Windows10対応も！音声認識ソフトおすすめ9選｜有料・無料の文字起こしも

インタビューや会議の文字起こしは時間がかかって大変ですよね。正しく文字にしなくてはならないため集中力が必要で、知らない言葉が出た時は辞書を引いたり文脈から想像したりとさらに時間がかかります。

そんな時に便利なのが音声認識ソフト（音声入力ソフト）です。有名なものではSiriに代表される技術ですが、音声認識ソフトはSiriよりもさらに認識能力に特化しているため、仕事用にも十分活用できます。

この記事では、音声認識ソフトの概要と適切な選び方について詳しく解説します。Windows10対応ソフトやおすすめのソフトも有料・無料ともに併せてご紹介するので、会議やテープ起こしの際にぜひ参考にしてください。

音声認識ソフトは、タイピングの代わりにマイクに向けて話して文字を入力するソフトです。タイピングと音声とを比較した場合、多くの場合は音声入力の方が早く文字化可能です。

その結果、時間短縮ができ資料作成をスムーズに行えます。特に会議の議事録作成では、人の発言を聞いて即座にタイピングするよりも、音声入力の方が労力を軽減でき便利です。

近年では文字起こしをする際に、マイクを通してその内容を文字化するといった音声認識ソフトが数多く存在します。文章を聞いてから直接打ち込むのに比べて、格段に楽で手間がかかりません。しかし、精度は100%ではない点に注意しましょう。

音声認識ソフトを選択する上で、1番重要と言ってもいいのが精度です。精度は利用するソフトによって特徴が違い、専門用語を使用するとソフトが認識できない可能性もあるため、自分が必要とする単語を認識できる精度が求められます。

そのため、一概に音声認識の精度は定量的に評価できません。自分に合った音声認識ソフトを選ぶのが大切です。音声認識ソフトを使用した人の口コミをご紹介するので、参考にしてください。

Googleドキュメントには、「Google音声入力」機能があります。無料のソフトとしては音声認識精度が高い方ですが、音声の辞書登録機能が無かったりGoogleドキュメントでしか使用できなかったりと、制限される部分があります。少しでも性能のいい音声認識ソフトを使用したいなら、有料のものをおすすめします。

音声認識ソフトは認識した音声を登録されている語句の中から選択して文字化します。登録語が多いほどソフトの中で選択される単語数が多くなるため、100万語以上登録されているものを選ぶのがおすすめです。また登録語の多寡は認識精度にも関わりますので、登録語が多いほど認識精度が高く正確に音声入力できます。

そのため基本的には自分が使用する分野の語録に強いものを選びましょう。登録語が多くても専門用語に長けていないと、自分が使いたい言葉が登録されておらず文字化できない場合があります。

登録語をカスタマイズできる「辞書登録機能」があると便利です。この機能を使えば、実際には存在しない造語や固有名詞を認識できるようになったり、よく使う単語をリストアップしたりできます。

自分の求めている変換が正確にできるので、スムーズに音声入力が可能です。誤変換が少なくなるので、ストレス軽減にも繋がり作業が効率化されます。ただ選ぶ際は、どれくらいの語彙を登録できるのか、またソフト自体の認識精度は低くないのかを確認してください。登録する語彙がいくら多くても認識精度が低いと間違った変換になる可能性が高くなります。

自動学習機能は、以前使用した語彙をソフトが自動的に学習する機能です。スマートフォンやPCなどにも搭載されているので当たり前に思うかもしれませんが、ソフトによっては自動学習機能が搭載されていないものもあります。

自動学習機能のついたソフトは安定した変換が可能なので、作業時間を確実に減らせます。特にビジネスでの使用を考えているのなら、この機能が搭載されているソフトがおすすめです。

音声認識ソフトをどのような用途で使用するのかを忘れてはいけません。文字起こしの場合は「自動文字化エージェント機能」が搭載されているソフトをおすすめします。これは指定のフォルダに音声データを保存するだけで、自動的に文字化できる非常に便利な機能です。

Candleは会議の議事録で活躍するソフトです。Candle本体1台を会議の場所に置いておくだけで、すべての人の発言をテキスト化できます。どこから声が聞こえているのかを判断するので、話している相手を特定可能です。

特定した人ごとに議事録の作成もでき、2人以上が一斉に話したとしても聞き分けるできるので、テキストの整理も簡単。日本語、英語、中国語、韓国語に対応しているのも魅力です。

Excelに特化した音声認識ソフトで、Excelへのデータの打ち込みや、短文の打ち込みを音声で行えます。このソフトは、Excelのセルの移動も音声で指示できるのが特徴で、キーボードを打たなくてもある程度の操作が可能です。無料お試しもあるので、気になった方は試してください。

VoiceRep3はGoogle社の音声認識エンジンを利用しているため、Googleドキュメントと同じく認識精度は高いです。音声認識結果をリアルタイムに転送でき、タイムラグが少ないのが特徴です。

音声認識の時間（タイムライン）を付られ、テキスト化する時に時間をつける必要があれば、自動で入力されます。校正や文字起こしをする際にすぐに該当の個所を参照できるため、非常に便利です。

NTTコミュニケーション株式会社が提供している音声認識ソフトで、音声をそのままテキスト化して保存できます。日本大手のNTTが提供しているとあって、認識精度は非常に高いです。

このような音声認識ソフトは会議やプライベートな会話の文字起こしなどで使用する場面が多いため、セキュリティーが高く保たれていなければなりませんが、このソフトは自分専用のクラウドスペースに保存されるので安心できます。

導入にあたって初期費用は必要ありませんが、月額35,000円がかかります。安い商品ではないので、しっかりと考えましょう。

Smart書記の1番の特徴はそのわかりやすい操作です。編集画面は非常にシンプルで、初心者でもすぐに対応できます。認識精度も高く、クラウドで他の人との共有も簡単にできるなど、使いやすさを追求しています。

約100種類もの言語に対応しているのもおすすめのポイント。料金は月額10万円と高額ですが、その分充実した機能を持っています。

Speechnotesと同じように、音声認識を使用しながら他の機能も使用できます。語尾・固有名詞・造語などへの対応が弱いのがネックで、認識精度としてはGoogleエンジンを使用しているものに比べてやや劣りますが、無料プラン・有料プランを選択でき、有料でも基本料金は500円/月程度と安価なのが魅力です。

無料で利用できるソフトながら、認識精度が非常に高いのが特徴です。ただ、辞書登録機能は無く、句読点や改行も音声入力できません。使いどころをあらかじめ考え、補助的に使用しましょう。

Googleの音声認識APIを用いたフリーアプリ＆Webサービスです。シンプルなUIで操作しやすく、導入のハードルが低いのがメリットです。大きな特徴としては、他操作を実施しても音声認識が途切れない点が挙げられます。

音声認識ソフトは機能や料金などさまざまな選択肢が用意されています。この記事を参考に、自分にあった音声認識ソフトを探してください。今後リモートでの仕事が増えるこの機に導入し、使いこなして作業を効率化しましょう。