ヘアアイロンの電気代やワット数を徹底解説｜消費電力やつけっぱなしの電気代は？

朝のヘアセットに大活躍のヘアアイロン。髪をストレートにしたり巻き髪にできたりと簡単に雰囲気も変えられるので、毎日使う方も多いのではないですよね。サロニアなどの人気メーカーを愛用している方も多いです。

しかし、日常的に使用していると気になるのが電気代です。消費電力も高く、10時間・12時間とつけっぱなしだと火事になりかねません。1回の使用時間は数十分でも、毎日使っていると電気代も高いのではと心配になりますよね。

そこで今回は、ヘアアイロンの電気代について徹底解説します。また、メーカー別のヘアアイロンの電気代・ワット数や節電方法も解説。記事の後半では電源を消し忘れても問題ない便利機能がついたヘアアイロンのおすすめ商品も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

電気代を出すにはまず計算式が必要になり、「消費電力（W）÷1000×使用時間（h）×1kWhあたりの電気料金」で求められます。ただし、消費電力はヘアアイロンそれぞれの機種によって変わり、電気料金も電力会社により異なります。

ヘアアイロンやドライヤーなどの場合は、1時間単位で使用することはほとんどないので、分単位で電気代を出したいときには「消費電力（W）÷1000×使用時間（分）÷60×1kWhあたりの電気料金」という計算式で1分ごとの電気代を出すことが可能です。

たとえば1kWhあたりの電気料金が27kWhだとすると、40Wのヘアアイロンを20分使用した場合は「40÷1000×20÷60×27」となり、電気代は0.36円です。ヘアアイロンのプレートの幅によっても消費電力は変わるため注意が必要になります。以下で各時間ごとの電気代の目安を表します。

ヘアアイロンは使っているとついつい電源を消し忘れてしまうこともあります。もしヘアアイロンをつけっぱなしにした場合には、電気代がどのぐらいかかるのか気になりますよね。長時間つけっぱなしだと火事にもなりかねません。

たとえば27円/kWhの電気代で40Wのヘアアイロンを3時間つけっぱなしにした場合だと、電気代は3.24円になり、1日つけっぱなしだと25.92円かかります。10時間・12時間と続くと大変なため、消し忘れが心配な方には「自動電源オフ機能」が搭載された機種がおすすめです。以下の記事も併せて確認してみましょう。

パナソニックの場合、細かい温度設定や高性能ヒーターを搭載したモデルもあり、短時間で高温でセットできます。また、電源立ち上がり時間がわずか20秒ほどのものもあり、素早くセットができて電気代の節約がしやすいのも特徴です。

ほとんどのモデルで「自動電源オフ機能」を搭載していて、消し忘れ防止にもつながります。パナソニック「EH-HS0E」の電気代は、AC220〜240V使用時で40Wなので27円/kWhの場合、5分あたり約0.09円です。

サロニアのヘアアイロンは、髪にやさしいチタニウムコーティングとセラミックコーティングを使用しており、滑らかな使用感なので素早くスタイリングができます。また、電源を入れてから約30秒～35秒で立ち上がるので、電気代の消費を抑えることも可能です。

温度設定も120℃～230℃と幅広いので、高温で短時間で仕上げることもできます。サロニアの「ストレートヘアアイロン SL-004S」の場合、24mm幅で40Wの消費電力なので27円/kWhのときの電気代は5分あたり約0.09円です。

クレイツのヘアアイロンはデュアルセラミックヒーターを搭載し、熱伝導率が高く温度の上昇が早いので、スタイリングを短時間で仕上げられます。使用中の温度の落ち込みも最小限に抑えているので、高温のまま使用可能です。

「自動電源オフ機能」と「誤操作防止機能」も付いているので、消し忘れの防止や使用中の温度ボタンの誤操作を防げます。クレイツの「イオンカールプロ　SR　32mm」の場合、消費電力50Wなので27円/kWhで5分あたりの電気代は約0.11円です。

ヴィダルサスーンは、髪に熱を優しく素早く伝えるシルキーピンクコーティングを採用しており、スタイリングの時間を短縮できます。最高温度は180℃なので、弾力のあるカールも短時間でのクセ付けが可能です。

自動電源オフ機能付きで、電源を入れてから60分後に自動で切れるので、長時間の付けっぱなしの心配もありません。ヴィダルサスーンの「カールアイロン　VSI-3208/PJ」は32mm幅で消費電力73Wなので、27円/kWhで5分あたりの電気代は約0.16円です。

ヘアアイロンを毎日使用する方の中には、電源プラグをコンセントにさしたままにしている方も多いと思います。コンセントにさしっぱなしにしていると、使用していなくても待機電力がかかるので注意しましょう。

待機電力は一世帯あたりの消費電力の約5％と言われており、毎日積み重なればそれなりの金額にもなります。そのため、ヘアアイロンは使用が終わったら電源プラグをコンセントから抜くことを心がけましょう。

ヘアアイロンは髪を乾かしてから使用することで、短時間でスタイルリングできます。髪が濡れたまま使用すると、水分の蒸発に電力を消費するので余計な電気代がかかることになります。

また、濡れたままヘアアイロンを使用すると髪が傷む原因にもなるので、しっかり乾かしてから使うのがマストです。機種によっては「WET＆DRY機能」が付いていて、濡れたまま使用できるものもあるので購入前に確認しましょう。

ヘアアイロンでスタイリングするときには、毛束を少しずつ取りましょう。毛束の量が多いとアイロンの熱が加わるのに時間がかかり、アイロンを使う時間も長くなります。そうなると消費電力も上がり電気代もかさみます。毛束は少しずつとりながら、ある程度の温度でヘアアイロンを当てることで、しっかりクセ付けが可能です。

ホテルや旅館などの宿泊施設で、多くの客がドライヤーを使用するとブレーカーが落ちる可能性は高いです。また、建物が古い場合でも落ちる時はあります。しかし、1人がヘアアイロンを使用してもさほど影響はないため心配ありません。

ヘアアイロンを使用していると気になるのがドライヤーの電気代。ドライヤーも毎日使うものでパワーもあるので電気代が高いのではと心配にもなりますよね。

一般的なドライヤーの消費電力は強モードで1200Wほどになります。これを1回10分で27円/kWhで使用した場合、「消費電力（1200W）÷1000×使用時間（10分）÷60×27円/kWh」で1回あたり約5.4円になります。1回で約5円変わるので、ドライヤーもヘアアイロンと同じように節電を心がけることが大切です。

ヘアアイロンは忙しい朝でも手軽にヘアセットができるので、1台あると大活躍します。毎日使うヘアアイロンだからこそ、賢く使って電気代を抑えたいものです。ヘアアイロンを上手に活用して日々の電気代を節約しましょう。