【レーシックは怖い！】レーシックは痛い？失明する？全身麻酔はある？【疑問を解消！】

結論としては、きちんと手術内容を理解すれば怖くありません。

「目を手術するなんてすごく痛そう」

「手術しているのが自分で見えたら怖い」

「失敗して失明しそう」

「後遺症が怖い」

など、ネガティブなイメージがあるかもしれません。しかし、レーシック手術の手順やメカニズムをきちんと理解すれば、不安は解消します！

この記事では、レーシック手術に関する疑問やメリット・デメリット、レーシック手術が受けられるクリニック7院を紹介します。術後の過ごし方についても触れているので、レーシック手術を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

レーシック手術の前に麻酔用の目薬をさすため、痛みはありません。しかし、触れられている感覚や、手術用の器具を装着するため圧迫感はあります。

また、手術後の麻酔が切れると、目がゴロゴロする感じや若干しみる感じがあります。痛みは個人差がありますが全くないわけではないので、症状が強く出る場合はクリニックで処方される目薬や鎮痛剤を服薬するなどで様子を見ます。

レーシック手術の麻酔は点眼による部分麻酔です。手術に伴う痛みを麻痺させるだけなので、全身の感覚や意識があり、会話も可能です。

部分麻酔で目を開けている状態なので、もし手術の様子が見えてしまったら怖いですよね。

しかし手術中の視界はぼやけているため、周囲の様子ははっきりとは見えません。ライトの光を見るように指示されるので、それに従いましょう。

レーシック手術は失明につながるような部分(網膜)には触れません。そのため、今まで失明した報告例はなく基本的に安全性の高い手術といえます。

しかし、ごく稀に感染症によって目に炎症が起き、重篤化する可能性はゼロではありません。術後の衛生管理が悪いと感染症リスクが上がってしまうため、術後は医師の指導に従い目に刺激となるような行為は避けましょう。

手術中は開瞼器という目を大きく開くための器具を装着するため、まばたきできません。また、もし目が動いてしまっても、多少であればレーザーに黒目の動きを追跡するシステムがあるため、誤照射などもありません。

くしゃみやせきなどで不意に顔が動いた場合は機械が自動停止しますが、体全体が大きく動くような場合は申し出ましょう。

レーシック手術で一番多い合併症がドライアイです。角膜を削ることで、一時的に三叉神経が切断され、涙の分泌量が減ってしまうため引き起こされます。点眼薬で治療でき、個人差はありますが半年程度から1年で症状は改善されます。

そのほか、ハロー・グレア現象といわれる夜間に光を眩しく感じる症状がありますが、これも時間の経過とともに快方へと向かいます。また、レーシック手術時にできたフラップ(角膜のフタ)がずれてしまうフラップトラブルもごく稀に起きます。

レーシックの効果は半永久的に持続しますが、5%程度の方に術後5~10年で近視戻りが起きる場合があります。これは、角膜を削ったことで角膜のカーブが強くなり、再び近視が発生してしまう現象です。

もともと強度近視の方に現れる確率が高いですが、スマホやPC画面などを日常的に近くで見たりする環境的な要因でも起こり得ます。もし近視戻りが起きても術前より悪化することはありませんが、なるべく目に負担をかけない過ごし方を心がけましょう。

レーシック難民とは、手術後にトラブルを抱えているのに、適切な処置を施されずに行き場を失っている人のことです。残念ながら、手術前の説明や手術後のアフターフォローが不十分なクリニックが存在しているためであり、決してレーシック自体に問題があるわけではありません。

したがって、しっかりとした適性検査やカウンセリングができるような、信頼性の高いクリニックを見極めましょう。

レーシックは視力矯正手術の中でも費用が比較的安く、日帰りで手軽に手術が可能なのが大きなメリットです。メガネ・コンタクトなしで裸眼で生活したい、術後すぐに仕事に復帰したいといった方には向いています。

ただし、レーシックは角膜を削る手術です。術後は目の状態を元には戻せません。ドライアイやハローグレアなど一時的な後遺症リスクもあるため、事前に医師とよく話をしておきましょう。

ここではレーシック手術ができる大手クリニックや、眼科医療において著名な医師・眼科専門医の在籍するクリニックを13院紹介します。それぞれのクリニックの特徴や手術費用を掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

