エアコンに配菅カバーは必要?後付けできる?配管保護テープとの違い

エアコンは一度買うと7年から10年は使える空調機器です。そんなに長く使うものなのに配菅は保護テープだけで仕上げているのをたまに目にします。劣化してテープがボロボロになっていることもあります。配管カバーなら見た目も綺麗になりますし劣化もしにくいです。

エアコンの配菅とは

室外機と室内機をつなぐ2本の冷媒管、室内機から排水するためのドレン管の、計3本がエアコン配管の種類になります。さらにダイキンの「うるさら」は加湿ホースが増えて4本です。この配管を通すために壁には穴が開けられます。

室外機側では排水可能な位置にドレン管の排出口を出しておきます。ここまでが基本の配菅の形です。配管はスポンジの断熱材で巻いてまとめられます。仕上げは標準工事のテープ巻きか、別料金で化粧カバーを付けて完成させます。

エアコンの配菅カバーは必要?

エアコンの取り付けで配菅をテープ巻きだけで仕上げる場合があります。また、テープ巻きの上に化粧カバーを取り付けた仕上方法もありますね。化粧カバーを取り付けるのは第一に配菅保護の役割があります。直射日光や雨風などの過酷な天候から配管を守ります。

それに機能上は問題がなくても、美観の面で灰色のテープでぐるぐる巻きの仕上げでは見栄えが良くありません。 配管の化粧カバーでをかぶせると見た目がすっきりしておすすめです。

エアコンの配菅カバーが必要なケース

部屋の中や外のインテリアをそこねたくない場合は配菅カバーをおすすめします。テープ巻きでは景観がよくないですからね。壁面の色にあわせてカバーを選ぶことができますよ。

配管保護の面からも、台風などが多い地域はカバーを取り付ける必要があるでしょう。 また、エアコンの効率の良い冷却機能を望むなら、カバーを付けたほうが断然有利です。配管が直射日光から守られるのでエアコンの稼働に負担が少ないです。

エアコンを数年以上買い替えや移設する予定がもない方も、今後長く使うことを考えると安易なテープ巻き仕上げではそのうち劣化してしまいます。しっかり保護してくれる配菅カバー仕上げをおすすめします。

 

エアコンの配菅カバーが必要ないケース

エアコンの配管カバーが必要ないケースがあります。順に説明します。

そもそも見栄えが必要ない場合

エアコンの配管にはテープ巻きで十分で見栄えを気にしないのなら配管カバーは必要ありません。たとえば工事現場に建てた仮設のプレハブであったり、倉庫などでインテリアに関係ないスペースなどです。しかし、長い間にはテープが劣化し、配管も劣化する恐れがあります。そうなればエアコンの機能が落ちる可能性は高くなるでしょう。

室内側に配管が見えない場合

住宅の設計上で配管を室内側に見せないように作る場合があります。エアコン本体で壁穴を隠して取り付けられるため、配管が室内側に見えません。その場合は室内側の配管カバーが必要ありません。

隠蔽配管で作られた場合

壁の穴が隠蔽配管になっている場合は室内と室外で配管が見えないため、両方ともカバーは必要ありません。隠蔽配管とは室内と室外とで 壁の穴の位置が異なっている穴あけの仕方です。室内はエアコン本体で隠せる高い位置に穴があります。室外では下の位置に穴があり、室外機の裏に穴がくるイメージです。

エアコンの配管を壁の中に隠すよう設計されているため、家の内外で景観を損ねることもなく、雨風に打たれたりすることがありません。 そのため、室内機も室外機ともに配管カバーの必要がありません。

 

エアコン配菅カバーのメリット・デメリットや費用など

メリット

配菅カバーを取り付けると見た目がキレイ、劣化から配管を守る、エアコンの熱交換の効率がよくなる、などのメリットがあります。 配菅は外部で直射日光や雨・風にさらされているのでテープ巻きの場合は数年で劣化し破れることになります。

配管は断熱のスポンジシートを付けてからテープでしっかり巻かれていますが、テープが劣化して熱がこもるとエアコン自体の機能が落ちる原因にもなりかねません。配菅カバーを取り付けると劣化から守り機能の低下も防ぐことができます。

配菅カバーを取り付けると見た目がかなり違ってきます。外壁や室内の色にあわせて カバーを取り付けられ、部屋の雰囲気をこわしません。壁穴には丸いウォールカバーで蓋をするので仕上がりもキレイでおすすめです。

デメリット

配菅カバーを取り付けるとテープ巻きに比べて費用がかさみます。なぜかというと配菅カバーはオプション扱いだからです。新規の場合はエアコンの取り付け相場の10,000円~18,000円をスタートに、カバーパーツの種類や長さを足していくので最終的には見積り次第になります。

既存のエアコンにカバーを付ける場合は、新設の2倍以上費用が掛かります。これはエアコンの取り外し・取り付け工事が必要になるため、どうしても高額になってしまいます。取り付け費用は家電量販店での価格と専門業者によってもかなり異なります。

