高音質CDプレーヤーおすすめ5選｜音質重視！壁掛け・コンポも紹介

最近はスマートフォンやタブレットの台頭でCDプレイヤーの需要が落ちつつあります。しかし、配信サービスやサブスクリプションではカバーしきれないCD曲は依然として膨大であり、CDプレイヤーがまだまだ現役の方も多いです。

特に高音質なSACDはパソコンで読み取れないので、高音質CDプレーヤーが必須。その他にも音質重視のCD音源を楽しむには、データのフォーマット方式・音源の種類・使用場所などチェックするべきポイントがたくさんあります。

この記事では、高音質な音のいいCDプレイヤーや高性能コンポの選び方・人気メーカーを詳しく解説します。ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

通常は、周波数特性の欄を見るとCDプレーヤーが対応している周波数が分かるようになっています。一般的なCDプレイヤーは20Hz~20kHzに設定されており、これは通常の人が聞き取れるおおよその範囲の周波数です。高性能なCDプレーヤーになると、それ以上の超低周波数、超高周波数の音域も再生できます。

これらの音は通常聞き取れませんが、楽曲によっては雰囲気を形作る上で重要になります。本格的に音楽を聴きたい方は50kHzまで出力できるSACDプレイヤーがおすすめです。

音楽をデジタル化して記録するために、さまざまなファイル形式（オーディオ・フォーマット）が開発されています。メジャーな音楽の圧縮ファイルであるMP3やアップル社のAACなど多数の音楽ファイル形式があり、ファイルの形式が違うと正常に音楽を流せません。ここでは代表的なファイル形式を2つ紹介します。

SACDはCDよりも多くの情報量を記録する光ディスクで、100Hz以上の周波数特性を持ちます。従来のCDは、PCM形式で音楽をデジタル化していましたが、SACDは、DSD形式で音楽をデジタル化します。SACDは12cmのディスクにCDを上回る情報量を集約するため、スタジオで録音された原音に近いサウンドを聴けるのが特徴です。

しかし採用している規格が異なり一般的なプレーヤーでは聴けないため、対応しているSACDプレーヤーの購入が求められます。

MP3は、人間の聴覚心理をもとにして効率的にデータを圧縮し、元の音楽データを10分の1程度に圧縮できるデータ形式です。圧縮する際に小さな音や人間の耳には聞こえない周波数音域はごっそり削除されますが、その分データサイズが小さくなり取り回しがいいのでさまざまな場所で使われます。

MP3を採用しているCDは基本的にどの商品も対応します。MP3音源はデータ量を効果的に減らせる便利な方式ですが、SACDのように高音質音源の出力は不可能です。両者の違いを把握した上で対応フォーマットを選びましょう。

ハイレゾ音源はCD音源には入りきらない程の容量を持っているため音の表現領域が広く、音の太さ・繊細さ・奥行きを感じられます。 そのためCDの音を高音質で楽しみたい方にはハイレゾコンポがおすすめ。なおハイレゾ音源を聴くには、対応した楽曲のダウンロードが必要です。

ハイレゾ音源は有料なイメージがありますが、無料お試しダウンロードが可能な場合もあります。また、東芝のAurex（オーレックス）は、カセットテープやCDの音源を、ハイレゾ相当の音源にアップコンバートする機能があります。

CDプレーヤーには、据え置きタイプ・ポータブルタイプ・壁掛けタイプがあります。多数の音源に対応したCDプレーヤーは据え置きタイプに多いため、より音質にこだわるなら据え置きタイプの方がおすすめです。もちろん、持ち運びの容易さは圧倒的にポータブルタイプ。製品を選ぶ際は、使用場所もあわせて考えましょう。

Bluetoothは、近くの機器と機器と無線で繋ぐ通信方法です。コードを介さず、イヤホンと本体を繋いで音楽が聴けます。Bluetoothを使うと、移動中にコードが邪魔になったりからまったりする心配がありません。また、コードのタッチノイズも軽減されます。

