【2024】象印の電気ポットおすすめ8選｜タイガーとどっちがいい？徹底比較

まほうびんの電気ポットといえば、象印を思い浮かべる方が多いと思います。1990年代後半に象印が日本で最初に製品化し「優湯生」の愛称で多くのラインアップが見られます。「優湯生」はシリーズ化されており、安いお手軽な電気ポットの定番品としておなじみです。

同じくタイガーの「とく子さん」もまほうびん構造の電気ポットとして代表的。象印とタイガー、どちらも国内の信頼できるメーカーであるだけに、どっちがいいか迷ってしまいますね。しかし同じ電気ポットでも違う製品。異なる特徴がそれぞれあるはずです。

今回は日本製象印の電気ポットについて知りたい方へ、省エネ・安全性をポイントにおすすめの商品を紹介します。さらに電気ポット購入者500人に行ったアンケート結果も掲載します。

☆この記事を読めば象印の電気ポットが簡単に選べます！

利便性や省エネ性能の高い電気ポットが欲しい方は象印がおすすめです。調理家電を幅広く展開している象印は、「まほうびん構造」を応用し保温力の高い商品をラインナップしています。

代表的な電気ポットに、省エネ・スピード沸騰が特徴的な「湯等生」シリーズや、スタイリッシュデザインが魅力の「STAN（スタン）」シリーズがあります。

象印には電気ケトルのようにハイスピードでお湯を沸かす電気ポットが見られます。コーヒー2人分のお湯沸騰時間は2分。さらに、家族分の大容量を短時間で沸かせるため、省電力化に加えて忙しい時間に待つことなく熱々のお湯を用意することができます。

まほうびん構造にハイスピード沸騰がプラスされている製品があり、トータルの節電に大きな効果があります。これまで電気ポットは電気ケトルに比べてお湯が沸くのが遅いデメリットがありました。しかし、一瞬でお湯が沸く機能の搭載で、両方のメリットを兼ね備えたポットです。

電動給湯は、ボタンを押すだけでお湯が注げる楽な給湯方法です。ただ、電源をつないでおかないと給湯できないため、屋外への持ち出しはできませんでした。しかし、象印には乾電池の力で電動給湯するコードレスの製品があります。

マグネットプラグを外せば電気のない屋外へ持って行くことができるので、キャンプやバーベキューでもボタン1つでお湯を注ぐことができます。これまでエアー給湯のみだった屋外のポットが、電動で簡単に給湯できるのは画期的です。

コードレスタイプのポットは、他にも持ち運びしやすいハンドポットタイプのポットもあります。持ち手を傾けて手で注ぐタイプの小型ポットで、1Lの少量で1人用としてぴったり。

このタイプはマグネットプラグ式なので簡単に持ち運べます。広口でお手入れがしやすく、空焚き防止といった基本的な安全機能は搭載されているので、1人暮らしで少量のお湯を毎日使う場合におすすめです。

美味しいコーヒーを飲みたい人には、カフェドリップ機能がおすすめです。カフェドリップ機能は、細口ケトルで入れた時のようにゆっくりとお湯を注げる機能です。せっかく美味しい豆を使っても、大量のお湯をいきなり淹れると美味しいドリップコーヒーにはなりません。

カフェドリップ機能を使えば、豆にゆっくりとお湯をそそぎ「蒸らし」を行うことも可能です。またワンドリップタイプのコーヒーを淹れる際、お湯の量が多く溢れることも避けられるのでコーヒーを美味しく楽しみたい人におすすめの機能です。

象印の電気ポッドには、光省エネと省エネの2つのモードがあります。それぞれの違いはこちらです。

光省エネモードが搭載されていることで、部屋が暗くなると自動で省エネになるので光熱費を抑えられます。部屋が明るいかどうかは15ルクス以上かどうかで判断しています。もちろんどちらの省エネ中でもボタンを押すと解除できます。

4Lの大容量なのに年間の電気代は約8500円と高コスパの電気ポットです。本体価格も安く、通電なしでも90℃以上のお湯温度が保たれる省エネ効果の高いVEまほうびん構造。また、電気なしでも沸騰後2時間はほとんど冷めずに温度を保ってくれるのも嬉しいポイントです。

沸とうさせずに、自分で設定した温度でセーブしてくれる「沸とうセーブ」機能を使えば消費電力を抑えて、湯沸かし時間も早くできます。さらに「5段階保温設定」（70℃・80℃・90℃・98℃）で、用途に合わせた使い方が可能です。

2人分のコーヒーのお湯が2分で湧くハイスピード沸騰の「STAN.」。特に赤ちゃんのいる家庭におすすめで、調乳用の70℃とコーヒー用の90℃の保温設定が切り替えられます。

