富士通 スマートフォン・携帯電話 Arrows M03

arrows M03は富士通の作る日本製のAndroidスマートフォンです。日本製ならではの痒いところに手の届く多機能で、ワンセグ、おサイフケータイ、防塵防水機能などの我々の日常でなくてはならないさまざまな機能を、しっかりとサポートしてくれています。

また、スワイプ動作一度で設定したアプリを起動できるようなランチャー機能、手袋をはめたままでも画面が反応する「手袋タッチ」機能も。また、プライバシーモードを使えば、アプリの新着表示を非表示にすることもできるのです。

さらに、格安SIMキャリアと呼ばれるMVNOのSIMフリー機種とはいえどVoLTE（ボルテ）も対応しています。これは、docomoやsoftbank、auが採用しているLTEを利用した超高速通信サービスのことですが、これによって対応機種同士の通話感は高品質な音声通話が可能です。

スマートフォンは電池が持たないという印象のある方は多いのではないでしょうか。特に、MVNOから発売されている機種は安かろう悪かろうで、バッテリーの持ちも悪いだろう、と思う方もいるかもしれません。

ところがこの富士通のarrows M03は驚くほどそのイメージを払拭してくれます。2580mAhの大容量バッテリーと、今まで携帯電話・スマートフォンを作り続けてきた富士通の省エネノウハウを生かして、なんと本機では3日の電池持ちを実現させています。

さらに、急速充電対応でバッテリセーバーもプリインストールアプリとして入っていますので、電池持ちに関する心配はしなくていいと思って大丈夫です。これならば、思い切りスマートフォンを使うことができます。

この富士通 arrows M03のカメラにはソニー製のCMOSセンサーが採用されています。これによって、鮮やかな光を取り入れ画質を向上させ、富士通独自の画像処理エンジン「グラビュー」で見たままの美しい写真となるように処理されています。

これによって、夜景や暗い室内での写真もくっきりと明るく写ります。また、リアルタイムHDRという機能もあり、これは機械内で自動的に撮影した2枚の写真を合成し、光の露出量を調整しなすことで、画面の仕上がりを確認しながらコントラストのきいた綺麗な写真を写すことができます。

さらに、約500万画素のインカメラは広角レンズとなっています。自撮りでグループ写真を取る時に、端の方の顔が見切れてしまった、という経験のある方もいると思いますが、このarrows M03ならばその心配もありません。

動作がすぐに重たくなる、レスポンスが悪いという意見は、目立って多く見受けられました。起動に時間のかかるアプリは特にストレスを感じてしまいそうです。また、使用していて次第に重たくなるという意見もありますので、ライトユーザー以外では不満が残りそうです。

この機種はバッテリーが3日も持つというのが売り文句の一つでありますが、実際のところはそんなに持たないという使用感のレビューは多く見受けられました。やはりそこは格安のアンドロイドスマートフォンらしく、1日持ったらいい方と思った方がいいかもしれません。

本体容量が16GBと最新の機種と比べますと若干頼りない容量となっています。それにひきかえ、昨今のアプリ容量は巨大化している傾向にあるので、ほんの少しのアプリを入れるだけでも、本体容量がいっぱいになってしまいます。すぐに警告が出るという口コミが多いです。

充電中というわけでもないのに、本体がすぐに熱くなってしまう、という口コミが見受けられました。富士通の機種は昔から発熱しやすいことで有名ですが、このM03にも残念ながらその特性は引き継がれてしまっているようです。

安くそこそこの機能のつまったスマートフォンが欲しい、という方には十分だという意見が見受けられました。スマートフォンデビューのお年寄りや、サブ機としてお金をかけずに持ちたいという場合はおすすめすることができますね。あくまでライトな利用でしたら本体も安いので納得できそうです。

メーカーの歌う3日も持つバッテリーというのは無理だが、それにしても思った以上に持ちはいい、という意見も見受けられました。先に正反対の口コミをご案内しましたが、使い方によってはこのように感じる方もいるようです。たまの電話、メールチェックのみという使い方でしたら充分ですね。

ソニーのCMOSセンサーを積んでいるため、カメラはそこそこ綺麗だという意見が見受けられました。もっとも、10万円を超えるような最新機種に搭載されたカメラと比べると、当然見劣りしてしまいますが、値段なりに綺麗に写すことは出来るようです。

arrows M04はM03の1年後である2017年7月に発売された、M03の後継機種です。おサイフケータイ・防水機能のついた国産メーカーのスマートフォンを探されている方は多いので、待ちに待った機種だという方もいらっしゃるでしょう。それではそんな２台の比較をしていきます。

まず性能面ですが、搭載OSがアンドロイド6.0から7.1へと進化しています。CPUと内臓メモリはROMもRAMも全く同じで、バッテリー容量も変わっていません。カメラ性能も同じで、スペック面での進化はほぼしていないと考えていいでしょう。

arrows M04で新しくついた機能ですと、『ハンドソープで洗える』というところですが、洗う時は電源を切らなければならない、洗った後は使用する前にしっかり乾かさなければならないということに加え、そもそも『ハンドソープで洗う』場面が想定しにくいです。

残念ながらこの機能が必要か、と言われたら首を傾げたくなる方が多いかと思いますが、M04も中古価格が下がっているので、M03と比較しより状態が良く安い機種が手に入るなら、どちらを購入しても差はないと言えます。

arrows M02はM03の1年前である2015年10月に発売された、M03の前モデルです。防塵防水・おサイフケータイのついた富士通らしい機種ではありますが、こちらの機種はワンセグは対応していないモデルとなっているので注意が必要です。

OSはAndroid5.1です。スペック面を比較していきますとまずバッテリー容量が2330mAhとなっているため、M03よりも電池の持ちが悪いと言えます。さらに、外部メモリの対応容量が最大32GBとなっているため、容量の大きすぎるSDカードは認識しません。

カメラも画素数が背面カメラ810万画素、前面カメラ240万画素となっているので、カメラ性能は低いと言わざるを得ないでしょう。しかし、CPU・ROM・RAMは最新機種である04と同じです。この頃からいいCPUを積んでいるのか、あるいは最新でも進化していないと取るかは意見が分かれそうですね。

本機はもう生産終了して長いので新品はなく、arrows M03とは中古価格の差もそれほどありませんので、わざわざこの機種にする必要はあまり感じませんが、状態のいいものが手に入るならばサブ機としての選択肢はいいかもしれません。

富士通 携帯電話 arrows M03の種類について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

このarrows M03は国内メーカーのスマートフォンとして、防塵防水・おサイフケータイ・ワンセグという機能を搭載した機種となっています。人によってはなくてはならない機能ですので、このarrows Mシリーズの新機種を常に待っているという方もいるでしょう。

大容量バッテリーを積んでいるため、メーカーの謳う電池が3日持つというのは難しくても、使い方によっては十分に長時間の利用が可能となっています。スペック面では、3大キャリアの高級機種には負けてしまう面もありますが、その分値段が安いのはメリットですね。

そのため、メール・電話が主な利用方法の方、アプリを多用しないようなライトユーザー、初めてスマートフォンを持ってみるという方、あるいはサブ機としての利用でしたら、十分におすすめのできる機種です。