明るい部屋でも使えるプロジェクターおすすめ9選｜明るい部屋で見る方法は？家庭用も

パソコンの画面を大画面に映し出せるプロジェクター。仕事にも趣味の映画鑑賞にも重宝するアイテムですよね。プロジェクターが1台あるだけで、自宅で過ごす時間がより楽しくなり、部屋の雰囲気もおしゃれになります。

一般的にプロジェクターは「暗い部屋で楽しむもの」「遮光カーテンや部屋の消灯が必須」と思っていませんか？実は、3000ルーメン以上のプロジェクターなら暗くしなくても明るくても見えるのが特徴で、ビジネスの場でもよく選ばれています。

本記事ではプロジェクターを明るい部屋で見る方法を紹介します。昼間でも見られるモバイルプロジェクターはある？プロジェクターはテレビ代わりになる？ゲームはできる？といった疑問にもお答えしますので、ぜひ選ぶ際の参考にしてください。

プロジェクターとは、パソコンやスマホの映像を壁や大型のスクリーンに映し出す投射機です。大画面で映画鑑賞をしたり、プレゼンテーションに利用したりと自宅でもオフィスでも大活躍のアイテムです。

そんな便利なアイテムですが、快適に見るためには周りの環境や明るさに左右されてしまうと思われがちです。しかし、プロジェクターに記載されている「ルーメン」に注目すれば、明るい部屋でも視聴が可能です。

ルーメンとは光量の単位で、数値が大きければ光量も大きくなり、より明るくなります。つまり、ルーメンが大きなプロジェクターは、明るい部屋でも映りやすいです。プロジェクターの商品説明欄には「LM」または「lm」と記載されています。

プロジェクターのルーメンは100lmから1万lmを超えるものまでさまざまです。また、ルーメン数が高くなると、価格も高くなる傾向があります。「画面が薄くて見えない」と後悔しないためにも、購入時はルーメン数を必ずチェックしましょう。

ルーメンについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

3000lm以上あればカーテンを閉めたり消灯したりしなくても、鮮明に画面を映し出せます。明るい部屋を暗くしなくても見やすい明るさは、外光が差し込む部屋だと3000lmでは足りない場合があります。明るさの強い部屋で使用なら、4200lm以上がおすすめです。

また、部屋のサイズも考えましょう。小さな部屋であれば3000lm以上、大会議室やホールのような大きな部屋であれば、6000lm以上の光量が必要です。明るい部屋でもストレスなく使用するためには、3000lm以上のプロジェクターを選びましょう。

映像を鮮明に見るためには、部屋全体を暗くしなければと考える方も多いですよね。しかし、スクリーンの周囲を暗くするだけでも、見えやすくなります。会議室で使用するときは、スクリーン近くの照明を1つ消すだけでも効果的です。

テーブルに置いて投射する場合は、影になっている壁を選んで投射するのもおすすめ。プロジェクターによっては、台形調整と呼ばれる機能があり、斜めから投射してもきれいに見えるように設計されているものもあります。

画面サイズが大きくなればなるほど、輝度は低下します。投射する範囲が単純に大きくなり、その分光が拡散されるので、画像や映像が薄く見えづらくなってしまうのです。

しかし、できる限り小さい画面で見ると、光が絞られ光量も大きくできます。スポットライトのようにピンポイントで投射ができて、はっきり濃く見えるからです。明るさと画面サイズのバランスを見て、調整しましょう。

アクティブブラックスクリーンとは、不要な光だけを吸収し、本来の映像のみを映し出せる特殊なスクリーンです。特に明るい部屋で投射すると映像が白く霞んでしまいがちですが、アクティブスクリーンを使用すると、消灯せずにきれいに映像が見られるようになります。

アクティブブラックスクリーンの他のメリットは、コントラストがはっきりする点。通常の約2.5倍のコントラスト比を可能にします。「色の深みや配色をアピールしたい、数値はっきり映し出したい」といったオフィスでのプレゼンに最適なスクリーンです。

プロジェクターには家庭用とビジネス用の2種類があります。それぞれの特徴に合わせたプロジェクターを使い分ければ、理想的な視聴環境を実現可能です。

家庭用のホームプロジェクターでは主に映画やゲームなどを、部屋の電気を消して見る使い方を前提に作られています。そのため、画質や色合いなどに優れている反面、明るい部屋では使いづらいのが特徴です。

ビジネス用プロジェクターは、基本的にスライド等のグラフがはっきりと見えるのが特徴。そのため、画質よりも明るく大きな部屋で見えるように作られています。つまり、家庭で使うには画質や明るさの都合上使いづらいです。

