Bluetoothスピーカーの接続方法は？テレビとワイヤレススピーカーの繋げ方も

有線スピーカーのコードに足を引っ掛けた経験はありませんか。そんなときにはBluetooth対応でコードが必要ないワイヤレススピーカーがおすすめです。ソニー・マーシャルなどの多くのメーカーから出ています。

自宅だけなく車の中など外出先でも気軽に音楽を楽しめるので、注目が集まっているアイテムです。しかし、Bluetoothスピーカーは「使い方が難しそう」「繋げ方がわからない」と思っている方もいます。

そこでこの記事では、テレビとスピーカーを繋ぐ際のBluetoothスピーカーの基本的な接続方法を解説します。スピーカー以外のBluetooth対応製品にも利用できる情報なので、今後購入する可能性がある方はぜひ参考にしてください。

接続したいBluetoothスピーカーの電源を入れて、Bluetoothのペアリングモードに切り替えます。切り替え方は機種によって異なりますが、電源ボタンを数秒間押し続けたり、専用のボタンがセットされていたりします。

詳しい使い方は取扱説明書で確認しましょう。色が変わったりランプが点滅したりするとペアリングモードに切り替わった合図です。

Bluetooth を使用すればケーブルを使わなくても一部のデバイスをアンドロイドやiPhoneなどのスマートフォンに接続できます。接続手順を見ていきます。

【接続方法】

1. 接続したいデバイスのスイッチをオン
2. Bluetooth をオン
3. Bluetooth アイコン を長押し
4. ペア設定済みデバイスの一覧の中から接続したいデバイスを選択してタップ
5. スマホと Bluetooth デバイスの接続が確立すると接続済みと表示されたらOK
   
   

接続中は10mほど離れていても問題ありませんが、ペアリングさせるときはBluetoothスピーカーとデバイスを1m以内に置いて作業するのがおすすめです。

デバイス側とスピーカー側を数秒間待機させるとデバイス側にペアリングしたい機器が表示されるので、接続ボタンを押して完了です。なお、接続リストには製品名ではなく型番で表示される場合もあるので、間違えないようにしましょう。

テレビがBluetooth非対応の場合、まずBluetoothトランスミッターの準備が必要です。それをテレビに接続してペアリングすれば接続完了となります。トランスミッターは安価なもので3,000円程度の販売もあるため、気兼ねなく購入できるのも嬉しいですよね。

また、Bluetoothは2.4GHzよりも遅れる場合があるので、Bluetooth接続の環境が整っていない場合、24GHzスピーカーを使用するのをおすすめします。実際の手順など詳しく説明しているのでぜひ参考にしてみてください。

上記の手順を踏まずに、もっと簡単に接続できる方法を取り入れているメーカーもあります。NFCと呼ばれる近距離無線通信規格をデバイス・Bluetooth製品がともに使用している場合、デバイスを10cmに近づけるだけでBluetooth接続が完了します。

またAppleのAirPodsはケースにあるボタンを長押しして、デバイスに表示される接続ボタンを押すだけで接続完了です。先ほど紹介した手順よりも効率的にペアリングできます。有線接続方法は使用したい機器をスピーカーのAUDIO IN端子に接続し、接続したいスピーカーの電源を入れ再生します。ボタンで音量を調節すればOKです。

市販テレビの中にはBluetooth対応の機種もあります。Bluetooth対応機種はソニー・SHARP・LGエレクトロニクス製のものに多く、相場よりもやや高額で品質も高いです。機種によってはBluetooth対応・トランスミッター不要タイプもあるため、希望に近い条件の商品を探しましょう。

ただし、マーシャルの「Homeline III」などのように、テレビにHDMI接続できてもBluetooth接続はできないワイヤレススピーカーもあります。テレビがBluetooth対応でもスピーカーが非対応では意味がないため、購入の際にはよく確認してください。

Bluetoothには「プロファイル」と呼ばれるルールが存在しています。プロファイルは音楽を聞くための「A2DP」・ヘッドセットと通信するための「HSP」があり、接続機器とBluetooth製品が対応していなければ接続できません。

対応しているプロファイルはメーカーの製品のホームページや取扱説明書でも確認できます。必ず購入前に調べておきましょう。

Bluetoothにはバージョンがあり、バージョンによって通信方式が変わります。現在の最新バージョンは4.0で、新しく「Bluetooth Low Energy」通信方式が採用されました。そのため、バージョン3.0以前のものとは互換性がなく、接続できない可能性もあります。

Bluetoothはバージョンによって通信方式が一致していないと接続できません。購入する前に、デバイス機器と製品のバージョンを確認してください。

接続も完了して、プロファイルやバージョンも正しいのになぜか音楽が流れない場合もあります。その場合は周囲の環境が原因かもしれません。Bluetoothは周波数帯域の電波の通り道を経由してデバイスと通信しています。この通り道をヘルツ（Hz）と呼ばれる単位で、使用するものが多いほど電波が悪くなります。

• Wi-Fi
• 電子レンジ
• 電源（電線や鉄道高架）

上記の家電などはヘルツ（Hz）を使用するため、同時使用していると接続しにくくなります。Bluetoothは繊細な電波なので、利用する場合は周りにBluetoothに干渉する機器がないか確認しましょう。

はじめてBluetoothの接続を行った方は、「毎回設定するぐらいなら有線の方が楽だ」と思うかもしれません。しかし、ペアリング状態は手動で解除するまでは消えないので、2回目以降はペアリングの工程を省略できます。そのため、2回目以降はデバイスとBluetooth製品の電源を入れるだけで接続可能です。

上記の手順やプロファイル・接続環境の見直しも行ったにも関わらず、Bluetoothがうまく接続できない場合もあります。そのようなときは電源を入れ直す・Bluetoothの設定を確かめるなどしてください。それでも直らないときは、こちらの記事を参考にしてください。

一見難しそうにみえるペアリングですが、順序を確認しながら設定すれば数分で完了します。コードがなくなるだけで部屋の見栄えもよくなり、コードに足を引っ掛ける心配もありません。Bluetoothスピーカーを使用して、快適に音楽を楽しみましょう。