家電量販店の取り外し価格を例にすると4,000円くらいですが、エアコン専門業者では2倍の8,000円が相場です。一般論としていうならば、エアコン専門業者のほうが技術がしっかりしているのでおすすめです。

エアコンの配管カバー取付工事価格目安

新規のエアコンに配管カバーを取り付ける場合や既存のものに後付けする場合は次の表を目安にしてください。実際は取り付けるライン取りの難易度もあるので見積もり次第になります.また、既存に後付けする場合は、エアコン取り外し・取り付けがかかり高額になります。

 

配管カバーの取付工事価格 室内機側新規 /後付け 室外機側新規 /後付け
ヤマダ電機 見積もりによる 5,000円~(長さ2m以内、ヘッドカバー、端末カバー付き)/18000円~+配管カバー代
ジョーシン 9,537円~(長さ2mまで、本体出口、曲がり、壁出口カバー各1個含む)/15000円~+配管カバー代 4,629円~(長さ3m以内)/18000円~+配管カバー代
ケーズデンキ 10,000円~(長さ1mまで、曲がり、出口各1個含む)/15000円~+配管カバー代 5,000円~(長さ2m以内、本体出口、壁出口カバー各1個含む)/18000円~+配管カバー代
ヨドバシ 7,000円~(長さ1mまで)/15000円~+配管カバー代 5,000円~(長さ2m以内)/18000円~+配管カバー代
エディオン 見積もりによる 4,800円~/18000円~+配管カバー代

配管カバーの取り付け費用を安くする方法

配管カバーの費用を少しでも抑えたい場合、再利用を考えてみましょう。たとえば引越しなどでエアコンを移設するときに、以前の配管カバーを引越し先で再利用できることがあります。ただ、長さが足りなかったり変色などして劣化がある場合は使えないケースもあるので業者に相談してください。また、別途カバーの取り付け工料はかかります。

 

化粧テープで配管カバーの代用をする場合

配管カバーの代わりに化粧テープ仕上げをする場合があり、これはエアコンの取り付け標準工事に含まれています。劣化した場合に自分でテープを巻くことも可能です。用意するのは粘着テープと非粘着テープの2種類です。

劣化しにくいおすすめのメーカーはセキスイ、トーヨー、因幡、ミリオンのテープです。日東電工のテープは持ちが良くないのでおすすめしません。テープの価格は因幡の粘着・非粘着テープで合わせても1000円前後で購入できます。

巻き方はキャンパステープ巻きにします。これは粘着テープを配管に巻き付けてから、その上に粘着テープを巻き付け、しっかり保護するやり方です。最初に非粘着テープが使われているため、上に巻き付ける粘着テープが微調整しやすく、ヨレずに巻くことができます。

巻くときのポイントは必ず下から上に向かって巻き付けます。逆にするとホコリがテープの重なり部分に入り込んで劣化を早める原因になります。

 

 

 

エアコン配菅カバーの種類

エアコンのカバーといってもピンとこない方もいるでしょう。今までは配管テープ巻きで済ませてた方でも、見栄えが気になりだしてカバーを付けたいと思うようです。次にエアコンの配菅カバーの種類などを見ていきましょう。

エアコン配菅カバーのカラーバリエーション

配菅カバーの色は5色展開されています。おすすめの人気の色はアイボリー、次にホワイトです。グレーはモダンなコンクリート打ちっぱなしの壁によくあいます。他にブラック、ブラウンがあり、それぞれ外壁や屋根の色にあわせて選ぶことができます。

流行りのカフェやブルックリン風のインテリアにはアイボリーよりもブラウンやブラックが良く合います。モダンインテリアならホワイトですっきりさせるのがおすすめです。配管カバーをもはやインテリアの一部として考えるとオシャレですよ。

 

エアコン配菅カバーの形

コーナーカバースリムダクトウォールカバーなどあります。カバーの形やサイズはエアコンメーカーの配管の太さによって異なります。取り付け業者に機種名を伝えておく必要があります。たとえば、ダイキンのうるさらは加湿用の配管があるので太めのスリムダクトが必要です。

室内の壁に出っ張りがあったりする場合はパーツを駆使してキレイにつなげる必要があります。常に水平、直角、垂直と組み合わせて壁にはわせていきます。各パーツの形状は下のリンクからご覧いただけますよ。

因幡電機の配菅カバー覧

配菅カバーの後付けはできる?