短焦点プロジェクターとは、画面との距離が1メートル未満でも使えるプロジェクターです。メリットとしては、狭い室内や家庭でも高い効果を発揮する点が挙げられます。デメリットとしては、少しずれるだけで映像が大きな影響受けるため、位置調整が難しい点です。

また、コンパクトかつ高性能が求められるため、必然的に高額になるのが特徴。短焦点プロジェクターの購入を検討している方は、予算に余裕があるか考えておくのがおすすめです。

プロジェクターは、お部屋に合わせて設置方法を変えましょう。天井から吊り下げたい場合は、「天井釣りタイプ」がおすすめです。一度設置してしまえばいつでも気軽に使えるので、プロジェクターの使用頻度が高い方に向いている方法です。一箇所だけでなく持ち運んで使いたい場合は、「据え置きタイプ」のものを選びましょう。小型で軽量のものを選べは、ラクに持ち運びできます。

コスパ最強でプロジェクターを導入したい場合は、「LCD方式」の製品を選びましょう。LCD方式は、色の再現率が高く鮮やかな映像が楽しめます。安くて導入しやすいので、始めてプロジェクターを購入する方にもおすすめです。

小型で持ち運びやすさを重視するのなら「DLP方式」のものがおすすめです。DLP方式は、鏡の角度によって映像を表示させる方式で、コントラスト比が高いのが特徴です。気軽に持ち運んで使いたい場合に重宝します。

高画質を求めるのなら「LCOS方式」を選びましょう。LCOS方式は、4K対応の製品が多く映像がキレイに映し出されます。価格は高くなりますが、高画質なため大型スクリーンでゲームをするのにも最適です。

台形補正やレンズシフトの機能があると、設置場所の幅が広がって便利です。映像を斜めから投影すると、画面が斜めになります。これを長方形に修正する機能が台形補正で、壁の正面以外の場所にもプロジェクターの設置が可能です。

レンズシフトは投影場所を動かせる機能です。たとえば壁に障害物があって画面の位置をずらしたいときに、プロジェクター本体を動かす必要がありません。老舗メーカーの商品ほど、これらの機能を搭載したものが多いです。

一部のプロジェクターには、100,000円を切るような安い価格帯の製品も販売されています。予算が気になる方は低価格帯の製品もチェックしましょう。5000lm以上の製品が欲しいのであれば、20万前後から販売されています。

ビジネスなどの会議用に使いたい方は、ルーメンの低すぎる製品だと暗くて見えづらくなる可能性が高いです。ですので、あまり値段にこだわりすぎず、3000lm以上の製品から検討しましょう。

映像のきれいさを重視したい方は、コントラスト比もチェックしてください。コントラスト比とは、映像における明るさと暗さの比率を指します。コントラスト比が高いほど、鮮明できれいな映像が見られます。

プロジェクターの中には1万円前後といった破格の値段で販売されているものもありますが、値段が安いゆえに明るい部屋では見えづらかったり音が聞こえにくかったり、購入してから使いづらさを感じる場合もあります。プロジェクターを選ぶ際は値段だけではなく、明るさ・音響・投影距離などをメーカー・口コミ・製品情報などから総合的に比較しましょう。

本記事では「サクラチェッカー」を使用し口コミ・評価・販売ショップなどの情報をチェックした上でおすすめの商品を紹介しています。ぜひ商品を選ぶ際の参考にしてください。

プロジェクターは製品によってはテレビ代わりになります。プロジェクターをテレビとしても使うなら「TVチューナー内蔵」の商品を選んでください。また、内蔵していない場合は外部のTVチューナーと接続できるかどうかをチェックしましょう。加えて、スピーカーが非内蔵だと、新たにスピーカーを用意しなければならないので、できればスピーカー内蔵のものがおすすめです。

基本的にプロジェクターに限らず、電子機器はハイスペックになるほど小型化が難しいです。特に、3000lm以上となると小型のモバイルプロジェクターの数は限られてきます。また、小型化するとどうしても値段も高額になりがちです。

そのため、小型モバイルプロジェクターの購入を検討されている方は、3000lm以上の製品は限られてくる点を意識しておきましょう。

本記事では、明るい部屋でもプロジェクターを使用する方法を解説しました。スクリーンの周囲を暗くしたり、サイズを調整したりしても、3000lm以下のプロジェクターでは力不足なのが現実です。購入時にはまず適切なルーメン数を選んで、快適なプロジェクターライフを送ってくださいね。