ヘアアイロンを使った後ろ髪の巻き方 | メンズ向け襟足アイロンのやり方も

後ろ髪にヘアアイロンを当てて自分でヘアスタイリングするのは非常に難しいものです。見えない部分に高温のヘアアイロンを近付けるのが怖い方も多いですよね。ヘアアイロンの使い方に慣れていないと、プレート部分が首にあたり火傷をする場合もあります。

しっかり注意して行う必要があるものの上手くいかない原因を知ってアイロンの仕方のコツさえ掴めば、上手くかけられるようになります。事前準備やヘアアイロンの選び方にも大きな秘密があり、ちょっとした工夫で後ろ髪のスタイルの仕上がりが変わるのがおもしろいところです。

そこでこの記事では、ヘアアイロンを後ろ髪に上手く使えない原因や上手くあてるためのコツや巻き方、後ろの髪にあてやすいおすすめのストレートアイロンをご紹介します。メンズやショートボブの方は必見です。

後ろ髪は寝ぐせで髪の毛がはねている場合が多く、ヘアスタイリングが難しい部分です。外出や仕事の場合にスタイリングが必要な場合、難しい後ろ髪を巻くにはストレートヘアアイロンがおすすめです。

ストレートアイロンなら、ピンとはねた寝ぐせでもしっかりスタイリングできます。ストレートヘアアイロンにもさまざまな種類があり、仕上がりにツヤが出せるタイプも見つかるので、髪質や髪の長さに適したストレートアイロンを見つけましょう。

ヘアアイロンを使う場合、髪へのダメージが気になるもの。実のところストレートヘアアイロンには、カール用ヘアアイロンより1ヵ所に熱を加える時間が短く済む利点があります。

ストレートヘアアイロンの適正温度は、おおよそ150～180℃。スタイリングや髪質に応じて、温度を微調整するのがポイントです。下記の表で、目的に合わせた温度を確認しておきましょう。

ドライヤーでの乾かし方は、実は非常に重要なポイントです。まず、髪の毛の根元をしっかり乾かしましょう。根元がしっかり乾いていないと、スタイリングが終わったあとにクセが出る場合もあるからです。

また、髪が濡れている状態でヘアアイロンを当てると、髪を傷めつける原因になるので注意しましょう。

最近は、パーマスタイルやナチュラルなヘアスタイルが多く見られます。その中には、普段スタイリングにコームを使っていないといった方もいるかもしれません。しかし、ヘアアイロンをあてる前にはちゃんとコームで整えるのが重要です。

ヘアアイロンは、髪を挟んだ状態で形状を記憶します。きれいにヘアアイロンをあてるためには、毛並みを整えてからおこないましょう。

後ろ髪にヘアアイロンをかけるためのカギはブロッキングです。一度にたくさんの髪の束をスタイリングしようと思っても、きれいに仕上がりません。注意点として、ブロッキングの量は多すぎても少なすぎてもNG。多すぎると巻きづらく、少なすぎると髪を傷めてしまいます。

襟足・頭のハチ周り（中央）・トップに分けてブロッキングするのがコツです。ブロッキングした襟足から順番に、指2本分くらいの髪を取って少しずつヘアアイロンを当ててていけばきれいに仕上がります。

ちなみにブロッキングの数は、髪の量が少なめのショートやボブなら4～6ブロック、髪の量が多めのミディアムやロングなら6～10ブロックに分けるのが目安です。

襟足を内巻き・外ハネにする方法は下記の通りです。

1. 襟足以外の髪をゴムで結び、クリップで仮止めする
2. ストレートアイロンを入れ、根本から中間の髪を伸ばす。くせ毛を伸ばすのが目的
3. ストレートアイロンを内巻きの場合は内側、外ハネの場合は外側に回転させながら熱を加える
4. ストレートアイロンを下方向にスライドさせて終了

