エアコンの掃除を自分でできる?効果的なエアコンの掃除の仕方とは?

毎日のようにエアコンを使う方も多いのではないでしょうか。エアコンは使えば使うほどホコリなどの汚れがたまります。エアコンの掃除を怠ると故障の原因にもなり、定期的なメンテナンスは必要になってきます。今回はエアコン汚れがたまる仕組みや掃除の仕方をご説明します。

エアコンの汚れは大きく分けて2タイプです。まずはエアコンが吸い込むホコリ、花粉などの粉塵物質やタバコのヤニなどニオイ物質です。次に、結露によりエアコン内で作られるカビや雑菌の汚れです。

エアコンのような空調家電は部屋の空気を吸い込んでからはき出しています。吸い込む時に家の中の様々な汚れが中に入り込みます。最初に受け止めて汚れてしまうのは「エアコンフィルター」ですが、すべての汚れがフィルターでブロックできるわけではありません。

また、夏に冷房を使うとエアコン内に結露が付着します。その湿気でエアコン内部はカビの温床になります。エアコンを強風運転するとホコリが飛んできり、黒っぽい塊が降ってくることはありませんか。

付着した黒カビとフィルターを通過したホコリなどが混ざりあって有害な物質を作っているためです。掃除をしないでいると、エアコンをかけるたびにセキ込んだり、喉がイガイガするようになります。そうなる前にお掃除をしなくてはなりませんよ!

なぜホコリがエアコンの中にたまるのでしょうか。エアコンが家に1台もない家庭はほとんどありません。その割にエアコンの仕組みについて知らない人が多いのが現状です。ホコリがエアコンにたまる原因を知るには、まずエアコンのシステムから説明しましょう。

エアコンから風がでるシステムと風の流れ

エアコンから吹き出る風はどこからやってくるのでしょうか。家庭用壁掛タイプのエアコンの場合は次のような仕組みです。

①エアコンてっぺんの吸込み口から空気を取り込んでフィルターを通過する。
②熱交換器を通過する。
③送風ファンを通過する。
④吹出し口から室内に風が送られる。その際に風向き方向を変える縦ならびの小さい羽根を通過する。

これがエアコンの風の流れです。エアコン本体が室内で周辺の空気を吸引してから風を吹き出しているのです。人でたとえるなら鼻で吸った空気を口ではきだすようなイメージです。

この風の流れは壁掛タイプだけでなく、全てのエアコンに共通の仕組みです。天井カセットタイプ、天井吊下げタイプ 、床置タイプなど、部品の形や構造が違っていても同じシステムです。

エアコンの室外機の役割は?

エアコンの室外機が外気の空気を取り込んで部屋の室内機におくっていると勘違いする人もいます。エアコンは室外の空気を取り込むように作られていません。 エアコンの基本的な構造は、室外機から室内機へと冷媒ガスを循環させることです。

室外機側の熱交換器とファンは室内の温度調節をコントロールする機能があります。冷媒ガスが室内で、空気中の熱を吸収または放出するために室外機を使うのです。夏場は室外機から熱い風が出てきますが、あれは熱を放出しているためです。

冷媒ガスの役割ですが、冷媒ガスが空気中の熱を吸収したり放出することでお部屋の温度を上げたり下げたりしているため、 冷媒ガスがなければエアコンは能力を発揮できません。冷媒ガスが漏れだして、じゅうぶんな量が冷媒配管の中に入っていない場合は、能力が低下し温度調節ができなくなります。

 

 

 

 

エアコン室外機カバーのおすすめ10選【日除けタイプ、箱タイプも】

最近はフィルター自動掃除機能が付いているエアコンがほとんどです。その場合でもフィルターの掃除は必要になります。フィルター自動掃除機能は毎日自分でフィルターに掃除機をかけないですむ程度と考えてください。

自動掃除機能や内部クリーニングが搭載されているからといって全く掃除をしない方がいますが機能だけに頼りきらず、チェックする必要があります。使う頻度にもよりますが、毎日使うなら最低でも1か月に1回は掃除が必要です

 

