【2023最新】遠赤外線ヒーターおすすめ15選｜デメリットは？電気代は安い？

穏やかな涼しさがだんだんと厳しい寒さに変わる季節です。そろそろ暖房器具を準備する方も多いのではないでしょうか？エアコンを暖房器具として使用している方も多いですが、エアコンだとすぐに部屋全体が暖まらない場合もありますよね。

そこでおすすめしたいのが「遠赤外線ヒーター」です。電気ストーブの一種で、安い価格と速暖性が魅力のヒーターです。遠赤外線ヒーターといっても「カーボンヒーター」「シーズヒーター」「パネルヒーター」「ハロゲンヒーター」と、さまざまな種類があります。

種類によってメリット・デメリットや暖める範囲も異なるため、使用用途に合わせて選ぶのが大切です。そこで今回は、おすすめの遠赤外線ヒーターとその選び方、さらに電気代の比較まで徹底的に紹介します。

寒い冬には速暖性に優れた遠赤外線ヒーターがぴったりです。遠赤外線ヒーターには下記のような特徴があります。

• 早く暖まる速暖性
• 空気が汚れない

風を出して暖めないため、乾燥もしにくいのが嬉しいポイントです。また、コンパクトなものが多いので設置場所も変えやすいのが特徴です。

赤外線は、高い温度の物から必ず放射される性質があります。赤外線ヒーターはこの性質を利用しており、遠赤外線ヒーターの内部に石英管と呼ばれるガラス管の中のニクロム線で熱を発生させ、この熱で赤外線が発生する仕組みです。

熱が発生すると自然に赤外線が発生し、量が多いほど体をぽかぽかに温めます。また、赤外線の中でも3～100マイクロメートルの赤外線が人に吸収されやすく体を温めやすいです。

遠赤外線ヒーターとセラミックヒーターの大きな違いは、温める場所にあります。遠赤外線ヒーターは電気による熱を遠赤外線で伝えて体を温めます。すぐに温まるのがメリットですが、電気代が高め・部屋全体を暖めることができない点がデメリットです。そのため、足元などスポット暖房として使用することに向いています。

一方、セラミックヒーターは温風により周辺の空気を暖める仕様です。リビングなどの広い部屋全体を暖めるほどのパワーはありませんが、脱衣所などの狭い場所であれば十分に暖められます。真冬のお風呂場でのヒートショック対策などにおすすめです。

早く暖めてくれる便利な遠赤外線ヒーターですが、下記のようなデメリットもあります。赤外線ヒーターは、部屋全体を暖めるよりも補助暖房や、脱衣所やキッチンなどの狭いスペースでの使用が最適です。

• 部屋全体を暖めるには適していない
• 使い方を誤ると低温やけどをする危険性がある
• 長時間使用すると電気代が高くなる

また、長時間当たると低温やけどする危険性もあります。特に、小さいお子さんやペットのいるご家庭は注意が必要です。

赤外線は安全な電磁波に分類されているため、長時間赤外線ヒーターを使用したとしても問題ありません。赤外線は、大きな枠組みで見ると電磁波に分類されます。

パネルヒーターはパネルに電磁波として熱を伝えるため、体に影響がないか不安になる方も多いです。特に、体への心配をする必要はありません。しかし、前述したとおり長時間の使用で低温やけどをする可能性があるので、その点については十分注意してください。

カーボンヒーターは付けてすぐに暖かくなり、電気代も抑えられるコスパのいい遠赤外線ヒーターです。発熱体がニクロム線ではなく炭素繊維でできており、暖まるスピードが速くパワーもハロゲンヒーターの2倍あるのでパワフルです。価格もリーズナブルで寿命も5年ほどもつので、全体的にコスパがいい点も特徴に挙げられます。

長く使い続けたい方におすすめなのがシーズヒーターです。遠赤外線ヒーターの中で1番寿命が長く、一般的に10年程使い続けられます。また、他のタイプよりも暖まりが遅いものの、じっくり暖めるので、暖かさが逃げにくいのが特徴です。

ハロゲンヒーターはとにかくすぐに暖まりたい方におすすめです。電源を入れてから約2秒ほどで暖まる、速暖性の高さが魅力に挙げられます。本体価格自体は安めですが、消費電力が高いのがデメリットです。

トイレ・玄関・洗面所などの狭いスペースでの使用や、エアコンを付けてから暖めるまでの補助暖房として活躍します。

パネルヒーターは、デスク下の足元などをピンポイントで暖めたい方におすすめです。パネルからの輻射熱（ふくしゃねつ）により暖まる仕組みです。暖めるまで時間がかかりますが、近くのものを暖める特徴があるので、じんわりと暖まります。

また、一旦暖まれば熱が逃げにくいという特徴もあります。火を使用しないため、お子さんやペットのいる家庭にもおすすめです。

最近では強弱の2段階出力だけではなく、3段階出力・人感センサー・サーモスタット・タイマーなど無駄な消費電力をなくし電気代を効率よく抑える商品が多くなっています。特に、消費電力が少ないパネルヒーターは節電したい人におすすめの暖房です。

