ドライヤーの時間短縮のコツ｜髪の毛乾かす時間何分？平均時間や時短アイテムも紹介！

ドライヤーで髪を乾かすには何分かかるか把握していますか？長時間使用する場合や、逆に面倒だからと生乾きの状態を放置している場合、いずれも髪・頭皮のダメージの原因になってしまいます。また、長くドライヤーしているとアパートなどではうるさいと感じられてしまうこともあります。

髪がダメージを受けてしまうときれいなサラツヤ髪をキープできなくなったり、湿気の影響を受けてうねりやすくなるのです。このようなトラブルを防ぐためにも、今回はちょっとしたコツを意識するだけで平均時間より髪を早く乾かせるドライヤーの時間短縮方法を紹介します。

さらに髪を乾かす時間の短縮に便利なアイテムについて紹介するので、時短で髪を乾かす方法を実践して、髪へのダメージを防ぐヘアケアを試してみてください。女性やロングヘアの方は必見です。

ドライヤーをかける時間の目安はどの程度かご存知でしょうか。男性やショートヘアの場合は髪が短く割と早く乾くので、平均的なドライヤーの使用時間はおよそ5分です。しかし、髪が長いとその分乾かす時間もかかり、中には30分以上ドライヤーをかけている人もいます。

髪へのダメージを考えると、ドライヤーをかける理想の時間は10分以内です。髪の長さに関わらず、過剰なドライヤーの使用を防ぐためには使用時間の短縮を目指すのが最適です。

髪を乾かすベストなタイミングは、入浴・シャワー後すぐです。洗髪後の髪を放置しても髪も自然と乾きますが、濡れている時間が長いほど髪へのダメージリスクが大きくなるので避けてください。

濡れている時間が短いほど髪への負担は少なくなるため、遅くとも入浴・シャワー後30分以内には乾かすようにしましょう。

髪が濡れると、髪を保護するキューティクルと呼ばれる層が開きます。キューティクルが開いている状態は摩擦や外部からの刺激に敏感になるため、髪が傷つきやすくなります。とくに、タオルでゴシゴシと拭いている場合は要注意です。

刺激に敏感な状態のときに髪同士をタオルでゴシゴシと擦ってしまうと、自分から髪を傷めつけているようなものです。また、髪をしっかり乾かさずに寝ても枕と髪で摩擦が起こるため、枝毛や切れ毛など起こりやすくなります。

頭皮に存在する菌は普段悪さをしませんが、繁殖しすぎると湿疹やフケ・かゆみを誘発します。この雑菌の繁殖を促すのが、髪や頭皮の蒸れです。つまり、髪が濡れている状態が続けば続くほど菌の繁殖を促し、頭皮が荒れやすい環境を作ってしまいます。

髪が乾いていない状態で寝ると髪へのダメージの原因になるだけではなく、枕と髪の間が乾きにくくなるために枕についた皮脂などの汚れがエサとなり、雑菌が活発に繁殖をします。最近、頭がかゆい・頭皮が荒れていると感じるなら、髪をきちんと乾かさずに寝ていないか振り返ってみましょう。

髪が濡れている状態で寝ると、朝に寝癖がつきやすくなる点もデメリットです。仕事前の忙しい時間に寝癖がついているとセットする時間が長くなるため、それだけでセットに時間がかかってしまいます。朝にシャワーを浴びるのであれば寝癖は特に問題はありませんが、朝の忙しい時間帯に髪のセットにかける時間を増やす原因となるのです。

髪がしっかり乾いた状態で就寝すれば、寝癖もつきにくくなり、翌朝のセットもしやすくなります。

髪を濡れたままで放置するのは好ましくありませんが、ドライヤーを長時間あてて髪を乾かしすぎるのもNGです。きちんと乾かそうと熱風を当てすぎてしまうシーンもあるかもしれません。ドライヤーの熱風で髪が高温になると、キューティクルが剥げてしまう場合があるのです。

キューティクルが剥げると髪内部の水分が蒸発してしまい、パサつき・ゴワつきが生まれます。水分が少ない髪は静電気が起こりやすくなるため、髪の広がりも起こります。しっかり乾かそうとするあまり、ドライヤーを長時間あてすぎると逆に髪のトラブルになる場合もあるため注意しましょう。

髪を乾かす時間を短縮するためにはタオルドライが重要です。なぜなら、タオルでしっかりと髪の水分を取り除けば、ドライヤーの使用時間を減らせるからです。タオルドライの方法は簡単で、まずは髪の根元・頭皮にある水分を取るように優しくタオルを押さえつけましょう。