エアコンの内部クリーン機能の解説とおすすめの機種をご紹介

掃除道具で用意するもの

エアコンの掃除に必要な道具の準備をします。思いのほかホコリが舞い散るので簡単な養生やマスクなどの防御は必要です。高い場所なので脚立は用意しましょう。自分でエアコンの掃除ができるのはフィルターと吹き出し口あたりです。所要時間も1時間以内で終わる程度です。

 

マスク・シャワーキャップ ホコリを吸わないよう防御し、髪もホコリから守る
掃除機 ノズルは小さめでブラシ付きなどがベスト
新聞紙・ブルーシート 外したフィルターを置いたり、ホコリが飛び散るのでエアコンの周りのテレビなどの保護に使用
割りばし・ガムテープ 割りばしはガムテープで2分の1だけとめる
ウエットシート 割りばしのスリットに挟んで使う
歯ブラシ 熱交換器の溝のホコリをかきだす

 

フィルターの掃除

最初はエアコンのフロントパネルを引き上げて、フィルターの掃除に取り掛かります。使うのは主に掃除機です。簡単にポイントを説明しましょう。

掃除機でホコリ取り

これは大事なポイントですが、フィルターはエアコンにはセットした状態で、できるだけすみずみまで掃除機をかけます。いきなり外してしまうと衝撃でホコリが舞い上がってしまい大変なことになります。掃除機をかけたらなるべく 静かにエアコンから外してください。

取り出したフィルターには、特にてっぺんの吸込み口近い部分に細かいホコリがたくさん付着しているはずです。床に置いたら表側から掃除機をしっかりかけていきます。表にはフィルターがせき止めた比較的大きいホコリが付着しているはずです。

それらを裏側から掃除機で強力に吸うと、ホコリでフィルターが目詰まりしてしまうので注意しましょう

 

 

 

 

フィルターは裏からシャワーをかけて水洗い

お掃除をする2回に1回は、掃除機で吸った後にシャワーで水洗いをするようにしてください。掃除機で吸うだけでは取れない細かいホコリまでスッキリと落とすことができます。このとき、掃除機とは逆で、裏面からシャワーの圧力を当てるのがポイントです

表から水圧をかけるとホコリがフィルターの奥に詰まることがあります。フィルターの表側にホコリを飛ばすよう心がけてください。また、水洗いでも落ちないカビなどの汚れの場合は、台所の中性洗剤を使います。

ぬるま湯に洗剤をいれたらフィルターを浸して、歯ブラシなどでやさしく洗います。フィルターはそれほど強度が無く、周りの枠も厚みがありません。破損させないようくれぐれも注意が必要です。

 

吹き出し口とルーバーの掃除

まず、上下風向のルーバーを外します。一般的にルーバーは両端と真ん中の3か所でとまっています。真ん中の引っかけを外してから、左右のどちらかを外すと取れるはずです。右端に上下用のモーターがあるので、左を先に外し、最後に右を外します。

または、ホルダー側のスリットの方へ引き出すと外れます。右はルーバーモーターのジョイントで左はルーバーホルダーで刺してあるだけです。ルーバーの外し方に自信がなければ、メーカー名を入れて「ダイキン ルーバー 外し方」などで検索し、動画などで手順を見るとわかりやすいです。

破損させないようじゅうぶん注意しましょう。 ルーバーが外れたら左右の風向きを変える縦羽根があるはずです。その裏には横に長いローラーである送風ファンも見えるはずです。それらは自分で外せない部品です。歯ブラシを使ってホコリを落としつつ、割りばしにウエットティッシュを挟んだ道具でできるだけ汚れを拭き取ります。

フィルター自動掃除機能がある場合は?