室内機の配菅カバー後付け

室内の配管カバーの場合、エアコン設置後のカバーの後付けはほぼできません。テープ巻きで既に出来ている配管ルートはそのまま利用はできないでしょう。カバーを取り付けるための水平・垂直のルートとはだいぶ違います。

配管カバーの施工では配管ルートを決めたあとにミリ単位でエアコンを設置します。その後はカバーがピッタリあうように調整していきます。標準のテープ巻き仕上げでは水平垂直のルートは必要なく、大まかなルートで作り上げられています。

配管カバーに合わせて既存の配管を無理に曲げたりすると配管が折れたり、ガス漏れの心配もあるので無理は禁物です。

室外機の配菅カバー後付け

室外配管については室内より多少自由度が高いので、設置後にカバーが取り付け可能なケースがあります。それでも配管ルートによるので、無理はできません。室内機と同じでガス漏れ、配管折れに注意が必要です。

予算があれば取り外し・取り付けの手順を踏んでも良いでしょうが、次に買い替えるまでは配管テープを巻いてしのいで過ごすのが無難です。

 

どうしてもカバーを付けたいなら設置をやり直すしかない

費用がかかるけれど、どうしても配管カバーを取り付けたいのならエアコンの設置からやり直しになります。室内機、室外機を取り外し、配管のルートを決めなおします。配管の長さが足りなければ別途配管を用意する事になるでしょう。

再度設置してカバーの取り付けをします。 取り外しと取り付け料金が発生し、その上オプションの 配管カバー料金がのってきます。

取り外し・取り付けだけで安くて18,000円から高いところで26,000円ぐらいです。とりあえずテープ巻きにして後で配管カバーを取り付けようとするなら、かなりの出費になるので注意しましょう。

エアコンの配菅カバー施工の注意点

施工業者によって仕上がりに差が出る

エアコンをネットで安価で購入し取付けることがあります。設置料込みの場合もよくあり、業者を自分で選べないことがほとんどです。いくら設置の基本料金が安いとはいえ、上手に取り付けしてもらえるとは限りません

気に入らなくて結局他に頼んでやり直してもらうことがよく起こります。また、施工不良をさせない為には、配管のことなどを下調べをしておくといいでしょう。作業中には張り付いてよく見ていることです。監督するわけではありませんが、自分でも配置などの指示をするようにしてください。

配管カバー施工後のチェックポイント

室内機・室外機はバランスのいい場所に設置ができてるか

配管カバーの仕上がり具合は、エアコンの配置によっても大きく左右されます。配菅が無理のない曲がり方でまとめられて室外機側に出ているか、室外機も室内機もまわりのスペースの取り方に無駄がないか、などといったことに注意しなければなりません。

業者を信頼してすべてお任せにしているとあとで思い通りの設置でなかったりしても取り返しがつきません。工事中は常に見守っていることです。せっかく費用をかけて配菅カバーを付けても台無しになってしまいます。

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カバーが壁穴から水平、垂直で渡されているか

配菅カバーは水平と垂直の組み合わせです。長いスリムダクト、繋ぎにコーナーパーツ、壁穴にウォールカバーなどをかぶせて虫の侵入を防ぎます。業者の職人さんがスリムダクトをカットして直角を作りコーナーパーツをかぶせます。

カットした後に微調整してやすりで合わせる際に上手さに差が出てきます。水平さはつなぐ距離が長いと余計にわかります。

カバーが壁から浮きあがっていないか

カバーが浮き上がるということは壁にとめるビスの長さが足りない可能性があります。壁の材料の認識が無いと起こるミスです。ビスが効く部分まで到達していないので固定されないで浮いてしまいます。自分でもしっかり固定されているかチェックすることです。

室内機との接続部分に隙間がないか

エアコン室内機とカバーの密着したところをピタッと合わせていないカバーはよくあります。微調整が上手でないと起こる現象です。スリムダクトを短くカットし過ぎてしまうと隙間が目立ってしまいます。

上手な業者は長めにカットしてから1㎜以下の微調整をヤスリをあてて行います。隙間があったら妥協せずやり直しを要求しましょう

おすすめの取り付け業者見つけ方

くらしのマーケットで取り付け業者を見つける

くらしのマーケットに個人で登録している取り付け業者はかなり多いです。口コミや評価が一目でわかるので選びやすいでしょう。取り付けにかかる最低限の価格が表示されていて、そこに配菅カバーなどオプションをのせていく仕組みです。くらしのマーケット内でメールのやり取りがあり、工賃や工事の日程などを決めていきます。

エアコン取り付け くらしのマーケット

クールプランニングに取り付けを依頼する

エアコンの購入時に取り付け工事費込みで安くあげて失敗すると、次からは上手なところに依頼したくなりますよね。クールプランニングは東京都調布市にあるエアコン専門の取り付け屋さんです。室内ダクトカバー施工が大得意でどんなに難しい位置関係でも美しくまとめ上げるセンスと技術は抜群です

口コミでうわさが広がり、全国から声がかかるほどです。長期で地方に出張に行くほどの腕前をもつエアコンの専門家です。10年前は社長自ら設置をされていましたが、最近は弟子?に任せることが多いのでしょうか。大手リフォーム会社などに技術指導もしているようです。

どこよりも美観重視のクールプランニング

まとめ

エアコンの配管カバーは劣化させないためにもかなり必要なアイテムでしたね。設置場所で使うパーツが違ってくるのでオプション価格になるのも納得です。インテリアの一部と考えると手抜きはできないのが配管カバーではないでしょうか。後々のことを考えるとカバーはマストですね!