髪は、基本的に根元から乾かすと効率的です。ある程度水分が取れたら、髪の中間・毛先の水分を取り除いていきます。その際、ゴシゴシと擦るのではなく、なるべく摩擦が起きないようポンポンと挟んで叩くようにしましょう。

また、お風呂上がりのスキンケアの合間に洗髪後の髪をタオルで巻いておくと、タオルが余分な水分を吸収してくれるので、さらに髪を乾かす時間短縮につなげられます。

タオルドライが終わったら、ドライヤーで髪を乾かしていきます。実はドライヤーの噴出口付近は100℃近くになり、髪を構成しているタンパク質を変性させるには十分な温度です。そのため、ドライヤーの温風を髪の近くであて続けてしまうのは髪のダメージにつながります。

髪を乾かす際は、ドライヤーを髪から10〜20cm離して使いましょう。丁寧にタオルドライをしていれば、ドライヤーの温風を近距離であてなくても10分以内でしっかり乾きます。

髪を乾かすとき、最初に中間から毛先を乾かしてしまう人が多いかも知れません。中間部分よりも、まずは髪の量が多い後頭部から乾かすと、時短につなげられます。後頭部を乾かす際は少し下を向いた状態で、髪を前に持っていくように乾かしていくのがきれいに仕上げるポイントです。

また、髪の根元が乾いていないと結果的にオーバーブローになり、中間～毛先の乾かしすぎにつながります。髪の根元が一番乾きにくいため、根元→中間→毛先の順番で乾かすようにしましょう。髪の根元から乾かすと中間・毛先にも風が届き、時短になります。

また髪のキューティクルは根元から毛先に向かって開くので、髪内部の水分を余計に蒸発させてしまうのを防ぐために根元から毛先へ風を流すのが正しい乾かし方です。時間はショートは3分・ミディアムは5分・ロングは7分を目安にしてください。ロングの方でも7分以上かけると、静電気の原因にもなりますので注意してください。

美容院で、美容師がドライヤーを振りながら使っている様子を見た経験がある人は多いですよね。ドライヤーを振る理由は、髪に熱がこもらないようにするためです。一定の部位にドライヤーをあて続けると、一箇所に熱がこもります。髪へのダメージを少なくするなら、自宅で髪を乾かすときもドライヤーを振りながら風をあてましょう。

慣れないうちは腕が疲れてしまい、均等に風をあてられないかもしれません。使っているうちにだんだんとドライヤーの振り方のコツがわかってくるので、諦めずに続けていきましょう。

ドライヤーの温風で髪の8割程度乾いたら、仕上げに冷風で髪の熱を逃して完了です。冷風をあてるときも、髪の根元から毛先に沿ってあてましょう。このように冷風で仕上げる習慣をつけると、ドライヤー本体の熱を冷ましやすくなり、モーターへの負担を減らせるので髪だけでなくドライヤーも長持ちしやすくなります。

なお、基本的にドライヤーの使用後は温風のままで放置すると本体にも熱がこもってしまい、モーターへの負担が増えて耐久性を低下させてしまいます。つまり、冷風仕上げは髪にとってもドライヤーにとっても適切な方法なのです。

髪を乾かす理想の時間は10分以内とはいえ、どうしても乾かすのに時間がかかる方も多いですよね。そんなときに便利なアイテムが「時短スプレー」です。時短スプレーを髪にかけて乾かすだけで、2〜5分の速乾性が期待できます。

髪を早く乾かすには、高温よりも大風量の方が熱による髪へのダメージを抑え、かつ髪を乾かす時間も短縮できます。大風量ドライヤーなら髪全体に風を送れるため、一般的なドライヤーよりも大幅な時短が期待ができます。

中でも、ダイソンのドライヤーは扇風機や掃除機の風の技術を活用したパワフルな風量を再現している点が強みです。以下の記事で大風量ドライヤー・ダイソンのドライヤーについて解説しているので、気になる方はあわせて読んでください。

根元を乾かそうとドライヤーを髪に近づけすぎていて、ヘッド部分の後ろの小さな穴に髪が絡まってしまう場合があります。そのまま使っていると髪が焦げてしまうので、まずは電源を切ってコンセントを抜いてください。

軽度の絡まりならそのまま簡単にほどけますが、ひどい絡まりの場合は無理に引っ張ると切れてしまうので、トリートメントオイルなどをつけてからほどいてください。それでも取れない場合は最終手段としてカットするしかありません。

ドライヤーの仕様時間短縮には、髪の正しい乾かし方を覚えるのが必須です。正しい乾かし方を覚えれば髪へのダメージも抑えられます。髪を早く乾かして、潤いのあるツヤ髪をキープを目指しましょう。