キヤノン プリンター MF232W

トナー交換用の純正トナーカートリッジは、以下の2品番があります。

・トナーカートリッジ 337(CRG-337)

・トナーカートリッジ 337VP(CRG-337VP)

337VPは、337の2本パックモデルです。

他社が製造している、互換トナーカートリッジも販売されています。

互換トナーは、純正トナーではない代わりに、価格はかなり抑えられています。ただし、故障時にメーカー保証は付かない場合が多く、互換トナー起因で本体が故障した場合、自費での修理が必要となることは、ご注意ください。

本製品の印刷スピードは毎分23枚で、家庭でよく使われているインクジェットプリンターに比べると、圧倒的に速い印刷スピードを実現しています。

また、コピー機能についても、メーカー独自の独自のオンデマンド定着技術により、スタートボタンを押してから9秒でコピー可能です。急いでいるときにも、ストレスなくコピーすることができます。

本製品は、複数のパソコンとワイヤレスで接続できるIEEE802.11b／g／nに対応の無線LANを装備しているので、ケーブルに煩わされることなく、印刷やスキャンができます。

また本製品は、Wi-Fiルーターが不要な、ダイレクト接続が可能なアクセスポイントモードに対応しているので、スマートフォンやタブレットと連携した活用が可能となります。最大5台の同時接続が可能で、有線LANとも併用できます。