ふたを開けなくてもお湯の残量が分かる「赤玉水量計」を搭載し、お湯が飛び散りにくい「ゆっくりカフェドリップ給油」で注ぎやすい設計になっています。

さらに、ふたを外せるのでお手入れや、水の入れ替えもしやすく便利です。機能性はもちろんですが、おしゃれな見た目から人気を集めています。

どちらも似た製品ではありますが、保温機能に大きな違いがあります。

マイコン電動ポットは、電気を使用して3段階や4段階の保温設定が可能です。一方、マイコンVE電気まほうびん（優湯生）は、電気とまほうびん構造を組み合わせて保温ができるため、消費電力を抑えられます。

ただしその分、マイコン電動ポットより価格は高い傾向にあります。これらの違いから用途に合った製品を選びましょう。

実は、たった3つのポイントを意識するだけで商品選びを失敗する確率がグッと下がります。

その3つのポイントとは

これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、

最終的に【CHECK】の電気ポットに行き着くことになります。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけはすべて目を通してください！

給湯方式が違うと何が変わるの？

と疑問を抱える方もいるのではないでしょうか。

電気ポットの給湯方式はご自身のニーズにあったものを選ぶのが大切です。いくつか質問を投げかけるのでより自分に合っている方を選択してください。

ニーズによって以下の3タイプにおすすめが分かれますが、象印の電気ポットとして発売中の機種のほとんとが電気式です。エアー式、ハイブリット式を考えている方は別のメーカーも検討してみましょう。

【3つの種類】

自分に合った給湯方式を知りたい！という方は、下記記事の給湯方式診断をぜひ参考にしてください。

容量ってどれくらいが丁度いいんだろう

と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

家庭用の電気ポットは容量2～3Lのものが主流で商品数も多いです。2Lはコーヒーが約16杯、カップラーメンなら約6杯分作れるので、おおよその目安として必要な容量を考えましょう。

象印の電気ポットには、1.2L・1.4L・2.2L・3L・4L・5Lの容量があります。機種によっては展開していない容量もありますので、その他の項目と合わせてしっかり確認してください。

使用人数ごとのおすすめの容量を以下にまとめたので、自分が欲しい電気ポッドがどこに該当するか把握しておいてください。

以下の記事は、容量ごとにおすすめの電気ポットを紹介しています。探している容量に近いものがあれば、ぜひチェックしてみてください。

魔法瓶構造ってよく聞くけど何？

という方も多いのではないでしょうか。

魔法瓶とは、内ビンと外ビンの間を真空状態にすることで熱の伝導や対流を防ぎ、長時間の保温・保冷を実現してくれる容器を指します。

電気ポットの中にはこの魔法瓶の構造を採用したものがあり、保温性に優れています。こまめに電源を抜いても一定の時間保温を確保してくれるため、電気代を節約できるのが魅力です。

魔法瓶構造はエアー式にはほとんど搭載されていませんが、先述したように、象印にエアー式の電気ポットはありません。ただ、象印の電動ポットは魔法瓶構造ではないので、しっかり確認しましょう。

おすすめ商品を見る前に再度確認。

失敗しない商品を選ぶためのポイントはこちら！

みんなどこで失敗した？

きっとそこが知りたい！という方も多いですよね。

そこで、購入者が「もっと気にして買うべきだった」と後悔した項目について実施したアンケート結果を見てみましょう。

大きすぎるとしまう場所に困りそう

と悩んでいる方もいるでしょう。

ただ、選び方②で容量を決めた時点で大体の大きさは決まっています。容量が大きくなるほど容器部分は大きくなってしまうものです。以下、容量別の大きさのまとめです。

該当容量の機種をランダムで調査したデータなので該当しない機種もあります。大枠な目安としてご活用ください。

大きさで失敗しないためには、使用する場所と収納する場所に置けるかで判断するのがいいでしょう。スペック詳細に必ず記載してあるので、購入前に確認してください。

「容量は2L欲しいけど、大きさは1Lくらいがいい」などズレが起こる方もいるかと思います。迷った場合は、どちらを確保したらストレスがかからないかで決めるのがおすすめです。

できれば重いのは避けたい

と考える方も多いのではないでしょうか。

ただ、重さは容量や機能面を充実させるにつれて増えていきます。しかし一つ言えることとして、高機能電気ポットの重量は3kg前後の機種がほとんど。3kgは許容して選んだ方が選択肢が増えるのでおすすめです。

また、軽量の2kg以下の機種は温度設定の段階が少なかったりと機能面が削られている傾向があります。重さを気にしすぎて必要な機能がないという事態にならないよう注意してください。

電気ポットの機能でおすすめなのは、マイコン制御により保温温度を選べるものです。段階的に選べるものや1℃単位で細かく設定できるタイプもあります。

お湯を必要とする飲料は種類によって適温があります。以下に代表例をまとめました。飲みたい物によって温度を調整できるのはとても便利ですよ。

温度調節できる電気ポットについては以下の記事で詳しく紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

浄水機能・カルキ抜き機能が搭載されている電気ポットを選べば、ポットの水が沸騰した後も継続して加熱を行いカルキを取り除いてくれます。

カルキ臭やカビ臭を抑えたお湯を使えば、コーヒーやお茶もより美味しく抽出できるのがメリットです。ただし、ポットに付着したカルキ汚れを落とす機能ではないので、お手入れは定期的に行いましょう。

