強力消臭！脱臭機のおすすめランキング12選｜介護現場にも！レンタルについて解説

自宅や車内など日常的に過ごす空間は、嫌なニオイがしないか気になりますよね。特に来客時にペット・タバコ・食事などの悪臭がしないか不安な方も多いですよね。また、介護の現場といった場面でも必要な場合は多いです。そんなときは脱臭機を使用するのがおすすめです。

脱臭機はニオイへのアプローチに特化した家電で、ストレスに感じる嫌なニオイの除去が期待できます。最近では強力な消臭機能をもつ脱臭機のほかに、高い除菌機能を搭載した製品が人気です。しかし価格や性能は製品によってさまざまで、どれを選べばいいか悩んでしまいますよね。

そこで今回は脱臭機を選ぶうえでのポイント・空気清浄機との違い・レンタルについてなど詳しくご紹介。さらに脱臭機のおすすめ商品も紹介しているので、購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。

脱臭機とよく引き合いに出される空気清浄機どちらも空気を綺麗にする部分では共通していますが、役割は少し異なります。ここでは脱臭機と空気清浄機の違いについて解説します。

脱臭機とはその名の通り、ニオイを抑えるのに特化した電化製品です。さまざまな脱臭方式・脱臭素材を利用して、ニオイの原因菌に直接働きかけるのが主な役割です。ペット・トイレ・タバコなどの強いニオイも限りなく無臭に近づけられます。

また、部屋・オフィス用の大型モデルから車内でも邪魔にならないコンパクトモデルなど、製品によってサイズに大きく差があるのが特徴です。利用シーン・場所に合わせて選べます。

一方でニオイには効果がありますが、空気清浄機のようなホコリやハウスダストを取り除く集塵機能は持っていません。一部のモデルには集塵機能を搭載した脱臭器もありますが、基本的にはニオイの問題を解決したい方におすすめの製品と言えます。

空気清浄機は、主に集塵効果が期待できる電化製品です。ホコリ・花粉・ハウスダストなどの微粒子を吸い込み、フィルターを通して空気を綺麗にします。部屋用の大型モデルが一般的でしたが、現在では車内でも使用できるポータブルタイプも人気です。

空気清浄機には脱臭効果を搭載したモデルも多いので、空気清浄機の一種として脱臭機が紹介されている場合があります。しかし、基本的には集塵機能がメインなので、部屋のホコリ・花粉などが気になる方に向けた製品です。

脱臭機には「吸引タイプ」と「放出タイプ」の2種類があります。それぞれニオイへのアプローチの仕方が異なるので、利用シーンに合わせて選びましょう。

主に活性炭フィルター・光触媒などを利用してニオイを吸い取るのが「吸引タイプ」です。ニオイの強い場所をピンポイントで脱臭したいときにおすすめです。ニオイが溜まりやすいキッチン・車内・ペットのトイレなど、一部のエリアで使用したい方に適しています。

また、タバコのニオイが気になる方は、灰皿と吸引タイプの1台2役のモデルが便利です。吸引タイプの脱臭機は、ニオイの元を狙って設置するとより高い脱臭効果が期待できます。

「放出タイプ」の脱臭機はニオイを吸い取るのではなく、消臭粒子を放出して脱臭するタイプです。消臭粒子にはイオン・オゾンなどが広く採用されており、空間全体に広がります。

そのため、リビング・オフィスなどの広い空間での使用に最適。なお、放出タイプを使用するときは、窓を開ける・換気扇を回す・サーキュレーター・扇風機などと併用して空気を循環させるとより効果的です。

脱臭方式の中でも非常に万能なものが「オゾン」です。オゾンは酸素を原料とし、ニオイの素に結合してニオイ成分を破壊する特性を持っています。そのため、電気代以外のランニングコストがかかりません。

タバコ・ゴミ箱・加齢臭・靴などさまざまなニオイに効果的です。また、冷蔵庫に使用すれば、ニオイだけでなく食材の鮮度を保つのも期待できます。

ただし、定められている安全基準を守って使用しなければ、人体に悪影響が出ると指摘されています。とはいえ国民生活センターで定められている基準では、家庭用空気清浄機のオゾン濃度上限値は0.05ppmとされており、通常販売されている脱臭機であれば問題ありません。