▼ICLができるクリニックも知りたい方はこちらもチェック！

適用検査は、レーシック手術が受けられるかどうかを判断するための検査であり、手術を成功させるために最も重要な工程です。

角膜や瞳孔、眼圧の状態など詳細に調べるので、所要時間は2時間半~3時間かかります。なお、検査結果が出るまでには通常数日~1週間程度かかります。

手術の当日は、前回行った検査から目の状態に変わりがないか最終診察をします。そのほか、体調などもチェックし、問題がなければ手術を受けられます。

洗眼や目の周りを消毒したのち、痛みを感じさせないために点眼薬による麻酔を行います。10秒～20秒ほどで効果を発揮しますが、痛み以外の感覚や意識はある状態になります。

エキシマレーザーによって角膜を切開したら、まずはフラップと呼ばれるフタを作成します。レーザー照射で角膜を削って屈折率を矯正したら、フラップを閉じて終了です。

所要時間はクリニックにもよりますが、片目10分、両目で20分程度で手術が完了です。術後は1時間程度院内で休憩して目の状態に問題がないことを確認し、帰宅となります。

術後は、目の状態や視力の状態を観察するために定期検査が必要となります。翌日からはじまり、1週間後・1ヵ月後・3ヵ月後・半年・1年にかけて行われます。術後の経過によって回数や間隔は異なります。

• 車・バイクの運転
• 入浴
• 洗顔

レーシック手術直後に患者本人が車やバイクの運転はNGです。視力が安定するまではなるべく避け、再開時期は医師と相談しましょう。夜間は特に信号などが見えづらいので、充分に注意する必要があります。

また、当日中は目に水が入らないよう入浴や洗顔もできないため、手術前に済ませておくのがおすすめです。

• 長時間のデスクワーク
• 屋外での作業

パソコンなど目を酷使するデスクワークは術後2~3日は控え、外出する際は保護メガネを着用しましょう。また、軽作業・屋外作業も汗をかくような場合は目に入ると刺激になるので避けましょう。

• アイメイク
• ジョギングなどの軽い運動
• 温泉・サウナ

メイクは軽くファンデーションを塗る程度なら2日後程度でも構いませんが、マスカラやアイラインなど目の周りは1週間程度控えましょう。また、汗をかくスポーツや温泉・サウナなども同様です。

水泳や激しいスポーツとなると、術後1ヵ月程度はできません。医師からの許可が下りてから可能となります。

特に水泳は、角膜の炎症を防ぐためゴーグルの着用をおすすめします。視力が完全に回復するまでには1~3ヶ月程度かかるので、以上のことに気を付けながら焦らず過ごしましょう。

白内障は老化が原因、緑内障は眼圧の上昇が原因であり、いずれもレーシックによってリスクが上がることはありません。

ただし、レーシック後は眼圧測定で低めの数値が出る場合もあり、緑内障に気づくのが遅れることがあります。レーシック後に眼科にかかる際はレーシック手術の履歴があることを申告しましょう。

老眼はレーシック手術・ICL手術に関わらず、加齢によって発生するものです。手術の影響はありません。ただし、もともと近眼の強い人は手元にピントが合いやすい状態です。そのため、老眼になったことを通常よりも自覚しやすい場合はあります。

レーシック手術は残念ながら高額医療費制度の対象にはなりません。費用をできる限り抑えたい方は医療費控除や民間の生命保険の給付金条件を確認してみましょう。

18歳以下の未成年者は、レーシック手術を受けられません。上限はありませんが、高齢になると老眼や白内障などの他の症状が出ている場合もあります。まずは検査を受けて適用かどうか確かめましょう。

ICLのほうが術後にドライアイの可能性が低いなどのメリットはありますが、どちらを選択してもメリット・デメリットはあります。したがって、状況や希望によってどちらが適しているかを医師と相談しながら決定しましょう。

視力の回復については、術前の視力の程度や個人差はありますが、大体術後翌日の検査時には1.0～1.5程度に回復する場合が多いという結果が出ています。

レーシック手術で削った角膜は元に戻せず、再び厚くなることもないので原則1回までです。しかし、角膜にじゅうぶん厚みがあり、再手術が可能な場合もあります。再手術が可能かどうかは、適用検査の際にわかります。

クリニックによって、レーシック手術のメニューはさまざまですが、基本的には手術前の検査結果から最適なものを医師と相談します。まずは適応検査を受けましょう。