小さな子どもがいるご家庭では、安全機能が充実したタイプの電気ポットがおすすめです。以下に主な安全機能をまとめましたので、チェックしてみてください。

蒸気を抑えた蒸気レスタイプのポットを選べば、火傷を防げるうえに天板のある棚やワゴンに収納しても水滴が付かないので防カビ効果が期待できます。子供がいるご家庭や、置き場所が天板のある場所しかない方におすすめです。

以下の記事では蒸気レスの電気ポットを紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。

電気ポットってどんな素材で出来てるの？

と思われる方もいるのではないでしょうか。

電気ポットはステンレス製・プラスチック製の2つがあります。それぞれわかりやすくメリットとデメリットをまとめました。

以上になります。何を重視するかは人それぞれなので、「メリットが多い」「このデメリットなら許容できる」と思う方を選択しましょう。

電気ポットのお手入れを楽にするためにおすすめなのは、上蓋が外せるタイプや広口タイプを選ぶことです。内部が洗いやすくなり、お手入れのストレスを減らせますよ。

また、クエン洗浄ボタンがある機種を選ぶのもおすすめです。ボタンで洗浄メニューを選択できると、スムーズにお手入れができます。ただ、このボタンはなくてもクエン酸を使ったお手入れは可能なので、あればくらいの認識でも問題ないでしょう。

おしゃれだけど高性能な電気ポットが欲しい方にはタイガーがおすすめです。タイガー魔法瓶は象印と並ぶ魔法瓶の老舗メーカーで、真空断熱技術を駆使した保温性の高い電気ポットを展開しています。代表的な商品に「とく子さん」シリーズがあります。

蒸気レスやチャイルドロックなど安全機能が充実しているほか、スクエアタイプのおしゃれなデザインのポットも人気があります。

総合電機メーカーとしてお馴染みのパナソニックの電気ポットは、高性能で省エネに優れている点がおすすめです。機種のラインナップは多くないですが、弱アルカリ沸騰や学習省エネなど、機能面は安定しています。大手メーカーの安心感で選んでいる方も多いです。

シンプルで使いやすい電気ポットが欲しい方にはピーコックがおすすめです。ピーコックも魔法瓶を製造するメーカーで、電気ポットやタンブラーをはじめとした電気調理器を展開しています。

ピーコックの電気ポットは無駄な機能のないシンプルなつくりが特徴で、誰にでも扱いやすく価格もお手頃な点が魅力です。容量は2～3Lのものが中心ですが、1.2Lや4Lの商品も販売しています。

おしゃれなデザインの電気ポットが欲しい方にはアイリスオーヤマがおすすめです。アイリスオーヤマは安いうえに使いやすい家電を多数販売している人気ブランドで、電気ポットも低価格と高性能を両立しています。

インテリアにも馴染むおしゃれなデザインも多いので、一人暮らしの方にもおすすめなブランドです。

電気ポットといえば、象印かタイガーで迷う人が多いです。しかし結論、普通に使用する分には大きな違いはありません。

そのため、価格やデザイン、ボタン配置などの好みで選んでくださいね、という答えとなりますが、せっかく読んでいただいているので、両社の人気機種のスペック比較をします。

※ネット価格は2023年8月末現在のおおよその価格です

象印の電気ポッドにはカフェドリップ機能が付いているので、コーヒーを美味しく淹れたい人におすすめです。一方のタイガーはコードレスでもお湯が使える、コードレスエアー給湯機能を搭載しています。

沸かしたお湯を違う部屋で使いたい場合に非常に便利な機能です。自分の使いたい機能が搭載されている方を選びましょう。

ほぼ毎日のように使う電気ポット。突然お湯が出なくなって困ったときは、下記の点を確認してみましょう。

• コンセントは入っているか
• 電気ポット内部に汚れは付着していないか

もし、電気ポットに汚れがある場合はクエン酸洗浄をしておきましょう。お手入れは、半年に一度は行うようにしましょう。

1. 電気ポットのメモリ満タンまで水とクエン酸（20〜30g）を入れてよく混ぜる
2. よく混ぜたら水を沸騰させて1〜2時間ほど置く
3. 給油ノズルからお湯を捨てる
4. 内部が冷めたら、スポンジで軽く洗う
5. クエン酸を取り除くために、半分くらい水を入れて沸とうさせる
6. 沸とうしたら内部のお湯を捨てる

以下の記事では、お手入れに役立つアイテムやお掃除頻度、注意点について詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。

まほうびん構造でしっかり節電してくれる象印の電気ポットを紹介しました。象印の電気ポットは安全機能や付随機能が充実している多機能型。他メーカーと比べる際は、どれか1つの性能に着目して比較すると良品を見つけやすくなります。