「活性炭」を利用した脱臭機は、冷蔵庫・ペット・アンモニア・タバコなど強いニオイを吸い取レます。多くのニオイを吸着させる性質があるので、活性炭単体でも消臭材として使われるときがあります。

また、基本的に人体に無害なので安全に使用できるのが魅力です。一方で脱臭性能の衰えが早いので、メーカーが推奨する期限を守って定期的に交換する必要があります。

次亜塩素酸などが使われる「塩素系」の除菌剤は、ニオイ菌を素から素早く分解して脱臭できます。塩素系は、主に脱臭機と空気清浄機の併用タイプに使用されています。ニオイだけでなく、菌・ウイルスなどへの除菌効果が見込めるのも魅力です。

一方で専用の薬剤が必要なので、ランニングコストがかかるのがデメリット。また、次亜塩素酸は濃度が高すぎると人体に悪影響をもたらすと指摘されています。しかし、一般販売されている脱臭機であれば安全基準を満たしているため、特に気にする必要はありません。

「イオン」は脱臭機だけでなく、エアコンや空気清浄機などにも広く採用されている脱臭方式。家電メーカー「シャープ」が開発したプラズマクラスターなどが有名です。空気中の水や酸素を利用し、ニオイ菌などの有機物を分解して除菌・脱臭します。

主に放出タイプの脱臭機に採用され、広範囲の脱臭が可能です。その反面、イオンと同時に人体に有害なオゾンが発生すると指摘されています。発生するオゾンは人体に影響がない程度の微量とされていますが、心配な方は人体に無害な他の脱臭方式を選びましょう。

「フィルター」を利用した脱臭機は、ニオイや浮遊菌を吸着して消臭します。フィルターのみを脱臭方式として採用したものは、広範囲の脱臭は期待できません。しかし、基本的に人体に無害である点がメリットです。

また、フィルターはイオン・オゾンなどとの複合タイプが多いのも特徴。複合タイプはより高い脱臭効果が期待できるので、広範囲の脱臭効果を求める方におすすめです。

脱臭機には、樹木などが発散する化学物質である「フィトンチッド」を利用したものがあります。フィトンチッドは、微生物の活動を抑制する働きがあるので、菌由来のニオイに効果的です。

また、天然由来の植物成分なので人体に優しいのもメリット。一方でアロマのような香りが付いているので、そういった香りが苦手な方は事前に香りを確認しておきましょう。

脱臭機はモデルによって、対応可能な適用面積が異なります。適用面積は、商品概要欄に「◯畳」のように記載されている場合が多いです。

適用面積よりも広い空間で使用すると、十分な効果が期待できません。脱臭機本来の力が発揮できるように、使用する場所の広さに合ったものを選びましょう。

使用場所に合った電源方式をチェックしましょう。電源方式はコード式・充電式・電池式があります。コード式はコンセントから直接給電するので、リビングなどで使用するメイン脱臭機におすすめです。

車内などのコンセントがない場所には、充電池式・電池式の脱臭機を選びましょう。充電池式・電池式は非常にコンパクトな製品が多く、狭い空間へ持ち込む場合に適しています。

脱臭機を選ぶ際にはサイズ・デザインも大切です。空間を圧迫しないサイズ・デザインのものだと場面を問わず、どんな部屋にも置きやすいです。最近では手の平サイズのかなりコンパクトな形状の脱臭機も販売されています。車内・トイレ・クローゼット・冷蔵庫といった場所に最適です。

置き型だけでなく、壁掛けタイプも人気です。ハンガーのように衣服を掛けて使用できて便利です。靴の匂い対策に力を入れたい方は、それ専用の脱臭アイテムもチェックしてみてください。脱臭機を靴の中に入れて使うタイプで、靴の嫌な臭いをすっきりさせてくれます。

リビングやオフィスといった大きな場所での使用を考えている方もデザインをおざなりにしてはいけません。大型タイプでも、タワー型・薄型・卓上型などさまざまなデザインが出ています。最近ではモバイルバッテリー式のコンセントがない場所でも使用タイプも便利なので確認してみてください。

