エアコンの取り付け工事は業者に依頼すべき！費用や業者探しについて紹介

エアコンを購入して取り付けるには、専門の工事業者に依頼するのが一般的ですよね。取り付け工事の相場費用は1～2万円とあまり安くない金額なので、工事費用を抑えたい方は自分で取り付け工事を行う場合があります。

しかし、自分で取り付け工事を行う場合は、専門知識がいるので大変難しいです。仮に自分で取り付けしたとしても、エアコンが正常に動かないリスクもあります。また、自分で工事をする場合は、すべて自己責任ということを覚えておきましょう。

本記事では、エアコンの取り付け工事について詳しくまとめました。自分でエアコン工事を行う場合はリスクが高すぎるので、基本的に取り付け業者に依頼しましょう。

エアコンの取り付け工事は専門知識がいるため、たいへん難しいです。また、必要な資格があるのか知らない方も多いです。ここでは、エアコンの取り付け工事について、注意点も含めてご紹介します。

一般家庭のエアコン取り付け自体には、必須資格はありません。正しい方法と順序を守れば、一応自分でも取り付けることはできます。

取り付けのみなら特別な資格はありませんが、使用する際に必要となるコンセントの移設や切り替え、電気系統の作業は電気工事士の資格が必要です。なので、エアコン取り付け工事は非常に難易度が高く、結果的に資格がなければできない作業があることを覚えておきましょう。

電気工事士の資格がない限り、電気系統の工事を自分ですることは不可能なので、取り付け業者に依頼しましょう。

エアコン取り付け工事を自分で行う場合、専門知識が必要になります。エアコンの設置に必要な据付板を取り付ける段階で、壁の材質によって必要な工具や、エアコンを取り付けた際の強度の違いなどを認識する必要があります。

その他にも、配管接続のフレアナットの扱いや、真空引きなどの知識や技術が必要です。一般の方が自分で調べて個人で行うには無理なことが多いです。

エアコン業者の繁忙期は、依頼件数の多い3～4月・7～8月です。繁忙期にエアコンの取り付けを依頼すると、専門業の方でもミスをすることがあります。施工ミスが原因で外壁が割れた、水が漏れてきたなどのトラブルになることも。

専門のエアコン業者でも施工ミスをする場合があるため、知識や技術がない素人がトラブルなく取り付けることは、まずできないでしょう。

自分で取り付けるのが不可能なら、業者に依頼する必要があります。エアコンの取り付け工事はどこに依頼すればいいのかご紹介します。家電量販店と専門業者の2つから選ぶことがほとんどなので、特徴などを見てみましょう。

新しいエアコンを家電量販店で購入した場合、購入した家電量販店にそのまま取り付けを依頼するパターンが最も多いです。家電量販店に取り付け工事を依頼した場合、それまで使っていたエアコンの取り外しや、処分手続きまで一緒にすることができて便利です。また、比較的費用が安いのが特徴です。

しかし、家電量販店でエアコン取り付けを依頼すると、工事をしてくれるのは家電量販店と連携している協力会社の場合が多いです。そのため、専門業者に比べて工事が雑な場合があります。中には手抜き工事を行う業者もいるようです。

家電量販店で依頼する場合は、口コミを参考にして依頼するのも1つの手です。安く丁寧に取り付け工事を行ってくれる家電量販店を探しましょう。

専門業者に依頼する場合は、各専門業者によって価格が違うので、事前に見積もりを依頼し、料金を比較しながら選びましょう。相場は12000円から15000円程ですが、オプション作業が必要な場合はその分料金が加算されます。

専門業者でも優良業者とはずれ業者があります。工事費を抑えるために安めの専門業者を選ぶと、手抜き工事をしている危険性があります。見積もり金額、対応、アフターサービスなどを総合的に見て選ぶのがベストです。家電量販店と同じく、口コミも大きな判断材料になるので確認しましょう。

近頃は、ネットでエアコンを安く購入できるサイトがあります。しかし、エアコン本体を安く購入できても、初期費用を抑えられない場合もあります。失敗する原因となる落とし穴について解説します。

大手家電量販店では、エアコン本体に「標準工事費」が加算された価格で販売していることがほとんどです。壁に穴を開けたり、2階に室外機を設置したり、追加工事が必要なときのみ、別途費用がかかります。

ネットで8畳用エアコンを定価より安い2万円で購入しても、工事費は別途と書かれている場合が多いです。なので、本体を安く購入できても、別途工事費を含むエアコン全体の導入費用が、結局的に3万円～4万円かかることになります。

エアコン本体を安く購入できても、工事費が別途なら全然安く済みません。むしろ、標準工事費が価格に含まれている家電量販店で、セール時に購入した方が安く済むこともあるので、お急ぎでない方は随時チェックして安いときに買いましょう。

ネットで購入したエアコンの取り付け工事は、11000円以上の場合が多いです。エアコン本体に工事費が加算された金額が初期費用なので、本体が安いからとむやみに購入するのは控えましょう。

取り付け以外の追加工事がある場合、更に費用がかさみます。ネットで購入した場合、取り付け工事の価格しか掲載されていない場合が多いので、追加費用がかかるなら事前に調べておきましょう。追加費用は家電量販店よりも高い傾向にあるので、選ぶ際は必ずチェックしてください。

標準工事とは別に、追加で工事をする場合の相場をまとめました。状況ごとにかかる費用は違いますので、ぜひ参考にしてください。

エアコンを取り付けるためには、壁に穴を開ける必要があります。エアコン用の穴がない場合は、エアコンを取り付けられないので注意しましょう。家電量販店によっては、基本工事料金の中に含まれている場合もあります。

家電量販店で穴開けを依頼すると木造3000円～、コンクリート10000円～が相場費用です。家電量販店よりも高額になります。

エアコン業者に依頼した場合、家電量販店よりも高額になり、コンクリートは22000円～が相場です。エアコン業者では木造の壁のみ追加費用がかからないことが多いので、見積もりの際に確認しましょう。

室外機は、1階に置く場合は追加費用がかかりませんが、2階のベランダに置いたり壁に取り付けたりすると追加費用がかかります。置き方によって価格も変わりますが、2000円～20000円ほどが相場です。

また、エアコン本体と室外機をつなぐ配管の長さは4mまでなら基本工事費用に含まれていますが、延長する場合は3500円～かかります。

エアコンの取り付け工事は、自分自身で行うよりも業者に依頼するべきということがお伝えできたと思います。ある程度お金はかかりますが、自分自身で行うよりもリスクが少ないので、業者の方に依頼するのがおすすめです。じっくり見積もりをして、よりお得で評判のいい業者にお任せしましょう。