5つの遠赤外線ヒーターの電気代を比較ました。電気ストーブは電気代が高いイメージがありますが、弱で使えば省エネにつながります。

サイズは置き場所によって適するものを選びましょう。遠赤外線ヒーターは、エアコンなどメインの暖房にはならず補助的な使い方になります。足元に置いたりスポットで使ったりと、部分的に暖める用途におすすめです。設置場所に合わせて、ぴったりのサイズを選びましょう。

【小さめサイズ】

トイレやキッチンなどの省スペース

【大きめサイズ】

リビングなどの広めの部屋

以下の記事では、トイレや洗面所など狭い部屋におすすめのヒーターを紹介しています。狭い部屋で使用するヒーターをお探しの方は、ぜひご覧ください。

最近の遠赤外線ヒーターは、安全機能が充実しており、火事を起こしにくい設計になっているものが多く販売されています。下記のような機能があると安心して使えます。

• タイマー機能・・・一定時間で電源をオフにする

• 転倒時自動OFF機能・・・ヒーターが倒れた際に自動的に電源が消える

• サーモスタット機能・・・規定の温度まで達すると自動で電源がオフになる
• 消し忘れ機能・・・一定の時間連続運転していたら自動で電源がオフになる
• チャイルドロック機能・・・子どものいたずらや誤った操作を防止する

発熱体に触れるとやけどをしたり、燃えやすいものが当たると火が出たりする場合もあります。特に小さいお子さんのいるご家庭では、安全機能が備わっているかどうかを必ず確認しておきましょう。

効率よく暖めるなら「首振り機能」があると便利です。広範囲を暖められるので、熱が一箇所に集中しません。狭い範囲だけを暖め続けていると、「電気代ばかりかかって、部屋が全然暖まらない！」なんて事態になる場合もあります。

また、広範囲での暖めをすると引火の防止も期待できます。効率のいい暖めや、安全面にも配慮したい人は要チェックの機能です。

電気代がかかりがちな遠赤外線ヒーターですが、省エネ機能を活用すれば電気代を抑えられます。電気代が気になる人は、下記のような機能が搭載されているかもチェックしておきましょう。

• 省エネ運転機能・・・一定時間人がいない場合、出力を下げて運転する
• 自動電源オフ機能・・・長時間人がいない場合に、自動で電源をオフにする

1930年初頭にイギリスで設立されたアラジンは、青い炎のブルーフレーム、石油ストーブで世界的に知られている企業です。80年以上たった今も、モデルを変え人々に親しまれている商品で暖房機の世界的ロングセラーです。

遠赤外線ヒーターはカーボン、グラファイトが多く、シンプルなデザインで縦型にも横型にもなる商品があります。技術力が高く、省エネについても優秀なヒーターのラインナップが豊富です。デザインと機能のバランスがよく、インテリアにもなるおしゃれなヒーターならアラジンがおすすめです。

山善は大阪に本社を置く大手の専門商社です。家電の販売もしていますが、金属加工・工作機械・住設機器・建材などの輸出入も手がけており、卸の専門商社として広く知られています。家電の特徴はシンプルなデザインで頑丈、安価でコスパに優れた実用重視の商品が揃っています。

遠赤外線ヒーターも評判がよく、立ち上がりが速く丈夫で長持ちする安全なヒーターが見つかります。

コロナは新潟県に本社を置く、暖房機や住宅設備などを扱う総合住宅設備メーカーです。石油ファンヒーター・石油ストーブ・エアコン・給湯機・美容機器など豊富な種類で、どれもシンプルな操作に加えて安全性が高く、価格も安い人気のブランドです。

ヒートポンプ式給湯器のエコキュートの製品を世界で始めて販売するなど、新しい取り組みも話題になっています。暖房機だけではなく住宅設備でも高いシェアを誇るメーカーです。

ハロゲンヒーターをもっと見たい人は、下記の記事もぜひチェックしてみてください。

遠赤外線ヒーターの消費電力は出力によっても違いますが、大体どこのメーカーも250~1200W程度です。意識をして節電しないと、一ヶ月の電気代の請求が跳ね上がる場合もあるので注意が必要です。こまめにW数を切り替えたり、長時間使わないときはスイッチを切ったりすれば電気代を抑えられます。

また、できるだけW数の幅が広い遠赤外線ヒーターを選び、冬は1200W・春先の肌寒い夜は250Wなど季節に合わせて切り替えましょう。

遠赤外線ヒーターはエアコンのように全体を暖めるのではなく、スポットで集中的に暖める用途に特化した暖房機です。石油ストーブのように空気が汚れる心配もなく、スイッチを入れて数秒でほかほかになる即暖性が魅力です。冬はもちろん、春先の肌寒い時期にも活用しましょう。