スマホなどのモバイル機器から、無線LANアクセスポイント経由でデータを受け取り、画像データやウェブページを印刷できる「モバイルプリント」機能を備えています。

わざわざPCにデータを落とす必要がないので、モバイル機器に保存しているデータを手軽に印刷できます。

またその逆に、本製品でスキャンしたデータを、モバイル機器に簡単に取り込むこともできます。

モバイル機器のデータを印刷する機会が多い方には、おすすめできる特長です。

動作時は「静音モード」もあり動作音はあまり気になりませんが、電源を入れた時の起動音が少し大きめなので、リビングで使用する場合は気になる方がいるかもしれません。

また、小さなお子さんが寝ている部屋での使用や、夜間での使用も少し神経を使うことになりそうです。

これは製品の仕様なので仕方ないのですが、本製品には両面印刷機能がありません。

両面印刷機能を求めるのであれば、本製品は選択できないので、購入時に注意してください。

特に、事務所で使う場合は、経費節減のため両面印刷機能を使うことが多いと思います。ニーズとよく相談して購入可否を検討してください。

PCをWiFiでインターネットに接続している場合、本製品をWiFiにダイレクト接続しようとすると、PCとWiFiの接続を切る必要があります。

従って、PCでWebページを表示し、それをダイレクト接続した本製品で印刷しようとすると、非常に面倒なことになります。

ダイレクト接続機能は、各機器のローカルに保存されているデータを印刷したいときに用いるのがよいです。

本製品は非常に低価格で購入できますが、コスト低減を徹底したためか、本体のプラスチック樹脂の厚みがかなり薄いです。

本体重量も約10kgとかなり重いので、本体の持ち運びの際は非常に神経を使うことになります。

本体を動かすことはあまりないと思いますが、掃除などで動かす場合は、破損しないように注意が必要です。

ひと昔前は、レーザープリンターは非常に高価で主にオフィス用でしたが、最近では低価格化が進み、家庭でも求めやすくなってきました。

その中でも本製品は非常に安価に入手できるモデルのひとつです。

低価格である代わりに、モノクロで両面印刷できないという仕様ではありますが、そこを納得して買うのであれば、かなりよい買い物だと思います。

ランニングコストもカラーのインクジェットプリンターに比べれば、かなり抑えることができるので、モノクロで大量に印刷したい方におすすめです。

低価格品ではあるものの、レーザープリンターですので印刷速度は速いです。

高価格品に比べると若干遅いですが、それでも、家庭用のインクジェットプリンターと比べると、その印刷速度に驚きを感じるでしょう。

大量印刷に向いていますので、小規模のオフィスでも十分戦力になるはずです。

くどいようですが、本製品は非常にリーズナブルに購入できます。価格に対して、印刷品質は非常によいと言えます。

カラーインクジェットプリンターは、長期間使用しないと、ヘッドのクリーニングが必要になるのが一般的ですが、本製品は未使用期間が長くても、すぐに印刷が可能です。

インクジェットプリンターのように、インクがにじむようなこともありません。低価格で高品質な印刷を求める方にはおすすめです。

MF242dwはMF232wの上位機種です。

両者の最も大きな違いは、MF242dwには自動両面印刷機能があることです。そのため、MF232wより若干割高となりますが、それでもリーズナブルな価格で購入することが可能です。

ランニングコスト低減のため、両面印刷のニーズは高いと思われます。両面印刷機能が必要な方はMF242dwを選択するとよいでしょう。

印刷速度も、MF232wの毎分23枚に対し、MF242dwは毎分27枚と若干上回っています。

口コミを見ると、印刷品質は両者で同等のようです。

MF244dwはMF232wの上部に、自動原稿送り装置(ADF)があり、自動両面印刷機能を備えたモデルです。

印刷能力は前述のMF242dwと同じで、毎分27枚の印刷速度となっています。

ADFが上部についているので、価格は割高で、本体はかさ高くなり、重量も重くはなりますが、両面印刷機能が必要でかつ、給紙に人手をかけたくないときは、選択に値するモデルであると言えます。

ADFがついていますので、家庭向けのモデルと言うより、オフィス用のモデルと言えるでしょう。

HL-L2330Dはコピー機能、スキャナー機能、スマホとの連係機能はなく、プリンター機能のみのため、価格は非常にリーズナブルです。

HL-L2330Dは自動両面印刷機能を備えており、印刷速度は毎分30枚で、MF232wと比べるとかなり速く印刷することができます。

印刷することに特化していることもあり、印刷の性能はMF232wに比べると優れていると言えます。

また、本体のサイズもMF232wと比べてコンパクトです。

印刷だけできればよい、と割り切っている方には、有力な選択肢になり得ます。

MF232wになく、2200SFLのみに備わっている機能は、自動両面印刷機能、FAX機能、自動原稿送り装置(ADF)です。

2200SFLはMF232wより割高で本体サイズも大きくなりますが、機能は充実しており、印刷速度は毎分28枚、最大給紙枚数は360枚であり、MF232wに比べるとプリンターとしての能力も高いです。

FAXとADFがついているので、2200SFLは家庭向けと言うより、オフィス向けの製品と言えるでしょう。

MF232wはモノクロレーザープリンター複合機としては、最低限の機能となっている代わりに、かなり価格が抑えられたモデルと言えます。

自動原稿送り装置が無く、自動両面印刷機能が無いことから、オフィス向けと言うより、家庭向けか個人事業主向けと言えるモデルです。

モノクロレーザープリンターということもあり、文字印刷品質については問題ないレベルです。写真の印刷は行わず、文字印刷に特化するのであれば十分満足できるので、おすすめのモデルです。

インクジェットカラープリンターでよく発生しがちな、ノズル詰まりが起こる機構ではないので、ランニングコストはかなり抑えることができます。

インクジェットプリンターでは、インクの交換頻度に不満を感じる人は多いですが、本製品は印刷枚数をある程度予測できるので、トナー交換頻度に不満を感じる人は見当たりませんでした。

コストを抑えたい人にはおすすめのモデルです。

耐久性については、すぐに壊れたという口コミは見当たりませんが、本体のプラスチック樹脂が薄いので、剛性に不安を感じるという声があります。特に、本体を動かす時は注意が必要です。

本製品は、初期コストとランニングコストをともに抑えることができ、印刷品質も満足できるレベルなので、インクジェットプリンターからの乗り換えは十分検討に値します。

カラー印刷と両面印刷は不要という方には、おすすめできるモデルです。