最近のエアコンにはフィルター自動掃除機能が付いています。エアコンの巾に近い横長のブラシが内蔵されていて、このブラシがフイルターを縦になぞって表面のホコリを取る仕組みです。そのためブラシ自体はホコリまみれになっているんです。

メーカーの取扱い説明書の手順に従ってダストボックスごと外してください。ダストボックスやブラシを掃除機で吸引します。フィルター自動掃除機能はオプションのようなものです。毎日掃除機でフィルターを吸引する手間をちょっとだけラクにしているだけだと考えてください。

様々なメーカーからスプレー式エアコンクリーナーが市販されています。1,000〜2,000円前後で購入ができます。自分で手軽にカビ取りができると思ってしまいますが買ってはいけません。問題が多くあるのが市販のスプレー式エアコンクリーナーです。エアコンクリーニングのプロ200人に聞いてみたところ、スプレー式エアコンクリーナーを使用した掃除は80%の人がおすすめしないとのことでした

エアコンクリーナーは健康への影響がある

スプレー式エアコンクリーナーは水ですすぎ作業をしなので、薬剤が中で固まってしまいます。熱交換器の細かい目に詰まり、さらにはカビやホコリの付着をうながします。残った洗剤がエサになりカビが繁殖する原因にもなるのです。また落としきれない汚れがあるのでエアコンを使用すると黒いカビと洗剤も一緒に吹き出てくることになります。

エアコンの詰まりや水漏れの原因になる

プロの掃除では約20Lの水を洗浄に使用しますが、それでも少ない場合もあります。自分でスプレー式のクリーナーを使って水で洗浄しないため、熱交換器の表面が目詰まりになることがあります。他にもドレンパンやドレンホースに流しきれなかったスライム状の汚れがつまります。そのあとは故障してしまい、プロに修理やクリーニング依頼することがとても多いのです。

自分での掃除は吹き出し口部分やフィルターぐらいしかキレイにできません。カビが付いている部分は手前ではなく、エアコン奥の内部です。熱交換器や送風ファンには掃除機でホコリが取れない細かな凹凸がたくさんあります。ホコリがたまり結露がつくとカビがはえやすくなります。

エアコンクリーニングをプロに頼むと、自分では掃除できない内部の汚れまで洗浄してくれます。壁に取り付けた状態で、高圧洗浄機を使用して熱交換器や送風ファン、それらの裏側なども洗います。

ここからはエアコンクリーニングの流れに沿って、作業の詳細をお伝えしていきます。カビ・ホコリを全部取るには、安全に分解した後、業務用の高圧洗浄機が必要ですので、自分でできるものではありません。ここはプロに任せましょう。

エアコン吹き出し口のカビが発生!除去する方法を解説!

プロのエアコン掃除方法手順①分解

ますは、エアコンのフロントカバーを外し、次に、フィルターを外します。ここまでは自分でもできる部分ですね。プロの掃除でははエアコンの中が良く見える部分まで外していきます。最終的にはトップの吸引口や側面のカバーも取れていき、熱交換器が丸見えの状態になります

プロのエアコン掃除方法手順②

エアコンの養生は基盤などの機械部分に水分がかからないようにするためのものです。また、周りの壁の保護もできます。プロのエアコンクリーニングでは大量の水を使って洗浄していきます。汚れた水の排水用にビニールのチューブも取り付けます。

プロのエアコン掃除方法手順③洗浄

養生の次はいよいよ洗浄を開始します。高圧洗浄機で洗剤が含まれた水分を吸い上げて汚れを洗い流していきます。大変危険な強アルカリ洗剤を使うため扱いが難しく、プロにお任せしなければなりません。エアコン内部はブラシで掃除できるわけでないので、できるだけ洗浄力が強い洗剤を使って作業します。

洗剤でカビやホコリを落としていくと、 熱交換器部分の汚れはエアコンの室外機排水管から流れていきます。吹き出し口付近にかけた洗剤で取れた汚れは養生で取り付けた排水用ビニールチューブから流れていきます。

ここで大部分のカビとホコリが洗い流されます。洗浄したあとは汚れた真っ黒い水がバケツに貯まります。どんなエアコンでも1年使うと汚れがたまってしまいます

プロのエアコン掃除方法手順④フィルターとエアコンカバーの洗浄

フィルターと解体したカバーはご自宅の風呂場などを使います。 まず掃除機でフィルターの表部分から吸い取り、大きいホコリを取ります。 次に裏側からシャワーをかけていき、細かいホコリを水圧で落とします