ただ、通信する際に障害物があったりレンジやWi-Fiの電波と干渉して音飛びが発生したりする場合があります。快適に使用するために、周囲の環境に気をつけましょう。

CDプレーヤーによっては、スピーカーやアンプに繋げて音楽が聴けるものもあります。出力端子には、アナログ端子やデジタル端子があります。出力端子に合わせる必要があるため、使用している端子がスピーカーやアンプに対応しているか確認をしましょう。

また音質重視なら、スピーカー非搭載で、かつアンプ内蔵しているCDレシーバータイプも選択肢に入ってきます。スピーカーは別で用意しており、再生機器だけを求めている方にもおすすめです。

振動や衝撃によって、CDのデジタル信号の読み違えが起こるケースがあります。特にポータブルタイプのCDプレーヤーを持ち運ぶ際は音飛びが起こりやすくなります。その場合は、音飛び防止機能が付いているものを選びましょう。

ポータブルタイプ以外にも、据え置きタイプのCDプレーヤーにも音飛び防止機能が付いていると、体操や運動などで振動の多い環境でも安心です。

CDプレーヤーの再生機能には再生・停止・一時停止などの基本的なものから1曲リピート・全曲リピート・イントロ再生・巻き戻し・ランダム再生・スピード調整などさまざまな種類があります。スペックをよく確認して、自分が使いたい機能があるCDプレーヤーを探しましょう。

CDプレーヤーを購入する際は、再生できるディスクの種類も確認しておきましょう。CD-RやCD-RWに対応しているものを選べば、オリジナルのプレイリストを作って再生できます。一方でCD-RやCD-RWに対応していないCDプレーヤーは、自作したCDを再生できないので気をつけましょう。

音響機器メーカーとしても有名なSONY。SONYはCD規格を開発した会社でもあり、ハイレゾ・MP3・CDなどさまざまな音源を再現するCDプレーヤーを販売しています。音質にも定評があり、光学系固定方式メカニズムを採用しクオリティの高い音響を生み出します。

日本の大手電機メーカーであるTOSHIBA（東芝）ですが、CDラジカセの部門でも多くの製品を販売しています。リーズナブルな価格で、質のいいCDラジカセを販売しており、ポータブルCDプレーヤーも多く扱っています。

世界的にも有名な大手電機メーカーのパナソニック。音響機器においても質の高い機器を販売しています。NTTとの共同開発である、MASH方式DACを採用しています。コンポタイプのCDプレーヤーや、CDレシーバータイプのプレーヤーを多く販売しており、音質だけでなく機能に関しても評価が高いメーカーです。

マランツは、アメリカの老舗音響機器ブランドです。高音の解像度、重低音の響きは聴く人の心をとらえます。アンプとスピーカーは別になっており、スピーカーの位置を調節して、ホールにいるかのような臨場感を演出します。外観もスマートで高級感があり、リッチな雰囲気を味わえる音響機器が揃っていますよ。

デノンは、日本の音響機器ブランドです。アナログ派系再現技術により、原音に近い音を再現でき、独特の臨場感のある音を再現します。デノンのスピーカー、アンプはそれぞれ別になっているため、自分の好みに合わせて置き方を工夫できます。

ロジテックは、主にパソコン周辺機器を販売しているメーカーです。CDプレーヤーは5000円台の低価格で購入でき、シンプルなデザインが特徴です。

語学学習機能に優れており、11段階のスピードコントロールや細かい巻き戻し機能など、便利で操作しやすい機能が揃っています。また、有線スピーカーを接続してのCD再生が可能です。

ヤマハのCDプレーヤーは、低価格帯のエントリーモデルから高価格帯のハイエンドモデルまであり、目的や予算に応じて購入できます。高級感のある美しい筐体で、インテリアにも馴染みやすいデザインです。

最近発売されたエントリーモデルでは、ハイエンドモデルで培われた経験やノウハウを活かした高音質設計をしており、低価格でも高音質な音楽を楽しめます。

家にいても外出先でもいつでもCD音楽を楽しみたいですよね。CDやMP3だけでなく、SACDやハイレゾ音源などさまざまな形式の音楽が身の回りにあふれています。この記事を参考に、自分にぴったりのCDプレーヤーで高品質の音楽を楽しみましょう。