鏡を使い、襟足が内巻きや外ハネになっているのを確認しましょう。

サイドを内巻き・外ハネにする方法は下記の通りです。

1. 適量の髪をストレートアイロンで挟み、根本から中間のくせ毛を伸ばす
2. 中間から毛先にかけて、少しずつストレートアイロンを内巻きの場合は内側、外ハネの場合は外側に傾けながら熱を加える
3. 毛先に達したらストレートアイロンを内側・外側に入れ、しっかり巻くようにする

両サイド分終わったら鏡で左右のバランスを確認し、必要があれば巻きの度合いを微調整します。

時間が経つと崩れるヘアスタイリングは、仕上げにスタイリング剤を使用すれば長時間キープが可能です。しかし、つけすぎてしまうと逆効果になる場合もあります。エアリーなスタイリングには、スプレータイプを使うときれいに仕上がります。

ウェットに仕上げたいときはオイルを使用するとセットした髪型を1日中キープしやすいです。

襟足近くの後ろ髪はきれいに巻いたのに、トップや後頭部のボリュームがないと1日気分が冴えませんよね。ストレートアイロンだけで、起き抜けのぺたんこ髪をふんわりボリュームアップする方法をご紹介します。

1. トップから1〜2cmの毛束をとり、頭皮と垂直に持ち上げてヘアアイロンを根本に当てる
2. アイロンを持つ手首を90度程度までひねりながら、1〜2cmほどヘアアイロンを滑らせる
3. トップの次にハチ・後頭部と3パートほどに分けて同じ工程を繰り返す

根本から1〜2cmの髪を巻くだけで、つむじ周りや絶壁もしっかりカバーできます。頭皮に近いので火傷に注意してください。

後ろ髪にストレートアイロンをかける際、大事なポイントは「プレートの幅」です。プレート幅は髪の長さに合わせて選びましょう。プレート幅の目安は下記の通りです。

• メンズは15～25mmがおすすめ
• 15mmだと短髪でもアレンジが楽しめるほか、前髪用としても便利
• ショートヘアの女性は20~25mm
• ボブ・ロングなら30～40mm

商品によってプレートの素材はさまざまです。ここでは、テフロン・ステンレス・アルミニウム・チタン・セラミックの各特徴をまとめましたので、選ぶ際の参考にしてください。

ヘアアイロンは、搭載する機能で選択が可能です。ストレートヘアアイロンには、ヘアスタイリングに便利な機能が搭載されているタイプもあります。たとえば、髪をきれいにまとめたいならマイナスイオン機能付きのものがおすすめです。

スチーム機能付きの製品は、髪の毛の乾燥が気になる方に適しています。また、温度設定が細かいモデルを選ぶと、ヘアスタイルの微調整に便利です。忙しい朝には、ヘアアイロンの熱の立ち上がり時間が短い製品を選びましょう。

その日の気分によってヘアアレンジを変えたいといった場合には、ストレート用プレートとカールプレートを自在に変えられる2wayタイプがおすすめです。

根本はストレート用を使用して毛先のみしっかりとカール用でカールをつけるなど、1本で好みに合わせたスタイリングができます。2wayタイプなら、複数のヘアアイロンを持たずに済むのも嬉しいポイントです。

一般的に、後ろ髪のスタイリングは他の部分より難しいです。理由として、自分では頭の後ろ側を直視できない点が挙げられます。また、後ろ髪は毛が太い場合が多く、形がつきにくいのも一因です。

髪の絡まりをコームやブラシでほどいてもうまくまとまらない場合は、そもそも髪が傷んでいたりアイロンの状態がよくなかったりといった可能性もあります。複数の視点から原因を探るアプローチを心がけましょう。

スタイリングの難易度が高い後ろ髪。見えないところだからこそ、コツを掴むまでしっかり練習する必要があります。一度コツさえ掴めば効率よく理想のスタイリングを完成できます。後ろ髪を上手く巻くコツをしっかり習得し、後ろ髪のスタイリングをばっちりキメましょう。