表から水圧をかけると目詰まりの原因になってしまいます。そのあとは中性洗剤でフィルターとエアコンカバーについたカビを取り去り除菌もします。 最後に水分を飛ばして自然乾燥させます。

プロのエアコン掃除方法手順⑤排水ホースの掃除

プロのエアコンクリーニングでは、 結露した水を流す室外機の排水用のホースを通して熱交換器のホコリを流します。洗浄が終わった後に室外機に側で詰まりがないかを確認するのが普通です。詰まりがあるとエアコンの水漏れなどの原因になってしまいます。すべておまかせにせず、自分でもしっかり見ておくのが大切です。

プロのエアコン掃除方法手順⑥コーティング

プロのクリーニングの最終段階です。フィルターやフロントパネルを戻す前に、専用の薬品でコーティングをかけて防カビ処理を行います。プロのクリーニングによっては防カビをしないところもあります。事前に料金に含まれているかどうか、チェックしておくのがおすすめです。

プロに掃除を依頼する頻度はどのくらい?

エアコンを使用していればカビやホコリの蓄積は防げない問題です。月1回は自分でできる掃除をしつつ、やはりプロによるクリーニングも必要になってきます。プロのクリーニングは年に1回が目安で、冷房運転を終えた10月頃がベストなタイミングです。夏に結露がたまり、カビがはえていることが多いです。暖房を使う前にはキレイにしておきましょう。

エアコンの室外機は外側のカバーの中に熱交換用のアルミフィンやプロペラ、電気基盤があります。冷媒ガスが空気中の熱を吸収したり放出したりする際に室外機がファンを回す仕組みです。室外機が部屋の空気や外の空気を出し入れすることはありません

そのため室外機がいくら汚れても、健康面に影響は無いと思うかもしれません。しかし、室外機が汚れて熱交換器が目詰まりしているとエアコンの電気代や寿命にも関係してきます。熱交換器などの汚れを取ることで、モーターの負荷も減り効率が良くなります。掃除をした後ではと無駄な電力消費が減る可能性があります

カバーを開けてする室外機の掃除はプロに任せましょう。というのもエアコン側で電源を抜いて一定の時間放置しないと感電の可能性もあり危険をともないます。2年に1度くらいの頻度でメンテナンスをするとエアコンの機能が良くなります。自分でするのは周りのゴミ取りや外側を拭くぐらいにとどめましょう。

 

 

 

 

 

エアコンクリーニングの料金は、自動掃除機能付きのほうが複雑なため高いのが普通です。掃除機能付きが15,000円〜20,000円、機能なしだと10,000円〜12,000円くらいが相場です。そうはいっても最近のエアコンにはフィルター自動掃除機能付きがほとんどです。エアコンクリーニングで使いやすい業者を4つ選んで比較してみました。依頼の時の参考にしてください。

プロの掃除価格比較

  おそうじ本舗 おそうじ革命 くらしのマーケット ダスキン
1台料金(税込) 20,900円 17,600円 13,500〜15,500円 25,300円
複数割引 不明 あり 要相談 要相談
防カビ処理 あり 要相談 要相談 不明
対応の良さ
エリア対応
選ぶポイント 価格が安く技術力あり エコ洗剤使用で安心 個人業者を比較して選べる 対応の丁寧さ

自分で掃除ができない奥の汚れやカビを洗浄するにはプロにおまかせするのが一番ですね。プロに頼む場合は価格にかなり幅があり、ダスキン25,300円からくらしのマーケットの13,500までとなりました。

はじめて頼む場合は仕事の丁寧さや技術力などで安心なお掃除本舗に依頼するといいかもしれません。2回目からはリーズナブルなくらしのマーケットで業者を選んでいけば最初との作業や仕事ぶりの比較もできます。仕事が丁寧で技術力のある業者と出会えるとラッキーですね!

 

エアコンの掃除はさぼるとホコリやカビだらけのエアコンの風で過ごすことになります。自動掃除機能はフィルターでも内部クリーンでもそうですが、オプションだと考えてください。1年に1回は秋ごろにプロに掃除をしてもらい、さらに3年に1回はオーバーホールでネジまで全部洗浄するのがエアコンとの正しい付き合い方です。