便や尿などのニオイが充満しやすい介護中には、脱臭だけでなく除菌効果のある脱臭機を選びましょう。触媒付きのフィルターとオゾン・イオンなどの除菌効果の高い複合タイプがおすすめです。

タバコのニオイが気になる方は、オゾンを利用した脱臭機がおすすめです。喫煙時の空気中に漂っているニオイだけでなく、服やカーテンなど繊維の奥に入り込んだニオイにも効果が期待できます。

オゾンはランニングコストがほとんどかからないので、頻繁に喫煙される方にもおすすめです。

ペットの強いニオイが気になる方には、オゾン・イオンなどの強力消臭できる脱臭機がおすすめです。また、ペットがストレスに感じない静音性に優れたものを選びましょう。脱臭機中には、ペット用モデルも販売されています。

ペット用モデルは強力な脱臭効果のほかに、空気中のペットの毛を吸い取る集塵機能付きであるものが多いです。

エアコンなどの空調機器・映像機器を手がける電気機器メーカー「富士通ゼネラル」。脱臭機では主に、低濃度オゾンや金属酸化触媒フィルターによる脱臭方式を広く採用しています。

リビング・オフィスなどに設置する大型モデルが多く、メインで活躍する脱臭機をお探しの方におすすめです。また、ペット用脱臭機などユーザーのニーズに合わせた脱臭機も人気があります。

大阪府堺市に拠点を置く大手電気メーカー「シャープ(SHARP)」。独自の空気浄化技術であるプラズマクラスターを採用した脱臭機を数多く手がけています。

大型タイプ・コンパクトタイプ・壁掛けタイプなど、設置場所に合ったものを選びやすいのが魅力。デザイン性が高いものが多いので、インテリアに馴染む脱臭機をお探しの方におすすめです。

白物家電分野・照明器具・配線器具などを幅広く手がける大手電機メーカー「パナソニック(Panasonic)」。ニオイ菌に反応して脱臭・除菌するパナソニックの独自技術、ナノイー搭載モデルが人気です。

また、ニオイだけでなく菌やウイルスにも効果的な、次亜塩素酸を利用した放出タイプなども販売しています。強力な除菌脱臭効果を求める方におすすめのメーカーです。

サンスターは、1932年、大阪で自転車用ゴム糊の製造を始まりとする自転車部品の販売をしていた老舗のメーカーです。ゴム糊を充填した金属チューブを開発し、その中身に研磨剤を充填したのをきっかけに、現在はオーラルケア製品をメインとした化粧品・洗剤・シャンプーなどを取り扱っています。

サンスターの脱臭機は、家庭向けだけではなく、介護施設や病院といった医療現場向けとしても幅広く使用されています。光触媒と深紫外線を駆使した独自の仕組みで、そのパワフルな脱臭性能は機能面を重視したい方にもおすすめです。

最近ではインテリアとして感じられる点ををコンセプトにしたモデルなども取り扱っています。人気商品のQAIS-air-03は、別売のアクセサリーと組み合わせると、壁掛け時計壁やペンダントライトのように自分の生活スタイルに合わせて設置できます。

脱臭機はどれほどの効果があるのか、商品概要や口コミだけでは分かりにくいですよね。失敗したくない方は、購入前の脱臭機のレンタルサービスが使える会社でレンタルしてみるのがおすすめです。

購入してから「脱臭効果が感じられなかった」「自分の部屋にはオーバースペックだった」など後悔しないように気をつけましょう。

脱臭機と空気清浄機の併用は高い脱臭・集塵効果があると言われています。空気清浄機に搭載されている脱臭機能はおまけ程度のものが多く、脱臭効果はあまり高くありません。

そのため、ニオイとホコリ・花粉の両方を解決したいのであれば、脱臭機と空気清浄機の併用が最適です。特に介護やペットがいる環境では高い相乗効果が期待できます。なお、放出された脱臭機の消臭粒子が空気清浄機のフィルターに吸着されてしまう心配はありません。

ここまで脱臭機の選び方とおすすめ商品10選を紹介してきましたが、いかがでしたか。脱臭機を使えば空間を漂うさまざまな嫌なニオイを解決できます。選び方や使い方をしっかり押さえておけば自分にぴったりの脱臭機にきっと出会えますよ。