空気清浄機と芳香剤の併用方法をご紹介|空気清浄機は芳香剤の匂いを消す?

室内に浮遊するほこり・ハウスダスト・花粉などを除去する便利な空気清浄機。24時間つけっぱなしにするという方もいるのではないでしょうか?お部屋の空気をきれいにしてくれる空気清浄機ですが、お部屋に香りをプラスする芳香剤との併用はできるのでしょうか?ここで解説します。

2021/07/21 更新

空気清浄機は室内に浮遊するほこり・ハウスダスト・花粉などを除去する便利な生活家電。特に、寒気が難しくなる寒い時期は重宝しますよね。24時間つけっぱなしにするという方もいるのではないでしょうか?

 

一方で芳香剤は、リビングや寝室などに置いて香りを楽しむアイテム。強い香り成分を空気中に放出することで、お部屋をいい香りで包んでくれます。空気をきれいにする空気清浄機と空気に香りをプラスする芳香剤。

 

芳香剤はルームフレグランスともいい、お気に入りの香りをプラスしてリラックス空間を演出できます。しかし、2つは相性が悪そうに見えますよね。そこで、この記事では実際に2つを併用することはできるのかを詳しく解説します。

今すぐ見る!芳香剤と空気清浄機の併用方法

空気清浄機と芳香剤の相性について、2つの視点から解説します。

 

空気清浄機のフィルターが芳香剤の匂い成分を吸着する

空気清浄機と芳香剤の相性が悪いのは、空気清浄機が室内の空気をフィルターを通して吸い込むことで、清潔な空気として放出するからです。芳香剤の匂いは、フィルターの中にある活性炭に関係なく匂いは吸着されてしまいます

 

活性炭は、表面に小さな穴が空いていて、そこに匂いの元となる成分が吸着されることで、消臭効果を発揮するため、いい匂いだろうと悪い匂いだろうと空気清浄機のフィルターに吸着してしまうのです。また、同様の理由で衣類に使用する柔軟剤の匂いも空気清浄機は反応します

芳香剤は香りの成分を部屋に広げる

芳香剤は、部屋に存在する匂い成分よりも多く匂い成分が存在するという状態です。芳香剤が部屋にいい匂いを広げると空気清浄機がその匂いを吸い取ってしまう。この悪循環を繰り返すことで、空気清浄機を使っていても部屋の空気は匂いがついた状態のままになります。

 

したがって、芳香剤の匂いもしなく空気清浄機にダメージを与えることに。芳香剤を使用している場合と比較すると活性炭に吸着される匂い成分が常に増えてしまい、空気清浄機の脱臭フィルターの交換時期を早めことになりかねません

 

しかも、芳香剤の匂いは空気清浄機に吸着されてしまうので、部屋の匂いはよくならず、芳香剤は早く減り空気清浄機の寿命を早めます。

空気清浄機と芳香剤を併用する方法として、空気清浄機を動かしていない時間に芳香剤を使うという方法があります。例えばリビングルームで空気清浄機を使用する場合、約30分間稼働させることで、部屋中の空気をきれいにすることができる計算になります。

 

部屋の空気がきれいになったあとに空気清浄機の電源を切り、芳香剤を使えばきれいな空気の中にいい香りをプラスすることができます。また、芳香機能付きの空気清浄機パナソニックの加湿空気清浄機「キャラメルモカ F-VKJ20-C」も発売されています。

 

「うるおいアロマ運転」を使えば、空気清浄機も常時稼働させながら、加湿+アロマをプラスしてより快適な空間を演出できるのでおすすめです。

「芳香剤と空気清浄機を併用させたいけど、少し面倒だな…」と感じた方には、芳香剤と消臭剤の併用がおすすめです。ここで詳しく解説します。

 

芳香剤と消臭剤の違い

「併用と言っても、芳香剤と消臭剤ってほとんど同じものでは?」と疑問に感じる方もいますよね。芳香剤と消臭剤にはどのような違いがあるのでしょうか?それぞれの特徴をご紹介します。

 

芳香剤の特徴|リビングや寝室におすすめ

芳香剤には、消臭成分は含まれていません。強い香り成分を空中に放出することで"空気に香りをプラスする"アイテムです。不快な臭いが消えた様に感じる方もいるかもしれませんが、実際には元の臭いが消えた訳ではないのです。

 

そのため、トイレや玄関などの強力な悪臭がある場所での芳香剤のみの使用は向いていません。特にトイレでは他の臭いと混ざることで、不快感が増しますので注意しましょう。リビングや寝室など、匂いが少なく、香りを嗅ぐことでリラックスできるような場所に置くのがおすすめです。

消臭剤の特徴|トイレや玄関におすすめ

消臭剤にはその名の通り消臭成分が含まれています。イヤな匂いを除去または緩和する目的で作られており、悪臭といわれる成分にのみ反応します。例えばトイレ専用の消臭剤では、アンモニアや硫化水素といった特有の臭いに反応し悪臭を除去・緩和します。

 

その為、芳香剤の香り成分には反応せず、いい香りを打ち消すようなことはありません。その為、消臭剤でイヤな匂いを除去し、芳香剤で香りをプラスすると言った併用方法が可能なのです。消臭剤の置き場所には、トイレや玄関などイヤな匂いが気になるところがおすすめです。

消臭剤と芳香剤の併用方法

芳香剤と消臭剤の併用方法ですが、基本は"置くだけ"です。しかし、その置き場所が非常に重要になります。ここでは使用したい場所に合わせて説明します。

 

  • トイレ

悪臭成分とされるアンモニアや硫化水素などの成分は空気よりも重たく、悪臭は上から下へと流れます。その為、消臭剤は床もしくは床に近い場所に設置しましょう。芳香剤は目線よりもやや低めの位置に設置すると、悪臭が消え、トイレに心地よい香りをプラスすることができます。

 

  • 玄関(靴箱)

靴箱に置く場合には、消臭剤は下の段に入れるようにしてください。芳香剤はお部屋全体の風通しを考えて、空気の上流に設置しましょう。そうすることで玄関をいい香りで包み込むことができます。

空気清浄機は、浮遊する粒子や臭気を取り除くことで空気をきれいにしてくれます。「どうやって取り除いているの?」と疑問に思う方もいますよね。実際には浮遊する粒子や臭気を集めて、フィルターに付着させています。

 

空気清浄機の消臭フィルターは、一般的にプレフィルターと集じんフィルターとが重ね合わさって内蔵されています。この2つはそれぞれ異なる役割を果たしていて、プレフィルターでは大きなごみを取り除く役割を、集じんフィルターでは細かいごみを集める役割を果たしています。

 

プレフィルターは掃除機でほこりを取り除いたり水洗いもできたりするので、繰り返し使うことができます。集じんフィルターは微粒子を正確に捕集する非常に高性能なフィルターなので、掃除機による手入れや水洗いができません。ひどく汚れた場合は交換が必要になります。

芳香剤は空気に香りをプラスするアイテムでした。一方で空気清浄機は空気をきれいにする生活家電でした。この記事を参考に、2つを上手に使い分けることできれいな空気と、心地よい香りを楽しんでくださいね。