけど防止になります。また、自動ロック機能や空焚き防止機能も搭載されているので、小さい子どもがいる家庭用のポットとしてもおすすめできます。

象印マホービン (ZOJIRUSHI) は、電気ポットを生産しているメーカーの中でも最も人気があるメーカーの1つです。古くから魔法瓶を販売していることもあり、まほうびん保温機能を搭載した電気ポットも多くあります。

本体設計の安全機能は「蒸気レス機能」や「自動ロック機能」があり、そのほか5段階の保温設定などを搭載しています。省エネモデルも多数ある点も特徴的です。

ドリテック (dretec)社の製品は低価格ながらも性能がよく、コスパが良いことで人気があります。本体は二重構造になっていて外から触ってもほとんど熱くないので、やけどする心配もありません。

内部はステンレス素材が使われ、スポンジなどで掃除が楽にできます。小型サイズのモデルが多いですが、必要なときにすぐにお湯が沸きある程度保温効果もあります。職場や一人暮らしの人幅広く活躍する製品を販売しています。

今回は家庭や職場などで欠かせない家電の電気ポットで、安全面の機能が充実したモデルを中心に解説してきました。電気ポットを選ぶときに安全面を最大限に考えている、という場合は、ぜひここでご紹介した電気ポットを参考にしてみてはいかがでしょうか。